皆様、いつも感謝感想ありがとうございます!
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アロナァ…100連ピンク0はおかしいだろ、アロナァ…
失礼しました、それではどうぞ。
〜アビドス高校〜
狼と先生、アビドスのメンバーが高校へ帰ってる途中、見知った顔と会う。
「おお!先生、アビドスのみんな!義手の兄ちゃん!」「あら、大将じゃないですか!」「…お主、無事だったか…」「大将!怪我は大丈夫なの?」「ん、狼と一緒に爆発に巻き込まれたって聞いた」
アビドスのメンバーと柴関大将が会話を交わす。
「怪我はへっちゃらさ!兄ちゃんのくれた丸薬のおかげかすっかり元気だよ!」「…そうか」
“大将は、どうしてここに?”
先生が尋ねる。
「ああ、それが…さっき店の方に行ったら、なんかバッグが置いてあってな、中にビックリするぐらい大金が置いてあってな、何か知ってることは無いか?」
「…知らぬ」”それは…せっかくだし、お店の再建に使ってください”
先生と狼が答える。
「そうは言っても…店を畳む予定だったんだ」「……何?」「え?大将!?」「…どうして畳む事にしたの?」
皆が尋ねる。
「…いや、この前退去通告を受けてな、潮時か…と思ってな」「待ってください、柴関ラーメンはアビドスの土地です、私達は退去通告をしていませんよ???」
「…そうか、嬢ちゃん達は知らなかったか…」
大将が喋る。
「…昔、アビドスが砂嵐の対策で金を借りてただろう」「はい、昔の生徒会がカイザーローンから借りています」
「その時、アビドスの生徒会は土地を売っていたんだ」「え!?」「それって…!!私、先に行って調べておきます!」「あ、アヤネちゃん!?」”…大将、もしかして…”
「……ああ、今俺の店がある場所は、カイザーの土地だ」「…うへ、まさかそんな事に…」
「……………??」
狼はイマイチ理解できなかった。背景にはうっすら宇宙が見えてきた。
「待って!?ってことはもう大将のラーメンを食べることができなくなるの!???」「…なんだと…!?」
狼が宇宙の展開から帰ってき、大将に語りかける。
「…本当に辞めるのか…」「ああ、辞める予定だ」
「…そうか…物寂しくなるな…」「…ああ、だからその、この金をせめてアビドスに…ってな」
柴関大将がバッグを先生に渡そうとする。が…
“大将、そのお金は大将が使ってください”「し、しかしな…」
先生が続けて話す。
“そのお金は…きっとあの子達が大将に置いて行ったんですよ。だから、大将。それを持って行ってください”
「…わかった。それなら、ありがたくもらうよ」
大将が承諾し、バッグを閉める。
「…大将殿…」「なんだい?義手の兄ちゃん」
狼が話しかける。
「…もし、また店をやる時は、ぜひ招待してくれ…」「…兄ちゃん、店はもう…」「…お主の作ったラーメンは、とても美味かった。また、食わしてくれ…」
「……おう!もう少し頑張ってみるか!」「…言質はとったぞ…」「あ…全くよう、まあいいさ。今度は屋台でも開くかね」
…少々卑怯だが、これでいい。忍びは卑怯な者だ。それに、あのうまいラーメンを食えなくなるのはまこと惜しい。
「じゃあな!皆、いつかまた屋台を開くから、その時は来てくれよな!」「ん、絶対いく」「はい⭐︎楽しみにしています!」「うへ〜待ち遠しいなあ〜」”いつかまたご馳走になりに行きます”「…さらばだ…」
柴関大将は去って行った。
〜アビドス対策委員会室〜
「と、言うわけで、狼の退院を祝って…」
「「「「「乾杯!!!」」」」」”乾杯!”「…完敗???」
狼は、宇宙を展開した!
「えーっとね、狼、乾杯ってのは、まあこう言うお祝いの時にやる掛け声みたいなもんだよ」「…それは弥栄では無いのか?」*1
「ささ、今回は食事を用意したんだ〜、どんどん食べてね〜!」「みなさん、ぜひ召し上がってください⭐︎」
「……うまそうだ…」”狼、ヨダレヨダレ、垂れてるよ”
退院祝いのご馳走。
狼の怪我の完治を祝った時に出てきたご馳走。
身体力と攻め力を1、上昇させる。
大怪我をし、入院した者が
無事に帰ってきたなら、美味い飯で祝うのがいいだろう。
「…美味い!」「…ん〜!美味しい!」「ん、いただきます」
その日、少女と2人の大人の声が、夕方まで響いたと言う。
〜夕方〜
「それじゃ、みなさん、また明日ですね〜⭐︎」「ん、また明日」「ノノミ先輩!料理ご馳走様!」「…あれは…美味かった…」
「おじさん、お腹いっぱい食べすぎて胃もたれしそうだよ〜」「ホシノ先輩まだそんな胃もたれする年でも無いでしょ!」「……ぬう…」
狼はこの後、お腹が悲鳴を上げる事を覚悟した。瓢箪は胃もたれを解消出来るだろうか…
“みんな、また明日ね”「ん、先生もさよなら」「先生、また明日会いましょう!」「狼もまた明日!」「…ああ、また会おう…」
アビドスの夕方、皆がそれぞれの家へ帰っていった。
〜アビドスホテル、501号室〜
“それじゃ狼、電気消すよ”「頼む」
パチン、と電気が消える。そして狼は奇妙な夢を見る。
「……おや、君は……」「………」
狼は困惑する。確か己は…ホテルで先生と寝ていたはず……
「…まさかお客さんがくるなんてな。さあ、せっかくだ。座りたまえ」「……」
目の前の大きな狐の耳を持った少女が座る様に勧めてくる。狼は椅子へ座った。
「単刀直入に聞こう。どうやってここに来た?」「…わからぬ」
「……ふむ…私の予知夢では君のことを一度も見なかった……何故だ?例外…とでも言うのか…」「……」
「…ああ、失礼、先に名乗っておくべきだったね。私の名前は百合園セイア、トリニティーのティーパーティ、そのホストだ」「……は?」
…狼はもはや何度目かわからない宇宙を展開した。
「…まあ、私のことを知らなくて、かまわない。君の名前は?」「…狼だ…」
とりあえず名乗ることにする。
「…ふむ、狼か…なぜ偽名を?」「…それが俺の名前だ…偽名では無い」
「しかしそれでは…まあ構わない。ようこそ、夢の中へ…」「…夢…だと?」
狼が首を傾げる。
「ああ、ここは私の夢さ。いわゆる予知夢ってやつさ」「…予知夢…だと…?ありえぬ…」
「まあ、そう信じれないのも無理はない」
セイアは紅茶を一口飲む。
「さあ、君も一杯どうかね?」「……」
「ああ、毒なら心配ない。ここは夢だ。入れても意味はないし、そもそも無いからね」「…いただこう」
一口飲む…………初めて飲む味だが…美味い!
「…これは…なかなか…」「ふむ、気に入ってくれたなら幸いだ」
「…お主、何者だ…予知夢など、摩訶不思議な技を…」「…さっき言った通り、トリニティのティーパーティのホストだよ」
「……トリニティ…ティーパーティ…ヒフミ殿が言ってた…」「ああ、ナギサのお気に入りの子か、だいたい合ってる…かな?」
セイアが紅茶を飲む。
「…それにしても…君は一体なんだい?今まで一度も見たことないのに、いきなり現れたものだから、びっくりしたよ」「…俺にも…わからぬ…」
「…まあいい、君もそろそろ目覚めるだろう、その時はきっと綺麗さっぱり忘れてるだろうね…」「…お主は…目覚めぬのか…??」
「…まあ、きっと目覚めないだろうね」「…なぜ…」
「…まあ、君にならいいだろう。話すよ」「…そうか…」
「私は今、意識不明の重体のはず。そのうち死ぬだろうね」「…なんだと」
狼の眉間のシワが増える。
「…先ほど…いや、どれくらいの時間が経ったか分からないが、私は襲撃を受けた」「…逃げなかったのか?」
「…ああ、逃げなかったさ。どうせその襲撃で死ぬんだ。抵抗しても無駄だからね」「…なぜ、無駄と…?」
「…予知夢で知ってたのさ」「…それならば…なぜ…」
狼は首を傾げる。知ってたなら回避できるはずだ。
「…予知夢は、その後確定で起こることを見せる。だから、抵抗しても無駄なんだ」「…なんと…惨い…」
なんと、それでは先に知ってもそれが確定してるとは、なんと酷い予知夢なのか。
「だから、今は私は意識を失っている。まだ生きてるからか、それとも囚われてるのか、今は夢の中だけどね」「……」
「…やはり、抗えなかったのか…?」「…今まで予知夢が外れたことはなかった。きっと無理だっただろう」
「でも…君は…」「…?」
セイアは続ける。
「…君は今まで一回も予知夢に出なかった。もしかしたら、きっと…」「…一体、何を………!!」
その瞬間、狼の視界がグワン、と揺れる。
「……ああ、時間だね。さよならだ」「…なんと…」
狼は倒れる、椅子を掴んで立とうとするが、力が入らない。
「…ああ、私も死ぬのだろうな」「…お…ぬし…くっ.…」手が椅子から離れ、視界が暗転していく、
「……ああ、最後に君と話せて良かったよ……良い目覚めを…なに、ここでの事は忘れるだろうね。悪夢を見ても、綺麗に忘れるようにね…」
ピピピピ!ピピピピ!ピピピピ!
「……」”ふわあ…おはよう、狼”
「…ああ、おはよう」”…どうしたの?狼。そんな暗い顔して、悪夢でも見た?”
「…いや、悪夢では無い…が…思い出せぬ」”思い出せない?”
「……ああ、どんな夢か、まるで思い出せぬ」”…まあ、いいんじゃ無い?夢は夢だし”
「…そうだ…!一つ、思い出した…」”何を思い出したの?”
狼が喋る。
「…あの茶は…美味かった」
ここまで読んでくれてありがとうございます!
今3832文字!今回も短いなあ…
明日の投稿ですが、お休みします。ちょっと色々やらないといけないことが…
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次回、お楽しみに。