一部誤字、矛盾を修正しました、お詫びにおまけも追加しました。
ちょっと先に説明させてください、狼の楔丸についてです。
実はキヴォトス人はナイフなどの耐性が無いのでは?と言われてるのを聞きました。(絆ストーリーで包丁で指を切ったと言うキャラがいると聞きました。)
困ったことに狼は刀を使います。斧や槍、毒入り小刀も果てには妖刀すら使います。
なのでこの小説では銃と同じように耐性はあるけど銃よりは低い、ギリギリきれないか切れるかの瀬戸際ぐらいにします。つまり全員甲冑武者(ある程度攻撃すると気絶する)です。面倒すぎる……
不死斬りは例外とします。不死を殺せるのでヘイローの神秘も切れると考えます。
また類稀な強者(風紀委員長など)は刃の耐性が高いことにします。とても頑丈にする予定です。
ご理解お願いします。
秋ウサギ様、誤字報告ありがとうございます!
まだまだ未熟なものなので、見つけたらどんどん教えてください!
狼が家を出て5時間たったころ、狼は疲れ果てていた。歩いても歩いても砂ばかり、人影は無し、鳥の1匹、虫の1匹すらいない、なんとも酷いものである。
瓢箪は飲み切って久しい、酒はこの状況では逆効果だ、米は7時間前に食べてしまった。
さて、実はここは地獄で餓鬼道ではないか、しかし己が落ちるのであれば修羅道ではないか、そんなことを考えながら歩き続けていた。
歩き続けていた。
そうして歩いているうちにふと周りを見ると────ー
砂が消えていた……否、砂が減っていた。 後ろを振り返ると、一面の砂漠が見えた。気づかぬうちに、この無限に終わらぬかと思った砂漠は終わっていた。
狼は感動して涙を流した。そしてまた疑問が降りかかった。
(なぜ……ここはこんなに砂が少ない……人がいるのか!)
狼は砂が少ない場所に希望を見出した。狼は希望を胸に歩み始める。 はち切れそうな銭袋は6個ある、大きいものなら49はある。小さいものならもっとある。こんな砂だらけの土地だ、きっと水もとても高い。
人影を探してしばらく歩いていると、また妙な建築物を見つけた。5時間前の家にあった食べ物を入れるだろうものと似たような箱を見つけた。違いがあるとすれば、開かなさそうという事だけだ。
中に色んなものが入っているが……水と書かれているものをみつけた。その下を見ると100円……円? 銭では無いのか?
そもそもどうやって買うのだ? 狼は今一度鉄の箱、
自販機を見た。よく見ると賽銭箱のような穴が空いている。
手持ちの銭を1枚入れるが……カラ、と音を立てて銭が帰ってきた。
つまり銭は使えない、地獄の沙汰は金次第とは言うが、金は金でも別の金らしい。狼の眉間のシワが増えた。
ならば仕方あるまいと楔丸を構える。
そしてとりあえず一突き、効果なし。
……眉間のシワが更に深くなった。
ならばと思い義手忍具を装備する。
義手忍具、仕込み斧。無骨なこれは、斬るというよりは
その重さで叩き壊すためのものだ
硬い盾すら打ち砕くこの斧ならばきっとこの箱も壊れる!
そう願い斧を振り下ろす。ガシャン! と大きな音を立てて箱に傷がつく。しかしまだ壊れない。
なるほどならばもう一度、派生攻撃。連ね切り
さすかに斧と刀の連ね切りには耐えれなかったか、自販機がバキバキと音を立てて壊れる。
が バキバキと音を立てて壊れる
さて、勘の良い読者の方ならここで察しが付くだろう。なぜ自販機を破壊したのに警報がないのか。
この時狼はほかの自販機を見た事がないので気づかなかった。自販機の光が付いてないことに。
さて、狼は自販機の解体を続けた。半分は壊した。しかしまだ無い。はて、もしかして下の方だろうか。
更に壊す。斧がぶつかる度に大きな音をたてて壊れる。
まだ水は出ない。
もうほとんど残りカスのような状態の自販機を見て狼は察した。この箱の中に水はないと。
よくよく考えれば当たり前である。すぐそこに砂漠化が進んでいる辺境の地にある自販機が使えるだろうか。
結果は徒労に終わり狼の眉間のシワが濃くなる。
もうもはや濃くなりすぎておかしな顔になってるのでは無いか。狼はそう思い、また水を求めて歩き始めた。
狼は熟達の忍びではあるが、永遠に動ける訳では無い。
ある時期から不死の身となったが、それでも腹は空いた。
いい加減瓢箪の不味い薬を飲むのも飽きた、しかも瓢箪を飲んでも飲んでも喉が渇く。やはり薬では水の代わりにはならなさそうだ。
自販機を壊し、さらに6時間が経った頃。
狼は限界を迎えようとしていた。本来ならば三日は飲まず食わずでも動けていたが、砂漠の暑さと夜の寒さに体力を奪われていた。
さて、寝床を探していた時に奇妙な集団を見つける。
夜目を効かせるだけでは足りぬ。狼は寄鷹筒を取り出し、集団を見る。服は黒、頭の所にすっぽりと隠す兜を付けている……よく見ると硝子付きだ。
1人だけ赤い兜に妙な形の面頬のようなものを付けている。大将だろうか。
そして全員頭に空に浮かんでいるような円盤のようなものが付いており、黒色の何かを持っている。しかし、刀を誰1人持ってない。狼は疑問が生じた。何故刀を持ってないのか。
そして思い出す。葦名衆と内府の軍、そのどちらも持っていた物、手裏剣より早く弓より強い、火縄銃だ。
しかしあれは狼の知ってるものとは大きく形が違う。
警戒するに越したことは無い。
何か話している。こっそり近づき盗み聞こう。
狼は懐から水色の飴を取り出し……狼は気づいた。自分は飴を持っていたではないか。御霊下ろしに使う飴ではあるが、食えぬ訳でもない。
飴の存在を思い出した狼は気を取り直し飴を口の中に放り込み、その場で座り込み、座禅のような姿勢になり、御霊を下ろす。
月隠の飴
これは仙峯上人が、らっぱ衆に授けた飴
一時、音と気配を殺し、敵に見つかりにくくなる
飴を噛みしめ、「月隠」の構えを取ることでその加護を自らに降ろす
これを使ってる間は敵はそこにいるということすら気づかなくなる。類まれなる強者は気づくが
ここにいる者は全員そこまで勘が働くとは思えない。
狼は火を囲んでいる彼らの建物に張り付き、こっそりと近づく。あと少し体を前に出すと見つかるところで止まり、盗み聞く。
「明日はついにアビドス襲撃だな!」
「ああ、だけど勝てるのか? もう何回も戦ってるけど一回も勝てた事がないぞ? なんなら1人倒すことすらできやしない」
「あのピンク髪の生徒なんか盾で弾を防がれるし、一発まぐれで当たったら 「うへー虫にでも刺されたかな?」とか言ってたんだよ……」
「なぁに心配いらないさ、奴らはもう物資が残ってない。
弾薬ももう尽きてる。今日の襲撃で髪の長い女が使っていたミニガンはいつもより早く撃ちやめていたからな」
「そうか、明日こそ依頼主の依頼を終わらせられそうだな」
「そうだな、明日が楽しみだな!」
……なかなかとんでもない事を聞いてしまった。
どうやらこの奇妙な兜の集団は明日「あびどす」とやらに襲撃に行くらしい。聞いた話だと弾薬も不足していてそれが敵にバレているらしい。
狼は思い出す。平田屋敷の襲撃を、賊共が建物に火を付け女子供を殺している様を。
狼は思いつく、こやつらはここらに住み着いている。
ならば食べ物や水の1つ2つあるのでは無いか。
本来ならばこれは考えてはならぬことだ。今狼がしようとしているのは盗賊となんら変わりない。
しかしこれも生きるためだ、それに賊共を潰せば
「あびどす」とやらの襲撃も止められる。一石二鳥だ。
しかし賊の1人が弾を当てたと言っているが……聞いたところ全く効いてないらしい……変な話だ。普通弾に当たればとても痛いし下手すれば死ぬ。なのに当たっても虫に刺されたようだとは…………
今は関係ない、と狼は楔丸を抜く。そしてこっそりと賊の1人に近づき、背後忍殺。狼が手で女の口があるであろう所を押さえ、刀を首から心臓めがけて一突きする。
違和感。狼が力を込めても刀が首に刺さらない、
「イタタタタタ痛い痛い!」
「なんだこいつ!」 「いきなり現れたぞ!?」
「敵襲! 敵襲ぅ!」
狼は気づく、盗み聞きしているうちに御霊下ろしが切れていたのを、そしてなぜか刀は刺さらないことに。
しかも敵に仲間を呼ばれた。ただでさえ人数不利なのに忍殺も決めれなかった。
ダン! と銃声が響く、咄嗟に掴んでる賊を盾にする。
しかし銃の勢いは強い、この小さな体で受け止めれるか……と考えていたら狼は更に驚かされる。
ダンダンダンと、銃声が鳴り止まない、もう10は撃ってるはずだ。オマケに盾にした賊に弾が当たるが血すら出ない。
狼は理解した。こやつらに生半可な技は通じないと。
「痛い痛い痛い! ちょっと私に当たってるんだけど!」
「おい待てあの変な奴じゃなくて仲間を撃ってどうする!」
「なんかアイツ上手い具合に仲間を盾にしてやがる!」
「ならばこれでも喰らえ!」
狼の足元に丸い鉄の塊が転がる。
防げぬ攻撃、
咄嗟に狼は盾にした賊をその鉄球の上に被せる。
2秒ほどした後だろうか……鉄球が爆発する。
「ぎゃぁぁぁぁぁ!」
被せた女が悲鳴をあげる。そして頭の上の円が消え、動かなくなる
なるほど、あれが消えると気絶するのか。狼はそう考えた。
「不味い1人やられた! 」「応援は来ないの!?」「バカここが拠点からどれだけ離れてるか分かってるだろ!」
「お前ら落ち着け!」
残りの4人が狼狽える。
はて、どうしたものか。刀は通じぬ、しかし一定の衝撃を与えれば気絶する。ならば良い技がある。
狼狽えている赤いヘルメットに向かって走る。
「アイツ向かって来たぞ!」「撃て! 撃てぇ!」
「おいまてアイツヘイローがないぞ!」「なにぃ?!」
どうやら奴らは撃って来ないようである。オマケに攻撃するか迷っているではないか。
戦いの場では1つ、忘れてはならぬ事がある。
迷えば敗れる。
赤い兜を被ったやつの顔を軽く殴る。
そして怯んでいる間に体を掴み、万力の力を込めて腹を殴る。
葦名弦一郎、葦名の国の主が使っていた体術のひとつで、狼がこれをやられた時は酷く痛かった、死んでしまうほどには。
「ぐへぇ……」
悲鳴を上げたあと、赤兜は倒れた。
「ヤバいリーダーがやられた!」「どうする? どうする?」 「とりあえず撃て! 撃てぇ!」
ようやく判断が付いたのかこちらに向かって弾が飛んでくる。刀では弾ききれぬ、ならば……
義手に仕込んでいる忍具を切り替える。
「おいまてアイツヘイローないって言ったよな!」「待って! それ当たったら死んじゃう! 避けて!」
弾がこの身に当たる直前、忍具を発動する。
義手忍具、霧がらす。
葦名より北に離れた薄井の森には、
正体掴めぬ猛禽が棲む 中でも霧がらすは、
確かにいるが捕えた者はおらぬ
掴まえたとして、羽を残して消えてしまうのだ
この義手忍具は攻撃を受ける時に使うと攻撃が素通りして
己は敵から離れるか回り込み斬ることも出来る。攻撃にも回避にも使える義手忍具だ。
「おいあいつ消えたぞ!」「どこだ?」
1人の背後に霧がらすで周りこむ、そして刀を抜き、大きく振りかぶる。
葦名流、一文字
無骨に、正面から叩き斬る
ただそれだけを一意に専心した技、その専心ゆえに葦名流は強い
「ぐへぇ!」「は? いつの間にいたんだ????」
1人の頭の上の円が消える。続けざまにもう1人に追い面を放つ。
一文字、二連
無骨に、正面から叩き斬る
反撃が来るならば、もう一度叩き斬る
葦名の一文字は、二連で完全となる
「ぶぎゃ!」
そんな悲鳴を立て、賊が倒れる。残り一人。
「な、なんなんだよお前! いきなり現れて、アビドスのやつらでmグフォッゲファァ」
何か喋っているが今は戦場だ、関係ないと言わんばかりに体術を繰り出した。
拝み連拳
肘打ちと掌底による体術の流派技
出の速い連撃により、
敵の攻撃の出鼻をくじき、畳みかける
連拳は戦うすべであり、拝むことでもある
仏敵を打ち倒すため、強くあらんことを……
思い切り掌底をぶち込み、頭の上の円が消える。
さて、これでようやく片付いた、と思ったら足音がひとつ。 敵が来ている、そう考えた狼は物陰に隠れる。
「おい、なんだ人が見回りしてやってるって……何だ…………」
応援に来た賊が驚いている。今は隙だらけだ、こっそり近づき首を絞めて気絶させよう、そう近づいた時、
「ああもう皆んな寝相悪いし、明日の襲撃に備えて補充のために拠点に帰る予定だったのに! 食料や水も全部使いきったから早く移動したいのに寝ちゃってさあ……」
狼は驚いた、やっと水と食べ物が取れると思ったのに賊も持っていないと聞く、なんと無駄な事をした。狼は眉間のシワが濃くなるのを感じながら、兜を被ったものの首を絞める。
「うぐっ! グァ…………」
頭の円が消える。もしやこの世界の住人は全員こんな感じなのだろうか。
狼は食べ物と水が無いか探したが、あるのは役に立たなさそうなものばかり
また徒労に終わった。 狼は疲れが溜まった体を鞭打って
廃墟の街を歩き始めた。
ここで少々暴れすぎた。寝床を探さなくては。
「……九郎様……」
「うへえ、あと少しでパトロールも終わりだなあ」
「……なにこれ、ここに自販機あったはずなんだけどなあ…………」
「これ、もしかして自販機のかけら? まあいいか、どっちみち撤去する予定だし」
「ふんふ〜ん、後は家に帰って寝よっか〜」
“あああ〜〜〜暑いよ〜〜誰か〜〜”
物語は動き出す。
けんどーです。
ここまで読んでくれてありがとうございます!
本文4519文字、、、、いくら狼がこの世界がわからない事を知らせるためにとはいえ長く書きすぎた、、、
本当にここまで読んでくれてありがとうございます!
ちなみに飴は執筆してる時に「飴あるじゃん食べ物あるじゃん!」ってなりました。恥ずかしい……
編集で新たに設定を追加します。
義手忍具にいついでてす。
SEKIROには多くの義手忍具が登場します。しかしこの狼は周回など経験していません。
なので義手忍具はデフォルトとその忍具の1段階強化したものを使います。
例として独楽手裏剣、仕込み斧、バネ式、などです。
特例として指笛は泣き虫まで、霧ガラスは強化無し、銭粒てと幻クナイは手裏剣ですが手裏剣を強化したのではなく仕込んだことにします。
さて、ここまで読んでくれて本当に、本当にありがとうございます!お気に入り登録してくれるだけでも嬉しいです。
そして、踊る肉団子様、メバチ様、肉まんコーラ味様、評価10ありがとうございます!
はく姉様、メーメーイーツ場様、呪わせた血質の濡結晶様、マシュマロ様、評価9ありがとうございます!
是空様、照喜名様、評価8ありがとうございます!
桶の桃ジュース様、評価5ありがとうございます!
ご期待に答えるよう頑張ります!
感想もっとしてくれたらかなり嬉しいです。
お気に入りだけでも励みになります、
次回、先生と狼、お楽しみに
皆様はどんなフロムゲーをしていますか?
-
SEKIRO
-
Bloodborne
-
DARK SOULS
-
エルデンリング
-
アーマードコア