最近、他の方が書いたブルアカ二次創作を色々読んだんですが…その…素晴らしい作品ばかりで、差の違いをつぐつぐ痛感していました(笑)
他にもたくさんあるブルアカ二次創作の中で私の作品を読んでくださる読者の方に、最大の感謝を!
あ、ルビ振りを今回習得しました。今度から使いこなしたい…
これどうやるか見つけるの時間かかったんですよ、他の投稿者様はどうやってやってるかぜんっぜんわかんなくて…苦労しました。
以下に感謝を。
rikuruto様!カッツオDASH様!Nut034様!評価9ありがとうございます!
白灰利独様!誤字報告ありがとうございます!
それでは本編どうぞ!
〜アビドス対策委員室〜
「……はあ、やっと着いた…。」
セリカが銃をスタンドに立てかけ、喋る。
「…ん、まだ問題は山積み。」「はい、まずはホシノ先輩の居場所を突き止めないと…。」
「先生、前回セリカちゃんが攫われた時みたいに、セントラルネットワークを使って位置を追跡できませんか?」
“試してはみたんだけど、セリカの時と違って信号を見つけれなかったんだ…”「うそ…それって…もう見つけれないってこと…?」
「「「「……。」」」」「…手がかり無しでホシノ殿を探すとなると…見つけるのは至難の業…。」”何とか手がかりさえあれば…”
の時、シロコが机の上に置いてあった封筒を見つける。
「何これ、真っ黒な封筒?アヤネ、これ何?」「こ、これは…?こんな封筒、見たことありません…。」
“…ねえ、アヤネ”「は、はい!何でしょうか?」”その封筒、見せてもらっていいかな?”
「はい、どうぞ。先生。」「…先生殿、それは…。」
“…なんだか、嫌な予感がする…”
先生が封筒を開ける。中には…
“…手紙?しかも私と…狼に?”「…なんと。」「え!?」「一体、どうして…?」
先生が手紙を読む。
“…狼、お願いがある”「…なんだ。」”私についてきてほしい。ホシノの居場所がわかるかもしれない”「…承知した。」
「ちょ、ちょっと待って!?ホシノ先輩の場所がわかるかもしれないの??」「ん、私も行く。」
“…だめだ、この件ばかりはみんなを連れていけない”「ど、どうしてですか!?」
先生が喋る。
“…ここから先は、私の…「先生」としての戦いだ…みんなにはまだ早い”「で、でも…。」
“…お願いだ、みんな。私を信じて欲しい”「「「「……。」」」」
「…分かった。先生を信じる。」「シロコ先輩!?」
シロコが喋る。
「今まで先生と狼は何度も私達を助けてくれた。信じるよ、私は。」「…そうね。先生と狼がいなかったら、私今頃ここに居なかったかもしれないし…。」「先生がそこまで言うのも何だか珍しいですね〜。」「…はい、わかりました。」
アヤネが喋る。
「先生…狼さん…どうか、お願いしてもよろしいですか?」”うん、もちろん”「…ああ。」
先生と狼が頷く。
“よし、狼。行くよ”「…承知。」「え!?もう行くの??帰ってきたばっかりなのに!?」”あいや、来てくださいって時間が結構近いから…まあ多分すぐ戻るさ!”「ええ…。」
“今度こそ行こう!狼!”「…ああ。」”よし、アロナ、書かれてた場所までの案内をお願い!”「はい!わかりました!ナビゲートします!」
先生と狼はアビドスを去った。
「…大丈夫でしょうか。」「先生と狼のことだし、きっと大丈夫。」「ま、私たちはここで朗報を待ってましょう。」「そうですね。私、お茶淹れてきます!」
〜キヴォトス、某所〜
“よし、ここだね。ありがとう、アロナ”「お役に立てたなら幸いです!」「…先生殿、何故俺は呼ばれたのだ…。」
“招待状…とでも言うかな、それに私と狼を連れてこい的なことを書かれてたからね”「…そうか。」
“じゃあ、入ろう”「…御意。」
〜建物内部〜
「……お待ちしておりました。シャーレの先生、狼さん。」
建物に入った狼と先生を待っていたのは、全身を黒い服で包んだ大きくひび割れたような口と目の人間のような、人間ではない「ナニカ」であった。
その口は大きく三日月のように曲がっており、不気味な笑顔を作っている。
「あなた達とは一度こうして、顔合わせてお話ししてみたかったのですよ。」「…お主…。」「はい?」
「……お主…人間か?」「…まあ、このような見た目ならそう思われても仕方ありませんね。一応「はい」と言わせてもらいます。」
狼が懐に手を突っ込み、念の為まだら紫の曲がり瓢箪を取り出し、グイと飲む。
「…その瓢箪…いえ、話を戻しましょう。」
黒服が喋る。
「……あなた達の事は知っています。連邦生徒会長が呼び出した、不可解な存在。あのオーパーツ、「シッテムの箱」の主であり、連邦捜査部「シャーレ」の先生。そしていきなり出現した、片腕が義手、このキヴォトスで刀を使い、まるで忍びの様に戦う「狼」。」「…。」”…。”
「あなたを過小評価する者もいるようですが…私たちは違います。まずは、はっきりとさせておきましょう。」「…なんだ。」
「私たちは、あなた方と敵対するつもりはありません。むしろ、協力したいと考えています。」”…何だって?”「…戯言を…。」
黒服が続ける。
「私たちの計画において、1番の障害になれるのはシャーレの先生と忍びの狼、あなたたちだと考えています。」
「私たちにとってアビドスなんて小さな学校は、全くもってした問題ではありません。ですが先生、そして狼。あなた方の存在は、決して些事とは言えない。敵対することは避けたいのですよ。”貴方達は、一体何者だい?”「…なぜ、俺を忍びと見破った…。」
「……おっと、そういえば自己紹介をしていませんでしたね。私たちはあなたと同じ、キヴォトス外部から来た者………ですが、あなた方とはまた違った領域の存在です。」
黒服が喋る。
「適切な名前がありましたので、今はそれを拝借して使っております。私たちの事は「ゲマトリア」とお呼びください。」
「そして私のことは、「黒服」とでも。この名前が気に入ってましたね。」「……げまとりあ?」”…簡単に言えばあいつの所属している部隊の様なものさ”「…そうか。」「話を戻させてもらいますね??」
黒服が狼のマイペースさに少し困惑する。
「
「…一応お聞きしますが、
“…ホシノをさらっておいて、よくそんな事が言えるね、微塵もないよ”「…俺も、断る。」
「…左様ですか…。」
黒服が続ける。
「真理と秘義を手に入れられる、この提案を断ってまで、あなたはキヴォトスで何を追求するつもりなのですか?狼さんにいたっては、知りたいことも山ほどあるのでは?」
“少なくともそんな提案に興味は無い。私はただ、ホシノを返してもらいに来ただけ”「…俺はあくまで、先生殿へついて来ただけだ…。」
「………クックック…。」「…何が、可笑しい。」
「あなた方の行動に正当性がないことにお気づきですか?先生、狼さん。今のあなたに一体何の権利があって、そんな要求をされているのでしょう?」
「…一体…何を…。」「クックック…簡単なことです。」
「ホシノさんはもうアビドスの生徒ではありません。届け出は確認されていないですか?」「…しかし、先生殿、確か…。」”ああ、狼の言うとおり、まだだよ”「……ほう?」
“「顧問」である私が、まだ退会届にサインをしてない”「…。」
“だから、ホシノはまだ対策委員会の所属だし、まだアビドスの副生徒会長だし”
先生が続ける
“今でも私の生徒だから”「…なるほど。あなたが「先生」である以上、担当生徒の去就には、あなたのサインが必要…そういうことですか。」
「なるほど、なるほど…学校の生徒、そして先生……ふむ、なかなかに厄介な概念ですね。」「…お主は…いや、お主らは…まだ「子供」であるあの子らを…騙し、踏みにじった。」”そしてそれを利用し、苦しませた”
「…ええ。確かにおっしゃる通りです。他人の不幸よりも、私たちは自分たちの利益を優先しました。それを否定はしません。私たちの行動は、善か悪かと問われればきっと「悪」でしょう。」
「しかし、ルールの範疇です。」「…何?」
「そこは、誤解しないでいただきましょうか。」
黒服が続ける。
「アビドスに降りかかった災難は、私たちのせいではありません。アビドスを襲った砂嵐は、大変珍しいこととは言え、一定の確率で起こり得る現象です。誰か明確な悪役がいるわけではない。天変地異とはそういうものでしょう。」「…地震を、抑える事はできぬ。それと同じ…そう言いたいのか?」
「ええ、そのとおり、私たちは、あくまでその機会を利用しただけ。」
「砂漠で水を求めて死にゆくものに、水を提供する……ただし、一生奴隷として働いても返済できない額で、ただそれだけのことです。」「…なんと、惨いことを……。」「おや、そうでしょうか?」「…なに?」
「さして珍しくもない、世の中にはありふれた話でしょう?何も私たちが特別心を痛め、すべての責任を取るべきことではありません。」「…。」”…。”
「私が初めて作った事例でもなければ、私たちがそれをしなかったところで消えるものでもないのですから。」
「持つものが、持たざるものから搾取する。知識の多いものが、そうでないものから搾取する。」
「大人ならば誰もが知っている、厳然たる世の中の事実ではありませんか?」
黒服が喋る
「そういうことですから……アビドスからは手を引いていただけないでしょうか、先生。」
「ホシノさんさえいただければ、あの学校については守って差し上げましょう。カイザーのことも私の方で解決いたします。あの子たちもどうにか、アビドス高等学校に通い続けることができるはずです。」
「そしてこれは、あのホシノさんが望んでいることのはず。いかがですか?」「…答えは、変わらぬ。」”ああ、断る”
「……どうして?」
黒服が喋る
「どうあっても、私たちと敵対するおつもりですか?」
「あなたは無力です!隣の忍びならばともかく、あなたは戦う手段などないでしょうに!」”……”「……先生殿、それは…。」
先生は懐から何かを取り出す。
“[大人のカードを出す]”
「……先生。」
黒服が、どこか信じられない物を見たような、そんな声で喋る
「確かに、それはあなただけの武器です。しかし、その危険性を薄らですが、知っています。」
「使い使うほど、削られていくはずです。あなたの生が、時間が。そうでしょう?」「……なんだと…?」
「…ですから、そのカードはしまっておいてください。先生。。あなたにもあなたの生活があるはずです。」
「食事をし、電車に乗り、家賃を払う。そういった意味のないくだらないことを、きちんと解決しなくてはいけないでしょう?」
「ぜひそうしてください、先生。あの子たちも、もっと大事なことに使ってください。」「……。」
「放っておいてもいいではありませんか?もともとあなたの与り知るところでは無いのですから。」
“…断る”「先生殿、しかし…!」
「なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?」
「理解できません。なぜ?なぜ断るのですか!?どうして?先生、それは一体何のために?」
先生がほんの少し、目を閉じて回想し、目を開ける。
“あの子たちの苦しみに対して、責任を取る大人が誰もいなかった”「…何が言いたいのですか??だからあなたが責任を取るとでも??あなたは、あの子たちの保護者でも家族でもありません。」
「あなたは偶然アビドスに呼ばれ、偶然、あの子たちと会っただけの他人です。一体どうしてそんなことをするんですか?なせ、取る必要のない責任を取ろうとするのですか?」
先生が喋る
“それが、大人のやるべきこと、成すべきことだから”「…大人の、成すべきこと…。」
「………ああ、そうですか。」
黒服がどこか納得したように喋る
「…大人とは、「責任を負う者」そう言いたいのですか?」
「…先生、その考えは間違っています。大人とは、望む通りに社会を改造し、法則を決めて規則を決め、常識と非常識を決め、平凡と非凡を決めるものです。権力によって権力のないものを、知識によって知識のないもの、力によって力のないものを支配する。それが大人です。」「…力で非力を支配する。か……。」
「…自分とは関係のない話、なんて事は言わせませんよ?」
黒服が喋る
「……あなたは、このキヴォトスの支配者にもなり得ました。この学園都市における莫大な権力と権限、そしてこの学園都市に存在する神秘。そのすべてが、一時的にとは言え、あなたの手の上にありました。」「…なんと、そんな事が…。」
「あなたはそれを迷わずに手放した。理解できません。」
「その選択に、何の意味があるのですか?真理と秘義、権力、お金、力、その全てを捨てるなんて無意味な選択を、どうして!」
先生はまた目を瞑り、考える。
“…言ってもきっと、理解できないと思うよ。”「…、いいでしょう。交渉は決裂です、先生。」
「…私はあなたのことが気に入っていたのに、仕方ありませんね。」
「…彼女を助けたいですか?」「…ああ。」
「…ホシノさんは、アビドス砂漠のPMC基地の中央、実験室にいます。「ミメシス」で観測した神秘の裏側、恐怖を生きている生徒に適用できるか、そんなことをするつもりでした。」
「そう、ホシノさんを実験体として。」「…貴様、何と惨いことを…。」
「…そして、もし彼女が失敗したら、あの狼の神が代わりに、と思っていましたが…そもそもの前提から崩れてしまいましたね。」
「そういうことですので、せいぜいがんばって生徒を助けると良いでしょう。」「……。」”…”
「…微力ながら、幸運を祈ります。」
「…先生、ゲマトリアはいつでもあなたのことをずっと見ていますよ。」”帰る”「…その前に、一つ。」「…はい?何でしょうか。」
「…お主だな…不死斬りを求めていたのは…。」「…はい、しかしなぜ…ホシノさんがバラした、と言ったとこでしょう。」「それだけではない。」
「狼の神…とやら、シロコ殿のことだろう?」「…ええ、確かそんな名前が付いてましたね。」
「…ならば、よかろう。」
ジャキ!と音を立てて狼が不死斬りを抜く。
「……待ってください、一体何を…。」「…お主は…不死斬りを求めていただろう?」
「…よかったではないか、この刀は、抜いた人を一度殺す。もしこれを手に入れたとしても、この赤き刃を見る前に事切れていたのだからな…。」
「…待ってください…その話が本当ならばなぜ、あなたは生きているのですか?」「……簡単な話だ。」”狼、いいの?そいつに話して”
先生が忠告する。が…
「……俺は竜胤の呪いを…この身に受けている…要するに、不死身だ…。」「…なんと…なんと、あの話…信憑性が高まりましたね。」
「…しかし、なぜ私にその刀を見せて、しかも不死だと言う特大の話をしたのですか?理解できません。」「…まこと容易い話よ…。」
狼は不死斬りの鞘を腰に持っていき、不死斬りを納刀する。
「…!?ま、待ってくだ…。」「…御免…!!」
ザン!と狼は不死斬りで居合斬りを放つ。そしてその居合は綺麗とは言えぬが、十文字の様にクロスしていた。
奥義、葦名十文字。
納刀の構えから高速の居合を繰り出す流派技。
構えを維持すれば、機を伺って迎撃できる
疾く斬ることを一意に極めた
葦名流の奥義である
儂の十文字は、修羅の腕をも斬り落とす
剣聖・葦名一心は、そう嘯いた
「ぐううううぅぅ!!!??」「…これは、ホシノ殿の「借り」だ。返させて貰う。」”…シロコも攫おうとしてたんだ、やりすぎ…かもしれないけど、それで当分研究は出来なさそうだね”
狼は黒服の右腕を切り落とした。
「…クッ…ククク…まさかこの身体を斬られるとは…ああ、やはり気になって仕方ない…!」「…さて、行こうか。先生殿。」”うん…帰ろうか”
先生と狼はアビドスへ帰った。
〜アビドス対策委員会室〜
「おかえり、先生、狼。」「先生!狼さん!お待ちしておりました!」「先生!狼!おかえり!」「…先生、狼さん…。」
「ん、なにか掴んできた顔だね。」「…ああ、掴んできたぞ。」”まあ切り落としてもきたけどね”「じゃあ、改めて…先生。」”うん、分かった”
“ホシノを助けに行こう!!!”「ん、行こう!」「…ああ、行こうか…。」
“ホシノを助けてここに連れ戻す!”「はい、先生ならそう言ってくれるって信じてました!」”助けたら、厳しく叱らないとね!”
「ええ、自分で言ったことを守れなかったんですから、お仕置きです!ちゃんと叱ってあげないと!」
“あと、お帰り!って言ってただいま!って言わせよう!”「…えっ!?何それ!恥ずかしい!青春っぽい!背筋がソワソワする!」「ん、私はする。」
「え、ええ!?」「…帰ってきたならば、挨拶は大事だろう…。」「ええ!?」「ふふふ、私もします!」「えええええ!?」
「ちょ、ちょっと恥ずかしいけど…。」「勝手にして!私は絶対そんな恥ずかしいこと言わないから!」「あはは…そして、救出のための準備を…」
「でも今の私たちじゃ勝てない、協力者を…」「便利屋は?」「…もう一度お願いしてもよろしいのでしょうか?」「別にいいでしょ?どこに行ったかわからないけど、散々迷惑をかけたんだから。」
その時、先生が喋る
“…私に考えがある”「…先生殿、考え、とは…、」”簡単な話さ、狼も覚えてるでしょ?あの銀髪の子”「…ああ、なるほど…。」
「なになに!?どう言うこと?」”簡単さ、セリカ…”
“ゲヘナの風紀委員会さ!”
ごめん眠い、頑張って書いたの。評価して欲しいです。感想もっと欲しいです。何だが寂しいです。
次回、「守るべきもの」お楽しみに…
追記(11月14日)
ここまで読んでくれてありがとうございます!
ここまで6819文字!長かった…
あ、狼がわざわざ不死斬りを使った理由は単純です。見た目が人間じゃないから不死斬り効くんじゃね?って感じです。