主を失った狼、透き通る世界に行き着く   作:けんどーさん

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さーて今日も書くかあ、お、誤字報告だ!秋うさぎさんが3話とも!ありがとうございます!
感想は…残念、まだ一件か。
評価見てみよーー

評 価 赤 色 
(・・?)

( ゚д゚)
皆様評価ありがとうございます!お気に入りも71、励みになります!

ここで皆様にご報告です。
曇らせですが、とっとと星野くも(ry。とありの回答を合計して数えさせていただきます。わかりにくいアンケートですみません。結果だけ言うと曇らせる予定にします。

アンケート回答もありがとうございます!

あと新しく殺しについて書いたので回答お願いします!

10/9編集、死のフォントを追加。途中バグって辛かった…

3月4日追記、編集してたらフォントがバグったので現在修正しています(修正完了しました)


Vol.1 対策委員会編〜対策委員会の奇妙な一日〜
先生と砂狼、狼と更なる出会い


狼は歩く、寝床を探すために

 

忍はどこでも眠ることができる。熟達の忍ならば野晒しでも眠りにつくことは出来るだろう

しかしここは砂漠であり、さすがの忍も砂漠で寝ることは予想していなかったため、寝床を探すことにした。

 

歩いている途中、小屋を見つけ、狼はその小屋の中へ入る。

入口は壊れていたが他の部屋は無事そうだ、階段で2階へ向かう、

狼の目に飛び込んだのは木で支えられている布団だった。

なぜ床に敷かないのか、なぜ木で支えているのか、狼は知る由もない、それがベッドと呼ばれているのも、知らない。

 

だが今の狼にとって眠れればどこでもよかった。ベッドに横になり、眠る

 

 

夢の中、狼は心中の強者と戦う。

 

敵は葦名弦一郎、葦名の国の主である。こちらに近づき、刀を左の方に構え、力を貯めている。

 

狼は刀を構えた。攻撃に備えるために

 

力を貯め終わったのか、弦一郎が飛ぶ。

 

秘伝、桜舞

 

回転の勢いで舞うように跳び、斬りつける流派技

 

狼は刀を使い弾く。

2回斬りつけた後の渾身の一撃、それを狼は義手忍具を使い凌ぐ。

 

義手忍具、仕込み傘。

鉄扇、金城鉄壁を仕込んだ義手忍具。

鉄扇を傘のように開き、全方位の敵の攻撃を防ぐ。

また、軽い攻撃なら防ぎながら移動出来る。

だが、これは傘だ。下段の攻撃は防げない。

 

これで桜舞の攻撃を凌いだあと、狼は鉄扇の形を整え、刀と共に斬りつける。

 

派生攻撃・放ち斬り

 

義手忍具の力を刀に乗せて、前方に放つ忍の体術

 

放たれる攻撃は、使う義手忍具で変わる

 

刃に乗せた牙の色で、敵の穿ち方も変わる

 

弦一郎に放ち斬りが当たり、怯む。そこを追撃。

 

ギャアン!と音を立てて刀が弾かれる、弦一郎の切り返し。それを弾く、また切り返し、弾きこちらが切り返す。

弦一郎が攻撃を弾く。まだ攻撃を続けるが弦一郎が大きく距離をとる。

 

それを逃すまいと手裏剣を放つ。

 

義手忍具、手裏剣

忍び義手に、手裏剣車を仕込んだ義手忍具

手裏剣車の絡繰りから、打ち出された手裏剣を掴み流れるように放つ。

 

弦一郎が刀で弾き、弓を構える。矢を放つ直前、狼が一瞬で距離を詰めて斬る。

 

派生攻撃、追い斬り。

前方に大きく踏み込む斬撃を放つ忍びの体術

 

遠間の敵に、射程の長い義手忍具を放ち、追い斬りを重ねれば、

 

瞬きする間に距離を詰められる。

 

狼は追い斬りで怯んだ弦一郎に葦名流、一文字、二連を放つ。

2回とも攻撃が当たり、追い討ちで突きを放つ。しかし弦一郎も突きを弾く。

弦一郎が刀を大きく振りかぶり、斬る。蹴りが飛んでくる。弾く。

 

弦一郎が刀を左に構える。秘伝、桜舞。

弾く、弾く、忍具を仕込み傘に切り替える。傘を広げる。刀を弾き、放ち斬り。

 

弦一郎が距離をとりながら矢をつがえる。矢が飛んでくる、

 

一回、二回と弾く。そして弦一郎が一瞬で距離を詰める。

 

追い斬りだ。本来忍しか使えない技だが心中で強化された弦一郎はそれを可能とした。

 

なんとか追い斬りを防ぐ。体幹が限界に近い。先ほど一文字で体幹を回復したが少なかったらしい。

 

弦一郎が刀を左側に構える。桜舞。

 

一発目、弾く、二発目、弾き損ない体勢が崩れる。三発目、まともに当たる。

 

「グハァ……」

 

 

 

 

DEATH

 

 

 

 

 

                       

 

                          

 

 

 

 

 

 

 

 

           

 

 

 

ブワッ!と桜色の光が漏れ、桜花びらが舞い散る

 

「龍胤の力か、」

弦一郎が何度も聞いた事を喋る。

 

「ならば幾度でも殺すまで。」

 

弦一郎が弓を構え矢を放つ。二発とも弾く。追い斬りを霧がらすで受け後ろに回り、斬る

 

派生攻撃、連ね斬り

 

義手忍具を使用後、義手忍具と刀を同時か、あるいは連続で繰り出す忍びの体術

 

牙と刃を重ね、斬る。これはそうした技だ

 

弦一郎が怯む、続けて斬り続ける。弦一郎が弾く、反撃が飛んでくる。バツの字を書くように攻撃が来る。

続けて弾く、弦一郎が刀を右腰当たりに構える。

狼も弾きの準備をする。

奥義、浮き舟渡り

 

狼もこの技を体得している。源の宮、ヤモリの洞窟を抜けた先にいた壺の中にいた貴人。

彼から宝鯉の鱗と交換し会得した。

自分が浮き舟渡りを使うと5連撃止まりだが、弦一郎は違う。

 

7連斬りを放っており、尚且つ4〜6発目の攻撃はとても弾きづらく、一回は防いでしまう。

 

一回、二回と連続斬りが飛んでくる、それを弾く。3回目、弾く、4回目、弾く。

5回目も弾くが、6回目は弾き切れず受け止めた。

 

7回目、弾く。お互い衝撃で固まる。

 

弦一郎が刀を左腰に構える。桜舞の構え。

回転斬りが飛んでくる。なんとか弾き切る

 

それと同時に弦一郎の体勢が崩れる。その隙を逃さず、忍殺。

「まだだ…。御子の、忍びいっ…!」

弦一郎が刀を狼の構えと似たように構える。

 

          

 

 

突きが飛んでくる。しかし忍相手にそれは悪手だ。

 

ザン。そんな大きな音をだし、刀を左足で踏みつける。

 

忍び技、見切り。

敵の突き攻撃を見切り、体幹に大きなダメージを与える忍びの体術

 

忍の目ならば、突きの動きを捉え刃を踏みつけ、そこから反撃に転じられる。誤れば死地に至るだろう。

 

だが、見切ればすぐにも殺せるではないか。

忍びは、そう考える

 

一文字に刀を構え、斬る。しかし弾かれ、距離を取られる。

 

弦一郎が弓を持ち、飛び上がった。

脅威の4連射。弾き切るのは困難である。

横にとび、走ることで避ける。そして着地の隙をつくため、腰を落とし、刀を右に構える。

 

奥義、大忍び刺し。

大忍びが編み出した流派技。これは、忍び技の奥義である

 

遠距離から届く鋭い突きを繰り出し、刺さった敵を踏み台にして高く飛びあがる

 

敵を穿ち、舞い上がる様は、梟の狩りの如し

 

飛び上がったあと、空中で忍具を仕込み斧に切り替える。

 

空中義手忍具。

空中で義手忍具を使う、忍びの体術

 

忍義手は、鉄と絡繰りの塊ゆえに重い

 

だが遣い手の修練と、作り手たる道玄の技巧が

 

空中で扱うことを可能にした。やはり地に足つけずに使ってこそ、忍具である

 

斧で攻撃し、さらに連ね斬り。

斧は当たったが連ね斬りは弾かれる。不意に弦一郎が飛んだ。

刀を振り下ろしてくる。弾く。弦一郎が突きの構えをとる。

 

 

 

 

 

それを見切り、切り返す。弾かれ、切り返される。

弦一郎が少し飛びながら回転斬りをはなち、移動しながら刀を納める。

 

 

 

弦一郎の体術を下がって避け、お返しと言わんばかりに大忍び刺し。

突きが当たり、上空に飛ぶ。斧を取り出して振りかぶり、連ね斬り。

 

弦一郎の体勢が崩れる。すかさず忍殺を決める。

 

ついにここまでやり遂げた。

 

 

 

天守閣の周りに渦雲が集まる。弦一郎が鎧を脱ぐ。

 

「巴の雷、見せてやろう」

    

           

 

 

 

突きが飛んでくる、見切りは間に合わないと察した狼は弾く、

 

          

 

 

続けて殺気が飛んでくる。雄叫びを上げながら弦一郎が突っ込んでくる。それを走って逃げる。

殺気が止まったころ、矢が飛んでくる。それを弾き、追い斬りも弾く。

弦一郎が刀を左腰に構える。

桜舞を弾き、切り返す。そして弾かれる。切り返し、弾き返す。その繰り返し。不意に弦一郎が弓を構えて跳躍する。

 

        

 

 

 

弦一郎の大弓に雷が落ち、雷が宿った矢を放つ。

それを狼は同じく跳躍し、空中で受け、返す。

 

かつて葦名に、あやかしきたり、あやかしの雷は、源の神鳴り

神業無くば、弾き返せぬ。即ち、地に足つけぬ、雷返しなり

 

狼は雷返しの成功を確信し、忍具を斧に変える。

しかし狼は知らなかった。心中による強化を、葦名弦一郎を侮っていた。

故に弦一郎が桜舞で雷返し返しをしているのに、呆気に取られてしまった。

 

そして迷った。空中で受ける?無理だ、間に合わない。霧がらすは?切り替えが間に合わない。

避けるか?間に合うか?

 

狼は迷った。迷ってしまった。

迷えば結果はただ一つ。

 

迷えば敗れる。

 

 

打雷。全身に雷が走る。その隙を逃さず弦一郎が斬る。

 

「グハッ」そんな声を上げ、倒れる

 

 

 

DEATH

 

 

 

                    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

           

 

また桜色の光が漏れて桜花びらが舞い散る。

「必ず、取り戻す。」

思わずそう呟く。

「まだ、立つか…」  「何がそこまで、貴様を支える…」

 

もう会話は十分だ。手裏剣を放ち、追い斬り、それを弾かれ切り返される。それを弾き、切り返そうとした時、不意に弦一郎が後ろへ下がり、矢を放つ。咄嗟に対応できなかった狼に矢が当たる。追い斬りを弾き、後ろに下がり瓢箪を飲む。

 

そこへ弦一郎が突きを放つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

弾けず、回復したが傷が増える。そして体制を崩してしまった。

 

 

 

 

 

体制を崩したせいで掴みを避けれず捕まる。

 

そして地面に蹴り倒され、刀が突き刺さる。

 

ザシュ、と赤い花が咲いた。

 

 

 

DEATH

 

 

俺は…必ず葦名を守る

 

 

目が覚める。見知らぬ天井だ。これを経験したのは何度目だろうか。

体を起こす。悪くない寝心地だったが、目覚めは悪い。

喉が渇きを訴え、瓢箪を飲む。いくらでも湧き出るとはいえ薬では渇きは治せぬ。

 

窓から外を見る。太陽の位置を見て考えると今は巳の刻だろうか。*1

 

体を鞭打って動かす。空腹がひどい。食べ物がないとこのまま干からびるだろう。

飢えた狼は歩き始めた。どこへ行くかも定まらぬまま。

 

 

それから少しした後、

 

 

 

狼はついに限界を迎えた。当たり前である。いくら寝て休んだといえ、飲まず食わずで砂漠で2日、おまけに暑さに慣れていない体ではいくら忍といえど限界だった。

 

 

「……九郎様……申し訳………ありませぬ…」

 

 

狼は道に倒れた。奇しくも、倒れ方はススキの原で左腕を切り落とされた時と同じ倒れ方だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ん、今日はよく遭難者と会う。」

 

“…なんでこの人はこんな所に?”

 

 

 

 

 

 

 

 

狼は揺れを感じ目を覚ます。狼はまだ生きている事に感謝した。それと同時に、誰かに担がれているのを感じた。

 

「ん、やっと起きた。」

 

“おはよう、体調の方は大丈夫?”

 

狼は誰かが助けてくれている事を察して声をだす。

 

「…水が…いる……」    「ん、ちょっと待って。」

 

女がそう言うと狼を地面に降ろす。

持っているボトルを開けてコップに移し、狼に渡す。

「スポーツドリンク、予備で持ってて良かった。持ってた方は先生が全部飲んじゃったから」

“うう、申し訳ない”

 

2日ぶりの水、狼は一気に飲み干そうとし、驚愕した。

甘いのだ、水が。

狼にとってこれはとても驚きなことだ。日の本の国では砂糖などとても貴重な品、辺境の葦名ではさらに貴重な品だ。

御子様に作ってもらったおはぎも塩餡を使ったおはぎだった。

 

驚いたのもそれだけではない。女の頭に狼のような耳がついてるのである。おまけに円も浮いている。

可笑しな話だ。まるで狐に化かされている気分だ、この場合狼に化かされている事になるが。

 

「一つ聞きたいんだけど、いい?」   「……構わぬ」

 

「なんであんなとこに倒れてたの?」

これは困った。狼もなぜここにいるのか分からぬ。

 

「…分からぬ…目覚めたら…砂の上だった……」

 

“砂の上?記憶喪失って事?”

 

「ん、なら私と同じ。」  “え?そうなの?”

 

どうやら記憶がないと思われているらしい。まあ確かに記憶がなかった時期もあったが今は記憶が無いフリをすればいいだろう。忍は卑怯な者である。

 

「…ああ、恐らくそうだろう。」

 

「ん、なら決まり。アビドスに来るといい。水と食べ物ならあるからそこで休むといい。ホシノ先輩も記憶喪失なら受け入れてくれるはず。」

 

なんとありがたい事か。水と食べ物があるとこへ連れてってくれるらしい。

 

「…かたじけない。」

 

“そういえば君の名前を聞いてなかったね、名前はなんて言うの?”

 

 

「…………明かせぬ」

さてこの狼、隠し事がとても下手なのである。

忍かと聞かれて、言えぬと返してしまうぐらいは。

 

 

「ん、分からないならそういえばいい。私は砂狼シロコ。」

 

“私はシャーレ所属の先生だよ、よろしくね”

 

どうやらうまい具合に勘違いしてくれたようである。ありがたいものだ。

 

「それじゃ、アビドスに向かおうか。」

 

“あびどす”とは、確か昨日の賊どもが言っていた襲撃されている場所だろうか。

また厄介事に巻き込まれそうな事を感じ、狼は空を見上げる。

 

 

 

円盤のついた空は、綺麗な、しかし所々雲がある青空だった。

 

*1
今の時間で言う11時ぐらい




ここまで読んでいただき本当にありがとうございます!
本文4622文字、前書き227文字というかなりの長文、流石に疲れました…
本文は半分ほどが心中の弦一郎戦といういいのか悪いのか、、

前書きでも書いた通り、評価本当にありがとうございます!お気に入りもまじ励みになります。

ここで設定について話させてください。形代についてです。ゲームでは忍具や御霊降ろしに使いますがこの小説では
御霊降ろしのみ使う事にします。じゃ無いと形代計算とか面倒です。
その代わり破損を追加します。どんな物かはお楽しみに。

裏路地の9級フィクサー様!図書館好きのぶどう様!Kanto Zack’s様!イットショウ様!
評価9ありがとうございます!

追記、次回は今日中は難しいかもしれません、でも頑張ります
次回、アビドス襲撃、お楽しみに!

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