主を失った狼、透き通る世界に行き着く   作:けんどーさん

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こんばんわけんどーです
なんとか投稿できそうです

今家からめっっっっっっちゃ遠いとこから書いています。正直ホテルの中で書くのは慣れません。
え?学校?そんなん休みましたよ。出席率100%から落ちましたよ。残念です

以下に感謝を!
SCOPEWOLF様!評価9ありがとうございます!
マグネット様!Agateram replica様!メントスの悪夢様!誤字報告ありがとうございます!



手放したくない者の戦い

〜アビドス高等学校元本館〜

「ホシノ先輩の位置、確認できました!あそこのバンカーです!」「…行こう」「はい、急ぎましょう!」

そこに、一つの影が現れる

 

「貴様らあああぁぁ!」「カイザーPMC理事…!!」「ん、しつこい」「ああもう!どこまで邪魔すれば気が済むのよ!」「どいてください!さもないと…」「…貴様を殺すぞ」「…殺すはまずいんじゃ?」

 

「…対策委員会、ずっと貴様らが目障りだった…!」

カイザーPMCが怒りをぶつける

 

「これまで、ありとあらゆる手段を講じてきた……それでもお前たちは、滅びかけの学校に留まり、しつこく粘って、どうにか借金を返済しようとして!」

やりたい事ができない、欲しいものを手に入れられないことに怒る

 

「あれほど懲らしめて地獄を見せ、徹底的に苦しめたのに!毎日毎日楽しそうに!」

 

それはまるで、ただ思い通りにいかない事に怒る子供のようであった

 

「お前たちのせいで!計画がっ!!私の計画があああぁ!」

 

「ふん、あんたみたいな下劣で浅はかな奴が何しようと、私達は折れたりしないわよ!!」「ホシノ先輩を返してもらう」「はい!あなたみたいな情けない大人に、私たちは負けません!絶対に!」”…正直、「使う」覚悟はしてたけど、結構余裕だったね”

 

「…どちらが子供か…哀れなり…」”うん、彼女達の方がよっぽど大人だね”「…貴様ぁ!貴様と先生!お前らさえいなければ!お前らさえええぇ!」

 

「戦闘に入ります…先生、指揮をお願いします!」”みんな!ホシノを取り戻すよ!”「…ああ」

全員がそれぞれの武器を構える、理事は指令を飛ばす

 

「ゴリアテを2体回せ!クルセイダーもだ!俺は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()」「「了解!」」

 

”ノノミ!シロコ!盾をいつも通り剥がして!シロコはドローンをゴリアテ用に温存!セリカはPMCを、狼はオートマタを潰して!”「はい!お任せください!」「ん、グレネードを使う」「もう許さない、絶対にぶっ潰してやるんだから!」

 

「…参る」狼はヒュパリと鉤縄で飛び、オートマタを探す。そして…

 

「…あれか」

狼は獲物を見つけると、いつも通り落下忍殺を仕掛ける

 

「ぎゃああ!」「コンタクト!」「射撃開始!」「おらおら!」

ダダダダ!と銃弾が飛んでくる。それを仕込み傘を展開して防ぐ

 

「…!?」「おい!盾が壊れかけだぞ!」「撃て!撃て!」「死に晒せぇ!」

狼の誤算は、一時的な修復では到底間に合わないほど仕込み傘が摩耗していたこと、銃弾の威力が葦名の銃よりかなり強いことであった。

故に、狼の傘は半壊してしまった

 

数ある義手忍具の中でも特に強力な物を壊してしまった狼は不利だと判断し、灰玉をなげ、逃げる

 

「ぬう!」「ぐわあああ!なんだ!?」「スモークだ!」「離れろ!」

ヒュパリ、と狼は建物の屋根へ登り、仕込み傘を見る

 

「…これでは当分使えぬな…」

狼は仕込み傘を外し、仕込み短銃を仕込む。そして体勢を立て直そうとしているオートマタを後ろから周り忍殺する

 

「うわあああ!」「後ろだ!」「撃て!」

オートマタが銃撃するより先に狼が仕込み短銃、散弾式を二発撃ち込み、ダウンさせる

 

「ぎゃあ!」「うわあ!」「この野郎!これでも食らえ!」

運良く狙われなかったオートマタがライフルを撃つ。しかし…

 

「…」「うっ!?カメラがぁ!」

狼がフラッシュバンを投げ、怯んだオートマタの裏に周り背後忍殺、傀儡の術を使い、尋問する

 

「あがっ!?…うう…」「…大柄な絡繰り兵が言っていた「例のやつ」とはなんだ…」「ああ……知らない…でも…それっぽいの…見た…」

 

「…それとは、なんだ…」「…わかんないけど…なんだが……4()()()()()()だと聞いた…はず…」「…4人組、か…」

狼が呟く

 

「…でも…こっそり…聞いた話だから…わからない…」「…そうか…あとは寝ていろ…さらば」

狼が楔丸を突き刺し、オートマタを眠らせたあと、鉤縄でヒュパリと移動する。しかし…

 

ドオォォォォン!と大きな音がし、その方向を見ると先生たちとクルセイダー、そしてゴリアテが先生達を攻撃していた

 

「…助太刀せねば…」狼がゴリアテに向け移動しようとしたその時…

 

 

ドオォォォォン!「ぬおおおぉ!?!!」

狼がほぼ勘で体をよじる。

 

「目標、命中せず!」「再装填急げ!」

音が鳴った方を見ると、そこにはクルセイダーが狼へ向け主砲を合わせていた

 

「…( *`ω´)」狼はいきなりの攻撃でびっくりし、怒りが滲み出る

ヒュパリ、と鉤縄を使い近づき、背中から不死斬りを抜き、戦車へ突き刺そうと走る

 

「来てるぞお!」「機銃だろお前!撃て!」「あ、忘れてた!食らえ!」

ダダダダダダダダ!と機銃が弾幕を張る。困ったことに狼は今、あの機銃を壊せるものは持っていなかった

 

「…使うか」しかし、機銃を壊せないだけであって、オートマタを壊せば弾幕は止まる。故に狼は御霊降ろし、月隠を使い気配を消す

 

「おらおら!そこにいるのはわかってるぞ!」「目標…ロストしました」「何やってる!早く探せ!」

オートマタが焦って狼を探す。狼は既にこの時には戦車の裏におり、こっそり登ると機銃持ちを忍殺する

 

「ぎゃああ!」「なんだ!?5番?応答しろ!」「隊長、支援要請が届きました!」「クソッタレ!何がどうなってる!」

 

「…先生達は…うまくいっておるようだな…」

狼は戦車の蓋を楔丸でこじ開け、中にオートマタから奪ったグレネードを入れ、離れる

 

「なんだ!?グレネード!」「おい嘘だろ!」「相手はス⚪︎ークか!?」

 

ドオォォォォン!「「「ぎゃあああ!」」」「…これでよし」

戦車の爆発を確認した狼は今度こそ先生の援護に行こうとするが…

 

 

 

ダダダダダダダダ!「なっ!!?」

またもや銃撃が飛んでくる。まさか2度も同じ手法で不意打ちを喰らうとは、狼は腕が鈍ったのを感じた

 

銃弾を霧がらすで避け、なんとか物陰に隠れる

 

「…あの見た目、昨日の鉄猿か…」

狼を不意打ちしたのはゴリアテだった。雷を呼ぼうと思ったが、前回対策されており、危うく死にかけたのを思い出す

 

「…雷は使えぬ…ならば、斬るのみか…」

狼は不死斬りを使い倒すことを考え、ゴリアテに近づく方法を考える

 

「…音…指笛を…」

狼は義手の中指を曲げ、穴が空いた細い指を口に咥え、吹く

指笛

ほそ指を仕込んだ義手忍具

 

指笛の音色は、敵の注意を引き、音が鳴った所まで、おびき寄せられる。

 

また、ターゲット固定により

 

狙った敵だけに音を聴かせることもできる

 

この指笛の音は、獣の類を狂わせ、狂った獣は、敵味方の区別なく襲う

 

獣と言えばキヴォトスの住人には犬そのものや獣の体の特徴がある者もいる

 

無闇矢鱈に使えば、きっと大惨事へとなるだろう

 

ピューーーーイッ!と指笛を吹くと、ゴリアテが音の鳴った方へ近づいてくる

 

そのうちに狼はゴリアテの後ろへまわり、ヒュパリ、と鉤縄でゴリアテも頭上へ飛ぶ

 

そして不死斬りを突き立てた

 

「おおう!」「warning!warning! Critical damage!」「な、なんだ!?」

バギィ!と大きな音を立てて頭部を破壊していく。完全に頭部を失ったゴリアテはコックピットの中に入っているオートマタが丸見えになる。*1

 

「ま、まさか、切り落としたのか!?刀で!?」「…御免」「ぎゃあ!?……うぅ…」

狼は忍殺忍術、傀儡の術を使い、オートマタを操る

 

「……ご命令を…」「…先生殿の…援護をしろ…」「…了解」

「(…首無し鉄猿を操り、先生殿へ増援に行けば…よほどのことがなければ…きっと勝てるだろう)」

 

狼はゴリアテの肩へ飛び、いざという時いつでも逃げれるようにしながらそんなことを考えていた

 

〜カイザーPMC理事視点〜

 

「どういうことだ!?黒服!!」

ダン!と怒りをあらわにしながら大柄なオートマタ、カイザーPMC理事が喋る。電話の相手は黒服であった

 

「…だから言ったでしょう、今日限りであなたとの協業は終了します」「なぜだ!?お前は小鳥遊ホシノを手に入れただろう!?」

 

「…わけあって手放すことになりました。それに、あなたの今の状況を理解しているのですか?」「状況だと!?何を言ってる!」

黒服が喋る

 

「…小鳥遊ホシノはアビドス高等学校を退学していません」「なんだと!どうなっている!」

 

「それに、我々は「先生」と敵対したくないので…」「待て!例の4人組はどうなる!」

 

「…彼女は今は分が悪いと考えておりますので、恐らく…というか確実に手を貸してはくれないでしょう」「黒服!貴様、謀ったな!」

 

「謀ごとなどこれっぽっちも考えてませんよ。とにかく、これ以上の連絡を取り合うこともないでしょう、では」「黒服!?待て!」

ツー、ツー、と電話が切れる音が聞こえ、PMC理事は膝から崩れ落ちる

 

「…なぜだ、なぜ…」「理事長、気を確かに…」

 

「…してやる」「…え?」

 

「殺してやる!あの義手の男も!先生も!対策委員会も!皆殺しだああぁ!」「り、理事長!?」

 

カイザーPMC理事はまるで子供のように癇癪を起こし、命令する

 

「私専用のゴリアテをだせ!」「は、はい!」

 

「ふはははは!待っていろ目障りなゴミムシどもめ!」

カイザーPMC理事は絶望と希望が入り混じった、笑い声を発した

 

まるで、機械ではなく人間のように、笑っていた

*1
オリジナル設定、もしかしたら本当に入ってるかもしれないけど念のため




ここまで読んでくれてありがとうございます!

いやあ、なかなか書く時間がとれなくて、大変でした。

頑張ったので感想評価ぜひお願いします!誤字も見つけたらお願いします!
次回、お楽しみに…
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