主を失った狼、透き通る世界に行き着く   作:けんどーさん

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どうも皆様、けんどーです。
第5話記念、と言うわけで前回話し損ねた事をここに書きます。
私は曇っているガラスは必ず拭いて綺麗にします。ご安心なすって。

狼の忍具ですが、素材と道具さえあれば狼でも作れると思うので
(仏師殿がいなくなっても荒れ寺で忍具は作れるので)そう言う事にします。

現状無い忍具もきっと作れるはずです。

みなさん、評価と感想、ぜひお願いします。

アンケートの殺しについてですが、カイザーは忍殺を決めます。切り捨てます。
ゲマトリアはまだ保留です。
生徒殺しは…また今度アンケートします。すみません。

修羅は、、、思ったより票がありましたね、どうしよう。
書くならifになるかも、そこまで続くか分かりませんが。

あ、ベアトリーチェは殺します。絶対に殺します。確実に殺します。ゲマトリアの回収より先に殺します。


狼とアビドスメンバー、そして襲撃

アビドス、その土地で2つの人影が歩いている…いや、よく見ると片方の影だけ人が背負われている。

 

誰かを背負っている人は頭の狼耳がトレードマーク、アビドス高校2年、砂狼シロコ。

 

背負われているのは先生、この世界で唯一の頼れる?大人だ。

 

そしてもう1人は主を失った狼だった。

 

2人は歩く。アビドスへ向けて、道案内のため、死にかけながらも物資を届けるため、そして生きるため。

 

「そういえば、あなたは何て呼べばいい?」

不意にシロコが訪ねる。

 

やはり困った物だ。いくら忍ゆえ名を明かせぬとはいえ、命を救われた身だ。

 

「……狼だ。」

 

“狼って呼べばいいの?”「ん、私と同じ。パクった?」”え”

 

確かにこの少女は砂狼と言っていたな、ふとそんな事を考えているうちにー

 

「ん、着いたよ、ようこそ、アビドス高校へ。」

 

…よく考えると高校とは何なんだろうか。寺院のような物だろうか。そう考えていた狼は驚かされた。

とてもでかい、城ほど高いわけではないが同じような大きさである。

しかも窓があり、ほぼ全てに硝子がついている。

(硝子がこんなに……硝子を…安定して作れる……そんな方法ができたのか…)

そんな事を考えながら校舎に入っていった。

 

 

ガラガラ、と音を立ててドアが開く。仕組みとしては襖みたいな物だろうか。尤も硝子付きではあるが。

 

「あ、シロコ先輩お帰ー」

 

「うわっ!?何!?そのおんぶしてるの誰?隣のホームレスみたいな人は!?!?」

何やら黒髪の(今度は猫耳が生えている、尻尾まである。)生徒が驚いている。

 

…どうやら「ほーむれす」とやらに勘違いされているようである。

 

「わぁ、シロコちゃんが大人を拉致してきました!」

 

「拉致!?もしかして死体!? シロコ先輩がついに犯罪に手を……!!」

 

「…まだ生きているぞ」

 

"い、生きてるよ~"

 

「うちの学校に用があるんだって。ほら、あの支援要請の」

 

"はい、これ支援要請の手紙”

 

"私はシャーレ所属の先生です、よろしくね"

 

「……え、ええっ!? まさか!?」

 

「連邦捜査部シャーレの先生!?」

 

「わぁ☆支援要請が受理されたのですね! 良かったですね、アヤネちゃん!」

 

「はい! これで……弾薬や補給品の援助が受けられます!」

 

「早くホシノ先輩にも知らせてあげないと……あれ?ホシノ先輩は?」

 

 

「委員長なら隣の部屋で寝てるよ。私、起こしてくる」

 

どうやらかなり切羽詰まった状況だったらしい。

 

 「…毎日…襲われているのか?」

 

「ええ、毎日毎日懲りずにやってくるのよ…ってあんた誰よ!」

 

…毎日襲撃されている割には綺麗すぎる。死体の一つどころか血の匂いすらしない。

 

その時、狼の鼻に妙な匂いが漂う。

 

「…待て」

 

「ん、どうしたの?」

 

狼は熟達の忍びである。故に鼻もよく効く。嗅ぎ分けることなど容易い。故に……

 

 

 

 

「…火薬の、匂いだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

ダダダダダダダダダッ!

 

「じゅ、銃声!?」

 

「!!」

 

 

 

 

 

「ひゃーっはははは!」

 

「撃て、撃てぇ! 奴らはすでに弾薬の補給を絶たれている! 襲撃せよ!! 学校を占領するのだ!!」

 

ダダダダダダダダダダッ!!

 

 

 

 

 

「ぶ、武装集団が学校に接近しています! カタカタヘルメット団のようです!」

 

「あいつら……!! 性懲りもなく!」

 

 

全員が窓の外に意識を向けていると、教室の扉が音を立てながら開かれた。

 

 

「ホシノ先輩を連れてきたよ! 先輩! 寝ぼけてないで、起きて!」

 

「むにゃ……まだ起きる時間じゃないよ~」

 

「ホシノ先輩!ヘルメット団が再び襲撃を!あ、こちらのはシャーレの先生と…すみません、名前をお伺いしても?」

 

「…狼だ。」

 

「ありゃ〜そりゃ大変だね……あ、先生?と狼さん、かな。狼って、シロコちゃんと同じだね〜よろしくー、むにゃ。」

 

「先輩、しっかりして! 出勤だよ! 装備持って! 学校を守らないと!」

 

「ふぁあー……これじゃあ、昼寝もできないじゃないか~、ヘルメット団め~」

 

「すぐに出るよ、先生のおかげで、弾薬と補給品は十分。」

 

「はーい。みんなで出撃です☆」

 

「…襲撃を受けているのでは無いのか…?」

あまりにも呑気すぎる。これから死地へ向かうのではないのか?

ふと思い出す。昨日倒した賊どもは刀や銃弾が通じなかった。甲冑武者とは別だが、似たようなものだった。

恐らく彼女たちも同じく通じないだろう。

 

そういえば賊が襲撃について話していた…

となると昨日賊が言ってた「ぴんく色」の盾持ちは桃色の髪をしたこの子だろうか。

 

ふと、通り過ぎる時、目が合う……殺気を感じる…

 

「私がオペレーターを担当します。」

 

「先生はこちらでサポートをお願いします!」

 

“狼は私と一緒にここで待機ね?”

 

「…何故だ?」

 

「狼さんはここで待機していてください、ヘイローが無い状態で戦場に行くと危険です!」

 

 

「…問題ない、戦い方なら心得ている。」

 

“ちょっと?狼!待って!”

 

「お、狼さん!ま、待ってください!」

 

 

狼は敵を観察する。人数はかなり増えているが昨日戦った奴らと同じようである。

 

狼は忍びである。故に誰を狙うべきかも義父に叩き込まれている。

 

「お前ら!撃て!撃ちまくれ!相手はたった4人だぞ!」

 

赤色の兜を被ったものが指揮をとっている。大将を潰せば下は勝手に崩壊していく。

 

ふと味方の方を見る。黒髪の生徒とシロコの持ってる武器はよく似ている。弾きのプロである狼ですら弾ききれなさそうだと思わせた銃を撃ちまくっている。

 

シロコは不意にどこからともなく鉄の箱を取り出した。よく見ると変な箱だ、二つの箱が一つの箱に繋がっている。

「ターゲット補足、火力支援を始める。」

何と驚いた事に、宙に浮かび細長い筒を勝手に打ち出し始めたではないか。あれは凄い。うまく使えば暗殺に使えそうである。

うるさいのは欠点だが。

 

「お仕置きの時間ですよ〜☆」

 

今度は胸がでかく髪が長い女が銃を扇形に薙ぎ払いながら撃つ。狼はふと思い出す。内府の赤備えが使っていた火吹き筒を。

あの銃はそれと変わらない大きさでシロコや黒髪の持ってる銃より早く弾が出る。

あれは弾くどころか防ぐ事すら無理そうだ。仕込み傘も一瞬で粉々だろう。

 

「みんな、盾だよ〜集まって〜」

あの桃色の子は特にやばい、ここにいる中でもかなり…いや、一番強いだろう。確かホシノと呼ばれていた。

銃は連射力も装弾数も劣るようだが、よく見ると弾が複数個飛んでいる。どんな絡繰りなのか。

 

あの盾もとても頑丈そうだ。恐らく仕込み斧では壊せないだろう。

日の本では盾を使う者は少なからずいた。しかし全て木でできていたため打ち壊せた。

あれは鉄で出来ている。無駄に終わりそうだ。

 

 

このホシノと言う子と目が合った時、尋常ではない殺気を当てられた。恐らく類稀な強者の1人だろう。

 

こんな年若い子がここまで強いとは、酒好きの老人の血が沸りっぱなしになるのでは?

狼はそんな事を考え、ふと思う。

 

…なぜ先生はこれを浴びて平気だったのだろうか。鈍いのか、そもそも当てられてないか。

 

…無駄な考え事をした。

狼は忍び義手から苦無が結び着いた縄を取り出し、ヒュパ、と音を出しながら木に巻き付け、跳ぶ。

 

鉤縄、忍義手に仕込まれた鉤縄で、道なき道、常人には行けない場所へ跳べる。

ヒュパリ、ヒュパリと跳ぶうちに大将のすぐ後ろに回り込む。

そして門に留まり指揮を取ってる大将を気絶させようとして、近づくが…

 

大将の護衛だろうか、2人ほど近くにいる。しかしあの距離ならば問題ない。

 

ヒュパリと上にある木に鉤縄を引っ掛ける。そしてあえて着地せずに大将の真上から落下し……

 

「うわあ!」  「リーダー!??」 「な、何だこいつ!」

 

赤い兜の大将の頭を足で挟み、地面に転がし馬乗りになる。そして刀を一突きにしようとして…こやつらは刀が通じぬ事を思い出して、左腕の忍具を仕込み斧に切り替える。 そして斧を展開し、顔面に思い切り叩きつける。

「ギャアアア!」   「おい待てこいつ見た事あるぞ、昨日私の首に刀刺してきたやつだ!」 「え、嘘でしょ!!」

 

バギィ!とこ気味良い音を立てて兜と面頬が割れる。見えたのは女の顔だった。その事に少々驚きつつも斧を義手にしまい、鉤縄を使う。

 

ヒュパリ。

 

鉤縄で逃げつつ、会話を盗み聞きする。

 

「あ!逃げるな!…リーダーやられちゃった、しかもこっちもほとんど全滅だよ…」 「ええと…とりあえず撤退するぞ!撤収!撤収!」

 

どうやらうまくいったみたいである。そのことに安堵し、鉤縄で窓から先生のいるとこへ戻る。

 

「カタカタヘルメット団残党、校外エリアに撤退中。」

 

「わあ☆私たち、勝ちました!」

 

「あははっ、どうよ!思い知ったか、ヘルメット団め!」

 

「皆さんお疲れ様でした。学校に帰還しましょう。」

 

狼二度目の戦いは勝利で終わった。

 

さて、この後どうすれば良いか、まずは葦名を知っているかから聞き始めようか。

そんな事を考えているうち、ふと嫌な予感がする。この時は大体危険なことが起こる。今までそうだったように。

 

はて、ここに敵はいないはずだが、その疑問はドアを開けた瞬間、理解した。

“おかえり、狼。少しお説教しようか。”

 

狼はこの日人生初めての説教を喰らった。義父は叱る事はなかった。忍の掟に従い逆らった事は一度しかないからだ。

1つ、親は絶対。逆らう事は許されぬ。狼に根付いた掟の最初の1つだった。

 

 

なるほど、怒られるとはこう言うことか。狼はその事を思い知った。もう二度と御免である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…あの義手の人の動き…そしてあの体術………l

 

「あれはキヴォトスの戦い方じゃない。そもそもキヴォトスだと基本は銃しか使わない…」

 

「それにあの時、刀を突き刺そうとしてた。確実に、殺そうとしてた…………。」

 

「しかもあの動き、手慣れてる……確実にただのホームレスではないよねえ……。」

 

「………うへえ、カイザーといい黒服といい、先生に記憶喪失の自称ホームレスか…」

 

「厄介者ばかりだなあ……うへ。」

 

 




まずはここまで読んでくれてありがとうございます、今回は3572文字です。疲れた…
簡単なご報告をば。一日2回は投稿してますが一日一回になるかもしれません。どうかお許しくだされ…

あとお悩みが1つ。危や、死、回生の文字についてです。頑張って真ん中に来るように書いてるんですが何故か端によったりしてしまうんです……原因がわからない……
この問題ですが、無事解決しました!教えてくれた方!ありがとうございます!

あと、狼の流派技に付いてです。
狼は伝書を持ってますが流石にあの短期間、ゲームで言うと一周で全ての技を会得するのは難しいと考えまして、以下のようにすることにします。

忍びの技、全習得(自分は初回で葦名流を皆伝したので1週目でも一つは皆伝出来ると考える忍び技は全習得した事にします。)

忍び義手技、薬、形代のスキルと奥義を除き取得。形代系はこの小説ではあまり意味がないのと回復は別のスキルに回したから。

葦名流派、一文字、一文字2連、登り鯉と下り鯉習得。

仙峯寺拳法 拝み連拳、功徳、仙峯脚のみ

秘伝・葦名無心流、習得なし

にします。
な、なんとか書き終わった、、(現在23時49分)
評価、感想励みになるので是非お願いします!

秋刀魚ブレード様!ギャラクシー様!四暗刻役満様!タチャンカ田村様!
わけみたま様!Life for a Daredevil様!評価9ありがとうございます!めっっっっっちゃ有難い、ほんとに励みになります。
EggNИ様!評価8ありがとうございます!

shin85様!評価7ありがとうございます!

薄味様!評価ありがとうございます!

次回、お楽しみに。

狼の殺しはあり?

  • ぜっったいだめ!死刑!
  • まあカイザーとかなら
  • まあ少しは
  • 修羅に落ちて獣になろう
  • クックック、その妖刀をしまってください
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