主を失った狼、透き通る世界に行き着く   作:けんどーさん

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祝!50話!
ていうか気づいたらもう小説書いて2ヶ月!?月日ってはやー!

いやあここちょっと悩んだんですよね、ファウスト様をどう合わせるか…トリニティに行かせるのもどうかと思いましてね

以下へ感謝を
M4A1様!評価9ありがとうございます!

マグネット様!誤字報告ありがとうございます!

それではどうぞ!


狼のお礼参り、その4

〜シャーレ執務室〜

 

“おわったああああああああああああああああああ!”「…ふう…」「…や、やっと終わった…」

ここはシャーレの執務室、そこにいるのは2人の子供と1人の大人

 

絶叫をあげて喜んでいるのはこの世界唯一の頼れる大人、シャーレの先生

 

溜め息をついているのは見た目は大人本当は生徒な七神リン

 

机に突っ伏しグデーっとしているのはミレニアムの冷酷な算術使い、早瀬ユウカ

それぞれが仕事を終わらせてゆっくりとしていた

 

“私は…成し遂げたんだな…”「…先生、大げさですよ…今日の分は終わりましたが明日も同じぐらいありますからね」”うっうあ…”「先生、当番として手伝いますから…」

その時、先生が狼の存在を思い出す

 

“そうだ!ユウカに紹介しないといけない人がいるんだ、新しいシャーレの職員なんだ”「新しいシャーレの職員ですか?一体…」

 

“とりあえず付いてきて!”「わかりました」「ああ、あの人の…私も聞きたいことがありますので…」

 

一行は狼の部屋へ向かい、先生がドアをノックする

 

“狼?いる?紹介したい生徒がいるんだけど…狼?”

返事がないので先生がネームホルダーをドアロックへかざす*1

ガチャ、とドアが開く。先生が中を見ると誰もいなかった

 

“…狼?”「…先生、誰もいないようですが…」「……何でしょう、嫌な予感が…」

 

“ちょ、ちょっと待ってて…狼〜?どこだい〜?”

先生が狼を探す

ベッドに寝転がってもいない、お手洗いにもいない、風呂場にもいない

 

どこにも、いない

 

“…何かあったのか…?でも部屋は荒れてないし…”「?先生、これ…」

その時、ユウカが机の上に何かが置いてあるのを見つける

 

「…これ、手紙…?でも、文字が…なにこれ?」

それは手紙であった

 

狼の置き手紙

狼が机にあった紙と筆ペンで書いた手紙

 

書いてある文字がとても古く、そのままでは到底読めない

 

しかしアロナであれば読めるだろう

 

”これは…アロナ、読める?”「おまかせください!」

先生がシッテムの箱で手紙の写真を撮る

 

“ええとね…「先生殿へ、世話になった者に礼を渡してくる。心配無用」って書いてあるね…狼!?”「ええっと…その狼?さんが勝手に外に行った。って感じみたいですね」「………」

 

先生が悲鳴に近い声で狼の名前を叫び、ユウカが困惑し、リンは無表情だが、どことなく怒りの感情を感じる

 

“…これは…困ったなあ…”「…出るな、と言ったはずですけど…これは…お説教ですね」「…なんだかもう…疲れたわ…」

その場にいた全員が溜め息をついた

 

〜ブラックマーケットの端〜

「…確か、ここに…」

狼はブラックマーケットへ来ていた。

 

何か欲しい物があるわけでもない、ただ一つあることを思い出したからだ

狼がブラックマーケットの奥へとすすむ。そこには…

 

「…ここか」

そこには、赤い帽子を被った少女が座っていた

 

「あ!あの時のにいちゃんじゃん!いらっしゃい!」「…店の調子はどうだ…」

 

「ああ、それなら絶好調だよ!にいちゃんからもらった3万で弾薬を仕入れて売ってるんだ、よかったら見て行ってくれや!」「…そうか」

狼が店とはいえないような店へ入り、品揃えを見る

 

そこには、沢山の弾薬があった

「……これは…」「おお!にいちゃんお目が高いねえ!それはショットガンに使えるドラゴンブレス弾っていう弾でな、なんとびっくり、撃つと火が噴き出る焼夷弾だよ!」「…火が、噴き出るとな…」

 

ドラゴンブレス弾

仕込み短銃、散弾式に使える銃弾

 

威力は低いが、火の粉を放ち、敵を炎上させることができる

 

キヴォトスでは人は滅多に死なない、たとえ火でもそれは変わらぬが、有効ではある

 

同じ銃でも、使い分けてこそ忍びよ

 

「こいつは弾薬の性能としては普通の銃弾よりは威力は弱い、だけどキヴォトス人にとっても火はまあ怖くてな、一部のバケモンみたいなやつは無視してくるらしいけど、一般生徒や火になれてないやつには特攻だろうな!まあこの銃弾、ガス圧低いからポンプ式かダブルバレルみたいなガス圧低くても問題ないやつでしか使えないけどな」「…そうか」

 

狼は思い出す。確かあの日、便利屋のメンバーの一人を燃やしてしまったこと、その後普通にピンピンしていたことを

 

「…五十発ほど、もらおう…」「毎度!一発750円だから…37500円だよ!」*2

「…ああ、これでいいか?」「おう!ありがとな、にいちゃん」

狼が支払いを終え、少女が話す

 

「なあにいちゃん、あたしはもう少し稼ぎたくてね、できればでいいから、みんなが何を欲しがっているか探してきて欲しいんだ」「…分かった」

 

「本当か!?ありがとう!にいちゃん!今度買いに来てくれたら時にはひいきしとくよ!」「…ならば頼みがある」

 

「ん?何だい?」「…あの仏を譲って欲しい」

狼が鬼仏を指差す

 

「う〜ん、まあ正直置物になってるし、にいちゃんのような人が持ってるなら安心だな!いいよ!」「…感謝する。今度また受け取りにくる…」

 

「おう!にいちゃん、またきてくれよな!」「…ああ、また会おう…」

狼は店を出て行った

 

〜ブラックマーケット、中心部〜

 

「…いるのであればここかと思ったが…どこにいるのだ…ヒフミ殿…」

狼はスケバンに絡まれないように屋根を伝って移動してヒフミを探していた

 

その時、狼の忍びの耳に何かが聞こえてくる

 

「「「待てやおらー!」」」「う、うわああ!来ないでくださいーー!」

 

「…あそこか」

狼はその声をあげている人が誰かを察して鉤縄をヒュパリと飛ばす

そこには…

 

「ついてこないでくださーーい!」「トリニティのお嬢さんがこんなところに来て無事で帰れると思うか〜?」「んなわけね〜よな〜?」「待てやおら〜!」

 

「…賊が、また3匹…」

狼はそう呟き、ヒュパリと鉤縄をもう一度飛ばして落下忍殺を仕掛ける

 

「おら〜!まてyってきゃあ!?」「な、なんだ!?」「な、何だこいつ!」「ええ!?狼さん!?」

一人を気絶させ、狼はすかさず手裏剣を投げ、深追い斬りを放つ

 

「ぐべっ!」「こいつ!これでもくrぐべらっ!?」「…これで終わりだ」

狼が仕込み傘をハリセンのようにしスケバンを叩く

 

当然、スケバンは倒れた

 

「え、ええと…確かあの時の…」「…ああ、久しいな、ヒフミ殿。あの時は世話になった…」

 

「いえいえ、こちらこそ、あの時助けていただいて…」「…それでお主にこれを…」

狼が袋から箱を取り出し、手渡す

 

「!?こっ、これは!?」「…確か、「モモフレンズ」とやらを好んでいたと思い出してな…」

 

モモフレンズ限定パッケージ版、モモフレチョコ一式

 

モモフレンズとキヴォトスでは有名なチョコレートのコラボ菓子

 

もちろん贈り物であり、渡すと絆ポイントが上昇する

 

これはチョコレートに特別な印刷がされており、中にはちっちゃいチョコペロロが付属されている

 

一部の人間には効果覿面だろう

 

「ありがとうございます!!」「…お主にはここの案内と…銀行で迷惑をかけた…その詫びだ」

 

「まっッッっっっじで本当にありがとうございます!逃してて諦めてたんです!」「…そうだったのか」

 

「この御恩は忘れません!いつかお返しいたします!」「…いや、前の謝礼として受け取ってくれ…」

 

「分かりました!本当にありがとうございます!」「…ああ、喜んで貰えたのならば何より…」

ヒフミがめちゃめちゃ狼に頭を下げ、狼は何となく眉間のしわが減った気がした

 

「…あと、一つ聞きたいのだが…」「はい!何でしょう!」

狼が尋ねる

 

「…便利屋の居場所はわかるか…?」「…ええと…便利屋68のことですか?ブラックマーケットにいないのはわかりますが…」

 

「…情報、感謝する」「いえ!こちらこそチョコレート、ありがとうございます!」

 

「…また会おう」「はい!また会いましょう!」

狼は鉤縄をヒュパリと飛ばした

 

 

 

 

 

 

 

「やった〜!数量限定で逃してたチョコペロロ様!しかしどこで売ってたのでしょうか…」*3

*1
先生って多分シャーレの部屋全てにアクセスできるはずだからマスターカードキーみたいなもの持ってると思うんだ

*2
ドラゴンブレス弾は一発5ドル、日本円で750円ぐらいになります

*3
エンジェル24は客が来ないので有名である




ここまで読んでくれてありがとうございます!

いやあ商い人の話がかけてよかったよかった!
ついでに書くなんて思いついてよかったですよ、本当に…

あと、ドラゴンブレス弾は簡単にいえば強いやつには効かないけどその辺の雑魚には効くよっていう感じのやつです
簡単にいえば雑魚特攻ですね

あ、あと回生の特殊タグが追加されたので見てみてください、本当に素晴らしいですよ

次回、お楽しみに…


これはただの一人言です…聖園様…心の底からお慕い申し、貴方様を愛しております。
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