マグネット様!誤字報告ありがとうございました!
そしてモンド100様!評価9ありがとうございます!免罪符様!評価6ありがとうございます!
評価感想まじありがとうございます。やる気出るんでぜひおねがいします。
今回はセリカ救出作戦です。
それでは本編どうぞ!
アビドスの住宅街。その一角でとある家のインターホンを鳴らしている人がいた。
それはアヤネだった。
「セリカちゃん?セリカちゃん、いる?」
ドアのインターホンを鳴らしているのはアヤネだった。
「セリカちゃーん?どうしたんだろ。電話も出ないし…」
「スペアキー、どこだっけ……あ、あった」
ガチャ、と音がしてドアが開く。家の中には誰もいない。
「セリカちゃん……?まだ帰ってないのかな?」
「………こんなこと、今まで一度もなかったのに」
「…ま、まさか………!!」
〜アビドス対策委員会室〜
「電話はしてみましたか?」ノノミが、泣きそうなアヤネに優しい声色で話しかける。
「……はい、でも数時間前から、電源が入ってないみたいで…」
「バイトでは定時に店を出たみたい。その後家に帰ってないってことかな」
「こんな遅くまで帰らないなんてこと、これまでなかったですよね?」
「まさか……ヘルメット団が!?」 「…ああ、恐らく…セリカ殿を攫ったのはその連中だろう」
「「「狼さん!??」」」
いつのまにか現れていた狼が話しかける。
「…さっきからずっとここに居たのだが…」
「え?嘘!?ってああ、申し訳ございません。でも狼さん。なぜそう思ったのです?」
狼は眉間のシワが濃くなるのを感じながら話す。
「…敵はたったの5人。しかしそれぞれが、強者なれば1人ずつ、捕えるか殺すなどして数を減らせば、途端に壊滅する…」
「こ、殺す…ですか…?」 「ああ、もし捕えられて生かされたとしても、薬の試し、もしくは慰み者にされているやもしれぬ…」
狼はかつて黒傘のムジナと話したことを思い出す。らっぱ衆は人攫いや諜報、潜入を主に活動をしていた。
狼も天狗に言われて鼠狩りをしたものだ。鼠は鼠でもらっぱや孤影衆などだが。
「ん、ここで話し合っても仕方ない。今は先生とホシノ先輩が調べ終わるのを待とう」
「……セリカちゃん……」
「…」
対策委員会のメンバーの顔が暗くなっている。
狼は忍びの掟を思い返す。
一つ 親は絶対。逆らうことは許されぬ
二つ 主は絶対。命を賭して守り、奪われたら必ず取り戻せ
三つ 恐怖は絶対。一時の敗北はよい。だが手段を選ばず、必ず復讐せよ
…セリカは狼の主ではない。狼の主は昔も今も九郎様ただ一人である。しかし、主でないとはいえ、セリカは今は狼の仲間だ。故に狼は掟を己で定めた。己が主がそうしたように。
四つ。仲間は絶対。殺され、攫われたのであれば必ず取り戻し、仇を討て。
…この掟は今後使うかどうかはわからぬ。少なくとも今は役に立つだろう。
そう考えているとガチャ、と音がしてドアが開く。
「みんな、お待たせー」 「ホシノ先輩!先生!」
“みんな、ただいま。少し時間かかっちゃった。”
「…先生殿、結果は如何に」
“うん、自分が持ってる権限を使って、連邦生徒会が管理しているセントラルネットワークにアクセスした”
「セントラルネットワークに…先生、そんな権限までお持ちなのですね……」
「いやぁーもちろんこっそりだよ。バレたら始末書だよ〜?」
「ええっ!?だ、大丈夫なんですか?先生?」
はて、[せんとらるねっとわーく]とはなんだろうか。今はそれを考える時ではないと狼は考えるのをやめた。
“大丈夫大丈夫。バレなきゃオッケー”
「それはそうですけど…」
「…先生殿、秘め事は、いつか全てバレる物だ…」
「……でも、先生、協力してくれて、ありがとうございます。」
「連絡が途絶える直前のセリカちゃんの端末の場所、ここだったよー」
ホシノが机の上に置かれた地図の一箇所を指す。
「ここは…砂漠化が進んでる市街地の端の方ですね?」
「住民もいないし廃墟になったエリア……治安の維持が出来なくなって不良の溜まり場になってる場所だ」
「…このエリア、以前危険要素の分析をした時にカタカタヘルメット団の主力が集まっていると確認した場所です」
「ということは…やはりカタカタヘルメット団の仕業……!」
「……なるほど、敵の本丸というわけか…」
「なるほどねー、帰宅途中のセリカちゃんを攫って自分たちの拠点に連れてったってことか…」
「学校を襲うだけじゃ物足りなくなって、誘拐して脅そうとしたのかな…」
「考えても仕方ありません!急いで助けに行きましょう!」
「ん、もちろん」「…ああ」
「よっしゃー、そんじゃ行ってみよー!」
ホシノの掛け声と共に先生が叫ぶ。
“行くよみんな!出発!”
〜セリカ視点〜
ガタン、ガタン、そんな揺れと共にセリカは目を覚ました。
「う、うーん…………へ?」
ガバッ、とセリカが起き上がる。
「こ、ここはどこ?私、もしかして攫われた???」
「あ、うう……頭が痛い…」
ガタン、ガタンと揺れは続く、痛みで体が悲鳴を上げる。
「ここ…もしかしてトラックの荷台?ヘルメット団め……どこに連れてくつもりなの……」
「暗いけど、少しだけ隙間から光が漏れてる、…外、見えるかな」
そうしてセリカはなんとかトラックの荷台の隙間から外を見る。
「……え!?砂漠!??線路???」
「線路がある場所って……まさかここ、アビドス郊外の砂漠!?」
「そんな、これじゃ遠すぎて連絡が取れない…逃げられても対策委員会のみんなになんて知らせれば…」
「……どうしよう、みんな心配してるよね………」
「このまま、どこかに埋められるのかな。気づかれないように…」
「連絡も途絶えて…私も他の子のように、学校を捨てた、って思われちゃうのかな…」
「裏切った、って思われちゃうのかな…」「誤解されたまま、みんなに会えないまま死ぬなんて…」
「そんなの、ヤダよ……」
「う…うぐぅ……うっ、ううぅ…」
そんなセリカに、こんな会話が聞こえる。
「な、なあ、なんか前方にいないか?」 「なんすかあいつ、変な格好。おまけに銃を持ってないぞ?」
「まあいい、轢いてぶっ飛ばしてやれ」「え?まじすか?嫌なんですけど?」
「こんな田舎でこんな時間にウロチョロしてる奴が悪い、やれ」
ああ、今目の前で誰かが轢かれようとしている。どうか避けて、そんなことを考えていると…
ドーン、そんな強い衝撃が来た、だが…
「…???あれ?今確実にぶつかりましたよね???なんか誰もいないんですけど」
「しかもなんだこれ?羽…?黒いからカラスの羽か?」
なんだ。幽霊でも轢いたか?そんなことをヘルメット団の一員は考えていた。
しかしそれは悪い意味で裏切られることになった。
トラックの運転席の上に乗った狼が仕込み斧を展開する。
ガシャン!と大きな音を立ててフロントガラスが割れ、狼は運転席の中に黒い粉末をばら撒いた。
「ひゃあ!なんだいきなrうわああ!」「なんだ!うるさいぞこれ!」
義手忍具、爆竹バネ式。
バネ絡繰りで強化された爆竹
大きな炸裂音と光を発生させて敵を怯ませ、獣には体幹ダメージを与える。
バネ絡繰りで力を溜めて放つと、回転の勢いと共に爆竹をばらまき、周囲の全方位の敵を巻き込める。
急にバババ!と爆発音がし、怯んでいるといきなり何かか引っ掛かりトラックから引きずりだされる。
義手忍具、仕込み槍。
形部の折れ角を仕込んだ義手忍具。
柄の長さを活かした突き攻撃を繰り出す。
攻撃をあてたのち、軽い敵を引き寄せる。
大柄な者は、往々にして身に合わぬ鎧を無理に着込むことがある。
そうした鎧ならば、容易く引き剥がす。
世に言う、形部の鎧剥ぎよ。
狼はこれを軽い敵を引き寄せる特性を生かし、賊を引きずりおろす。
そしてシロコからもらった手榴弾を運転席に放り込む、そして…
ドガーン!
「な、なによ、なんなのよ!?トラックが爆発した?」
「セリカちゃん発見!生存確認しました!」
「あ、アヤネちゃん?!」
「…セリカ殿、御無事で何より…」「お、狼?」
「こちらも確認した。半泣きのセリカ発見!」
「!?」 「なにぃー!?うちの可愛いセリカちゃんが泣いてただと?そんなに寂しかったの?ママが悪かったわ、ごめんね〜!!」
「う、うわああ!うるさい!泣いてなんか!ないs」「嘘、この目でしっかり見た!」「人の話を遮るなー!」
「泣かないでください!セリカちゃん!私達がその涙を拭いて差し上げますから!」
「あーもううるさいってば!違うったら違うの!!黙れーっ!!」
“セリカ!無事でよかった!”
「な、なんで先生まで!どうやってここに!?」
“ダテにストーカーじゃない!” 「…先生殿」狼が哀れな生き物を見る目で先生を見る。
「ふ、ふざけないでよ!この変態教師!」
「…元気そうで何より、セリカ殿は奪い返した」
「よかった…セリカちゃん。…私、セリカちゃんに何かあったんじゃないかって…」
「アヤネちゃん…」
「まだ油断は禁物、狼のおかげでトラックは制圧したけど、ここは敵陣のど真ん中」
「だね〜、人質を乗せた車が壊されたって知ったら、敵さん怒りくるって攻撃してくるんじゃない?」
「前方にカタカタヘルメット団の兵力、多数確認!さらに巨大な銃火器も確認しました、包囲網を構築しています!」
「敵ながらあっぱれ…それじゃー、せっかくだし包囲網を突破して帰ろっか!」
「…不届者を、成敗致す…」
「…気をつけて、奴ら戦車を改造してる」「ん、知ってる。Flak41改」
「それじゃ、行こうか!」
「ユニット起動」
シロコがドローンを使い賊を撃ち倒し、ノノミが「全弾発射〜⭐︎」といいながらミニガンを撃つ。
セリカが怒りのまま銃弾をはなち、ホシノが前に出て盾を構える。
狼は彼女らより前に出て大物を探す。
見つけた。これが「せんしゃ」というものだろう。しかし…
「あれでは…恐らく刀は通じぬ」狼は悩んだ。斧を使うか。しかし先に斧が壊れるだろう。
ここで狼は思いつく。ならばこれならどうだと。狼は楔丸を納刀し、背中に背負ってる刀を抜く。
不死斬り。
死なぬ者さえ殺す大太刀
その赤き刃は、刀を抜いた者を一度殺す
回生の力なくば、不死斬りの主とはなれぬ
不死斬りならば、蟲憑きにとどめをさすことができる
この刀は、長く仙峯寺に秘匿されていた
刻まれた銘は、「拝涙」
これがこの刀の真の名だ
狼も、この刀を抜いた時、死んだ。
しかし龍胤の持つ回生の力で蘇った。
狼はヒュパリ、と鉤縄を使い、ビルの上にとび、そこから戦車めがけて落下する。
それと同時に、不死斬りを突き立てる。
バギィ!と鉄が砕ける音に「ヒイィ!??」と悲鳴が聞こえる。お構いなしに不死斬りを使い切ってバラしていると
「こ、降参だ!もう許してくれ!」
声がした方を見ると賊が両手をあげてこっちを見ている。
降伏したならばもうこれ以上斬る必要は無い、と不死斬りを納刀する。
不死斬りがパチン、と音を立てて納刀すると同時にホシノ達が近寄ってくる。
「うへえ!?おじさん長生きしてるけどこんな形になった戦車初めて見たよ〜」
「ん、どうやって切ったの?教えて欲しい。」 「…明かせぬ」
「ん、また明かせぬ…」シロコがそんなしょんぼりした感じで言う…可哀想だが明かせぬことは明かせぬのだ。
「ぐへえ!」降伏した賊に斧を叩き当て、気絶したのを確認する。
鉄の塊を斬れるとは。不死斬りはなんと悍ましい切れ味よ。そんなことを考えながら、狼はホシノ達の方へ戻って行った。
まずは感謝を。ここまで読んでくれてありがとうございます!4418文字!うん、疲れた。
また投稿が1時になってしまった…すまぬ、
皆様感想、評価、誤字報告ありがとうございます!
評価ゲージも4つ目に突入しました!皆様のおかげです!
このまま毎日投稿したいと思います!
次回、狼と鬼?お楽しみに。
ゲマトリアどうする?クソババアは斬る
-
皆殺し
-
大怪我
-
小怪我
-
見逃す