外付け歯車なカミサマとその影響   作:にゅい

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何時かの何処かの誰か視点。


欠陥世界の魔法少女(1)

創作界隈でよくある『前世の記憶を思い出した』というシチュエーション。

そもそも『輪廻』とか『転生』って何?

みたいな説明が省略できてしまうぐらい便利なものである。

 

便利である。

実際に体験したいかを別問題とすれば、だが。

 

私が前世の記憶を思い出して最初に思ったことは多分

≪あれ?これもう人類、滅ぼし終わってるんじゃない?≫

だった。

 

その後も暫くの間、それが前世由来の考え方ということに気付かず、

人類の生き残りを見つけて『メッ(滅っ)!』ってするべくアチコチを漂っていたので

実際にソレが最初に思ったことで合ってるかは自信がない。

 

……はい、そう、うん、YES。

王道パターンじゃないとはいえ、ちらほら見かける程度にはアリガチなソレです。

滅ぼす側。

 

なんかこう、基準を超えて増えすぎちゃった種族を間引くために

そこの惑星とか世界?が天敵になる魔王的なイキモノを造って介入を……みたいな。

 

で。

 

生まれたときから、間引きの対象種族の見た目とか気配とか、

対象種族が今どのぐらい生息していて、どのぐらい減らしたいのかとか、

介入してる途中で減らしすぎて絶滅危惧レベルになったら保護に回るとか、

そーゆーのを本能的に識ってた。

 

シッテタ、ハズ、ナンダケドナー。

 

本能さんの感覚だと、地上を埋め尽くすぐらい人類がウジャウジャ。

実際の地上は、文明の残骸がチラホラ。

人類ドコー?

 

っていう辺りで、そもそも現状に違和感を覚えてるのは何故なのか。

とか考えてたら前世の記憶が原因っぽいなというトコロに落ち着いた。

 

 

人類、減らすにしても保護するにしても実際の数を把握しないといけないので。

存在しているかどうかも不明な人類を探す虚無時間を味わいつつ、

本能さんが伝えてくる数が実態からズレてそうな原因もついでに探すことになった。

 

人類、生き残りを見つけた。

ズレの原因、一部特定できた。

褒めろ。

 

 

結論から言えば、人類は保護対象にしないとマズイ。

 

宇宙に旅立った分が地上の生息数にカウントされてるのは仕方ないとして。

地面に巨大な魔方陣が出現して、集団行方不明になった人達が減ったことにならないとか。

蟲毒とかキメラ的な邪法で混ざると、死んだ時に材料の中の1個体しか反映されないとか。

 

……欠陥システムかな?

 

 

ちなみに一番の問題。

ここまで調べた内容、惑星さんに伝える方法ないです。

人類を間引きする使命を与えられた魔王、増え続けてるっぽい。

 

惑星さん側からすると、害虫対策に殺虫剤バラ撒いて、

効果が無いのに焦って殺虫剤の新作が出るたびに使ってる……みたいな。

 

 

他の魔王を説得?

出来たらよかったのにね。

 

 

 




Tips:【魔王】
この世界の魔王は基本的に、他の生物をガン無視でとにかく人類を殺そうとする存在。
よくある人類を滅ぼそうとしている存在みたいなイメージでも特に問題はない。
現地の既存生物に酷似した特徴を持っていることが多い。(例:熊型魔王)
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