パチリと目を覚ます、久々の感覚。
「ねて、た……?」
「むー、ぬぬぬぬ。」
寝る前に「なにして゛、う゛ー。」
……思い出せない。
思い出すのに集中しようとすると自然と
『別に気にしなくて良いか。』
って頭に浮かんでくるってことは実際大したことじゃないんだろう。
頭に浮かぶっていうか
「じっさい、くちにでてるし。」
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一回、睡眠を挟んだ所為か、便利なブツの存在が頭から抜けてた。
「めにゅ、みて、すぐきづいた。から、せーふ。」
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「めもが、なかったら。そくし、だった。」
元ネタなんだっけ……。
いや、さすがに神力を使ってまで調べるのは……。
「おくらいり……。」
ジワジワと悲しい気持ちが……って絶対コレ身体の影響でしょ。
「すぅ……。はぁ……。」
気持ちを切り替える。
「がんばれ、わたし。」
:
:
メモによると、ヤマトシリーズ(仮)の量産計画中。
条件を満たした巫女の数に応じて
「どぐーか、はにわを、けふっ。」
……土偶とか埴輪をモチーフにしたユニットを大量生産!みたいな能力を……。
「うん、おもいだしてきた。ような?」
日本神話を調べてるときに見つけた姉妹神。
木と繁栄の性質を持つ【コノハナサクヤヒメ】
石と永遠の性質を持つ【イワナガヒメ】
大量生産→繁栄、土偶・埴輪→石。
この能力を持たせるモチーフに丁度良さそうなので仮決定。
「えーっと。」
数合わせの巫女が必要になって、能力は後から考えることにして。
後で使えそうなモチーフとか、思いついたモチーフをメモして。
ファンタジーな巫女と魔法少女って共通点多いよねってことで。
ヤマトな世界観に居ると違和感がありそうな面子を、前に考えたパンダな魔法少女ちゃんと同じ枠にひとまずぶち込んで。
「このへんで、ちからつきたっぽい?」
共通点多いなーとか分類したいなーとか考えたのは覚えてる、けど。
ヤマト組と魔法少女組の実際の分類作業は
「ぜんぜん、きおく、ない。」
ちゃんと分類した状態でメモされてるからには、実際にやったんだろうけど。
意識朦朧としながら分類するとか
「さすが、わたし。さすわ、た。……ふぅ。」
あとはなんだっけ。
「ぱんだといえば、ちゅーごく。」
使者送った卑弥呼は接点あるってことで、遣なんちゃら使とか渡来人みたいな単語が頭をよぎったけど思い留まったぐらい?
所属団体が違う魔法少女が多人数で遭遇すると殺し合いが始まる的な、謎のイメージがあるのよね。
今の自分の姿がアレなので。
巫女達にダークファンタジーな背景設定つけると未来の自分に降りかかってきそうで怖い。
不幸の芽は摘むに限る。
Tips:【魔法少女】
欠陥世界で魔王が猛威を振るうようになってから暫く後。
魔王から採取された体組織を用いた人体実験により、
一部の被検体が魔法 ―― 既存理論で説明困難な不可思議な力 ―― を扱えるようになった。
人体実験の成功ケースが明らかに成長期を終えていないような少女に偏っていたため、
成功個体を安定して生み出せるようになった頃には魔法少女と呼ばれるようになっていた。
人数が多いとは言えない彼女達だが、"人"の生存区域が大きく削られた昨今、
別のコロニーに所属していれば同じ魔法少女であっても物資を奪い合う"敵"となる。