外付け歯車なカミサマとその影響   作:にゅい

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裏方さん(予定)なので対戦要素には期待しないでください。


お仕事の確認

曰く、神々は知的生命体にTCG(対戦型カードゲーム)を与えた。

 

曰く、TCGを与えられた彼らの文明では、政治力や軍事力よりもTCGの強さが重視される。

……前世のホビーアニメ系の世界観のように、世界征服も実現可能なレベルらしい。

 

さすがに本能で生きる獣しかいない星やら、数字や計算といった概念が乏しい文明にTCGを与えるようなことは稀らしく、そちらには気まぐれに特殊な能力や道具を与えているようだ。

 

流し見している知識に『神から変形する大剣を与えられて戦場で無双した戦士』をモデルにしたカードなんてものがあったので、結局はTCGに行き着くのかもしれない。

 

 

曰く、神々の間ではTCGの対戦は知的生命体ほど活発ではない。

 

ゴッドパワー的なアレコレが対戦に干渉してしまうらしく、一番人気はTCGであるものの見る専の神がほとんどだとか。

 

そして神々の多くは寿命がないために見たことのある展開の対戦の割合が増えていく。

 

対戦前のシチュエーションの違いを楽しむとしても限度があるんだそうな。

 

 

曰く、神々はこの件を最重要課題として認識しており、それぞれの権能を駆使して解決に向けて取り込んでいる。

 

曰く、新たなカード、新たな戦略、等々を求めて、今回は思い切って他の世界群の神々と交渉して知的生命体の魂のトレードを行った。

 

 

トレードでこっちに来た魂の行き先は、大きく2つのグループに分かれた。

 

 

1つは知的生命体に転生して自由行動(TCGをプレイ)するグループ。

 

TCG知識の有無、前世で育った環境、放流先が科学文明なのか魔法文明なのか……

これらの違いにより生まれる戦略も異なるかもしれない、と大半の魂はこちらのグループ。

 

「前世に存在していた○○が欲しい」なんて言う願望も新カード開発のキッカケとして期待されているらしい。プライバシーなんてなかった。

 

 

1つは神々の眷属に転生してその指示に従うグループ。

 

自分はトレードした魂のうち、TCGについて漫画等でフワッとした知識がありつつ実際にはプレイしたことがないという理由で上司(創造神)によりカード作成要員として選出されたようだ。

 

 

このタイミングで

 

『今までにないものを求めてるんだから、先入観は邪魔になるけど、知識がないとカード作ったりするどころじゃないよねっ』

 

だとか

 

『プレイしたことないなら、ひたすらカード作らされても「自分もプレイしたい!」みたいな不満が出難いし……。そもそも神になっちゃうから、自分でプレイしても楽しくないし……。』

 

みたいな幻聴が聞こえるのはどうすればいいのか。

 

 




Tips:【審判の神】
ドローを宣言するとカードが山札から手札に飛んでくる。
のような感じでルールに基づいた処理を神の奇跡で自動化してくれる神。

ゲームプレイのハードルを下げる等の分かりやすい恩恵があるため知名度が高い。
尚、自動化は知的生命体からの認識であり、実際には眷属が大量動員されている。
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