不朽の炎と青春を。   作:御厨パステル

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皆様、お待たせ致しました。

少し本編から外れて、宮田先生を中心とした物語を何話か書きたいと思います。

本編から外れるとは言いましたがしっかりと本編に繋がるような伏線は張ろうと思います。

それではどうぞ。



宮田シロウの静かな日常。
牧野慶 合石岳/眞魚川水門 第3日/18時05分33秒


 

 

 

 

 

 

 

 

ザッザッザッザッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サァァァァァ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雨が降りしきる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザッザッザッザッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

バァァァッ……!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水が勢い良く流れる音が聞こえてくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水門によってせき止められていた"赤い水"が濁流となって目の前を流れている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"髻ウ縲?浹縲?浹縲?浹縲"

 

 

 

 

 

 

 

「………」ザッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

声が聞こえた方向を向く。

 

 

 

 

 

 

 

 

「こ、これは…っ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"髻ウ縲?浹縲?浹縲?浹縲"

 

 

 

 

 

"雖後>縲∝ォ後>縲∝ォ後>縲∝ォ後>縲"

 

 

 

 

 

"鬧?岼縲?ァ?岼縲?ァ?岼縲?ァ?岼縲"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

水位が下がったダムの底から、異形の人型が這い出てくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうか…この"サイレン"の誘惑に耐えて…」

 

 

 

 

 

 

 

「何十年も…ここで……」

 

 

 

 

 

 

 

「永遠に生きるって事は…永遠に苦しむ事と同じだな…」

 

 

 

 

 

 

 

「終わらせてやるよ…全部…」

 

 

 

 

 

 

 

ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダムの中心に歩を進める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザッ…ズザザッ………ガガッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

ダムの壁面に沿って滑り落ちていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

ザザッ………

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダムの底に降り立つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」スッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自身の右手に握られている"物"に目を落とす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…煉獄の炎、俺の命と引き換えだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

右腕を空に掲げる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シュィィィィ………

 

 

 

 

 

 

バジュゥゥゥ……!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

握っていた物が強烈な青い光を放つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジュゥゥゥゥ……!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その光は青い炎となり、右腕を飲み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………」

 

 

 

 

 

 

 

力が入らなくなり、右腕を下ろす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが不思議と痛みはない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ギュォォッ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地面が円形に割れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴ…………!!!

 

 

 

 

 

 

 

バゴォォン…!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

割れた地面が崩落する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バシャァァァァァ………!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青い光が天をも貫く勢いで吹き出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブワァァァァァァ………!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吹き出た光の一部は地を這うように流れ出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"縺イ縺九j縺?"

 

 

 

 

 

"霑弱∴……"

 

 

 

 

 

"蠕?▲縺ヲ縺"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

異形の者たちはその光に向かって歩き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブオッ……!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

光に触れた者たちは火だるまになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブワァァァァァァ………!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

流れ出る光は大蛇のようにうねり、不死の魂を包み込む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……」パッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地面に伏していた体を起こし、霞む視界で光柱を見つめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『『せんせ〜い……』』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"2人"が笑顔でこちらに手を降っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…あぁ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今行くよ…」グッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

不思議と両足で立つ気力が湧いた。

 

 

 

 

 

 

 

ザッ…ザッ…ザッ…ザッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

青白い光柱に歩を進める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザッ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

地面と底から吹き出す光柱の境目に立つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バッ…________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして"私"は光の中に飛び込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

________________________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は…それでも俺は牧野さんになりたかった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺がやるべき事は全て終わりです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これでこの舞台から退場するとしますよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

使えよ、お前の役目だろ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

消し去れ…全て、跡形もなく____

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私が私自身としてやるべき事。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

________________________

 

 

 

 

 

 

リリリリリリ……‼

 

 

 

 

 

 

 

リリリリリリ……‼

 

 

 

 

 

 

リリリリリリ……‼

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………」

 

 

 

 

 

 

 

ピッ……

 

 

 

 

 

 

 

 

目覚まし時計を止める。

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴソッ……

 

 

 

 

 

 

 

 

ベッドから起き上がる。

 

 

 

 

 

 

 

 

トットットットッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

洗面台に向かって歩き出す。

 

 

【なぜ俺は歩いている?】

 

 

 

 

 

 

 

 

キュィッ……シャァァァ……

 

 

 

 

 

 

 

 

蛇口を捻り、水を出す。

 

【ここは何処だ。】

 

 

 

 

 

 

 

 

…パシャッ……パシャッ…

 

 

 

 

 

 

 

冷水で脳を覚醒させる。

 

【なぜ俺は迷いもなく動けている。】

 

 

 

 

 

 

 

 

キュィッ……

 

 

 

 

 

 

 

水道を止める。

 

【分からない、何もかも。】

 

 

 

 

 

 

 

 

スッ…………

 

 

 

 

 

 

 

 

洗面台の鏡に映る自分を見る。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」グッ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

瞳孔が開く。

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうだ、俺は………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「宮田…司郎だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カチッ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何処かで時計の針が進んだ気がした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………。

 

 

 

 

 

宮田「………」

 

宮田「(何故かは分からないが、今の自分を取り巻く環境を把握出来ている。)」

 

宮田「(ここは"キヴォトス"と呼ばれる場所で俺の居た世界とはまるで違う価値観で構成されている。)」

 

宮田「(銃が至る所にある…コンビニに売っている位だ。)」

 

宮田「(…そして、俺の"ホルスター"の中にも。)」スッ…

 

 

 

 

 

宮田は自身の右腰にあるホルスターから拳銃を取り出す。

 

 

 

 

 

宮田「(…あの場所で拾った物と同じ。)」

 

宮田「(…神とやらは俺に何を求めているんだ?)」

 

 

 

 

 

 

 

トットットットッ…

 

 

 

 

 

 

バサッ………

 

 

 

 

 

 

閉め切ったカーテンを開ける。

 

 

 

 

 

 

目の前には、見た事もない大きさの建物が並んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

遠くに見える大きな塔の上には光輪が見える。

 

 

 

 

 

 

 

宮田「("いつもと同じ景色"と思う自分と"この景色に衝撃を受けている"自分がいる。)」

 

宮田「(…この"ズレ"もいずれ消えるのか?)」

 

宮田「…………」

 

 

 

 

 

 

 

貴方を生きて。

 

 

 

 

 

 

 

宮田「…!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いつも頭に流れ込んで来ていた"声"が聞こえる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私に出来るのはここまで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生きなさい、自由に。

 

 

 

 

 

 

 

 

宮田「…………」

 

 

 

 

 

 

 

宮田「…流れに逆らった結果がコレか。」

 

 

 

 

 

 

宮田「…それじゃあ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宮田「ありがたく、"俺"のやりたい様にやらせてもらうぞ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宮田「美耶子様。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 





如何でしたでしょうか。

宮田先生は恭也と違った感じでキヴォトス入りをさせてみました。

ちょっと強引かも知れませんが、先代の美耶子様が"初めからそこにあったかの様に【宮田司郎】という人物をキヴォトスという世界の記憶に刷り込ませて転生させた"といった感じです。

私の解釈としては先代の美耶子様は宇理炎の炎で宮田と一緒にあのループから開放され、宮田の守護神となって宮田をキヴォトスに導いた…的な展開を構築しています。

宮田先生は色々とやってしまったとは言え、羽生蛇村に壊された被害者の1人だから不憫なままフェーズアウトさせたくなかったんですよね…。

故に、この小説に登場させました。


宮田先生にも、周回遅れの青春を謳歌してほしいですね。


それではまた。

"先生"の性別はどちらが良いかお聞きしたいです。

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