あなたは転生した!   作:裏ラ

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35話

ポートカーブルから飛び去る

山脈を2つ超え、巨大な湖を横切り

ルミエストの魔法ギルドに入る

 

祭壇に杖をお供えする

 

光に包まれ、神域に踏み入る感覚はもはや慣れたものだ

あと少しでなにかか掴めそうだ

 

【汝、巡礼を終え星の運命に学びを得よ】

 

【機械の贈り物は汝にとって幸運をもたらす】

 

【運命に従い、されど克服せよ】

 

元素のイツパロトルが杖を振るうとマナーの渦が巻き起こる

これは巣窟で見かけるエーテルの渦に酷似しているが、感じる圧力がまるで桁違いだ

元素のイツパロトルが言う星の運命とは何なのだろうか

 

あなたは渦の向こう側へと足を踏み入れる

 

膨大な情報処理が脳により行われる、機械化した脳でも追いつけない量の情報を与えられる

淡々と処理する、脳が熱い、処理する、脳が熱い

 

頭が弾け飛んだ、再生する、処理する、脳が熱い、頭が弾け飛んだ、再生する、処理する、脳が熱い、処理する

 

頭が何度も、何度も、何度も、何度も弾け飛ぶ

頭が弾け飛んだ時に飛び散る肉塊が宙を漂い消失する

 

足を進める、頭が弾け飛ぶ、再生する、マナーが枯れる感覚

数十万のマナーが枯れる感覚は久しく感じていないことだった

マナーが込められた巻物を読み、しばし瞑想に専念する

どれほど時間が経ったのだろうか、徐々に情報処理が楽になり、頭が弾け飛ばなくなった

 

足を進める、脳が熱い、足を進める、処理する

 

神秘的な巨大な黄金に光る輪が見える

 

 

足を進める、情報を処理する、自然の理解を深めた

現象を克服した

自然現象はあなたの味方だ

 

足を進める、情報を処理する、時間の流れを見た

時間に対する耐性を身につけた

 

足を進める、

小さな干からびた玉が見える、情報を処理する、封印術を理解した

星の質量で閉じ込め、その個体のエネルギーが尽きるまで吸引する

Lvーーーーーーー

見たことも無い生命体だ、かつてはさぞかし強大な存在だったのだろう、どこか懐かしい感覚を覚える

 

体がこの環境に適合していく

考える余裕が出来た頃、足を踏み入れた時間が気になり、思い返す

あなたは2年もここに居る事に驚いた

 

足を進める、星を回す知恵が渡される、情報を処理する、あなたは神々がこの星に執着する理由を理解した

 

 

足を進める、巨大な黄金の輪の足元にまで近づいた、いや、これはシステム、確かに運命とも呼べなくもない

 

僅かながら体の内側に小さな神核ができている感覚を覚える

輪に手を伸ばす

 

星の記憶が流れ込んでくる、膨大な情報だ

だが、脳の処理は追いつく、問題はない

 

情報の処理を終え、あなたは指を見ると石の指輪が変形している事に気がつく

 

目で鑑定を発動させると

《巣窟と主人の誓い15個目》

イルヴァの運命に分け与えられた、埋まらない限り、作りたい、知りたい巣窟を作れる。 巣窟は強固だ、けして中の創造物を外には出さない、いいね?これは保険である。中の者を1匹でも出したら銀河が終わると言う簡単な理由だ

 

 

情報が流れ込んでくる、巣窟の作り方を覚えた

あなたは黄金の輪を少し眺め、家に帰った

星の情報を学び、この世のほとんどを知り尽くした

 

 

......僅か2年

 

あなたが星に記された記録はなかった

元素のイツパロトルと姉様はどうやって察知したのだろうか

 

いや、もしかしたらただ単に知覚できる範囲が広すぎるだけなのかもしれないが

 

日課をこなし、猫を可愛がり、時々神々やエルに会いに行く

 

 

あなたは己の誕生に興味を持ち始めた

内側に繋がる巣窟を作り、中に入る

 

はじまりに繋がる巣窟

全てのはじまり、全ての終焉

難易度0

 

赤黒い渦が見える、懐かしい感覚だ

それを超えさらに先に足を進める

 

 

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