謎の映画監督の物語 無の映画監督   作:dwwyakata@2024

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金が動くようになると、ダニと蛆虫や集まってくるのはどの業界も同じ。個人レベルですらそうです。

高宮はそれに対して、既に入念な対策をしていました。

対策できるスタッフを用意していた、というべきですが。

全ては計算の上です。


2、闇を這いずる

井伊は無言で、情報を集め続けていた。

 

SNSだけではない。高宮に対するアプローチを模索する与太者どもを、監視する必要があったから。あらゆる情報を周辺から探っていた。

 

やはりというかなんというか。

 

幾つかのいわゆるダークウェブ。

 

SNSの中でも会員制になっていて。

 

それらの中でも、特に犯罪組織の人間などが巣窟としている幾つかのものが、高宮監督に如何にして取り入り。

 

金をむしるかで相談をしているようだった。

 

「先手先手を打って来やがる。 頭の硬い顧問弁護士雇いやがって……」

 

「褒めてやるから金を寄越せってだけなのにな。 本当に不愉快な女だ」

 

「いっそのこと、事故に見せかけて殺すか?」

 

「それも厳しい。 パーソナルデータが、どれだけ調べても出てこない。 今調べているんだが、どこに住んでいるかさっぱりわからん」

 

それはそうだろう。

 

井伊が幾つかの物件を指定して、其処に住んで貰っている。

 

そもそも高宮監督は私物が少ない方で。

 

あんまり大きくないアパートでも充分なほどである。

 

「知り合いの過激派団体に声を掛けて、会社に押しかけさせるか?」

 

「いや、それも利が無い。 今まで特に問題行動を起こしていないし、ポリコレとかに抵触するような隙が無い。 あいつの映画見たことあるだろ?」

 

「ああ、とにかくすぐに眠くなるし、我慢して見てもまったく頭に入らないよな」

 

「そういうことだ。 騒いだところで、こっちにばかり非が出てくる」

 

舌打ちしている様子が浮かぶようだ。

 

井伊はとっくにこういう危険な連中が高宮監督を狙っている事を知っているし。

 

だから同志には時々注意喚起している。

 

それはそれとして。

 

動向はこうやって筒抜けになっているのだが。

 

多分連中は、自分達の会話が覗かれている事すら気付いていないだろう。

 

井伊は幾つものプロキシサーバを介してこの情報を盗み見ているが。

 

明らかに、日本人ではない者も混じっているようだった。

 

「それでどうする。 次の映画は更に売り上げが上がること確実と聞くが、好き勝手に稼がせておくつもりか」

 

「つけいる隙が無い。 強力な弁護団を抱えている大手企業なみだ」

 

「ちっ。 用心棒か何かで売り込めないか」

 

「無理だな。 正体不明の抱えの記者がいるだろう。 あれがとにかく鼻が利く。 あっというまに正体を嗅ぎつけられて、すぐに弾かれる。 とっくに試した奴がいるんだが、すぐに見抜かれた」

 

苛立ちが伝わってくる。

 

どうやら連中の上司が会話に加わったらしい。

 

結構大きめの暴力団の幹部かな。

 

そう思ったが。

 

まあ正体はすぐには流石に井伊にも特定出来ない。

 

「話は見せてもらったが、高宮葵に接近する方法は見つからずじまいのようだな」

 

「はい。 すみません」

 

「……これだけの金を泳がせておくのはもったいない。 とにかく何かしらの方法で回収出来ないか」

 

「隙が兎に角ありません。 広告会社を使うようだったらそこから中抜き出来るんですが、それさえ彼奴はやらないので」

 

悔しそうな様子だが。

 

犯罪組織の上司は案外落ち着いたものである。

 

「高宮葵の映画は見た。 あれは明らかにクソ映画として作っている」

 

「はあ……」

 

「分からないか。 本人が恐ろしくハイスペックと言う事だ。 お前達の行動を全て先読み出来るくらいにはな。 実際株を買い占めようとしたら、先手を打たれていただろう?」

 

「……」

 

ほう。

 

こういうのが出て来たか。

 

ヤクザもカルトも同じだが。末端はバカだ。

 

一方で、そういう末端を支配している連中は違う。

 

人を騙すプロである。

 

カルトやヤクザを侮ってはならないのは、そういうのが理由だ。学者ですら騙すような詐欺のプロ。

 

それがこの手の輩だ。

 

ヤクザは暴力を、カルトは信仰を道具として使っているという違いがあるが。

 

末端は猿の集まりで。

 

上層部はプロの詐欺師であるという点に代わりは無い。

 

「ただ、高宮葵だけで全てが出来るとも思えない。 側近がいる筈だ。 奴の配給会社の名簿を洗え」

 

「分かりました、そうしてみます」

 

「成果を今月中に上げろ。 出来なかったら上納金を五割増しにする」

 

通話がぷつんと切られたようだ。

 

流石に青ざめたようである。

 

さて、正確にこういう事をされると面倒だな。

 

少しばかり厄介な話になってきたか。

 

会社のHPに、小野寺や井伊は名前を出してはいない。

 

ただし社内の人間に、小野寺は既に知れ渡っているだろうし。

 

井伊の事だって同じだ。

 

井伊については恐らく取締役クラスしか知らないだろうが。

 

また、日野茜も少し危ないか。

 

今フリーランスになっている以上、社会的な立場はあまり強いとは言えない。

 

幾つか、先手を打っておくか。

 

まず、今の会話をしていた連中の素性を特定する。

 

順番にデータを調べていくと、結論が出た。

 

以前、日野茜の上司をしていた広域暴力団と関係をもっていた、営業部長。

 

その広域暴力団は、三次団体だったが。

 

その上の二次団体。

 

つまり、最大規模の広域暴力団の、直接傘下にいるかなり大きな組織の連中だ。

 

そいつらの名簿も洗い出す。

 

調べて見ると、幹部の中に一人。

 

知的犯罪を担当している奴がいた。

 

知的犯罪というのは、案外知られていないものなのだが。

 

ヤクザが基本的にケツ持ちをしている。

 

ヤクザがケツ持ちをして、それに上納金を納めているのが普通だ。ヤクザ本人はあまり出てこない事が多い。

 

リスクが大きいし。

 

犯罪が露見した場合、蜥蜴の尻尾斬りをして逃れられるからだ。

 

すぐに何名かの候補を絞り込むと、弁護士にさっきのデータを渡す。

 

そして、知り合いの警察に即座に連絡をさせた。

 

一般人からの連絡なんて、それこそ何の意味もないが。

 

今回は本職の弁護士を使う。

 

そうなると、通報には大きな意味が出てくる。

 

はっきりいってろくでもない話だが。

 

相手が此方の財布を狙うどころか。場合によっては命まで狙っている状態である。手段を選ばない相手に、こっちも手段を選ぶ必要はない。

 

データを渡して、警察に先ほどの参考名簿も渡す。

 

まあ匿名からの情報、ということだ。

 

こうすることで相手側を混乱もさせる。

 

内通者がいるのではないか、と疑わせるのである。

 

警察の方も手柄がほしいのは同じ。

 

末端の警官は真面目で有能だが。

 

キャリアは無能と言うのがこの国の不可思議な警察だ。

 

そういう無能なキャリアは、人々の生活を守るなどと言う事には一切合切興味などないし。

 

その代わりに学閥内での栄達や。

 

自分の名誉を何より大事にする。

 

そのために犯罪組織と癒着して財源にしたり。違法ギャンブルを見逃して上納金を入れさせるケースすらある。

 

だが今回は、その辺りに知識がある弁護士を使って通報させ。

 

犯罪組織と利害関係がないキャリアを動かして。

 

手柄をくれてやる。

 

そうすることで、利害が一致。

 

スムーズかつ電撃的に動く事になるのだ。

 

一週間もしないうちに、八人の逮捕者が出た。

 

一人は先ほど調べた広域暴力団の二次団体の若頭である。知的犯罪を担当している男で、半グレからここまでのし上がった「実力派」。いわゆるインテリヤクザだったのだが。それも警察が本気で踏み込めばどうにもならなかった。

 

その部下七人が即座に逮捕された。

 

実際問題、高宮監督に対する犯罪未遂だけでは無い。

 

散々色々な詐欺に手を染めていた事が叩けばすぐに出たので、あっと言う間だった。

 

弁護団を暴力団も雇ったが、流石にこれは分が悪いし。

 

そもそも米国ならともかく、この国では警察が逮捕したら99パーセントは裁判で勝つ。

 

こうして、危険は一つ取り除けたが。

 

まだまだ危険は存在している。

 

井伊は弁護士に礼を言うと。

 

報復に備えるように注意を促して。

 

他にも高宮監督を狙っている連中が出ないか、監視を続けるのだった。

 

 

 

広域暴力団の二次団体から八人の逮捕者。更に増える模様。

 

そのニュースは、新聞の隅っこにだけちょこんとのった。

 

まあ、コンビニとかに置かれているカス雑誌では、暴力団とかを格好良く書いたりとかするようなのがマスコミである。

 

暴力団が資金源になっているケースすらある。

 

スポンサー様のケツを舐めるのが仕事だと思い込んでいる以上、悪くは書けない。それがマスコミというものであって。

 

まあ飼い慣らされた犬以下ということだ。

 

人間であるというのに。

 

その尊厳を全て捨ててしまっている、と言う事だ。

 

井伊は一応顛末を高宮監督に連絡して。即座に引っ越しをして貰った。家については幾つも用意してある。

 

残念ながら、簡単に尻尾など掴ませない。

 

また、小野寺もそろそろ危ないなと思い。

 

会社への出勤から。

 

テレワーク主体へと切り替えて貰うことにした。

 

悪いが引っ越しもしてもらう。

 

それだけ、大きな金が動いている場所というのは危険なのである。井伊はそれを良く知っていた。

 

別に井伊が金持ちの出身というわけでもなんでもない。

 

こんなこと、ちょっと考えればすぐに分かる程度のものだ。

 

別にIQが高くなくても分かるだろう。

 

ただ、考えたくないから考えない。

 

人間とはそういうものである。

 

全ての処置が終わった後、高宮監督からメールが来る。

 

「とりあえず事前に害虫の駆除ありがと。 会社の方は?」

 

「すっかり迷惑電話はなくなった。 ともかく下手に手を出すと火傷すると、雑魚は判断したみたい」

 

「そっか」

 

「だけれど、そうなると大物が仕掛けてくる可能性がある」

 

少し昔の話だが。

 

日本で独自のOSが開発された事がある。

 

その頃、OSはある企業のものが一強状態であって。

 

他のOSに対してあらゆる圧力を掛けて潰している状態だった。

 

当然、日本で開発された独自OSに対しても、極めて非合法的な手段でつぶしに掛かった。

 

結果として、その独自OSは、メジャーになる事も出来ず。

 

今では細々と。様々なマイナージャンルで生き残る事だけを続けている。

 

メジャーな商品ですらこれだ。

 

もしも何かしらの大きな勢力が本気で目をつけたら。

 

なりふり構わずつぶしに来る可能性がある。

 

そして、高宮監督は今、丁度一番危ない状態だ。

 

こういう時期こそ。危険な連中が取り入ろうとしてくるし。

 

更に大きな勢力がつぶしに来る可能性もある。

 

金が絡むと人間はどんな野獣よりも凶暴になるし。

 

その残忍さは恐らく宇宙一だ。

 

それを井伊は理解しているから。

 

一切合切気を抜けないことを、皆に周知もしていた。

 

「ともかく、大きめの犯罪組織が動き始めているのは事実。 今回は運良く先手をとれたけれど、今後はどうなるか分からない。 いざという時のために、備えてほしい」

 

「分かった。 ありがとう」

 

「ん」

 

メールでのやりとりを終える。

 

さて、次だ。

 

井伊は監視しているダークウェブの幾つかを見て行くが。

 

どうやら今回の電撃逮捕劇。

 

内通者が出たと、案の定判断した奴がいるらしい。

 

もめ事に発展していた。

 

「オジキがカンカンだぜ。 内通者の洗い出し急げ」

 

「分かりました。 すぐに取りかかります」

 

「どうせ三次団体か半グレのチンピラか、逮捕された連中の女だろう。 全部集めて吐かせろ」

 

「もうやってます」

 

そうかそうか。

 

まあ内乱を起こすなら勝手にやればいいが。これは恐らくだが血を見る事になるだろうなと判断。

 

また警察に連絡を入れておく。

 

だが、警察の方も。

 

今回の件で、マル暴(暴力団対策の部署)が動いているらしい。

 

腐敗した県警や府警のマル暴はまるで役に立たないが。

 

今回動いているのは、きちんとした連中だ。

 

とりあえず、後は任せてしまった方が良いだろう。

 

一応データは弁護士経由で渡しておく。

 

警察の方には素性は明かしていない。

 

凄腕の協力者がいる。

 

それだけ伝えさせておく。

 

別に凄腕のつもりはないのだが。

 

そういう虚像を作る事で、それが抑止力になるのである。

 

翌日、家で家庭内暴力を行ったと言う事で、何人かが逮捕されたようだが。勿論ニュースにもならなかった。

 

昔は何故か在日外国人が犯罪を犯した場合、本名では無い謎の名前で報道するケースがあったのだが。

 

この悪習だけは近年消えた。

 

流石にあまりにも背後関係が露骨過ぎるから、批判が殺到したからである。

 

どんなに間抜けの阿呆揃いでも。

 

マスゴミも、今は自分達が斜陽である事は理解しているのだ。

 

だから、必死にどうにかしようとはしているが。

 

別にこれが自浄作用から来ている事では無く。

 

単に金がほしいからやっている事だというのは、なんとも情けない話ではある。

 

いずれにしても逮捕者は出たし。

 

どうにか誰かが埋められたり沈められたりする事態は避けられただろう。

 

また、立て続けに問題を起こしたと言う事で、広域暴力団の一次団体にも家宅捜索が入り。

 

逮捕者も何人か出たようだった。

 

まあこれでいい。

 

これで圧力は掛かった。

 

今度は別の方向からの問題が起きていないか監視しなければならないだろうが。

 

それはまた後の話だ。

 

伸びをして。それから休む。

 

ちなみに今。

 

井伊は人口百七十人しかいない離島にいる。

 

此処からリモートで何もかもやっているのだけれども。此処は井伊のセーフハウスの一つ。

 

家賃は驚きの一万五千円。

 

電気代なども含めて月生活費は四万も掛かっていないので。

 

高宮監督に、この辺りは必要経費として渡されている予算から出しているし。

 

更に高宮監督さえ、現状の居場所は知らない有様だった。

 

さらにSPもつけている。

 

このSPも、自分が誰を警護しているか知らない様子だが。

 

それすらも、計算のうち。

 

いずれにしても、正体不明のナニカが見ている。

 

そう錯覚させれば、大きな抑止力になる。

 

それでいい。

 

人間は、正体が分からないものを一番怖れるのである。

 

その正体が分からないものになっておけばいい。

 

それこそが、人間を一番怖れさせ。

 

判断力を、鈍らせるのだ。

 

さて、引っ越しの準備だ。

 

また、別の離島に移動する。

 

離島は兎に角家賃が安い。

 

ものが手に入りにくいという欠点はあるにはあるのだけれども。生活費はとにかく安くて快適だ。

 

その代わり人間関係が最悪だが。

 

今いる離島も、とにかく異臭を放つような閉鎖的な人間関係が最悪で、井伊は外に出たくない。

 

そもそも両親も、今は井伊が何処にいるかさえもしらない。

 

両親は最初から最後まで、井伊をバカにし続けていた。

 

頭が悪いと本気で信じ込んでいた。

 

全国対応のIQ試験で、200近い数値をたたき出したときも。こんなものが何の役に立つと罵倒し、ぶん殴って破り捨てた。

 

その時の自分がとことん馬鹿にしている相手から侮辱された、と顔に書いている両親の顔は。生涯忘れないだろう。

 

ちなみに今何をしているか、両親は恐らく知らない。

 

まああんな両親、どうでもいいので。

 

どうなろうと知った事では無いが。

 

さて、引っ越しの準備も終わったので、腐りきった離島を離れる。

 

次の離島もどうせろくでもない場所だろうが。

 

別に気にしていない。

 

小野寺。つまり晴に直接会いに行けないのはちょっと悲しいけれども。

 

リモートでいつでも会うことは出来る。

 

だから、それでいい。

 

あまり井伊は個人的な欲望は強くない。

 

だから、それで良かった。

 

引っ越しをする。

 

荷物を梱包し終えると、フェリーで移動。

 

船での移動は時間が掛かるが。

 

チューンしたスマホで、その間も仕事をこなし続ける。

 

今の時点で、井伊はできる限り同じ場所にいない方が良い。同じ場所にいればいるほど、絶対にいずれ場所を特定され。

 

正体もばれる。

 

そうなると、後は色々と面倒だ。

 

ヤクザにしてもカルトにしても。

 

高宮監督に取り入ろうとしてくる連中は馬鹿では無い。

 

それこそ子供を連れて個人の家に押しかけて、宗教勧誘するような末端の阿呆はどうでもいい。

 

そういう連中は本物の阿呆だから怖れるに足りない。

 

だが、金持ちに取り入ろうとしてくる輩は超がつくほどの危険存在だ。

 

井伊も手口を研究しているが。

 

その危険性については、はっきりいって限度がない。

 

場合によっては国すら潰すような連中もいる。

 

キリスト教というのだが。

 

それだけではない。

 

いずれにしても侮る事は出来ない。

 

だから侮らない。

 

それだけの話だ。

 

井伊はフェリーに揺られながら、ちょっとこのフェリーは揺れが大きいなと思った。調べて見ると、少し海が荒れているらしい。

 

だが、目的の離島にはきちんと予定通りつく。

 

荷物も何社か信頼出来る輸送会社を経由して送って貰ってあるので。

 

地力で開封して、中身がなくなっていないことを確認。

 

勿論無くなる可能性はあるので、リスクを考慮してチェックリストもきちんと自作して、それで確認をするのである。

 

手慣れたものだ。

 

何度もやっているのだから。

 

作業関係を組み立てると。高宮監督に連絡を入れて、また作業を開始する。

 

井伊の仕事は、当面終わる事はないだろう。

 

だがそれでいい。

 

井伊はあくまで影だ。

 

今後も影であれば良いし。影はあくまで本体に常に貼り付いている。それが闇の中でもであるし。

 

影の主が邪神であってもだ。

 

井伊はそれで良いと想っている。それが自分のあり方なのであれば。

 

自分のあり方さえ見つけられない人は、それこそ幾らでも存在している。

 

井伊は今、自分のあり方を見つけられている。

 

それだけで、充分に幸せなのであった。

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