アレって何だよ
当然ながら桂さんいません
「あー、疲れた……まさか郊外近くまで歩く事になるなんて……」
「親分がケチんなきゃもっと早く楽についたんだけどなァ」
「だって案外近くだって言ってたじゃない!やっぱアキラ達以外のプロキシは宛になんないわね」
「ニコが最後まで話を聞く前に飛び出してったから……」
「私が悪いって訳!?」
「あのプロキシは想定してた所よりも案外近かったって意味で言ってた、その後私の話も聞かなかった」
「ニコの親分ってたまーにそういうとこあるよな、猪突猛進というか」
「あーもうわかったわよ!とりあえず反省は後!やっと刀鍛冶屋に来たんだから、調査開始よ!」
「「おー」」
邪兎屋メンバーが刀鍛冶屋の戸を叩くが、鉄を打つ音にかき消されてしまう。
「あのー!!連絡したニコ・デマラですけどー!!」
カーン!カーン!カーン!
「すいませーん!!」
カーン!カーン!カーン!
「ねぇビリー、あのオールバックハゲ撃ってくれない?」
「誰がオールバックハゲじゃぁああああああ!!」
「聞こえてんじゃないの!!!」
「うるせぇえええ!!!」
「げふっ」
「親分ンンンンン!!!」
「……」
「アンビーも落ち着けって!無言で抜刀するのは良くねぇよ!」
「全く人様の家に怒鳴り込んでくるとは!!近所迷惑だろう!!」
「アンタが返事しないのが悪いんじゃない!というかアンタの方が声でかいわよ!!」
「すまない、兄はいつもこんな何だ。私が変わりに謝る」
「えっとアンタは?」
「客が来たらまずは茶を出さぬか鉄子ォ!すみませんねぇ皆さん!自己紹介せぬか鉄子ォ!なんて呼べばいいかわからんであろう鉄子ォ!!」
「いやもう言ってる、言ってるから。お兄さんもう妹さんの言ってるから」
「誰が義兄さんだァアアアアア!!」
「ギャアアアアアア!?」
「話が進まないわよ!!」
五人は座り直し、一息ついた後やっとこさまともな会話が始まった。
巷を騒がせている辻斬り事件、件のそれに使われている刀についてニコは聞いた。
鍛冶師の打田鉄矢は確かに自分の父が打った刀と、三人に話した。
「人の生き血を啜り、血によって猛る刀こそ『紅桜』の名を成す刀!名刀が妖刀と化し、その危険性の為父が封印したがある時盗まれてしまったのだ!」
「随分前に治安局に被害届を出したんだが、突き返されてしまったんだ。オカルト地味た妖刀に加えてその……兄がコレなもんだから」
「何を言うんだ鉄子ォ!」
「本当の事じゃないか!」
「あー、はいはいそこまでよ。その紅桜について見た目の特徴とかあるの?」
「父に聞いた話では鞘から抜いた刀は紅桜の如く紅いオーラが見える!その輝きを見ると悪寒がするとも言った!」
「人を斬った分切れ味が増すらしい、もう何件も起きているから……」
「もっと力を増してる……」
「あたしとビリーでアンビーとの支援して、猫又が刀をぶんどるみたいな感じで行けるかしら……」
「いけっかもだけど親分、多分いつもみたいな大雑把な作戦だとヤベーかもしれねぇ。店長達もエリザベスも言ってたろ、そこらの奴等とは比べ物にならねぇって」
「私からもお願いしたい!!是非とも我が父の形見でもある紅桜を!!取り戻していただきたい!!」
「お願いします……っ」
「元からそのつもりだけど……盗んだやつに心当たりはないの?」
「それがまるっきりわからないんだ、すまない」
「ニコ、そろそろ他行った方がいいかも。時間が無い」
「そうね、わかったわ。とりあえず情報ありがとうね、また何か掴んだら教えてあげるわ」
「恩に着る!!!!」
「最後までうるさいのよあんた!!」
「アンビーさん、もし刀が欲しければ私に言ってくれ。次来た時に渡せる様にしておく」
「わかったわ、必要があれば…」
邪兎屋が離れた後、鉄矢は足早に鍛冶屋を出ていった。
向かう先には一隻の船が浮かんでいる。
「紅桜の量産、急がねばならんな」
「迎えにあがりましたよ、打田さん」
「おぉ武市殿!ありがとう!!」
「声がデカいです」
「高杉殿は健在か!」
「晋助殿は貴方に心配される程ヤワじゃありませんよ。ほぼエーテリアスになっていると言っても過言では無いのに、今も尚正気を保っていられる精神力には驚かされてばかりですよ」
「フハハハハ!やはり伝説の四天王はやはり化け物ばかりだな!それでこそ紅桜を預けるに足るに相応しい!」
「化け物呼ばわりしないでください、後が面倒なので」
桂小太郎の好感度イベ
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みたい
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いらない
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紅桜篇進めてくれ