東国の令嬢に転生したので世界を平和にすることにした。 作:あゆなみ
朝、いつも通り学校に向かう。なんだか今日は1年生が少しザワザワしている。
近くにいた子に話を聞くと1年生でついに星"ステラ"を獲得した子がいるらしい。
今日はアルトとは別々で登校したのでその辺はあまり聞いてなかった。いや皇帝の学徒の私すら知らなかったのでまだあまり情報はまわってないのかもしれない。
教室に行くとすぐにデミーくんにそのことを知らされた。
「この時期に星獲得ということは奉仕系のやつかな?すごいね!で、誰が獲得したの?」
ワクワクしながら聞いてみる。
「アーニャ・フォージャーだ。」
「、、、え?」
まさかのよく知る人物だった。
「うそ!?ほんと!?すごい!!」
私がはしゃいでいるとデミーくんがうるさいと目で訴えてきた。
仕方なく大人しくする。
「、、、お前見た目はいいんだから少しは令嬢らしく振舞うことを覚えろ。」
デミーくんに飽きられてしまった。
忘れかけていたが今世の私は顔がいい。
その上髪や目の色合いもかなり珍しいので私の事をよく知らない下級生の子達からは容姿のことで褒められることが多かった。そして皇帝の学徒ということもあり慕われることも多い。
最初の頃は顔がいいとかラッキー!と思っていたがそういえば一応令嬢だし、中身がそのままだと結局あまり変わらないということもだんだんわかってきたので大人の余裕みたいな感じで大人しくしてみるのもありかもしれない。
でも、、、それじゃあ楽しくなさそうだ。
「、、、まぁでもお前はそのままがいいのかもな。」
突然デミーくんが口を開いた。
「明るいところがお前の取り柄だろうし、俺もそういう明るいところは好ましく思っている。だから、、、」
そこまで言うと急に回れ右して何処かに逃げてしまった。
まぁ表彰式の前には戻ってくるだろう。それにしても、、、
「なんかちょっと嬉しかったな」
彼が私の取り柄を好ましく思ってくれていたことが以外すぎてニヤケが収まらない。
そしていっときニヤニヤしているとデミーくんが戻ってきた。
表彰式も終わり教室に戻る。
戻る途中であったアルトに聞いたのだがアーニャちゃんが1番最初に星を獲得したことをあまり周りはよく思っていないらしい。
「嫉妬って事なのかな?まぁ焦る気持ちはわからんでもないけどちょっと悲しいよね〜」
デミーくんにそう話す。
「、、、嫉妬したところでどうにもならないしな。悔しいのなら努力すればいい話だ。」
そんな正論をいいながら静かに授業の準備をしている。
そういえば私生まれ変わってから嫉妬したことないな〜やっぱ周りの子より精神的に年上だからかなっ♪
そんな感じで浮かれていた私が嫉妬することになるのはまた別の話である。