東国の令嬢に転生したので世界を平和にすることにした。 作:あゆなみ
この世界に転生してからはや6年の月日が流れた。
流石にこの世界での暮らしには慣れてきているし、文明レベルがだいたい50年くらい前のものだとも推測できている。
テレビがあるのって正直めっちゃありがたい。
6歳にもなると言葉を話していたり、歩いたり走ったりしたとしても不思議ではなくなってきて、両親とも普通に会話できるようになった。
この世界の言葉が日本語なのは未だに疑問だが、、、
「おはよう!アネットちゃん!」
急に母親に話しかけられて驚く。
「おはようございます。お母様。」
「ふふっおはよう♡今日も元気で可愛いわね♡」
私の母親は顔も性格も綺麗な人である。しかも女性の中では数少ない医者の資格を持っている人でもある。
まだまだ医者は男の仕事という考えが強い中、周りの目を気にせずに勉強して医者になるのは精神面的に辛いことである。
そんな中懸命に勉強し、常に成績上位にいた母親を同じ医学部にいた父親は惚れてしまったらしい。
猛アピールのすえ何とかお付き合いにまで辿り着き、2人とも医者の資格を取ることができた。らしい、、、
そんな両親も娘の私には甘々で、、、あっそういえばもうすぐ私は一人っ子ではなくなってしまう。
現在母親のお腹の中には9ヶ月頃の赤ちゃんがいる。つまりもうすぐ私の弟か妹が産まれてくるという訳だ。
前世では妹しかいなかったので弟にも少し興味があるが、、、まぁ無事に産まれてくれればどちらでもいい。
リビングにつくとすでに父親が席に座っておりすぐに朝食をとることになった。
「アネット。もうすぐ入学試験だが、勉強は上手く進んでいるか?」
そう父親が言ってきた。
家族で話し合って決めて、名門校に入学することになっていたのだ。
主な理由は私が将来苦労しないためと、単純に私がこの世界の学校に興味があったからである。
「大丈夫です!お父様。勉強は順調ですわ。」
「そうか!流石俺らの娘だな!」
正直6歳向けのテストなんて私には簡単だが、、、この世界の常識が前世と違う可能性も含め、ちゃんと勉強する事にした。
あとやっぱ不安っちゃ不安になるからだ。
「それにしても試験まであと2週間ね。お守りでも作りましょうか。」
「いいな!それ!国家試験の時も作ってたもんな!」
「そういえばそうだったわね!」
2人で話が盛り上がっている。ほんとに仲良いなこの夫婦。
それから2週間がたち、母親のお守りのお陰か無事に合格することができた。
それから面接も合格し晴れてイーデン校という所の生徒に仲間入りである。
そういえば私入学試験で2位だったらしいが、1位って誰だろう。
そして、それは入学式のときに判明した。
『あの方が入学試験1位で合格したデミトリアス様よ!』
『ほんとだわ!』
そんな声が聞こて後ろをむくと、彼が会場の席に1人で座っていた。
ほとんどの子は両親と一緒に座っているが、どうしたのだろうか?
そしてクラス発表で、なんと同じ2組になってしまった。まぁ別に問題ないが、今度機会があったら話しかけてみようかな?そんなことを考えながら担任の先生について行って校内を回った。
次回から学園生活本格的にスタートです。