ここ私立桜龍高等学校で廊下を走るひとりの男がいた。
プレイヤー「──── 」
彼の名はプレイヤー。
私立桜龍高等学校に在籍する生徒のひとりにして大人気カードゲームであるデュエル・マスターズ、通称デュエマをこよなく愛する少年。
そんな彼が必死になって走っているのは理由はもちろん大好きなデュエマ絡み。
室内に吹いた風で持っていたデュエマのカードの一枚が飛ばされてしまいそれを追いかけていた。
幸い今は放課後で人が少なく走っても他の人にぶつかる心配は低いが、これが休み時間などだったら飛ばされた先で誰かがカードをキャッチしてくれたかもしれなかった。
そうこうしているうちにカードがスルリと教室に入ってしまいプレイヤーはすぐさま教室に入る。
ガラッ
アーシュ、メガ、ギャイ、ゼオス、すず「あっ」
プレイヤー「・・・・・・。────✨」
そこには龍の特徴を持った五人の少女がいた。
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アーシュ「ドラゴン化しているところを見られてとりあえず生徒会室に留まってもらいましたが・・・」
プレイヤー「────✨」
メガ「とりあえず大事にならなくてよかったね」
ギャイ「それにしてもめっちゃ目を輝かせてるな」
ゼオス「詳しいコトを説明シマシましだけどクリーチャーに全然怖がる様子がありマセンネ」
すず「それどころがさらに目を輝かせるぞコイツ」
生徒会メンバーのそれぞれ生徒会長の流星アーシュ、副会長の真久間メガ、庶務担当の地封院ギャイ、書記担当のサーヴァ・K・ゼオス、会計担当の熊田すずの五人は、自分達がドラゴンの力を扱えること、そしてその力でクリーチャーを撃退していることをプレイヤーに伝える。
だがそれを聞いたプレイヤーは驚きこそはあったが恐怖せずむしろ自分が大好きなデュエマのクリーチャー達が実在するという事実に興奮がおさまらないようだ。
アーシュ「その・・・、私たちが怖くないんですか?だって体の一部がドラゴン化するんですよ」
プレイヤー「・・・全然。それどころがみんなすごくカッコよかった・・・!」
アーシュ「かっ、カッコいいだなんてそんな・・・///」
メガ「そうかな///えへへ///」
ギャイ「かっ、カッコいいか・・・///」
ゼオス「照れちゃいマス///」
すず「ま、まあ悪い気はせんな///」
プレイヤー「────」
ゼオス「えっ?なんでみんなドラゴンの姿になっていたのかデスって?」
ギャイ「それがな、教室になんかのカードが風でスルリと入ってきてアーシュはんの顔にくっついてきてな、それにアーシュはんが驚いてその声にうちらも驚いて結果仲良くドラゴン化してしもうたんや」
アーシュ「うぅ・・・。面目ないです・・・」
メガ「あのときのかいちょーの声かわちかったよ♪」
プレイヤー「────」
メガ「あのカードプレイヤーのだったの?」
すず「キサマのせいかー!?」
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そのあとプレイヤーは彼女達にドラゴンの力を与え生徒会に任命した校長から呼び出され面談を受けたのち新しく生徒会に入ることとなった。
校長いわく『クリーチャーに詳しいし、何より彼女達のドラゴンの力に怖がらず接してくれるから大丈夫じゃろ。それにワシの神聖なるドラゴン体にキラキラ目を輝かせたのが特に気に入った!』という理由だったそうだ。
ちなみにプレイヤーは特定の役職を持たず彼女達の補佐をすることになった。
こうしてドラゴン娘が所属する生徒会、通称ドラ娘生徒に初の男子かつドラゴンの力を持っていないプレイヤーが新メンバーとなった。
だが彼女達にほのかに芽生えた恋心に彼女達自身が気づくのはまだまだ先になるだろう・・・。