ここ最近桜龍高等学校は連日すさまじい風と大雨に見舞われていた。
それも学校の敷地内のみでそれ以外の場所はテレビの天気予報通りだった。
この不思議な気象、実は自然によってもたらされたものではなくクリーチャー、次元の嵐スコーラーによるものだった。
スコーラー「す、スコーラー・・・!」
アーシュ「はぁ・・・。はぁ・・・。な、なんとか倒せましたね・・・」
メガ「もうクタクタだよ〜」
ギャイ「とんでもない勢いの水流や竜巻に加えて極め付けは雷ときてマジでキツかったわ・・・」
すず「まったく・・・。このクリーチャーのせいでしばらくジメジメしっぱしだったぞ!」
ゼオス「でもずっと雨ばっかりだったからコレで晴れるワネ!」
そんなお騒がせなクリーチャーを倒したのはコミュ障ながらも高校でキラキラJKライフを夢見る生徒会会長の流星アーシュ、明るいマイペースギャルの副会長真久間メガ、そしてその幼馴染である関西弁ツッコミで庶務の地封院ギャイ、会計である天才ちびっ子体型の熊田すず、書記の長身グラマラス留学生サーヴァ・K・ゼオスの桜龍高校生徒会メンバー。
この5人は、普段の生徒会業務に加え、今回のようなクリーチャーを撃退するため校長からドラゴンの力を与えられた『ドラ娘生徒会』なのだ!
すず「ヘクチッ!さ、寒い・・・」
ゼオス「すずちゃん大丈夫!?」
メガ「無理もないよ〜。服思いっきし濡れちゃったからね」
メガの言う通りスコーラーの雨風による攻撃でもれなく全員びしょ濡れになっていた。
ギャイ「どないしよ・・・。うちジャージ濡れると思って持ってきてないで・・・」
アーシュ「私です・・・」
メガ「ぼくも・・・」
ゼオス「朕もデス・・・」
すず「わらわもだ・・・」
全員がジャージを持ってきておらず、このまま全員ずぶ濡れで授業を受けるしかないと危惧していた。
アーシュ「あっ!」
だがここでアーシュにとある考えがひらめく。
アーシュ「メガちゃん!メガちゃんってドラゴン化したら口から火を吹けますよね!?」
メガ「?うん、吹けるけど」
ゴォ!
メガはそう言うと口から炎を吐いてみせた。
アーシュ「それで服を乾かせませんか?ちょうど今は移動授業でうちのクラス誰もいませんし」
メガ「かいちょー!それナイスアイディア!」
ギャイ「でも大丈夫なんか?ずっと火を吐き続けるなんて」
メガ「だいじょーぶ!逆に濡れた服着続けるよるはずっといいよ!」
すず「た、頼む・・・。ついでにわらわをあっためてくれ」
ゼオス「すずちゃんそんなに寒いなら思いっきり朕が抱きしめて温めマース!」
すず「せめて濡れた服を脱いでからにしてくれ・・・」
────────────────
ゴォォォォ・・・!
メガ「どおかいちょー?渇いてる?」
アーシュ「ちゃんと渇いてます!」
ギャイ「何回か服が焦げそうになったけど、なんとか渇いてよかったわ!」
すず「メガの火のおかげでわらわもあったまったぞ♪」
ゼオス「もうすぐ授業も終わりますし早く服を着てしまいマショウ!」
途中、服が何度か焦げそうになりながらもメガの炎のおかげでなんとか服が乾いた。
もうすぐ授業が終わりクラスメイトが移動教室から帰ってきてしまうため、彼女達は早速渇いた服を着ようとする。
ガラッ!
アーシュ「えっ」
メガ「へっ」
ギャイ「まっ」
すず「ちょっ」
ゼオス「アラ?」
だがそこに移動教室でドラ娘生徒会の面々以外誰もいない教室のドアを開けた者がいた。
プレイヤー「────!」
彼の名はプレイヤー。彼女達のクラスメイトで同じくドラ娘生徒会の一員でありながら唯一のにしてドラゴンの力を持たない男子生徒である。
そんな彼はひょんなことから彼女達のドラゴン化した姿を見てしまう。
だがそれに恐れるどころが彼がこよなく愛するカードゲームであるデュエル・マスターズのドラゴン達の特徴があるドラゴン化した彼女達に目を輝かせ、さらには人間じゃない力を持った自分達が怖くないかと問いかけたアーシュに対しプレイヤーはカッコいいと答え彼女達の頬を赤く染めた。
これらのことで校長にクリーチャーに怖がらず詳しくそして校長のドラゴン姿に目をキラッキラ輝かせていたという点からドラ娘生徒会のメンバーに加えられたのだった。
そしてこれがきっかけで彼女達は異性としてプレイヤーに心が惹かれることになった。
話を戻すがプレイヤーは今回、天候を操るクリーチャーという観点から彼には危険と判断した彼を抜いたドラ娘生徒会メンバーから怪我を負わせる訳にはいかないということから知らされておらず、彼も本来なら移動教室先で今も授業を受けている身だ。
だが実はひょっこり移動教室先に現れた校長から彼女達がクリーチャーと戦っていると聞き、心配し体調不良と偽って授業を抜け出して彼女達を必死に探して教室まで来たのだった。
だが彼女達は濡れた服が渇いたばかりで今は全員が下着姿。
うら若き女子高生、しかもタイプは違えど全員美少女という男子高生なら性の激薬な場面だが、プレイヤーは性欲がそのままそっくりデュエマ欲に置き換わっているといっていいほどなので幸が不幸か彼女達がそのような警戒をする機会はなかった。
だが意中の異性に自身の下着姿を見られるという事態は彼女達、特にアーシュの脳内キャパを遥かに超えた。
プレイヤー「────ッ!?」
アーシュ「あ、あぁぁぁ・・・///キャーッ!?///」
プレイヤー「────!?」
ザッパーンッ!!
アーシュは恥ずかしさのあまりドラゴン化しその力で生み出した大量の水流でプレイヤーを吹っ飛ばしてしまった。
しかもメガの炎でやっと渇いた服もまたびしょ濡れになってしまった。
キーン!コーン!カーン!コーン!
アーシュ「・・・・・・///」
メガ「・・・・・・///」
ギャイ「・・・・・・///」
すず「・・・・・・///」
ゼオス「・・・・・・///」
アーシュ「す、すみません・・・///」
メガ「あはは・・・///まーしょうがないよ・・・///」
ギャイ「今回ばっかりは誰も悪くない・・・///」
すず「このまま授業を受けるよう・・・///」
ゼオス「その前に床の水を拭き取らナキャ・・・///」
こうして授業の終わりを知らせるチャイムを聞きながら水浸しの教室を綺麗にすべく全員雑巾を握りしめた。