初めましての通り処女作ですどうか生暖かい目でお願いします
「まだ向かってくるか?勝てないとわかっていながら」
世界最高の魔術師、アレイスター=クロウリーは雪原に立ち感情のない目で眺めている
「奴は俺様に世界を見ろといった、奴が救った世界をお前に好きなようにさせたくないからな」
重い体を起こしまっすぐに睨む
「よもや『右方のフィアンマ』さえ影響されるとはな、やはり幻想殺しは面白い」
「そうだな、おそらく奴には俺様が一生かけても追いつけないだろう、だが奴を目指すぐらいはできるだろう」
切り落とされた右腕の付け根に魔力を集めていく
「ほう、もはや残りカスしか使えないと思っていたがこれほどの力が残っていたのか」
溜まっていく魔力を中心に辺りの雪が溶け消えていく
「おそらくこれでもお前を殺すには至らないだろうがその杖だけでも潰させてもらう」
溜まった魔力はすでに10m以上に肥大化し雪原は見渡す限りの茶色に染まっている
「確かに凄まじい魔力だ、『神の右手』にも及ばずも遠からずな威力だな、だが」
その間にも魔力は肥大していく
「受け止めてみろ」
放った魔力は炎になりそれはもはや太陽といっても過言でもない光を放ちながら突き進んでいく
「さすがに舐めすぎではないか?」
しかしアレイスターに届く直前にその太陽よりも巨大な魔力が飲み込む
「……杖程度は破壊できると思ったが」
アレイスターの魔力は太陽を取り込みさらに巨大化しもはや時空を歪ませるほどになり、フィアンマに迫る
「やはり届かなかったか」
そう呟いた直後フィアンマは魔力に飲み込まれた
「ふむ、さすがに威力を出しすぎたか?」
その破壊はフィアンマが居たであろう場所を中心に巨大なクレーターを作っていた、しかしそのクレーターは普通ではない、大地は初めから無かったかのように消滅している、そして空は全ての雲が吹き飛び青い空が覗いている
「死体は残ると思っていたが、先程の一撃で全ての魔力を使い切っていたか」
アレイスターはその杖を消すとつまらなさそうにフィアンマが居たであろう場所を一瞥し、
「君は惜しかったが選択を間違えたな」
そう呟くと色があせていくように消えていき
そして数秒後、残ったのは巨大なクレーターだけだった
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「………ここは?」
フィアンマが目を覚まし、辺りを見回すと無限に広がる黒い空間に漂っていることがわかった
「これが世界を救おうとした罰か…」
フィアンマは本気で世界を救おうとしていた、だが幻想殺しの男は言った『そんな野郎に救われなければならないほど、俺たちの世界は弱くない』確かにその通りだった世界は救いを拒んだそれがこの結末だ、本当の意味で世界を救えるのはあの男だけだろう
「ッッ!……この傷では死ぬのも時間の問題か……」
フィアンマの傷はアレイスターとの戦いで切り落とされた右腕だけでなく、他にも致命傷を負っていたそのなかでも一番酷いのはやはり最後の一撃だろう、全身に大小様々な傷がつき骨も殆どが折れている
「悪いな上条当麻、もう世界を見ることはできないようだ」
そう呟くとフィアンマはゆっくり目を閉じた
しかし意識を失う直前フィアンマは確かに言葉をきいていた
「やりなおしたい?」
その声は少年のようでもあり少女のようでもあるふしぎな声だったが
あぁ………やりなおしたいな
どおして?
俺様は道をまちがえた……だからつぎは
あいつと同じように
そう答えると意識を完全に手放した
おにいさんおもしろいね
やりなおさせてあげる
黒い世界で微かな光がもれ出した
その光にフィアンマの体はゆっくりと進んでいく
そしてフィアンマの体が光の中に消えるとゆっくりと光が消えていく
そして光がなくなるとなにも無いはずの世界に声が響いた
つぎはがんばってね
まっかなおにいさん
さすがにちょっと無理しすぎたなと思います
でもこの人原作でもチートなのでこんぐらいありかなって思ってたり思わなかったり
まあそんなこんなで第0話、ありがとうございました