ハイスクールD×D 神上に至る者   作:コロンブスのニワトリ

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どうもニワトリです

モンハンやってたら遅れました


なんかG級でも……上位装備で余裕……張り合いがない




第6話 はぐれ悪魔

はぐれ悪魔という存在がいる

それは力に溺れ、人を喰らう存在

もともと爵位を持った悪魔に下僕にしてもらった人間が、主の元から逃げたし、または主を殺して主無しとなり、制御が効かなくなり各地で暴れ回る。それらを総称して『はぐれ悪魔』と呼ばれているらしい

 

 

それらは欲望の赴くまま人に害を及ぼしている。見つけしだい、主人、もしくは他の悪魔が討伐することになっている。それが悪魔のルール

 

 

オカルト研究部一行は高い木が並ぶ林のなかにある廃屋に来ている、そこで毎晩はぐれ悪魔が人間を誘き寄せて、喰らっているらしい

 

 

「……血の臭い」

 

 

搭城が制服の袖で鼻を押さえている。確かにかなりの敵意と殺気が辺りを覆っている。いや、それよりもここで殺されたであろう人間の怨念が凄まじい

 

 

「確かに、ここではかなりの人間が殺されているらしいな」

 

 

兵藤も殺気を感じているらしいが平気そうだった

 

 

「なんだ、この殺気の中でも平気なのか?」

 

 

「いや、平気ではないけど……お前の力を見たあとだとな……」

 

 

ああ、確かにあの時は殺気など微塵もなかったがかなりの力を出していたからな。この程度平気になるのもうなずける

 

 

「イッセー、トウマ、いい機会だから悪魔としてのて戦いを経験しなさい」

 

 

「マジっすか!?俺まだ戦力にならないと思うんですけど?」

 

 

「そうね。トウマは別としてイッセーはまだ無理ね」

 

 

ちょっとはオブラートに包めないのか?兵藤が軽くショックを受けているぞ

 

 

「でも、悪魔の戦闘を見ることはできるわ。私達、悪魔の戦いを見てみなさい。下僕の特性も説明してあげるわ」

 

 

「なんだ、俺様は参加しないのか。俺様なら直ぐに終わるぞ?」

 

 

「いや、あなたには私達の力を見てもらうわ。一応悪魔の戦いは初めてでしょ?」

 

 

「それなら、お前達の力を見せてもらうとしよう」

 

 

「部長、下僕の特性ってなんなんですか?」

 

 

それは俺様も聞きたかった

 

 

「主となる悪魔は、下僕となる存在に特性を授けるの。……そうね、ついでに悪魔の歴史も含めてその辺を教えてあげるわ」

 

 

グレモリーが話した内容は

昔、悪魔と堕天使と天使は三つ巴の戦争をしていたらしい。しかもそれは永久とも思われる長い期間。その結果、どの勢力も消耗し、決着がつかぬまま戦争は数百年前に終結した。

そして悪魔の犠牲も少なくなかった。力のある悪魔の大半が戦争で命を落としてしまいもはや軍団を保てないほどになってしまった。

しかし戦争が終わったとはいえ、どの陣営も他の陣営を倒そうとしている。そこで悪魔が用いたのが悪魔の駒(イーヴィルピース)。人間にチェスの駒の特性を持たせ悪魔に転生させる道具。そして、そのなかで自分の下僕同士を戦わせる『レーティングゲーム』というのが悪魔の中で大流行している。そのレーティングゲームは今ではゲームの強さが爵位に影響を与えるほどになっている

 

 

「まあ、レーティングゲームの大会は成熟した悪魔でないと出場することはできないけどね。私はまだ成熟していないから出たことはないわ」

 

 

「じゃあ、木場たちもそのゲームをしたことはないってことか?」

 

 

「うん」

 

 

前々から思っていたことだが、悪魔と言えど人間とそう変わらないな。違いは力の有無だけか

 

 

「悪魔の駒で転生した俺様たちの駒はなんなんだ?」

 

 

「そういえば何の駒なんですか?」

 

 

「そうねあなたたちは―――――」

 

 

グレモリーはそこまでで言葉を止めた。

この辺りに立ち込めている殺意の持ち主が近づいて来ているのがわかる。兵藤もその事に気がついているようだ

 

 

「不味そうな臭いがするぞ?でも美味そうな臭いもするぞ?甘いのかな?苦いのかな?」

 

 

闇のなかから声が聞こえる

 

 

「はぐれ悪魔バイザー。あなたを消滅しにきたわ」

 

 

すると異様な笑い声が辺りに響く。

 

 

闇のなかからゆっくりと現れたのは上半身裸の女だ。しかし全体が現れるとその見た目は、まさしく『バケモノ』だった。兵藤は女の裸が見えた瞬間目を輝かせたが、下半身を見ると明らかにがっかりしていた。こいつ意外と余裕だな

そんなことを考えているとグレモリーが続ける

 

 

「主のもとを逃げ、己の欲求のためだけに暴れるのは万死に値するわ。グレモリーの名において、あなたを消し飛ばしてあげる!」

 

 

「こざかしいぃぃぃぃ!小娘ごこきがぁぁ!その紅の髪のようにお前の身を鮮血に染め上げてやるわぁぁぁ!」

 

 

「雑魚ほど洒落のきいたセリフを吐くものね。祐斗!」

 

 

グレモリーが言った瞬間、かなりのスピードで木場が飛び出していった。なかなか速いな。この程度の相手なら簡単に倒せるだろう

 

 

「イッセー、トウマ。さっきの続きをレクチャーするわ」

 

 

兵藤は木場のスピードに驚いている

 

 

「祐斗の役割は『騎士』、特性はスピード。『騎士』となった者は速度が増すの」

 

 

すると、先ほどよりも速度が増していく。聖人には届かないが、明らかに人間の出せる速度を越えている

 

 

「そして、祐斗の最大の武器は剣」

 

 

木場が手から手に西洋剣を出した、そしてそのままはぐれ悪魔の両腕を切断する。少し遅れてはぐれ悪魔の絶叫が木霊する。

 

 

「これが祐斗の力。目では捉えきれない速度と、達人級の剣さばき。ふたつが合わさることであの子は最強のナイトになれるの」

 

 

確かになかなかの速度だが、達人級は言い過ぎではないか?あれではせいぜいイギリスの『騎士派』と同じレベルだぞ?

 

 

「次は小猫。あの子は『戦車』。戦車の特性は――」

 

 

するといつの間にかはぐれ悪魔の足元に移動していた搭城を巨大な足が踏み潰す。

 

 

まあ、わざわざ踏まれやすい位置に移動したんだ、大丈夫だろう。兵藤は目に見えて驚いている

 

 

「ぶっ、部長っ。小猫ちゃんが!!!」

 

 

「安心して見ていなさい、イッセー。『戦車』特性はシンプル。バカげた力。そして、屈強なまでの防御力。無駄よ。あんな悪魔の踏みつけぐらでは小猫は沈まない。潰せないわ」

 

 

するとはぐれ悪魔の足が少しずつ持ち上がっていく。小柄な体型でもこれほどの力が出せるとは、悪魔の駒というのは凄まじいな

 

 

「……ぶっ飛べ」

 

 

はぐれ悪魔の足をどかした搭城が腹に鋭い拳を打ち込んだ。はぐれ悪魔の巨大な体が後方に大きく吹っ飛ぶ。兵藤は驚きながらも何かしらの決心を固めた顔をしていた。こいつは戦闘中になにをしているんだ?

 

 

「最後に朱乃ね」

 

 

「はい、部長。あらあら、どうしようかしら?」

 

 

姫島が、微笑みながらはぐれ悪魔に近づいていく

 

 

「朱乃は『女王』。私の次に強い最強の者。『兵士』、『騎士』、『僧侶』、『戦車』、すべての力を兼ね備えた無敵の副部長よ」

 

 

「あらあら。まだ元気みたいですね?それなら、これはどうでしょうか」

 

 

姫島は睨み付けてくるはぐれ悪魔にむかって雷を落とす。あれは魔力でできた雷だな、なかなかの威力だ。

 

 

「ガガガガガッガガガッガガガッッ!」

 

 

雷で感電するはぐれ悪魔、肉が焼ける匂いもしてきた

 

 

「あらあら。まだ元気そうね?まだまだいけそうですわね」

 

 

そういうと何度もはぐれ悪魔にむかって雷を落とす。というか最初の一撃で戦闘不能になっていたのにいつまでやるつもりだ?ここまでくるともはやかわいそうに思えてくる。兵藤もさすがに目に見えて引いている

 

 

「朱乃は魔力を使った攻撃が得意なの。雷や水、炎などの自然現象を魔力で起こす力よ。トウマがいた世界のもこんな感じだったの?」

 

 

「確かに自然現象を起こす魔術もあったが、使っているものはあまりいなかったな」

 

 

「そうなの?なら今度その事も教えてもらうわ」

 

 

兵藤が恐る恐るグレモリーに訊ねる

 

 

「ぶっ、部長なんで朱乃さんあんなに攻撃してるんですか?」

 

 

「ああ、朱乃は戦闘に関してだけ究極のドSになるの」

 

 

断末魔をあげるはぐれ悪魔を見ながら恍惚の表情を浮かべている。あれはドSとかいえるレベルを越えてないか?

 

 

ひとしきり雷を落とすと満足した表情ではぐれ悪魔から離れる。するとグレモリーが戦意を失ったはぐれ悪魔に向かって手をかざす

 

 

「最後に言い残すことはあるかしら?」

 

 

グレモリーが訊く

 

 

「殺せ」

 

 

その言葉を最後にグレモリーの手から巨大な黒い魔力を打ち出す。魔力が消えたときはぐれ悪魔の姿は消し飛んでいた

 

 

「終わりね。みんな、ご苦労様」

 

 

グレモリーが部員たちにそう言う。悪魔の戦いが終わったようだ

 

 

「さあ、あなたたち悪魔の戦いはどうだった?」

 

 

「えっと……なんか凄かったです」

 

 

「まだまだのびしろがあるな」

 

 

素直に答えるとグレモリーがむっとした様子で訊いてくる

 

 

「確かにあなたにはかなわないけどたったこれたげで私達の力がわかったていうの?」

 

 

「いや、力を完璧に理解することはできなかった」

 

 

「ならどういうこと?」

 

 

詰めが甘い(.....)。ということだ」

 

 

そう言うと小指ほどの火種をグレモリーの後ろに向かって放つ

 

 

その火種はグレモリーを素通りすると、後ろから襲いかかるはぐれ悪魔の腕に命中する。その火種は当たった瞬間太陽のような光を放ち腕を灰にかえた

 

 

「油断をするな、この程度少しでも気を配ればすぐに気づけたはずだぞ?」

 

 

部員は火種を放ったことを理解するのに一瞬遅れていたが、全員がグレモリーを庇おうとしていた

 

 

「……そういうとね……確かに完全に油断していたわ」

 

 

「右崎!いきなりすぎるだろ!?当たったらどうするんだよ!!」

 

 

「先になにか伝えていたら間に合わなかったんだ、しょうがないだろう」

 

 

そういうと兵藤は取り敢えず納得していた

 

 

兵藤以外の部員もため息をついている。誰か一人位気づくかと思ったが、全員が本当の『戦い』をしたことがないんだな。油断しすぎだ

 

 

「そういえば俺様達の駒はなんなんだ?」

 

 

そう聞くとグレモリーは、はっとした様子で答える

 

 

「あなたたち二人の駒は『兵士』よ!」

 

 

……どうやら一番弱い役割らしい




毎度どうも
フィアンマさんに初めて通常魔術を使わせてみました
これからもどんどん使わせるつもりです
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