赤と青が交わる場所   作:カブライニキ

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第二話は、ちょいみじかめにできたかな


第二話 先生だって戦えるんす

「もうシャーレの部室は目の前よ!」

 

「今、この騒ぎを巻き起こした生徒の正体が判明しました。」

 

「あ、リンさん」

 

 

しばらく戦っていると、リンさんが連絡をしてきた

 

 

俺ほぼ何もしてない……

 

 

「ワカモ。百鬼夜行連合学園で停学になった後、矯正局を脱獄した生徒です。」

 

 

「どんな感じの人なんですか?」

 

「常に狐の面を被った和服の生徒です。」

 

 

 

「じゃああの人かな」

 

 

 

_______

 

 

 

「ふむ……あの建物に連邦生徒会長が大事に隠しているもの……」

 

「これは破壊のしがいがありそうですね……」

 

 

狐面の少女は目の前のビルを見据えて、怪しく微笑む

 

「ああ……久しぶりに楽しく__」

 

その瞬間

 

 

 

(ヒュン!)

 

 

「ッ!」

 

 

ワカモの顔の横を何かがかすめた。

 

 

知覚できないほどの速さ

 

 

(一体何が……!)

 

 

 

 

________

 

 

「じゃああの人かな」

 

 

「え?」

 

 

羅衣はそういうと指少し立てる

 

 

「百斂」

 

 

そう唱えると血の塊のような雫が羅衣の周りに浮かぶ

 

 

「術式順転」

 

 

 

拍手のように両手を重ね合わせ、正面に突き出す

 

 

 

「穿血」

 

 

重ね合わされた手のひらから恐ろしいほどのスピードで血が発射される

 

 

 

 

「……だめだ、外した」

 

結果的には当たらなかった

 

 

「せ、先生……今のって」

 

「一体何が……」

 

 

全員困惑している

 

そりゃそうだがね

 

 

「位置は特定しました。行きます」

 

 

 

そういうと羅衣はものすごいスピードで走り出す

 

 

「ちょ!先生!」

「単独行動は……もういないですね」

 

 

 

 

 

_______

 

 

「あなたがワカモさん?って人?」

 

「ええ……」

 

「今のうちに帰ってもらえると助かるんですけど……」

 

穏便に済むならそれに越したことはない

 

 

俺とて生徒を殺したくはない

 

 

「無理ですね」

「無理かぁ……」

 

無理だった

 

 

「一応聞きますけど、なんでこんなことを?」

 

 

「私は破壊が趣味ですので」

 

「思った五倍くらいの角度の答えたきた」

 

 

「この建物に連邦生徒会長が隠した「何か」があるようですからね……」

 

「それをぶっ壊すと。」

 

「はい」

 

 

「じゃあ、」

 

 

赤鱗躍動

 

術式解放

 

 

「戦うことになりますね」

 

 

百斂

 

 

「ふふ……楽しくなりそうです」

 

 

俺は構える

 

 

「苅祓!」

 

 

鋸状の血の刃がワカモに迫る

 

だがそれを意にも返さず安安と避ける

 

 

(穿血より遅いっつっても初速80キロは超えてんだけどなぁ)

 

そう思いながら次弾を装填する

 

 

ワカモも愛銃の「真紅の厄災」で羅衣を撃つが、羅衣もそれを意に返さない

 

 

「血漿」

 

ぼたぼたと手から血が滴り落ちる

 

 

___血漿

 

羅衣が生み出した拡張術式

赤鱗躍動を使用中にのみ使える。

 

体内の呪力出力を血流とともに上昇させ、さらなるドーピング効果を受ける

 

その分体の負荷は上昇し、体からは血が滴る

 

 

「その出血量では動くのがやっとでは?」

 

「なかなか死ねない体なんでご心配なく」

 

 

2人は並走しながら刃を交差させる

 

 

ワカモは銃についている銃剣を。

 

羅衣は凝結させた血を

 

 

 

……使うか

 

 

「穿血」

 

 

なんと、滴り落ちた血から穿血が飛び出した

 

 

「ッ!」

 

「当たった」

 

 

 

『苅祓』

 

 

ワカモが受けた傷から羅衣の血の毒が侵入し、ワカモの血自体が苅祓となる

 

 

「グッ………随分攻撃的な戦い方ですね……」

 

 

「一応急所は避けました。でも動くと体真っ二つですよ」

 

 

ゆっくりと羅衣はワカモに近づく

 

ドーピングによって強化された目が爛々と輝いている

 

 

「……はぁ」

 

ワカモに手をかざすとさっきまでの傷はどこへやら、あっという間に傷がなくなった

 

 

「傷が……」

 

「赤血操術」

 

「近遠距離両方に対応した術式。応用性が高く、その血は毒であり薬」

 

 

「え?」

 

ワカモは急に自身の能力を開示し始めた羅衣に困惑する

 

 

「今んとこ教えれるのはこんくらいですかね……帰っていいですよ」

 

「で、でも」

 

「子供はやんちゃしてるくらいでいいんです」

 

 

俺も子供ですけど、と付け加えながらワカモの頭を撫でる

 

 

「……きょ!今日のところはこれで失礼!//////」

 

 

妙に慌ててワカモは去ってしまった

 

 

「次来るときは普通に遊びにきて下さいね!!」

 

 

ふぅ、と息を吐き、術式を解除する

 

 

「躍動30%以下まで低下、穿血、速度50%低下、苅祓威力30%まで低下……」

 

 

 

「なんかむっちゃ俺弱くなってる……」

 

 

 

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