番外編です。
羅衣くんがボンドルドになったり、
いろんなおもちゃで遊ぶくらいのまったりとした時間を過ごします。
ちなみにアビドスのバッドエンドIFも書く予定です。
「おお〜......やっぱカッケェな......」
俺がアビドスをさって数日後、ホシノさんがあらためてお礼をしたいとのことで、俺に新品の防弾盾を送ってくれた。
「えっと......ここのトリガーを引けば......」
(ガシャン!)
大きな音を出しながらバッグ状に格納されていた盾が展開する。
「す、すげぇ......てかデケェな......ホシノさんはよくこんなんをぶん回してたよ......」
ホシノの盾には『HORUS』の刻印が刻まれていたが、羅衣の盾にはピカピカの表面に『S.C.H.A.L.E.』とシャーレのロゴとともに刻印されていた。
「......ふふ......」
ホシノさんが作ってくれたからか、俺のためにこんないいものを作ってくれたからか。
自然と嬉しくて笑みが溢れる。
「これはストラップか。これで肩にかけるんだな」
盾のストラップゲージに肩紐を通し、一度肩にかけてみる。
するとどうだろう。
意外と動いたら邪魔になりそうなイメージがあったが、軽く走ったり跳んだりしてもズレることはない上になんなら邪魔にすらならない。
「こりゃぁテンション上がるなぁ〜。テーマパークに来たみたいだよ」
その後もひとしきりガシャガシャして遊んでいると、梱包されていた段ボールの中に封筒があるのに気付いた。
「......『羅衣くんへ』?」
この字体と羅衣くん呼びは多分ホシノさんだろう。
俺はそう思いながら手紙の封を切り、中から便箋を取り出し、読む。
『久しぶり、羅衣くん。
とは言っても羅衣くんがアビドスを去ってからまだ数日経っただけなのにね。
今回これを贈ったのは、羅衣くんにお礼をしてなかったのを思い出してさ、いや〜おじさん最近物忘れが酷くてね〜。
もう歳かなぁ。
.......その盾にはみんなで名前をつけたんだ。
その名も『Eye of HOSINO』
すごいでしょ。おじさんの名前がついてるんだよ!
直訳すると、『暁のホルス』と『暁のホシノ』って意味なんだ。
うへへ、なんだかむず痒い感じがするねぇ。
......『暁のホルス』って名前も、ずっと嫌いだった。
でも、羅衣くんのことを私の想いが守ってくれるって思うと、なんだか胸の中があったかくなるんだ。
だから、その盾は私だと思ってたくさん使ってね!』
「......嬉しいな......ここまで生徒に想ってもらえるんだから」
この男、意外と鈍感である。
_________
「あ“あ”あ“〜〜〜......気持ち悪い!!おじさん自分が気持ち悪いよ〜〜!!」
アビドス高校では、ホシノが床をゴロゴロと転がりながら自身の書いた手紙が再び黒歴史に刻まれたことに悶えていた。
「何あれ」
「ん、先生に随分攻めた内容の手紙を書いてた。」
「意外とホシノ先輩も乙女なんですね⭐︎」
「.........貴方のホシノより.........う“わぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
自分で自分の黒歴史を掘り起こしてはいるが。
「......うへへへへ.........」
だが、それと同時に、羅衣に素直に想いを伝えられたことが何よりも嬉しく、幸福だった。
アロナ『……先生は私のですよ……』