七つの大罪の一つ目の罪、傲慢。
子供に『純粋』を強要することこそ、真の傲慢なのかもしれない。
「はぁっ......はぁっ.........」
どれくらい走った?
『ごめんね』
砂漠を闇雲に走ったのがダメだった。
「ホシノさん......あと......後ちょっとですからっ.........」
背に背負ったホシノさんから流れる『赤』が、いやでもホシノさんの
「うるさい!!!」
頭に響く声が、自分のものだとはわかっている。
でも、考えずにはいられない。
それでも、最悪の考えをどうにか振り払う。
アロナのシールドも、無限を展開できる呪力ももうない。
「死ぬな!!」
それは自分に言ったセリフなのか、ホシノさんに向けたものなのか、それすらも判断できない。
「.........らい......く.........ご......め......」
耳元にホシノさんの口から吐き出された血と共に、声が聞こえる。
「っ_________!」
砂漠の砂が、思ったより深い。
足も上がらない。
砂嵐のせいで、前が見えない。
俺の傷も酷くなってきた。
止血剤と包帯は全部ホシノさんに使っちゃったもんなぁ
おかしいな。
視界が霞み始めた。
聞きたいはずの、ホシノさんの息遣いが、聞こえなくなってきた。
足に、力が
ホシノさんだけは落とすな。
見えない。
空も、
足元も、
ホシさえも。
瞼が重い。
なんで。
なんで俺はこんなことをしている。
ホシノさんは
もう死んで「黙れよっ!!!」
諦めるな
諦めるな
助けろ
俺の体はどうなったっていい。
「っ!ほら!ホシノさん!あそこにみんなが_______」
念願の合流地点。
だけど、そこにあったのは
「.........シロコさん?」
真っ暗な、
『くあっははははははははは!!!見てみろシャーレ!貴様の大事な大事な生徒が!死んだぞ!』
「.........ノノミさん?」
岩にへばりついた、歪な肉片。
それをノノミさんとわかったのは、カーディガンが、落ちていたから。
「............アヤネさん?」
あったのはメガネだけ。
フレームは歪み、レンズはひどくひび割れて。
「.........セリカさん......」
俺があげた、バラバラになった常呪石と、それを覆い隠すような、赤の塊
「う“っ!!お“ェェェェェええええェェええ”“!!」
おぞましい、あくいが、ひとの、おとなの
吐き気が、止まない。
ほんとは気づいてたんだ。
黒服の
息をしてないのも、声が聞こえてないのも、全部知っていた。
その上で、気づきたくなかった。
みんなとの絆が、消えて、なくなって。
思い出が、やけていくような、かんかくが
領域展開
『火葬嚥下』
せめて、俺の手で、燃やそう。
全部を。
短くてすんません。
一応流れとしては、
1、カイザーの解雇ができなかった。
2、ホシノが自らの意思で黒服の実験に参加。
3、ホシノを単独で回収。
4、追いかけてきたみんながカイザー理事によって全滅。
5、羅衣。覚醒
って感じです。
さっきまでんぼぼぼぼぼぼって言いながら小説書いてたのにニヤケが止まらねぇ