赤と青が交わる場所   作:カブライニキ

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テストととか言うクソイベントを終えました。

間隔空いてすんません。



第四話 こうえんぐらし!

 

 

「ではこれより!!!貴様らの処遇を決める!!!!!」

 

 

「あ、みんな無事でしたか」

 

「なんだ、ミヤコもいたのか」

 

「ミヤコちゃん......」

 

「やーっと終わったよ......終わったんだよね?」

 

 

 

 

「人の話を無視するな!!」

 

 

「うわうるっさ」

 

 

取り調べから一夜明け、俺が胡散臭いカヤ上様との会合を終えたところでようやくRabbit小隊の処遇を決める会が始まった。

 

当たり前だが、羅衣のボケに全員反応しない。

 

 

「さっさと帰りたいんだけど、飴も無くなっちゃったし......」

 

 

「そんな悠長なことを言ってる場合か。私たちの処分については、こいつから言い渡されるんだぞ?」

 

 

「こいつて」

 

 

サキが心底嫌なものを見るような目で羅衣を指差す。

 

ここまで嫌悪を露わにされると結構傷つく......

 

 

「......最低、退学は覚悟しなければなりませんね」

 

「そんなこと言ったって、どうせSRTはもうないんだし、退学になったって何にも変わらないじゃん」

 

 

基本キヴォトスでは学園の戸籍が無い=人権がない

 

みたいなクソハードモード生活を強いられることになる。

 

だが、Rabbit小隊の面々はあまりそう言ったことを気にする様子はない。

 

 

「で、でも、それが「最低」ってことは......」

 

 

「ま、もっとヤバい可能性もあるね」

 

 

 

モエさんとサキさんがこちらをジトーっとした目で見てくる。

 

そんなぁ......

 

 

 

「言うて罰とか与えませんて......未遂で終わったんですから」

 

俺がため息を吐きながらそう言うと、意外にも皆さんはほっとした表情を見せる。

 

 

 

「......すみません。私がもう少し、上手くやれていたら......」

 

 

「.........おい、どうしてお前が謝る?」

 

 

「なに、責任とか感じてんの?」

 

 

おっと、急に雰囲気が悪くなり始めた

 

 

「ミヤコ、勘違いするな。学園の閉鎖が始まったあの瞬間から、お前は小隊長でもなんでもない。なのに責任とか勝手に感じられても困る。別に今はそんなことを期待していない。」

 

 

「あの人もなんだかんだで馬鹿みたいに強かったし。」

 

 

「それは......でも、私は......」

 

 

 

 

 

ミヤコ自身、小隊長として全員の命の責任を負う立場だ。

一つのミス、失敗を極度に避けてしまっている。

 

 

 

 

 

 

「......ミヤコさんは頑張り屋さんなんですね」

 

 

俺はちょっと冗談まじりに言ってみる。

 

 

 

「.........先も話した通り、貴方に何を言われても私には響きませんので。」

 

 

「てか先生まだヴァルキューレにいんじゃん。」

 

 

「暇人か」

 

 

 

バシバシ言葉の棘がブッ刺さる。

 

仕事よりここのストレスの方が大きすぎる。

 

 

 

「......それとも、まさかとは思いますが。私たちに用事が?」

 

 

「正解です。行政委員会から権限をいただきまして。」

 

 

 

「っ!」

 

 

「ま、さっきも言ったと思うけどどんな処分でも別に構わないから。」

 

「.........」

 

 

目に見えて皆さんの視線の冷たさが増した。

 

 

「......とりあえず全員釈放で〜す」

 

 

俺はそれを気にせずおちゃらけたような口調で伝えた。

 

 

「は?」

 

「だから釈放。もう自由なんで好きなところに行っても大丈夫ですよ」

 

 

 

 

「......釈放?処分は?」

 

 

「待て、つまり私達はSRTに戻れるのか?」

 

 

 

「あ“〜......それはちょっと無理なんですよね」

 

 

「何だ、喜んで損した」

 

 

サキさんの表情がまた冷たくなる。

 

感情の起伏が激しい人だな。

 

 

_________

 

 

 

「公園での作戦成功......その功績の分、シャーレが処分を決めることになった。と言うことですか?」

 

「たぶん」

 

 

「お前説明がヘッタクソだな!」

 

 

「前々から自分の考えを纏めるのは苦手でして。」

 

 

取り敢えずカンナさんからメールで送られてきた文書を元に説明してみたが、これまた時間がかかった。

 

前々から説明ど下手くそだからカンナさんにカンペ送られてくるけどそれすらも普通に読めない

 

 

 

「理解し難いですが、状況は把握しました。それで、先生は私たちに何をさせたいのですか?」

 

 

 

「ん〜......特段決めてないんで皆さんがやりたいことに合わせますよ」

 

 

「......SRTに帰れないのなら、別にどこに行ったところで......」

 

 

ミユさんが珍しく口を開いた。

 

ちっさい声だから聞き取りづらいな......

 

 

 

「私は取り敢えずどっかで休みたい。もうクタクタだよー......」

 

 

「行く宛は?」

 

 

「今は特段ありません」

 

 

「もともと住んでた寮も封鎖されたしな。」

 

 

ふむふむなるほど。

 

その情報を元に俺のIQ230の脳内CPUから弾き出された結果は_______

 

 

「じゃあシャーレとかどすか?シャワー室......というか温泉くらいならありますけど」

 

 

ちょっと前に温泉開発部の部長さんと懇意になってシャーレの一階に人工温泉を建ててもらった。

 

 

「何ならそこで生活してもらってもいいですけど」

 

 

 

100パーセントの善意に帰ってきたのは___

 

 

 

「は?」

 

 

「自分のとこに女子高生集めて、何する気?」

 

 

キッショい汚物を見るような返答だった。

 

 

「......はぁ?(ガチギレ)」

 

 

 

「......信じられません」

 

 

「や、やっぱりこの前のことを根に持って......」

 

 

「いや〜、散々破廉恥なことをやらされるんだろーな〜」

 

 

「そういえばシャーレには、やたらと盗聴器の類が設置されているって噂を聞いたことがある」

 

 

「おい待て......ちょい待て盗聴器ってなんだ」

 

 

何それ俺も初耳

 

確かに俺の生活音を録りたいって人はいたが......流石に盗聴器仕掛けるほどじゃないか!(楽観)

 

 

 

「わ、私たちの生活を盗聴して、何を......!?」

 

 

「あ“〜〜〜〜〜!!何だこの人ら!んなことしねぇよ!」

 

 

俺は敬語も忘れて早口で捲し立てる。

 

 

「そもそも俺既婚者!!!わかる!?き・こ・ん・し・ゃ!!!結婚してんの!お前らみたいのをダァれが盗聴すんだこのヴァカ!!!」

 

 

両手の薬指に付けられた指輪を見せつける。

 

 

「......と、言う妄想を......」

 

 

「うわ.........」

 

 

「よし、破壊してやる」

 

 

 

その後、羅衣がキモい認定されたのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

 

 

______________

 

 

 

「あんの年上ども......」

 

 

ヴァルキューレの公安局執務室で書類を作りつつ、ブツブツと愚痴る。

 

 

「どうしました?Rabbit小隊にキモがられでもしました?」

 

 

「おうおうカンナさん、さてはあんたわかってるだろ」

 

 

「さて?」

 

もちろん席はカンナさんの隣だ。

別んところに座ろうとすると椅子をガラガラと引っ張られて移動させられる。

 

 

 

「姉御ぉ〜パトロールおわりま......あ!!羅衣先生じゃないすか!」

 

「おおお!コノカさんじゃないすか!!」

 

 

大体一ヶ月ぶりくらいの再会に2人は手を取り合ってわーいわーいと喜び合う。

 

 

「来てくれるなら連絡してくれればよかったじゃないすか!」

 

「コノカさんの驚く顔がみたかったんすよ〜」

 

「お!姉御見たっすか!先生が口説いてきたっすよ」

 

 

「「HAHAHAHAHAHAHAHAHAHA!」」

 

 

そうしてボケているとカンナさんがコノカさんの首根っこを引っ張る。

 

「グウェ」

 

「すみません先生。」

 

 

「あ、姉御もお疲れ様っす」

 

 

「私はついでか」

 

 

この人はコノカさん。

 

俺が半ワーカーホリック化していたカンナさんの仕事を半分以上受け持っていたギガワーカーである。

ちなみに苗字呼びは許されなかった(一敗)

 

 

「ちぇー......姉御はいいっすね。先生を独り占めできて......」

 

 

 

カンナさんとは対極的に朗らかで話しやすい人だ。

何回か家で3人でスマ○ラ大会をよくやって土曜の昼まで寝る、みたいなルーティーンを繰り返していた時期があった。

 

 

「と言うか先生って最近までアビドスにいたっすよね。」

 

「漸くひと段落ついてこっち戻ってきたんですよ。まぁ、まためんどい仕事が舞い込んできたんですけどね」

 

 

やはりまたRabbit小隊の問題が脳裏に浮かぶ。

 

 

「久々の○マブラ大会はどうするっすか?もうDLCファイター全員集めたっすけど......」

 

 

「すんません......マジですんません......」

 

「......まぁ、そうっすよね。先生のお仕事の邪魔するわけにはいかないっすからね......」

 

 

はは......と悲しそうに笑い、コノカは頬をかく。

 

 

 

それが逆にシャーレの先生の罪悪感に触れた!!

 

 

「......仕事はっ!いつでも出来る!だがッ!スマ○ラは今しかできないッ!」

 

「わーい!そのいきっすよ〜!」

 

 

「はぁ.......コノカ」

 

「わかってるっすよ!あんまり困らせないっすから〜」

 

 

 

ふんふんと鼻歌を歌いながらデスクに着く。

 

 

 

「んじゃ、カンナさんを定時までに帰らせるぞー!!」

 

「おーっす!」

 

 

 

 

その後、羅衣及びカンナ&コノカの寝不足は確定したと言う。




眠い。
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