赤と青が交わる場所   作:カブライニキ

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評価やらUAやら……本当にありがとうございます。


A.L.O.N.A.と

 

「今日は!アロナの名前を決めますッ!」

 

 

「.........?」

 

 

どうもこんにちは、『A.L.O.N.A.』です。

 

今日は先生が私の名前をつけたいと言い出しました

 

「名前はもう『アロナ』と......」

 

 

「ノンノンノンノン。シッテムの箱のメインOSの電子名が『アロナ』だったことを今日初めて知った俺の名付けイベントを止めることはできんぞ。」

 

 

つくづく不思議な人だ。

 

私がそんなに喋る方じゃないことをすぐに見破ったり、だというのにアロナらしくしていいと言ってくれる。

 

矛盾していて、それでいて果てなく優しい。

 

 

「......まぁ、確かにOS名をそのまま言うのは少し変かもしれませんね。じゃあ一緒に決めましょう!変な名前にしないでくださいね?」

 

 

「任されよ。今日のために寝る間も惜しんで考えてきた。」

 

 

......私の、ために

 

 

.........だめだ。また顔が緩む。

 

 

私のためだけに名前を考えてきてくれたんだ......

 

 

 

......嬉しい。

 

 

 

嬉しい。

 

 

 

すごく。

 

 

 

 

「では、第一案から発表!」

 

 

 

「お願いします!」

 

 

 

 

 

まぁ、大体変な名前だったり、可愛すぎて、私には勿体無いくらいの名前ばかりで決まらなかった。

 

 

 

 

 

____________

 

 

 

「クソッ!シロもだめ!?」

 

 

「......今髪色見て決めましたよね?」

 

 

「ウッ」

 

 

私にそんな犬みたいな名前つけようとして......

 

 

「う“ーん.........もう大体出尽くしたぞ......」

 

 

そう言って先生は教室の中の空を仰ぐ。

 

 

「かれこれ1時間はやってますね。」

 

 

私も釣られて先生と同じ姿勢をとる。

 

 

確かに興味を惹かれる名前はたくさんあったが、どれもこれも可愛らしい名前ばかりで、恥ずかしさが勝ってしまった。

 

 

「......せっかく先生が考えてくれたのに......ごめんなさい」

 

 

「んにゃ、これについては俺も考えなしに可愛い系攻めていったのが悪いな......」

 

 

私にはこう、もっとシンプルで、『アロナ』くらい気軽に呼べる名前がいい。

 

 

 

「......星......scala......Stella.......空......」

 

 

いい名前って何だろうと、昨日は1日悩んでたっけ。

 

それはアロナにとって?

 

それとも、俺にとって?

 

 

 

「......アロナは、名前欲しい?」

 

 

この名付けという行為も俺がやりたいと思っただけで、アロナは名前が欲しいなんて一言も言ってない。

 

 

それは、俺にとってのエゴでしかないのか?

 

 

 

「......私は、名前という概念をまだ理解していないんだと思います。親と、子を強く結ぶ行為でもあり、神聖な行いだと検索には出てきました。」

 

「ですが、先生には、もっと強い思い入れがあるような気がします。」

 

 

それこそ、繋がりを求めるかのような。

 

 

「......でも、私は先生から頂いたものなら、どんなものでも嬉しいんです。」

 

 

たとえそれが、痛みだとしても私の口角が上がらない自信がない。

 

 

「......そっか。」

 

 

ちょっとだけ、俺の迷いが吹っ切れた。

 

 

名前に意味を求めるのはよそう。

 

大切な贈り物に不要な飾りは要らない。

 

 

最初に決めたアレにしよう。

 

 

 

「.......俺さ、実は最初から決めてたんだ。でも、安直すぎるかなって。」

 

 

 

最初に出会った時に見た教室の夜空がとても綺麗で。

 

 

アロナに、似合うと思った。

 

 

 

「プラネタリウムってさ意味が結構あって、その中に調和って意味があるんだ。」

 

 

安直でいい。素直な言葉でいい。

 

この世界で俺をずっと支えてくれた君へ

 

 

 

「アロナはいつでも俺のことを支えてくれて、そのおかげで俺はずっとここまで来れた。最初はずっと安定してなくて、何度も何度も不安定になって。」

 

 

「それをアロナがずっと治してくれて。」

 

 

 

「そんな関係が、『調和』ってことなんじゃないかなって思った。」

 

 

 

 

「安直だけど、その言葉とアロナの名前を組んだ名前なんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『プラナ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「.......で、どうでしょうか......?」

 

 

 

 

「......プラナ......」

 

 

プラネタリウムに私の名前を合わせた安直な名前。

 

 

 

「えっ!?ど、どーしたァァァ?!」

 

 

 

「えっ?」

 

 

 

でも、何ででしょうか。

 

 

 

「名前嫌だった!?」

 

 

 

「い、いえっ、そんなことは......」

 

 

 

その名前を聞いただけで、なぜか涙が止まらない。

 

 

初めて聞いた名前のはずなのに、ずっとその名前で優しく呼ばれていた気がしてならない。

 

 

 

「違うんです......っ......すごく、すごく嬉しくてっ.........」

 

 

とめどなく私の両目から溢れる涙が収まらない。

 

 

すごく嬉しいはずなのに、これ以上ないくらい幸せなはずなのに。

 

 

「どうしてでしょう......っ......こんなに嬉しいのに......幸せなのに、胸が痛いんです......」

 

 

 

悲しい時に感じる胸を締め付けるような痛みがずっとずっと残り続けてる感覚。

 

 

 

「え、っと......気に入ってくれたってことで、いいんでしょうか?」

 

 

 

「っ......はい......!」

 

 

 

 

私は出来る限り大きな声で、出来る限りいい笑顔で。

 

 

この幸せを、あなたに届けと願う。

 

 

 

嗚呼、この幸せが___________

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ずっと、続いていればどれほど幸福だったでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_________________

 

 

 

「嫌ぁぁぁぁあぁぁぁ“ぁァぁ!」

 

 

 

 

 

私の絶叫が、雨の降り頻る空に飲み込まれていく。

 

 

 

なんで?何で?なぜ?何故?

 

 

先生は何か悪いことをしましたか?

 

 

何で腕がない先生からこれ以上奪うんですか?

 

 

 

 

そんな思考を巡らせる間も、腕の中の先生から流れる赤が私の白い髪を汚していく。

 

 

 

「......もう諦めたらどうだ。腹を二、三発空けてやった。生きているわけが「黙れッ!」

 

 

 

私の喉から出たとは思えない大声が空気を揺らす。

 

目の前の女が言ってることを私はどうしても理解できずにいる。

 

 

 

「違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違う違うッ!!!!!」

 

 

 

怒号とともに流れる涙が虚な目をして斃れている先生の頬に落ちる。

 

 

 

 

何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故何故理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能理解不能error error error error error error error error error error error error error error error error error error error error error error error error error error error error error error error error error error errorエラーエラーエラーエラーエラえらーえらー

 

 

 

いやだ。

 

 

 

 

嫌だ。

 

 

 

割れたくない。

 

 

壊れないで

 

 

 

 

 

 

 

予告;赤と青が交わる場所

 

 

 

 

死なないで

 

 

 

 

 

 

 

第三章

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あたまが、いたいよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エデン条約編

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いた    い

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

    

 

 

         

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第◼︎□話 『神曲』地獄篇第3歌

 

 






映画とかの予告とかで一瞬ブラックアウトして音がなくなって黒い画面に白い文字で予告とかがパッパって流れてくる演出好き。(伝われ)
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