赤と青が交わる場所   作:カブライニキ

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こっからはちょっと短めで行きます


第五話 支払いはカードで

「あ、先生。おはようございます」

 

「奥空さん。おはようございます。朝早いですね」

 

「今日は利息を返済するなので……色々と準備があるんです」

 

「早めに登校して返済の準備もしないといけないですし、今後の計画も見直さないとなので……」

 

「……これは俺の独り言なんで、気にしないんで欲しいんですけど、俺、一括で借金が返せるくらい貯蓄があります。なので俺が出します」

 

「それはダメです。」

 

「……でしょーね」

 

 

これでいいのだ。

この子達は甘えない

 

俺はその道を応援するだけ

 

 

「あ、そういえば、昨日の方々の情報が見つかりました。後ほど学校で詳細をご確認いただけますか?」

 

「りょーかいです………それにしても、ゲヘナの生徒、ですか」

 

面倒ごとになる前に処理を_______「あっ、先生じゃん!おっはよ〜!」

 

 

「な、ななっ!?」

 

「……噂をすればってやつすか」

 

なんと噂をしていた便利屋の1人、浅黄ムツキとばったりしてしまった

 

「じゃじゃーん!どもどもー!こんなところで会うなんて、偶然だね!」

 

「近いです……」

 

浅黄さんは急に抱きついてきた

 

重くはないが、なんか絵面がやばい

 

「ちょっと退いて……」

 

「あはは〜!ちょっとだけ我慢だよー先生」

 

「な、なにしてるんですか!離れてください!」

 

 

奥空さんが助けてくれて

 

「てんきゅー奥空さん」

 

「もー、引っ張ることないじゃん」

 

「然るべきだったでしょー今のは」

 

「あはは、そうかも……誰かと思いきや、アビドスの眼鏡っ娘ちゃんじゃーん?」

 

 

「おっはよー、昨日ラーメン屋で会ったよね」

 

「その後の学校の襲撃でもお会いしました!どういうことですか?いきなり馴れ馴れしく振る舞って……」

 

 

「大方そちらの社長さんから俺を籠絡して来いとでも言われたんでしょ。俺のこと『先生』って呼んでたし」

 

「わーお先生せいかーい!」

 

「だろーなとは思ったけどさ。お二人も喧嘩しないで仲良くしてください」

 

「あはは、それは無理かな〜。こっちも仕事だからね。アルちゃんがモチベ高くてさ、適当にやると怒られちゃうから。」

 

「ま、いつかうちの便利屋に遊びにおいでよ、先生。アルちゃんもみんなも、きっと喜ぶからさ」

 

「いつかですよ〜」

 

「あはは!絶対ね!バイバーイ。アヤネちゃんもまた今度ね」

 

「また今度なんてありません!!今度あったらその場で撃ちます!」

 

「俺も、今度なんかしたら本気で説教です」

 

「はいはーい」

 

 

そう言って浅黄さんは去ってしまった

 

「はぁ……はぁ……」

 

「奥空さん。ああゆうのは適当に流すのが正解です。無駄に労力を使います」

 

「そう、ですね」

 

 

__________________

 

 

「……お待たせしました。変動金利等を諸々適用し、利息は788万3250円ですね」

 

「カードで」

 

「先生!?」

 

「ありがとうございます。以上になります」

 

「カイザーローンとお取引いただき「御託はいいからさっさと帰れ」……では、失礼します」

 

 

そう言ってカイザーの機械の男性は帰っていった

 

「先生!なんで払って……!」

 

「気持ちは嬉しいけど、それはちょっと違うんじゃなーい?」

 

みんなは俺にそう言う

 

きっと心配をしてくれてる

 

「俺だって対策委員会の一員です。セリカさんみたいに俺が稼いだ金です。どう使おうが俺の勝手なんで」

 

「……先生。今のお金だって、安いお金じゃないんだよ?」

 

「わかってます。力になりたいとか、そういうんじゃなくて、さっきも言った通り、俺も対策委員会なんです、アビドスは……廃校して欲しくないんです」

 

「……先生……」

 

 

「うへ、じゃあこれはありがたくもらっておこうかな。後から返してはダメだからね?」

 

「んなことしませんて」

 

 

「……完済まで後どれくらい?」

 

「309年返済なので……今までの文を入れると……」

 

「言わなくていいわよ。正確な数字で言われるとさらにストレス溜まりそう……」

「どうせ死ぬまで完済できないんだし!計算しても無駄でしょ!」

 

「……」

 

「ところでカイザーローンはなぜ現金でしか受け付けないのでしょうね?今回は先生が手を回してくれたおかげでカード払いでしたけど……」

 

「……」キラーン

 

「シロコ先輩。あの車は襲っちゃダメだよ」

 

「そうですシロコさん。もっと念入りに計画を立てないと」

 

「うん、わかってる」

 

「今のはどっちに対して言ったのかで対応変わってくるわよ」

 

「計画しかしないんで。」

 

「計画もしちゃだめ!!」

 

「うん……」

 

「世知辛いですね」

 

「しくしく」

 

「かわいそうに……なでなで」

 

「本当撫でるのも撫でられるのも好きね……」

 

もはやツッコミも入れないセリカなのであった

 

 

_______

 

「全員揃ったようなので始めます。まずは、二つの事案についてお話ししようと思います。」

 

「最初に、昨晩の襲撃の件です」

 

「それについては俺が」

 

 

俺だってこの1日ただ休んでたんじゃない

 

 

『起動」

 

俺はシッテムの箱を起動させる

 

「まず、俺たちを襲ったのは『便利屋68』という部活です。ゲヘナでも、かなり危険で素行の悪い生徒だそうです」

 

「まぁ、何でも屋って感じのサービス業を営んでる感じですね」

 

「部活のリーダーの名前は「陸八魔 アル」自らを「社長」と称していました」

 

「んでもって、陸八魔さんの元には3人の部員がいて、それぞれ、室長、課長、平社員の肩書きが……1人だけヒラなのかわいそうだな……」

 

 

「いやー、本格的だねぇ」

 

「社長さんだったんですね⭐︎すごいです!」

 

「まぁ自称なんで、なんなら室長には今朝あいましたし……」

 

「ゲヘナ学園では企業が許可されてるの?」

 

「多分ですけど……勝手に起業したんだと思います。チッ……学校バックに立たせやがって……」

 

おっと、下品な口調を使ってしまいましたわ

 

「あら……校則違反ってことですね。悪い子たちには見えませんでしたが……」

 

「ま、さっきも言ったとおり問題児の集まりで、かなりの非行の限りを尽くしてたみたいですけどね」

 

「そんな危険な組織が私たちの学校を狙っているなんて……」

 

「大丈夫です。今度来たら今度は徹底的に潰します」

 

「ならついでにとっ捕まえて取り調べでもしよっか〜」

 

「拷問器具入ります?」

 

「いるいる〜」

 

「拷問はしませんけど……取り調べはした方が良さそうですね……」

 

「ところでアヤネちゃん、何があったの?並々ならぬ恨みを感じるんだけど……」

 

「いえ、特に何も。続きまして、セリカちゃんを襲ったへルメット団の黒幕についてです!」

 

「これも先生!お願いします」

 

「大活躍じゃーん」

 

「ふふふ。俺は実は連邦生徒会のセントラルネットワークに自由に接続できる権利を持ってるもんで」

 

「ん。計画立てるのも捗った」

 

「あ、それは」

 

「そんなすごいもの使ってそんなことしてたんですか!?」

 

「これはバレたらお説教なんじゃなーい?」

 

 

「……昨日の戦闘とセリカさんの連れ去られていたトラックのコンテナの中から発見された兵器の破片を解析したところ。すでに取引されてない型番だったんですよ」

 

「誤魔化した」

 

「てことは、もう生産されてないってこと?」

 

「そんなのどうやって手に入れたのかしら。」

 

 

 

「まぁ、簡単な背景くらいは分かります。」

 

 

逆だ。答えはわかりきっている

 

 

「多分、大人が介入してると思います」

 

「大人?」

 

「はっきりとはわかりませんが、生産が中止されたものを手に入れるには、今言ったように大人を頼るか、「ブラックマーケット」しかないんすよ」

 

 

スライドを動かしながら地図を出す

 

「なので、今回はブラックマーケットに行こうってことになりました」

 

「とっても危ない場所ですよね」

 

「……あんま行きたくないのが本音ですけど、アビドスを救うには避けては通れない砂利道です。」

 

「「便利屋」も何回も事件を起こしている、とか」

 

「ありますね〜」

 

「なるほど、逆にそこが重要ポイントってことですね!」

 

「exactlee!<その通りでございます>」

 

 

「二つの出来事の関連性を探すのも一つの方法かもですね」

 

「よし、じゃあ決まりだねー。ブラックマーケットを調べてみよう」

 

 

「ほんじゃ、意外な手掛かりを探して」

 

 

『レッツゴー』

 




羅衣くん小話 『いえばよかった いえなくなった』


「お兄ちゃんてさ。私のこと好き?」

「どうした急に」

「質問を質問で返すなァァァァ!」

「どうした急に」

「いや、いっつも私ばっかりすきすきちゅっちゅーじゃん?」

「まぁ」

「たまにはお兄ちゃんから私に愛情を向けてくれていいと思うんだよね」

「はいはいすき好きちゅっちゅー」

「もっと真面目にやれー!」

「注文の多い料理店だなぁ〜」

「……ねぇ、お兄ちゃん」

「ん?」

「大好き!」

「……あそ」

「あー反応薄ー!」

「HAHAHA!」



















いえない。もう

いえばよかったのに

後悔は、先に立たない

呪いは巡るのに。

あいつは



俺は










さいていだ
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