魔弾の王は戦姫と英雄譚を紡ぐ   作:自堕落無力

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五十九話

 

 ティグルと妻であるティッタはライトメリッツ軍であるルーリックにアラム達、他、ブリューヌを攻めたムオジネルとの戦の際にティグルと一緒に戦うのを望んで残った事で交流深い者達と険しく厳しい山脈であるヴォージュ山脈を移動してライトメリッツへ向かう。

 

 三年間、ティグルはライトメリッツの客将になる事が戦姫エレオノーラとブリューヌの女王となったレギンとの話し合いで決まったからだ。

 

 そうしてヴォージュ山脈内においては狩りなどをして野営をし、そうしてヴォージュ山脈を越えるとライトメリッツまでの長い距離を村々に金を払って宿泊するなどして移動していく。

 

 

 

「もう、そろそろだな。本当、助かったぞルーリック、アラム」

 

 ライトメリッツまで近くなったのを確認しながら、ルーリックとアラムにティグルは礼を言う。

 

「いえ、それが私達の任務ですので……それにこちらもティグルヴルムド卿の狩人としての技術など楽しませてもらいました」

 

「食べられる茸や木の実とかも教えてもらえてためになりましたよ」

 

 ルーリックとアラムも又、ティグルへと礼を言う。

 

 

 ともかく、そうしてライトメリッツに辿り着き、門を守る兵士たちにルーリックが声をかけライトメリッツ内に入った。

 

 一度来た事がある故に迷わず、エレオノーラの待つ公宮へと向かい……。

 

 

 

「ようこそティグル、ティッタ。待っていたぞ」

 

「お久しぶりです」

 

 公宮前にてエレオノーラとリムアリーシャが待っており、笑顔を浮かべてティグル達を出迎えた。

 

「態々待っていてくれてありがとうな、エレン、リム」

 

 ティグルは笑みを浮かべながら、馬から降りてエレオノーラとリムアリーシャに近づいていった。

 

 エレオノーラとリムアリーシャの二人も降りていき、ティグルへと近づく。

 

 

 

「これからまずは三年間、側にいてくれるのだな」

 

「少しの間、よろしくお願いします」

 

「ああ、こちらこそよろしく頼む。客将の身だがしっかりと役立つからな」

 

 ティグルとエレオノーラとリムアリーシャはそれぞれ、抱き締め合いながら言葉を交わす。

 

「ひとまずは再会を祝した宴からだな。長い移動の疲れも癒さなければならんし」

 

 そのエレンの言葉により、ティグル達は公宮内へと入りそうして用意された部屋に荷物を置いたりする。

 

 

 

「では、乾杯だ」

 

『乾杯』

 

 少しすると広間での宴にティグルは参加し、エレンの音頭により宴を開始する。そうして食事と酒をティグルとティッタは楽しみ……。

 

 

 

「ん、ふ、あぅぅ……」

 

「ふぁぅ、くふ、ひゅ……」

 

「あく、ふ、は、く……」

 

 夜においてティグルはティッタにエレオノーラにリムアリーシャと心身深く愛を交わしていき、至福の時間を過ごしたのであった……。

 

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