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轟「お前、本当に大丈夫なのか?」
トレーディングスについて話し終えた轟が声をかけてくる、
俺は頷き、轟が見せてきた2枚のカードに触れる。
███「あぁ、大丈夫だ、心配かけて済まない、ただの思い出し泣きだ。」
轟「そうなのか」
すまない轟、本当に思い出し泣きなんだ、
心配かけさせて本当にすまない。
███「…1つ質問があるんだが、このキャラクターが描かれてるカードとか効果カードってあるのか?」
轟「おう、レッカフォームの他にスイハフォームとか…色々あった筈だぜ、もしかしたらそこのバラ売りコーナーに残ってるかも」
███「ありがとう、早速カードを探してみるよ」
轟から聞いた俺はその足でバラ売りコーナーに向かい、
あの2枚のカードを探し始める。
轟「緑葉、店長…なんか訳ありなのかもしれない」
店長「…えぇ、その可能性が高いでしょう、それにトレーディングスについて知らなかったのも少しおかしい。カードバトルをしなくても生きてはいけるものの、ルールくらいは知ってる筈…今までカードを触らせて貰えなかった、としたら辻褄が合います。」
緑葉「カードに描かれてるモチーフモンスター…どうやら過去に発生したモチーフモンスターがバグで現世に出現した事件の時に出現したモンスターの1人…もしかしたらこのモチーフモンスターに襲われたのか、助けてもらったのかも…?」
ヒソヒソ声で会話している3人を他所に俺はシングルカードの中から相棒だった人のカードを探していた。
1枚、2枚、3枚と見つける度にそのモチーフカードと効果カードを回収してデッキを構築していく、
20枚ほど集めた時には既にシングルカードの半分を探し終えた。
シングルカードを漁っていると自然と動作が"スムーズ"になっていき、スピードが上がっていく感覚を覚える、
まだ探し始めてから5分も経っては居ないが
それでも半分"しか"終わっていない。
店長「あれって探しやすい様に属性で分けたり、モチーフで分けたりはしてますが、それでも1つ漁り切るのに"20分"は掛かる筈…それをもう半分…22箱の内の11箱を漁ってまだ5分…」
轟「あの動きはいくらなんでも早すぎだろ!?」
緑葉「…本当に人…?」
1箱、2箱、3箱、使えそうなカードを見つけたらそれを商品カゴに入れ、ジャスティスヒーローのモチーフカードを見つけたらそれも入れるという作業をただひたすらに繰り返す。
丁度10分経っただろうか、
40枚、丁度ゲームを行える枚数が手元に集まった。
全部のシングルの箱を漁り終えた俺は、
そのカードが入った籠と、
ゲームを始める為のスターターセットと呼ばれるセットを1つ手に取り、会計レジに向かった。