死神と呼ばれた転生者 (全10話 ティターンズルート)   作:masakoba(正博)

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第7話

 さあ、ジャンケン大会が終わるまで寝ようと思っていたんだがな。

 全員一致でマクロスフロンティアに決まりました。

 理由はせっかくマクロスを作ったからだと。

 ユーリが珍しく真剣になっていた。

 

 

 リュウイチ「どうしたユーリ?」

 

 ユーリ「みんな浮かれているけどね。あの世界甘く無いよ」

 

 リュウイチ「何故だ?」

 

 ユーリ「底が知れない数の敵と戦うってすごく苦しいからね」

 

 リュウイチ「お前が言っているのはバジュラの事か?」

 

 ユーリ「そうだよ。僕達ジオンでも総力戦で1週間戦い続けたからね」

 

 リュウイチ「ジオンの戦力は?」

 

 ユーリ「約10万ぐらい」

 

 リュウイチ「あちゃ、無理じゃねぇか。俺たち200ちょいだぜ」

 

 ユーリ「だから勝ったとしても、大多数が抜けると思うよ」

 

 リュウイチ「抜けるのはいいさ。転生者何だから行きたい世界に行けばいい」

 

 ユーリ「うん」

 

 リュウイチ「だが負けるのは嫌だな。勝つ方法か」

 

 ユーリ「あるにはあるんだけどね」

 

 リュウイチ「いらねえぞ。お前ジオン軍を、呼べばって考えただろう。俺の戦いだ、他人の力を借りても嬉しく無いぞ」

 

 

 ユーリは嬉しかったこの世界に来るとバジュラの数に負けて、この提案をすると呼んでくれと言われ気持ちが萎える。

 だがこの人はいらないと言った、この人が何処まで行くか見たくなった。

 まだガミラスやゼントラーディ軍などバジュラ以上の強敵がいるが楽しみになって来た。

 

 マクロスFの世界に転移する日が来た。

 小惑星基地は腕輪に入れた。

 

 

 リュウイチ「マクロスFに転移」

 

 

 だが突然ゼウスが大きく揺れ出した。

 

 

 ユーリ「まずい、次元嵐だ。何処の世界に着くか分からないよ」

 

 リュウイチ「いいじゃねぇか。転移先が楽しみだ」

 

 

 暫くすると揺れが収まり、転移が完了したがどう見ても地球に見える。

 それも大気圏内の地表近くを飛んでいた、

 

 

 リュウイチ「艦長、光学迷彩だ」

 

 艦長「光学迷彩を入れろ」

 

 リュウイチ「地球って言っても農村か。ビルなんて無いぞ」

 

 リズ「私分かったかも、ここダンバインの世界よ。バイストン・ウェルよ」

 

 リュウイチ「何で分かる?」

 

 リズ「だってドロが飛んでいるもの」

 

 リュウイチ「ああ、あれか。おいコウタ光学迷彩を入れてあれ落とせ」

 

 コウタ「了解です」

 

 

 バルキリーが飛んで行き、ドロをガンポッドで撃ち落した。

 

 

 リュウイチ「あの馬鹿。光学迷彩を入れろって言ったのに」

 

 艦長「リーダー、どうやらゼウスも光学迷彩が出来ない様です」

 

 リズ「バイストン・ウェルでは科学が部分的に使えないのかも」

 

 リュウイチ「おいおい、それじゃブルーが使えないって事か?」

 

 リズ「いいえコウタのバルキリーが飛んでいるから使えるわ。ただし全部の武器等が使えるとは限らないって事よ」

 

 リュウイチ「まあいいさ。前に使った剣を全機に装備させろ。いざとなれば格闘戦でやる」

 

 リズ「分かったわ」

 

 リュウイチ「コウタ。そのまま飛んで偵察して来い。もしラース・ワウを見つけたら反応弾以外で攻撃してオーラ・バトラーの種類を見て来い」

 

 コウタ「俺、オーラ・バトラー何て分かんないですよ」

 

 リュウイチ「誰か、ダンバインの世界に詳しい奴いるか?」

 

 タナカ「僕分かりますよ。行きましょうか?」

 

 リュウイチ「おお、すまんが頼む。それで今どの程度進行しているか。分かるから」

 

 タナカ「ではちょっと突いてきます」

 

 

 タナカの偵察でここがケムの国だと分かった。

 アの国の左下にある国だった。

 

 

 タナカ「もうミの国も落とされていました。今はラウの国との戦いの準備中ですね。多分地上人も後半の3人が入っていますね。ゼラーナはラウの国でしょう」

 

 リュウイチ「助かった。ありがとう」

 

 タナカ「未確認ですけど、ここまで来るとオーラバトルシップが出て来ますよ」

 

 リュウイチ「ウィル・ウィプスとかゴラオンか」

 

 タナカ「ナの国と手を結んだらどうでしょう?」

 

 リュウイチ「シーラ・ラパーナとか1度会ってみるか。タナカお前今回参謀な」

 

 タナカ「はい」

 

 リュウイチ「艦長、ナの国に転移だ」

 

 艦長「はっ、ゼウス。ナの国へ転移」

 

 

 転移すると既にナの国のオーラ・バトラー、ボチューンに囲まれていた。

 

 

 タナカ「シーラ姫の感知能力ですかね?」

 

 リュウイチ「艦長、とにかく艦を降ろせ」

 

 

 俺とタナカが、シーラの前に連れて行かれた。

 

 

 シーラ「貴方方は何者です。オーラを使わないで飛ぶオーラ・シップ。地上人にしては神聖なる加護を持っている」

 

 リュウイチ「悪いが育ちが悪いので敬語は無しで話す」

 

 シーラ「構いません」

 

 リュウイチ「俺達は転生者の集まりだ。いろんな世界へ跳ぶ事が出来る。今回目的地の跳んでいる際、嵐に巻き込まれこの世界に着いた。戦争中なのは知っている。そこでナの国に雇ってもらおうとしてやって来た」

 

 シーラ「何故、戦争に参加しようとするのですか。貴方の話では別の世界に行けるのでしょう」

 

 リュウイチ「もうじきバイストン・ウェルから全てのオーラ・マシンが地上に上げられ地上が大戦争になる。それを止める為にドレイクを討ちオーラ・マシンを無くしたい」

 

 シーラ「ジャコバ・アオンですね」

 

 リュウイチ「そうだ。オーラ・マシンは地上に上がると異常なパワーを持つようになり、ミサイル1つで街を消し飛ばすようになる。それを止める為力を貸して欲しい」

 

 シーラ「分かりました。ナの国の力を貸しましょう」

 

 リュウイチ「いや、名前だけ貸してくれればいい」

 

 シーラ「何故?」

 

 リュウイチ「ナの国が本格的に参戦すると、ジャコバ・アオンが早くオーラ・マシンを地上に上げてしまう。俺達は傭兵だ。名前だけ貸してくれればドレイクを討つ大義名分となる。それとナの国オーラ・マシンはもしもの為に誰も戦争が終わるまで乗らないでいただきたい」

 

 シーラ「もしも地上に上がった時に、バイストン・ウェルが混乱に陥らない様にナの国の軍隊を残せと言う事ですね」

 

 リュウイチ「そうだ」

 

 シーラ「分かりました。ラウのフォイゾン王には一筆書きましょう。頼みましたよ」

 

 

 

 シーラから書状を持ってゼウスはラウの国に転移した。

 

 

 フォイゾン「貴様らがナの国からの代理だと」

 

 リュウイチ「そうだ。ドレイクを早く倒さないと地上人が迷惑する。今回だけは遊びで戦争をする気は無い。ドレイク、ビショット、ルーザを殺す」

 

 フォイゾン「何故ドレイクの妻の名前がある?」

 

 リュウイチ「そいつが戦争を嗾けた張本人だからだ」

 

 フォイゾン「何!」

 

 リュウイチ「何故クの国まで参戦している。ビショットがルーザに誑かされたからだ。後、オーラ・マシンを撒き散らしたショットも殺す以上だ。俺達は俺達のやり方で戦争を終わらせる」

 

 

 俺達はシーラに頼まれたショウ・ザマ用新型オーラ・バトラー、ビルバインをゼラーナに渡し最前線へと向かった。

 

 

 リュウイチ「艦長、ウィル・ウィプスにマクロス・アタックだ」

 

 艦長「はい、『輝くゼウスの名の下に』マクロス全速力!」

 

 

 ゼウスは群がって来るオーラ・バトラーを弾き飛ばしながら、ウィル・ウィプスに近づくとマクロス・アタックを突き込んだ。

 突き込んだ腕の自動迎撃装置が艦内を破壊していく。

 火薬庫に引火したのか、大爆発が起きウィル・ウィプスは消滅した。

 

 

 リュウイチ「もう1機ゲア・ガリングにもやれ」

 

 艦長「了解。マクロス全速力。目標ゲア・ガリング」

 

 

 ゼウスは強攻型のままでゲア・ガリングに突撃、マクロス・アタックを突き込んだ。

 自動迎撃装置が艦内を破壊していきゲア・ガリングが燃えだし、火薬庫に引火大爆発して消滅した。

 

 

 リュウイチ「タナカ! 3人は?」

 

 タナカ「ドレイク、ルーザは生きていますね。それとルーザとリムルが一緒にいる様です」

 

 リュウイチ「ルーザは俺が殺す。後はタナカ指示を出してドレイクを殺せ」

 

 タナカ「了解。全員に告ぐ、ドレイクはブル・ベガーで南へ逃走中撃破せよ」

 

 リュウイチ「ルーザの所に転移」

 

 

 ルーザの居場所に転移した時、ルーザは銃口から煙の出ている拳銃を握っていた。

 俺を狙っていたのでは無く娘リムルを撃った様である。

 流石に切れた俺はルーザの手首を蹴り折り拳銃を落とさせると、口を手で塞ぎブル・ベガーらしき艦船から突き落とした。

 リムルは辛うじて息があったので、腕輪で治癒した。

 そしてリムルを抱えると、ゼラーナに転移してニー・ギブンに渡して転移した。

 

 

 タナカ「ドレイクも反応無くなりました」

 

 リュウイチ「後はオーラ・バトラーいやオーラ・マシンを全部潰せ!!」

 

 

 俺は気分の悪いものを見せられて暴れまくった。

 地上人の乗るオーラ・バトラーだろうが、新兵だろうが剣でコックピットを貫いた。

 ああ、忘れていたショットとゼットの地上人を殺さんとオーラ・マシンが増える。

 ラース・ワウに飛び全てを破壊した。

 腕輪にショットの現在位置へ転移を頼むと、スプリガンの前に転移した。

 そのまま剣を突き刺しスプリガンが落ちていき地上に激突爆発した。

 腕輪に生命反応を確認するとまだ微かにショットだけが生きていた。

 俺はブルーから降りると、ショットの所に近づいた。

 

 

 ショット「お前は・・・誰だ」

 

 リュウイチ「『死神』それだけだ、死ね」

 

 

 俺はショットの首の骨を踏み砕き、殺した。

 ブルーに乗るともう1人殺す奴を思いつき転移した。

 

 

 ジャコバ「何者だ、出て行け。汚らわしい」

 

 リュウイチ「腕輪よ、この婆の魔力を吸い取れ!」

 

 ジャコバ「何をする、やめろ」

 

 リュウイチ「くそ婆。てめえはこの世界で静かに暮らしてればいいのに何故人間に手を出そうとした」

 

 ジャコバ「黙れ! 私が管理しなければ魂の安息の場が乱れる」

 

 リュウイチ「自分の手下も管理出来ずに上から目線だな」

 

 ジャコバ「知らぬ」

 

 リュウイチ「まあいい、死ぬ奴に用はもう無い、死ね!」

 

 

 ジャコバに剣を刺して殺した。

 腕輪でもう転生出来ない様に封印をして、ゼウスに転移した。

 ゼラーナのショウ、マーベルは腕輪で地上に戻してやった。

 ゼウスでナの国のシーラに仕事を終えた事を伝えた。

 そしてタナカがバイストン・ウェルを気に入りシーラの親衛隊に入った。

 

 ゼウスは次元転移したさて寄り道したが、マクロスFの世界だ。

 組織名も『ゼウス』に変えた。

 さてマクロスFにこのまま行っても、既にPMCとしてSMSがいるからな。

 

 

 ユーリ「昔は物資で釣れたよ」

 

 リュウイチ「そうか、アイランドを物資満載で、戦力と物資の押し売りをすれば」

 

 リズ「アイランドは面倒だから腕輪で20基作ったわ」

 

 リュウイチ「それで向こうでフロンティア船団が欲しがっている物資を出せば」

 

 

 そういう作戦でゼウスにアイランドを連結させると、腕輪で今フロンティア船団が欲しがっている物資を満載に詰め込んだ。

 後は白々しく近辺を通りかかったふりをして、押し売りすればいい。

 4日目にすれ違うコースを取り進んだ。

 

 

 索敵員「リーダー。機影4つこちらに来ます」

 

 リュウイチ「多分偵察だな。上手く行きます様に」

 

 通信員「その機影から通信が入って来ています」

 

 リュウイチ「俺が出る。艦内にもスピーカーで流してくれ」

 

 オズマ「・・・ちら・・ティア船団所属SMSスカル小隊。そちらの所属と目的を告げられたし」

 

 リュウイチ「こちらはPMC兼物資販売のゼウス。リーダーの『死神』だ」

 

 オズマ「ご同輩か。だが物資には上層部が興味あると思うぞ」

 

 リュウイチ「残念ながら分割販売はしていないんだ。PMCで雇ってくれるなら物資を多少無料進呈する」

 

 オズマ「分かった。上には伝えて置く。このままのコースで出会う。じゃあな」

 

 リュウイチ「ありがとう」

 

 

 よしエサには食いついた、後は針に掛かってくれるかだな。

 2日後、通信がありフロンティア船団から先遣隊を送りたいとの事でOKした。

 次の日シャトルと護衛機4機が到着した。

 

 

 リュウイチ「ようこそ。PMC兼物資販売のゼウス。リーダーの『死神』です」

 

 

 予想通りレオン三島補佐官、キャサリン中尉、SMSオズマ含め4人、新統合軍2人、後は役人と商売人が10人程。

 

 

 キャサリン中尉「まずはお聞きしますが、戦闘員は何名ですか?」

 

 リュウイチ「全員で120名。通常は80人体制ですね」

 

 キャサリン中尉「アイランドには何人おられますか?」

 

 リュウイチ「0人。あれは物資のみ積んでいる」

 

 キャサリン中尉「20基全部ですか?」

 

 リュウイチ「そうだ。見て貰った方がいいでしょう」

 

 

 既に役人や商売人は物資が気になって仕方が無い様子。

 

 

 リュウイチ「悪いが案内を頼む」

 

 隊員「こちらへどうぞ」

 

 

 残ったメンバーは戦力の確認だな。

 

 

 リュウイチ「残った方は戦力の確認ですね。どうぞ、こちらに」

 

 

 格納庫に着くと。

 

 

 オズマ「何だ、ロボットばかりじゃないか」

 

 リュウイチ「そうですね、我々には充分なので」

 

 ルカ「でも高速戦闘に着いて行けるのですか?」

 

 リュウイチ「うちでも何人か、VF―25に乗っていますが余裕ですね」

 

 オズマ「まあ契約が取れたら、模擬戦でもするか?」

 

 リュウイチ「うちは構いませんよ」

 

 

 その時レオン三島が走って来るのが見えた、釣れたかな。

 契約は成立し、アイランド5基を無料進呈する約束をした。

 

 

 リュウイチ「ちょろいな」

 

 ユーリ「仕方ないよ。居住可能惑星探して、彷徨っているんだからね」

 

 リズ「補給出来る時にしておかないとね」

 

 

 その翌日フロンティア船団に合流した。

 グラス大統領と挨拶をして、約束通りアイランド5基をそのまま渡した。

 そして10日後に新統合軍、SMS、ゼウスで模擬戦をする事になった。

 出るのは俺、コウタ、ユーリの3名にした。

 

 当日、会場が騒めきに満ちた。

 SMS12機、新統合軍24機、ゼウス3機だったからである。

 

 

 オズマ「ゼウス。お前等舐めているのか?」

 

 リュウイチ「これで充分です。多かったら減らしますが」

 

 オズマ「すぐに片付けてやる」

 

 リュウイチ「お手並み拝見といきましょう」

 

 

 開始の合図にシグナルが変わった。

 全機一斉に飛び立たなかった、ゼウス3機とSMS1機が飛びたっていなかった。

 SMSの1機は狙撃態勢で、ユーリのヅダからペイント弾を大いに食らった。

 ゼウスはバルキリーもバトロイドになって、飛びたった相手を一斉に撃ち始めた。

 この攻撃でSMS8機、新統合軍20機が脱落した。

 ゼウスも飛び立ったが、先に上昇した機体を追い抜いたのだ。

 そして攻撃SMS3機は躱したが、新統合軍4機は脱落した。

 それからはSMSは躱すだけ、ゼウスの後ろが取れないでいた。

 SMSの1機がじれて、ガウォークになって後ろを取ろうとしたが、ヅダが信じられない急制動を掛けガウォークの後ろに止まりペイント弾を浴びせた。

 SMS1機脱落。

 だがもう1つ信じられない光景が見られた。

 同じノーマルのVF―25なのにSMSとゼウスの機体でスピードに違いがあるのだ。

 スーパーパック付なら分かるが、SMSの速度にゼウスは余裕でついて行くのだ。

 結局逃げきれず後ろからペイント弾を大量に貰いSMS1機脱落。

 残りはオズマのアーマードだけだったが、ゼウスの2機は着陸し見学体制を取った。

 

 

 オズマ「とことん舐めてくれるな。ゼウス!!」

 

 リュウイチ「うちの隊員で相手を下に見る奴はいませんよ。それは死に繋がるからです」

 

 オズマ「・・・・・・・・」

 

 リュウイチ「我々はPMCです。今回はうちの実力を見る為と思い3機にしましたが、それでなければ80機で相手をしました」

 

 オズマ「・・・・・・・・・」

 

 リュウイチ「どうしますか?」

 

 オズマ「分かった。俺の負けだ」

 

 

 模擬戦は圧勝でゼウスの勝ちだった。

 

 

 キャサリン中尉「うちは話にもならないわ」

 

 ジェフリー「何という強さだ。ファイターモードより速いロボット兵器彼らは一体?」

 

 

 リュウイチ「少し意地悪だったか」

 

 リズ「あのSMSはともかく新統合軍。なにあれ弱いにも程度があるでしょ」

 

 ユーリ「軍隊があれじゃね。この先真っ暗だね」

 

 コウタ「俺でもあれ程酷く無いですよ」

 

 リズ「機体はいいのよ。純粋にパイロットの腕よ」

 

 リュウイチ「機体ならいくらでもチートにしてやる。腕はな」

 

 リズ「話変わるけど、グレイス対策しておいたから」

 

 リュウイチ「そっちもあるんだよな」

 

 コウタ「それにしてもうちの連中応援に誰も来ないなんてね」

 

 リュウイチ「何だ、コウタ。お前へシェリルを見たく無いのか?」

 

 コウタ「見たいですよ、何故?」

 

 リズ「今日がチケットの販売日で、馬鹿共は5日前から並んでいるわ」

 

 リュウイチ「もう無理だ。あきらめろ」

 

 コウタ「そんな」

 

 

 

 また神様からの転生者100人のプレゼントだ。

 合わせると220人もういっぱいです。

 神様に訳を聞くと戦闘をやっている転生者の最大勢力で死亡者0と言う事らしい。

 それは分かりますがこれ以上増えると管理も出来ず艦も足らんのですよ。

 これじゃクォーター級マクロスでなくマクロスを作ればよかった。

 今回は受けますが、次からは別の所に回してくださいね。

 さてこの100人面倒だ、元々居た事に腕輪でしておいた。

 リズの科学工作部隊に行きたい者と聞いたら20人居たので行ってもらった。

 通常戦闘員がこれで160人になった。

 コウタとユーリ後スズキ隊員とマユミ隊員をサブリーダーに格上げした。

 各チーム40人程で編成、ただし女性はマユミ隊員に一括管理で後を3人で分けて貰った。

 俺はあくまで1人で動く。

 機体は個人に任せたが装甲はΣ装甲を使う事を徹底させた。

 Σ装甲とは今俺達の使っている装甲でPS装甲、エネルギー偏向装甲、サイコフレーム、超合金NZαを混ぜ合わせた装甲をリズが長いと言ってΣ装甲となった。

 

 

 そんな中遂にシェリル・ノームが、フロンティア船団にやって来た。

 コンサートは5日後と言う事は、バジュラの襲来も5日後と言う事だ。

 

 コンサート当日、チケットを買った奴には行かせてやった。

 どうせ途中終了だ。

 それとアイランド1に入ったバジュラには手を出すなと言っておいた。

 アルトのSMS入隊フラグが立たなくなる恐れがあったからだ。

 

 そしてバジュラの襲来が始まったが、SMSは出撃したがうちには連絡が来ない。

 バジュラの襲撃は終わったが、何故うちに要請が無かったか調査して分かった。

 SMSオーナーのビルラーが新統合政府に圧力をかけゼウスに要請するなと言ったらしい。

 面白いうちにケンカを仕掛けて、ただで済むと思うなよ。

 リズ達と手分けしてあらゆる銀行に、数千億の預金をしてビルラーの関与している会社の株を買い占めまくった。

 SMSも例外でなく45%株を買い占めた。

 ビルラーが保有していた会社の7割を奪うとビルラーに連絡をいれた。

 

 

 リュウイチ「ゼウスの『死神』だ。うちにケンカ仕掛けるなら最後までやるぞ。次から政府等に圧力掛けて見ろ、てめえを裸にしてやる。『死神』を舐めるな!!」

 

 

 面白いのでこの世界から去っても株等は返さん。

 無限の資金力に有限の資金が勝てる訳ないのだ。

 それ以来余計な圧力は無くなった。

 

 

 2度目のバジュラの襲来、今度はうちにも出撃要請が来た。

 

 

 リュウイチ「ブルー出る」

 

 

 初めてのバジュラ戦、だがユーリに詳しい特徴を聞かされていたので、コウタ、マユミのチームで周りを取り囲み1匹残らず殲滅する。

 機体数が増えたので威力のある武器が使えないので、最初からツインビームデスサイズで格闘戦に入った。

 バジュラから発射されるミサイルの様なものは躱し、すれ違いざまにツインビームデスサイズでぶった切る。

 小さい群れだったのかSMSとゼウスが早かったのか5匹も切ると後は少しに見えた。

 

 

 リュウイチ「コウタ、マユミ1匹も逃がして無いな」

 

 コウタ「大丈夫です」

 

 マユミ「うちも大丈夫です」

 

 リュウイチ「そろそろ仕上げにする。囲みを小さくして来い」

 

 

 バジュラ達は逃げ場がなく段々中央に集まって来た。

 

 

 リュウイチ「ユーリ最後を頼む」

 

 ユーリ「了解」

 

 

 ヅダが群れの中央に突入していった。

 

 

 オズマ「おい、死ぬ気か?」

 

 リュウイチ「まあ見ていな」

 

 ユーリ「サイフラッシュ!!」

 

 

 突然バジュラの群れの中から青白い光が出ると群れは消滅した。

 

 

 ユーリ「リーダー。終わったよ、帰ろう」

 

 リュウイチ「オズマ。戦域の責任者はお前だろ」

 

 オズマ「・・・・ああ、ルカ反応は?」

 

 ルカ「ありません」

 

 オズマ「戦闘終了、帰還する」

 

 

 SMS、ゼウス共に撃墜された機体はいなかった。

 新統合軍は言わないでおこう。

 

 

 リュウイチ「リズ。新統合軍に使える装甲は何かないか?」

 

 リズ「PS装甲単体なら教えていいんじゃない」

 

 リュウイチ「そうか。PS装甲の図面と資料出ろ」

 

 

 俺は新統合軍の開発局に行き、PS装甲の図面と資料を渡して来た。

 しばらくするとVF―171Sと言う新型が出ると撃墜される機体が極端に減った。

 新統合軍からPS装甲をSMSに渡しても良いかと聞かれたのでいいと答えた。

 これで新統合軍からの無駄死には減るだろう、SMSにはいらないと思うがな。

 

 最近ゼウスの連中がぞろぞろと飯を食いに外へ行く事が多くなった。

 別に構わんが、異常に多いのが気になった。

 

 

 コウタ「ああ。それは娘娘に行っているからでしょう」

 

 リュウイチ「娘娘? 中華料理の店みたいだが、おいしいのか?」

 

 コウタ「おいしいですけど目的は別です。ランカ・リーが働いているんです」

 

 リュウイチ「ああ、納得。未来のアイドルと今の内にお友達になろうって事か」

 

 コウタ「そう言う事です」

 

 リズ「うちはアイドルオタクが多いのね」

 

 リュウイチ「確かに」

 

 

 この後ランカ・リーは無断でミス・マクロスに出場、最終選考に残ったが落選した。

 しかも学校からは停学処分を受け、兄オズマには反対されると散々であったが街中で歌っていたランカ・リーを気に入った小さなプロダクションに入り芸能活動を1歩踏み出した。

 

 シェリル・ノームのギャラクシー船団へ帰る日が近づき、さよならコンサートが企画された。

 だがコンサート当日ギャラクシー船団よりバジュラに襲われているとSOSが発信された。

 直ちにSMS、ゼウス、護衛艦数隻が救援に向かう事が決定した。

 

 

 リュウイチ「うちは分かっているがこれはギャラクシー船団の欺瞞だ。だが出動要請が出た以上助けに向かう。ゼウス発進」

 

 

 一方SMSではジェフリー艦長が艦内放送をしていた。

 

 

 ジェフリー「我々はこれより同胞ギャラクシー船団を救援に発進する。バジュラと一戦交えるが皆も帰るのだ、フロンティア船団に。マクロスクォーター発進」

 

 

 救援部隊はフォールドを開始していった。

 ゼウスは転移で1番早く目的地に到着していた。

 

 

 リュウイチ「全機発進。ユーリ暫くはナイト級母艦を沈めるな」

 

 ユーリ「了解」

 

 リュウイチ「俺も出る。艦長後は任せた」

 

 

 ブルーのコックピットに直接、転移すると出撃した。

 調度その時、マクロスクォーターと護衛艦達がデ・フォールドした。

 

 

 ジェフリー「SMS全機発進」

 

 オズマ「スカルリーダー発進する」

 

 

 スカル小隊を先頭に次々と艦載機が発進する。

 

 

 オズマ「スカルリーダーよりゼウス『死神』へ、状況はどうなっている?」

 

 リュウイチ「こちらも今出た所だ。ギャラクシー船団との交渉は任せる」

 

 オズマ「こちらフロンティア船団から救援に来た。SMSスカルリーダーだ」

 

 ???「こちらギャラクシー船団所属戦艦カイトス、救援に感謝する。しかし我々は本隊とはぐれ、本隊の状況は不明」

 

 オズマ「了解した。フォールドは可能か?」

 

 ???「フォールドは可能だが虫共が邪魔だ」

 

 オズマ「バジュラ共を排除する。暫く耐えてくれ」

 

 ???「了解した。急いでくれ」

 

 オズマ「スカルリーダーよりゼウス『死神』へ艦のバジュラの排除を頼む」

 

 リュウイチ「了解した。全機ギャラクシー艦よりバジュラを排除せよ」

 

 

 ゼウスは戦艦カイトスと空母ダルフィムに取り付くバジュラを排除し始めた。

 SMSは飛んで来るバジュラの駆除をした。

 ブルーはツインビームデスサイズでバジュラを切り裂き排除していった。

 ユーリはサイフラッシュで広い範囲のバジュラを消滅させていた。

 だが飛んで来るバジュラが一向に減らずにいた。

 

 

 リュウイチ「おい、オズマ。飛んで来るバジュラが一向に減らんが遊んでいるのか?」

 

 オズマ「そんな訳あるか。だが何故こんなに飛んで来る?」

 

 ルカ「隊長! 前方に巨大なバジュラの反応があります」

 

 オズマ「くそったれ! どおりで数が減らん訳だ。バジュラの巣か母艦か、このままじゃ拙いぞ」

 

 ルカ「そうだ! データーを取らないと」

 

 

 スカル3がナイト級母艦のデーターを取ろうと近づいて行った。

 

 

 リュウイチ「オズマ! お前の小隊の1機があれに近づいているぞ。大丈夫か」

 

 オズマ「何! ルカよせ。戻って来い」

 

 ルカ「でもデーターを集めないと・・・うわあああああ」

 

 アルト「隊長! ルカが奴に飲み込まれました」

 

 

 行くか、仕方が無いな。

 

 

 リュウイチ「オズマ。俺が行く1機護衛に貸せ」

 

 アルト「隊長、俺が行きます」

 

 オズマ「よし。2人共気を付けろよ」

 

 

 俺とアルトはバジュラを躱しながら、ナイト級母艦に近づいた。

 

 

 リュウイチ「邪魔くせぇ、切り裂け!」

 

 

 ブルーがツインビームデスサイズで、ナイト級母艦の側面を大きく切り裂いた。

 

 

 リュウイチ「開いたぜ」

 

 アルト「は、はい先に行きます」

 

 

 アルトのバトロイドを先頭に奥へと進んでいった。

 すると少し開けた場所に出て、そこで触手に絡まれたスカル3を見つけた。

 アルトが近づこうとするのを、俺は止めた。

 

 

 アルト「ルカ! 何を?」

 

 リュウイチ「右上を見ろ」

 

 アルト「バルキリー? お前は何者だ!」

 

 ???「・・・・・・・」

 

 リュウイチ「死ね!」

 

 

 ブルーが問答無用で仕掛けた、不明機は長いビーム砲を出すとブルーに撃ち出した。

 しかしブルーに当たる直前ビームが曲がった。

 

 

 ???「?」

 

 リュウイチ「『トランザム!!』」

 

 

 ブルーが一瞬姿を消したかと思うと、不明機の直前に近づいていた。

 ツインビームデスサイズで不明機がビーム砲を持っている右腕を斬り落とした。

 不明機はファイターモードになると、全速で逃げて行った。

 ランカの実の兄貴を殺す訳にいかんか、『死神』が最近大人しい。

 

 

 リュウイチ「チィ。仕留め損ねたか。アルト、ルカは大丈夫か?」

 

 アルト「はい、生きています」

 

 

 ブルーが斬り落とした右手とビーム砲を取り上げた。

 

 

 リュウイチ「これは俺がオズマに渡す。LAIに出せば何か分かるかもしれん」

 

 アルト「分かりました」

 

 リュウイチ「通路を戻るのも面倒だ。少し下がって居ろ」

 

 

 ツインビームデスサイズを仕舞うと、ツインバスターライフルを出し構えた。

 引き金を引くと眩い光と共に、壁に大穴が開き外へと繋がった。

 

 

 リュウイチ「先に行け。俺はこいつを持って行く」

 

 アルト「はい」

 

 

 外に出て充分距離を取ると、ユーリに連絡した。

 

 

 リュウイチ「ユーリ。終わった、消してくれ」

 

 ユーリ「はーい」

 

 

 暫くすると巨大なエネルギー弾が、ナイト級母艦を飲み込み全て消し去った。

 

 

 アルト「今のは一体?」

 

 リュウイチ「うちの始末屋の大砲だ。帰るぞ」

 

 

 戦闘宙域まで戻って来るとギャラクシー船団の2隻は既にいなくなり戦闘も終結した様だ。

 

 

 リュウイチ「オズマ。連れて帰って来たぞ」

 

 オズマ「済まん、アルト。ルカは大丈夫か?」

 

 アルト「はい、生きています。ただ奴の中で所属不明のバルキリーと交戦しました」

 

 オズマ「何!」

 

 リュウイチ「オズマ。これが不明機の右腕と武器だ。渡しておくから、LAIにでも調べさせてくれ」

 

 オズマ「分かった。LAIに出しておく」

 

 アルト「隊長、ギャラクシー船団の本隊は?」

 

 オズマ「結局分からず仕舞いだ」

 

 リュウイチ「そうか。無事だといいけどな」

 

 

 まあ筋書き通りにギャラクシー船団は雲隠れした。

 シェリル・ノームは帰る場所が不明になり、フロンティア船団で芸能活動を始めた。

 ランカも映画の出演がきっかけで、人気が上がり多忙な毎日を送っていた。

 

 

 ガリア4のゼントラーディ基地で1部の兵士がシェリル・ノームの生ライブを見せないと反乱を起こすと暴動を始めた。

 その為シェリル・ノーム一行のシャトルと護衛としてアルトのバルキリーがガリア4に跳んだ。

 ゼントラーディ基地に着いたシェリル・ノームだが、V型感染症が発症し生ライブが出来なくなってしまう。

 アルト達は建物に監禁されたがアルトは見張りの隙をつき建物の裏から脱出、自分の機体を取り返すと暴動のリーダーと交戦し倒した。

 またミハエルのバルキリーに乗った、ランカが到着初ライブを見せて暴動を起こしていた兵士は満足して反乱は回避された。

 

 ゼウスは長距離訓練の名目でユーリと他20名を乗せたプトレマイオス2を出してガリア4へ転移した。

 グレイスがガリア4をディメンション・イーター(DME)で破壊するのを防ぐ為に。

 それとガリア4で見つかるマクロスから出て来るバジュラの大群を、足止めする為にやって来た。

 DMEに関してはユーリが過去に触って解析していると言うので任せた。

 

 

 ユーリ「懐かしいな、まだ転生者戦争を始めた頃だよな。設定を変更、終了」

 

 

 ユーリは茂みに隠れた。

 そこにシェリルと一緒の筈の、グレイス・オコナ-がやって来た。

 

 

 グレイス「さよならシェリル。貴方との生活それなりに楽しかったわ。でも私は見つけたの『リトル・クィーン』を、だから貴方とはここでお別れバイバイ。寂しく無いわね、お友達と一緒だもの」

 

 

 グレイスはDMEの起動スイッチを押した。

 DMEが起動してブラックホールが形成され始め、周辺の空気を吸い込み始めた。

 風が巻き起こり、グレイスはその風に乗って空高く舞い上がって行った。

 

 

 ユーリ「思わずバイバイ、グレイスって言いそうになった。後はグレイス達にガリア4の崩壊した幻を見せろ」

 

 

 ユーリはペンダントに触れて言った。

 

 

 ユーリ「さて懐かしいバジュラ大戦闘をやりに行くか。転移」

 

 

 プトレマイオス2にユーリが転移して戻って来た。

 DMEの処理とグレイスの方の対策はOKと言う事なので、アルトのフォールドブースターのそばでゼウスは戦闘態勢を取った。

 そしてアルトのVF―25が上昇して来た。

 

 

 リュウイチ「よう、アルト。デートか」

 

 アルト「何でゼウスが此処に?」

 

 リュウイチ「演習しながらアルトの活躍を見に来たんだ。まあそれより、早くフロンティア船団に連絡しに戻れ」

 

 アルト「あんた達は?」

 

 リュウイチ「フロンティア船団の防衛体制が整うまでの時間稼ぎ」

 

 アルト「無茶だ! 数が違い過ぎる」

 

 リュウイチ「無駄口を叩いている間に行け。誰かが足止めしないと船団がやられる」

 

 アルト「だが・・・」

 

 リュウイチ「俺に2度言わせるな。行け!!」

 

 

 アルトはフォールドブースターを付けるとフォールドした。

 

 

 リュウイチ「ぐだぐだ、煩い奴だ。俺達がそんなに簡単にやられるかよ」

 

 ユーリ「いやいや。あれが普通だからね」

 

 リュウイチ「『死神』は普通じゃねぇよ」

 

 ユーリ「うーん、納得。来たよ!」

 

 リュウイチ「全員派手にやれ。『輝くゼウスの名の下に』」

 

 ユーリ「カバラプログラム『オン・マケイシヴァラヤ・ソワカ』」

 

 ゼウスの機体が輝いた。

 ネオ・ヅダになった『マサムネ』は縮退砲を速射砲の様にバジュラの群れに撃ち込んだ。

 ブルーも更に改良されたバスターランチャーを撃ちまくった。

 他の機体も最大火力を叩き込んだ。

 

 

 リュウイチ「それにしてもこんなのと1機と1隻で15時間よく遊んだな」

 

 ユーリ「認めたくないものだ。若さゆえの過ちを」

 

 リュウイチ「誰がシャアの物真似をしろと言った」

 

 ユーリ「だって、本当に若かったんだもの」

 

 リュウイチ「そう言えばそうか。2000才のおじいちゃん」

 

 ユーリ「うわー。人が気にしている事を言った」

 

 

 そんな話をしながらも20時間が経過した。

 

 

 リュウイチ「誰かマジで休めよ。気を失っても知らんぞ」

 

 ユーリ「今は無理だね。興奮して気付かないんだ、突然来るよ」

 

 リュウイチ「だそうだ。経験者の言葉だぞ。1人ずつ休め」

 

 

 更に10時間経過した時一気に10機が艦内に放り込まれた。

 更に5時間経過した時にはユーリと『死神』、プトレマイオス2しか戦っていなかった。

 

 

 リュウイチ「流石にこれ以上は無理かな。経験者?」

 

 ユーリ「充分でしょう。迎撃態勢取っているよ。多分」

 

 リュウイチ「最後の多分が無けりゃ安心出来たが。撤退するぞ」

 

 ユーリ「了解」

 

 

 一斉に転移してフロンティア船団に戻って来た。

 

 

 オズマ「ゼウス大丈夫か?」

 

 リュウイチ「流石にあの数を、35時間止めるのはきつい」

 

 アルト「あんたら人間ですか!」

 

 リュウイチ「『死神』」

 

 ユーリ「こっちの防衛態勢出来ている?」

 

 オズマ「ああ、全機戦闘態勢だ」

 

 リュウイチ「コウタ、うちは?」

 

 コウタ「出来ています」

 

 リュウイチ「艦長、プトレマイオス2からゼウスに乗り換えろ。くたばった奴らはそのまま寝かせとけ」

 

 艦長「了解」

 

 リュウイチ「さて何日戦うのかな?」

 

 ユーリ「多分、3日ぐらい」

 

 オズマ「おいおい。簡単に恐ろしい事言ってくれるじゃないか」

 

 アルト「だから言ったじゃ無いですか。ナイト級が群れているって」

 

 オズマ「帰っていいか?」

 

 リュウイチ「いいよ。帰れ」

 

 オズマ「帰れるか」

 

 モニカ「デ・フォールド反応多数」

 

 ジェフリー「来るぞ!」

 

 リュウイチ「あーあ。来ちゃったよ。来なくていいのに」

 

 ユーリ「本当だよ。他所へ行けばいいのに」

 

 

 バジュラの群れが大群でやって来た、そう群れが大群なのである。

 

 

 オズマ「マジか。くそったれ!!」

 

 ミハエル「言葉にならん」

 

 リュウイチ「ゼウス最大火力『輝くゼウスの名の下に』」

 

 ユーリ「カバラプログラム『オン・マケイシヴァラヤ・ソワカ』」

 

 

 ゼウスの全機体が輝いた。

 

 

 リュウイチ「全機、撃てぇ!」

 

 オズマ「反応弾撃てぇ」

 

 リュウイチ「全機撃ち続けろ」

 

 オズマ「SMSは近づいたのを叩け。前に出るとゼウスの火力に巻き込まれるぞ」

 

 リュウイチ「2時間交代だ。マユミお前等から休め命令だ」

 

 オズマ「うちも補給と休憩を入れろ」

 

 ブルーのバスターランチャーが流石に駄目になって投げ捨てた。

 ツインバスターライフルを代わりに構えて撃ち出した。

 新統合軍が脱落し始めたがゼウスもSMSも最初からあてにはしていなかった。

 だが既に20時間が経過していた。

 

 

 オズマ「くそ。整備関係者まで倒れ始めて、補給が間に合わん」

 

 リュウイチ「精神に来ている奴はゼウスに放り込んで寝かせろ」

 

 

 ツインバスターライフルも使い物にならなくなった。

 ヴェスパーは既にオーバーヒートである。

 後はドラグーンと100mmマシンガンだけになった。

 

 

 リズ「『死神』武器コンテナ撃ち出すから受け取れ」

 

 リュウイチ「何でもいい。寄越せ!」

 

 

 長い武器コンテナが撃ち出され、ブルーはコンテナを受け取り開いた。

 バスターランチャーより太い口径だが構うか撃てるなら撃ってやる。

 引き金を引くと凄まじい閃光が巨大なエネルギー弾になり、バジュラの群れを幾つか飲み込んだ。

 

 

 リュウイチ「リズ、これって」

 

 リズ「縮退砲よ」

 

 リュウイチ「いい仕事だ!」

 

 ユーリ「リズさん、俺にも2本頂戴」

 

 リズ「あんたは自前のがあるでしょう。でもいいわ、受け取りなさい」

 

 

 ネオ・ヅダも武器コンテナを2本受け取り開いた。

 

 

 ユーリ「縮退砲乱れ撃ち」

 

 

 他の機体も欲しくなり、一斉にリズに連絡が来た。

 

 

 リズ「全機体受け取りなさい。転移」

 

 

 全機体の前に武器コンテナが転移されて来てコンテナを開いた。

 縮退砲が一斉に撃ち出され、バジュラの群れがどんどん減って行く。

 

 

 リュウイチ「SMS今の内に休め」

 

 オズマ「そうさせてもらう」

 

 

 SMSは全機本当に帰還した。

 

 

 ユーリ「リズさん凄いね。いつの間にバリオン創出ヘイロウを解析したの?」

 

 リズ「時間は掛かったけどね。あんたのを何度も見ているからよ」

 

 リュウイチ「何でもいい。撃てぇ! 撃てぇ!」

 

 

 あれだけいた大群がわずかの間に、少しになった。

 

 

 リュウイチ「ティ。ゼウス強攻モードになって、バトルフロンティアの後ろに着け」

 

 艦長「了解」

 

 リュウイチ「準クィーンがデ・フォールドする。マクロス・アタックを叩き込め」

 

 索敵員「艦長! デ・フォールド反応でかい」

 

 艦長「マクロス・アタック!!」

 

 

 準クィーンがデ・フォールドした瞬間、マクロス・アタックが貫いた。

 貫いた腕から自動迎撃システムが作動、準クィーンの中を破壊しまくった。

 腕を抜いた瞬間、準クィーンは爆散した。

 

 

 リュウイチ「艦長、ご苦労。ゼウス全機攻撃止め」

 

 オズマ「マジか。出てきたら終わりかよ。後始末は任せろ」

 

 リュウイチ「悪いが頼む。フォールドクォーツはうちはいらん」

 

 オズマ「分かった。LAIにでも渡しておく」

 

 リュウイチ「ゼウス、全機帰還だ。しばらく寝るぞ」

 

 

 3日の予想が1日足らずで終わったのをユーリは本気で感心した。

 この宇宙は来て正解だと思った、面白い人達に会えたから。

 そろそろ帰ろうかなと思っていたが、この人達が何処まで行くか見て見たくなった。

 

 

 ユーリ「兄貴達帰るのはだいぶ遅くなりそうだよ」

 

 

 ただ、フロンティア船団に被害が無かった訳ではなかった。

 そこで新統合政府は物資統制を始めようとした。

 それを聞いたゼウスが残り10基のアイランドと補給部隊が運んで来る30基のアイランドを無償提供する復興に使って欲しいと言って来た。

 物資統制は回避された。

 

 復興記念のオペラ鑑賞にグラス大統領が出席した時事件は起きた。

 街中にバジュラが突然現れたのだ。

 グラス大統領は非常用通路を使いバトルフロンティアで指揮を取ろうと急いでいたが急に口を塞がれ倒された。

 幻の自分が通路を曲がった瞬間銃撃に倒れた。

 そしてレオン三島の笑い声が聞こえ自分が暗殺される所だった事を知る。

 ゆっくりと口を塞いでいた手が外され振り返るとゼウスのリーダーがいた。

 そして通路の先に出ると暗殺部隊を全員殺した。

 レオン三島は逃げようとしたが、足を撃たれ動けなくなった。

 そこへオズマとキャサリンが合流。

 『死神』はオズマにレオン三島を渡し去って行った。

 レオン三島はオズマに気を失うまで顔を殴られた。

 

 そしてゼウスの機体がアイランド1に侵入していたバジュラを退治した。

 

 別の場所ではアルト達がバジュラに追われ、クランが危険覚悟でマイクロン装置に入った。

 装置に向かおうとしたバジュラをミハエルが攻撃したが真空の宇宙に投げ出される所をゼウスの小型機が来て救出した。

 ミハエルに傷を負わせたバジュラ達はゼントラーディ化の完了したクランの怒りで次々撃ち砕かれていった。

 

 そしてランカはアルトの前でブレラのVF―27に乗り込み去ってしまった。

 

 その消えたランカの歌声を新統合軍の索敵機がキャッチした。

 その声を辿ると居住可能な惑星を見つけたが、そこはバジュラの本星だった。

 新統合軍と政府はバジュラからこの星を奪い取る決定を下した。

 アルトとルカは新統合軍に編入されてしまった。

 

 バジュラとの争奪戦が始まった。

 LAIから提供されたDMEミサイルとVF―171EXで新統合軍も序盤は活躍したがDMEミサイルが無くなるといつも通りになった。

 SMSはランカの事が心配で、攻撃に精彩さを欠いていた。

 ゼウスはランカ救出を待っている為に大きな攻撃を控えていた。

 シェリル・ノームはV型感染症が酷くなり、逆にフォールド・ウェーブを出せる様になり歌で戦っていた。

 アルトはブレラとの一騎打ちの最中だった。

 

 そして宇宙に巨大なランカが現れ歌い出すと、シェリル・ノームの歌声はかき消されてしまった。

 アルトもブレラとの一騎打ちに負け撃墜されてしまった。

 

 

 リュウイチ「アルト生きているな」

 

 アルト「ああ」

 

 リュウイチ「それでランカの居場所は分かったのか」

 

 アルト「あれは映像だ。だが中にランカが囚われている」

 

 リュウイチ「じゃあ早く助けに行け」

 

 アルト「駄目だ。俺は機体を失った」

 

 リュウイチ「アルト。後ろを見ろ。あるじゃねぇか」

 

 アルト「俺のVF―25」

 

 ルカ「先輩乗ってください」

 

 ミハエル「運んで来てやったぞ」

 

 リュウイチ「これで行けるな」

 

 アルト「ああ、行けるぞ」

 

 オズマ「スカルリーダーよりスカル4。ランカは任せる。ただし傷一つでもつけて見ろ、お前を反応弾で消してやる。行け、アルト」

 

 アルト「隊長。了解」

 

 

 巨大ランカを目指すアルトの横にブレラが並んだ。

 

 

 ブレラ「こちらブレラ・スターン、これより貴様を援護する」

 

 アルト「ブレラ! どう言うつもりだ」

 

 ブレラ「俺はランカの実の兄だ」

 

 アルト「何!」

 

 ブレラ「先程の戦闘でグレイスの洗脳が解けた。グレイス達に借りを返す」

 

 アルト「そうだったのか・・・よし、行くぞ」

 

 ブレラ「ああ」

 

 

 2機は長年組んだ事がある様に華麗に戦闘の中を切り裂いていく。

 

 

 リュウイチ「ゼウス砲撃準備」

 

 艦長「ゼウス強攻モード。マクロスキャノン準備」

 

 

 それから10分後。

 

 

 アルト「こちらスカル4。ランカ・リーの救出に無事成功」

 

 

 フロンティア船団側に一気に歓声が沸き上がる。

 そしてアルトがランカを連れてマクロスに着陸、シェリルの下へ急いだ。

 

 

 リュウイチ「ゼウス撃てぇ!」

 

 艦長「マクロスキャノン発射!!」

 

 

 ゼウスからマクロスキャノンが巨大ランカに命中映像が消え真の姿を現した。

 

 

 オズマ「バトル・ギャラクシーだと!」

 

 リュウイチ「今回の陰謀は全部あいつらの仕業だな」

 

 オズマ「やってくれたな、SMS倍返しだ!!」

 

 

 その時2人の歌姫の歌声も宇宙に流れ出した。

 バジュラの攻撃色も消えて行った。

 

 

 リュウイチ「ゼウス全機バジュラはもう敵では無い。ギャラクシーを潰せ!!」

 

 

 バトル・ギャラクシーからVF―27とGゴーストが大量に出て来た。

 ゼウス各機は今迄抑えていた力を爆発させた。

 ブルーはツインビームデスサイズで、迫りくるGゴーストを両断していく。

 コウタのVF―25もVF―27の機動性を上回り次々撃墜していく。

 ユーリはサイコブラスターを連発、周囲の敵を消滅させていく。

 SMSも次々と全てを撃墜していく。

 

 最後にバトルフロンティアがバトル・ギャラクシーにマクロス・アタックを敢行貫き爆散させた。

 ギャラクシーの部隊が全滅した時、惑星から巨大なバジュラ・クィーンが上昇して来た。

 全機、全艦が攻撃をしたが、直前で攻撃が消えてしまう。

 だがバジュラの一部が不思議な行動を取り、攻撃が消える箇所に張り付き円を描いた。

 

 

 リュウイチ「アルト! あそこだ。バジュラがトンネルを作ってくれたぞ」

 

 アルト「了解、行くぞ。ブレラ」

 

 ブレラ「おお!」

 

 

 アルトとブレラはその中に飛び込んだ、そしてブルーも。

 アルトはランカからバジュラ・クィーンは首から上が無くても生きていけると聞かされていた。

 攻撃は頭の下に集中して頭と首が離れた。

 

 

 グレイス「何故分からない。これが人類の進化だと言う事が」

 

 アルト「人の人生を滅茶苦茶にしておいて何が進化だ」

 

 ブレラ「今までの借りを全部返すぞ」

 

 

 2機は頭部の中心を徹底的に攻撃して破壊して去って行った。

 

 

 グレイス「あはははは、私はまだ生きている。これで」

 

 リュウイチ「ユーリの言う通りだったな。残念だが『死神』は見過ごさないぜ」

 

 

 ブルーはバスターランチャーを展開照準をバジュラ・クィーンの頭部に定めた。

 引き金を引き巨大なエネルギー弾がバジュラ・クィーンの頭部を消し去った。

 

 バジュラ・クィーンはバジュラ達を連れて何処かへ行ってしまった。

 ランカが言うにはこの星を人類にくれて、別の銀河の仲間に会いに旅だったそうだ。

 フロンティア船団は無事、惑星に着陸居住可能な惑星を手に入れた。

 ゼウスは降りなかった。

 

 

 リュウイチ「契約が終了しましたので、ゼウスは客探しの旅に出ます」

 

 オズマ「少しぐらい、ゆっくりして行けよ」

 

 リュウイチ「あのな、今回うちは赤字何だぞ。早く次の客を見つけんと破産する」

 

 オズマ「まあ、すまん。また会えたらその時は酒でも飲もうぜ」

 

 リュウイチ「ああ、楽しみにしておく。ではな」

 

 

 ゼウスは再び宇宙に旅立って消えた。

 

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