やはりこんな八色はまちがっている。   作:いろはす@

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第2話:せんぱい、すごく気持ちいいです・・・

「ちょっと痛いかも知れんが・・・直ぐに終わるから動くなよ、一色」

 

 

「えっ?!?せ、せんぱい?!」

 

 

驚き固まる後輩の着衣を無理やり剥ぎ取ると、俺はその柔肌に指を滑らせた。瑞々しく張りのある感触を味わいつつ、そっと刺激を加えてみる。

 

 

「ここか?」

 

 

「あんっ?!」

 

 

ビクンと全身を跳ねさせ、切なげな声を漏らす亜麻色の髪の乙女。あざとさを出す余裕すらないらしく、何かを堪えるように愛らしい顔が僅かに歪む・・・ほぅ、ならば・・・こうか?

 

 

「あ・・・♥せんぱい、すごく気持ちいいです・・・」

 

 

冷えたペットボトルを()()へ押し当てると、彼女は小さく喘いで仰け反った。なんとも敏感な少女である・・・とどめとばかりにペットボトルをより強く押し付ければ、感極まったように身を捩って悶絶する一色。堪らず溢れ出した体液が、彼女のパンツに恥ずかしい染みとなって広がってゆく。(眼福)これで少しは、若い身体の火照りや疼きも鎮まることだろう・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ふぅ・・・(意味深)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「たぶん捻挫だな。取り敢えず、それで冷やしとけ」

 

 

やはり転んだ拍子に捻ったか。だから言わんこっちゃない・・・え?いま何をしていたのか、だって?そりゃ、一色の運動靴とソックスを脱がせて痛めた足首をペットボトルで冷やしてたらあいつの汗がパンツに染みただけですが何か問題でも?あとパンツって、要するにズボンのことだからね?いったい何を勘違いしていたんですか超キモいですやっぱり出直してきて下さいごめんなさい。(はちまん節&すっとぼけ)て言うか俺はいま、誰に何を言い訳しているんだ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

で、どうしたものか・・・どうやら、あざとい後輩生徒会長さんは自力で山道を下れそうもないし、さりとてインドア派の俺がおんぶしての下山など、もっと無理ゲーだ。なんせ、自慢じゃないが小町にお米の買い出し頼まれて、5キロの袋で腰をやったぐらいだからな。いくら小柄で華奢な彼女でも、おそらく体重は40k・・・がはっ?!(口封じ)

 

 

「デリカシー無さすぎです、せんぱい」

 

 

済まん・・・だけどなんであなた、俺の心の声が聞こえんの?あと、どうしてそんな細い身体からこんなに強烈な裏拳が出せるのかな?(失神)

 

 

そんなやり取りをしている間にも、容赦なく日差しは翳ってゆく。しかもここ、電話もネットも通じないと来たもんだ。深閑とした山奥で、足首を痛めた後輩美少女とふたりきり。助けを呼ぶ手段もなし。なんなのこれ?手の込んだ罰ゲームなの?謎の大きな権力が、是が非でも俺に間違いを起こさせようとしてない?(被害妄想)

 

 

「しょうがないですよ、せんぱい。だって全部、そのための舞台設定なんですから」ボソッ(台無し)

 

 

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

 

「で、なにしてるんですか・・・?」

 

 

荷物を纏め始めた俺を見て、不安げに瞳を揺らす一色。激しく庇護欲を刺激される表情である。やめて!そんな目されたら、やっぱり勘違いから告白して振られて弄られまくる未来しか見えないから!

 

 

「なにって・・・野宿の準備だよ」

 

 

「へ・・・?」

 

 

意表を突かれたように、今度はぱっちりおめめをさらに見開くいろはす。

 

 

「そんなに驚くことでもないだろ。つーか、この状況で他になにがある?」

 

 

「・・・いえ、この状況だからこそ、てっきりせんぱいがひとりで先に逃げ帰る・・・ケホケホ!助けを呼びに行くのかなって・・・」

 

 

なるほど。さっきの表情の理由はそれか・・・

 

 

「まぁ、その手も考えはしたが・・・お前、救助が来るまで、こんな山奥でひとり待っていられる自信あんのか?」

 

 

「ムリですっ!!」

 

 

頭をぶんぶん振りながら即答するいろは。(唐突な名前呼び)まあ、傷付いた後輩の女子を置き去りにするなんて、もとよりそんな選択肢はあり得なかったんだけどな。ボソッ

 

 

「ふぇ?」

 

 

急に動きを止めると、みるみる頬を上気させるあざとい後輩。きみ、怪人百面相なのかな?

 

 

「はぁ・・・あざといのはどっちなんだか・・・はっ?!不意打ちでそんなこと言われたらちょっとどころか非常にときめいちゃいましたけど初めてが野外プレイとかはやっぱりさすがにハードル高すぎるのでムリですごめんなさい」(息継ぎなし)

 

 

・・・いかん、また声に出てたみたいだわ。(汗)

 

 

取り敢えず、生い茂った大木の下に荷物を置き、即席のベースキャンプを設営する。テント代わりとまではいかないが、小雨程度なら凌げるだろう。幸い、飲み物は多めに持っていたので一晩くらいなら問題なし。危険動物とかは・・・居ない、よね?(希望的観測)足を痛めている一色は、少し離れた場所に待機させておく。よし、こんなもんか・・・

 

 

「ん?どうした?」

 

 

あらかた作業を終えたところで、ふと視線を感じて顔を上げた。なぜかお行儀良く体育座りをした一色が、真顔でこちらを見ている。

 

 

「・・・いえ、いざとなったら頼りになると言うか、そんなにてきぱき出来ちゃうなんて、やっぱりせんぱいって男子なんだなぁ・・・とかギャップ萌えを・・・」ボソッ

 

 

最後の方はよく聞こえなかったが、俺が男なのがそんなに意外なの?てか実は八幡、眼が腐った美少女でした!とか誰得よ?ニッチすぎて需要無いだろ!確かに将来の夢は専業主婦・・・もとい専業主夫だけど、中身はしっかり年頃の拗らせた男の子だからね?いや拗らせたは余計だし。え?はちいろ(百合Version)?そんなの、もっと需要ねえだろ・・・いや、あるのか??(錯乱)

 

 

「せんぱい、アウトドアも趣味だったんですね。どうせお休みの日は、変なアニメ見ながら変なお人形弄ってるだけのひとかと思ってました」

 

 

「きみ、表現に悪意が混じってない?俺は単に深夜萌えアニメ見ながらfigmaを弄ってるだけだぞ」

 

 

「よく分かんない単語が混じってますけどやっぱムリですキモいですあっち行ってくださいごめんなさい」(|||´Д`)

 

 

無自覚にヲタクのヴァイタルパートをぶち抜いてくる、小悪魔いろは。俺のライフはもう・・・いや、とっくの昔にゼロだったわ。(泣)。゚(゚´Д`゚)゚。

 

 

「うぐっ・・・べ、別に俺はアウトドア派なんかじゃねえし、なんならほとんど『ゆるキャン△』の受け売りなまである」

 

 

「はい?なんでいきなりここで三角形が出てくるんですか?せんぱい、確か数学は赤点ギリギリでしたよね?」(依然として真顔)

 

 

やはり俺といろはすがヲタトークをするのはムリがある。らしい。(新作OVA)それより、なんで君が俺の数学の成績知ってるのかな?え?1教科でも赤点を取ったら即退学処分だって?それ作品が違うから!あと、そもそも()()()に出没してるの、俺じゃないから(HACHIMANだから)ね?!?

 

 

 

 

 

 

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

 

 

「はぁ・・・樹木以外、何にもありませんね」

 

 

「そりゃ山の中だからな。群馬県を舐めるなよ?」

 

 

「意味不明です」

 

 

蝉時雨をBGMに一色とふたり、他愛ない会話をしながらひと息つく。森の中だし、気温が下がってきたのは幸いだ。そろそろ、平塚先生たちも異変に気付いてくれる頃だとは思うが、あちらも日が暮れたら迂闊には動けないだろうしな・・・

 

 

改めて周囲を見回せば、なんとなく小学生の時に裏山で作った秘密基地を思い出す。毎日放課後に通い詰めては、こんな風に自然の地形を利用して、自分だけの場所を作り上げてたっけ・・・はい?誰と一緒に作ったのか、だって?もちろん俺ひとりだけですけど何か問題でも?あと完成目前のある日、他のクラスの知らないやつらに横取りされちゃったことなんて全然悔しくなんかないんだからね!(ツンデレ黒歴史)

 

 

「せんぱい?なんか、いつも以上に目が腐ってますよ」

 

 

ちっ!バカとテストの代わりに嫌な記憶を召喚しちまったぜ。気分と話題を変えようそうしよう。

 

 

「まあ、小説ならこんな時、謎の洋館とかが現れて一夜の宿に出来るんだがな」

 

 

「ぷっ!それこそ変な小説の読みすぎですよ。そうそう都合良く建物なんて・・・はっ?!まさかせんぱい、突然現れた謎の洋館で、純情可憐な後輩美少女とのラッキースケベを狙っているんですね最高でs・・・はっ?!じゃなくて最低ですやっぱり出直してきて下さいごめんなさい」

 

 

やっぱりこうなった・・・(*´Д`) またまた炸裂したいろはす節に、内心で苦笑する。さっきからいつも以上に興奮してるみたいだが、たぶんそうでもしないと夜の闇が怖いのだろう。ふっ・・・何だかんだ言って、可愛らしいところもあるんじゃねえか・・・

 

 

「あ!せんぱい、いま私のこと可愛らしい後輩だな、とか思いました?」

 

 

「お前はエスパーか?」

 

 

「えっと・・・せんぱいのことなら、なんでもわかるんです・・・って、私みたいな美少女にこんなこと言われたら、やっぱりときめいちゃいますよね?」

 

 

「ああ、後半部分が無けりゃな」

 

 

「むぅ・・・」

 

 

雪ノ下や由比ヶ浜とはまた違った距離感と、遠慮のない言葉のキャッチボール。そして、それを心地良く思っている俺ガイル・・・ひとしきりそんなやり取りをしたあと、俺は現実モードに復帰した。無事に下山するまで、まだまだ気は抜けない。ここは奉仕部の部室でも俺の部屋でもなく、人里離れた山中なのだ。いや、そもそも一色が俺の部屋に居るとかいう仮定自体、あり得んことだが・・・(巨大フラグ)

 

 

笑えない事実に思い至り、改めて気を引き締めていたら、不意に空腹を感じた。そう言えば早めの昼飯を摂ったあと、何も口にしていなかったわ・・・

 

 

「あ、せんぱい、これ食べます?」

 

 

すると、一色が絶妙なタイミングでカロリーメイトを取り出した。はい?やっぱりあなた、俺のモノローグ(心の声)が聞こえてるのかな?

 

 

「他にも、キットカットやルマンド、うまい棒にハイチュウ、塩飴、激辛ポテチなんかもありますよ。どれにしますか?」

 

 

そして、可愛らしいピンクの小さなポシェットの中から、出てくる出てくる・・・たちまち目の前には、お菓子パーティーさながらの光景が出現した。なにそれ、四次元ポケットなの?て言うか、この暑さで持ち歩くには、商品のチョイスがおかしくない?

 

 

「出来る女の子なら、これくらい常識です」

 

 

「お、おう・・・済まんな。正直、腹減ってたから助かるわ」

 

 

どや顔の後輩に礼を言ってから、例の真っ赤なチョコをひとつ手に取る。この暑さと彼女の体温で、かなりねちゃねちゃしてはいたが、贅沢は言えない。正直、この状況では食べる物があるだけでも有り難いのだ。ん?一色の体温で、ねちゃねちゃ・・・ふむ、色々捗りますって変態なんですかやめてください出直して来ますごめんなさい・・・い、いかん、1日中聞かされてたせいで、思わず反省の弁までいろはす口調に・・・(汗)内心の動揺を隠すため、俺はリュックから手持ちの黄色いペットボトルを取り出した。ちょっと生温くなってはいるが、まあ許容範囲内だろう。(適当)

 

 

「水分は定期的に摂っとけよ。ほら」

 

 

「は?逆効果っぽいんで()()は止めときます」

 

 

熱中症予防のために投げ渡したマッカンを突き返すと、手にした『い・ろ・は・す』を呷るいろはす。自分でも何を言ってるのかよく分からないが、こいつがいま千葉のソウルドリンクに無礼を働いたのは間違いない。

 

 

「お前・・・マッカンは水分と糖分を同時に摂取できる優れものなんだぞ?!」(大嘘)

 

 

「適当な健康知識を拡散しないでくださいごめんなさい。だいたい、この暑さに激甘コーヒー牛乳を持参するひとなんて、せんぱいだけですよ」

 

 

「これはコーヒー牛乳なんかじゃない!マッカンだ!」

 

 

「はいはい分かりました」

 

 

俺の主張を適当にあしらったかと思えば、急に彼女は上目遣いになって瞳を潤ませた。本当に忙しないやつだ・・・

 

 

「もっと近くに行ってもいいですか?せんぱい・・・」

 

 

「え?普通に嫌なんだけど」

 

 

ふぅ・・・ここまで長かったな。やっと冒頭シーンまで辿り着いたぜ。(安堵のため息)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「しかし、お前も災難だったな。せっかく息抜きできるかと思ったら、とんだサバイバルになっちまったし」

 

 

「息抜き?何のことです?」

 

 

何気ない俺の振りに、きょとんとした表情で答える一色。はいはい、あざといあざとい・・・

 

 

「何のって・・・さっきはお前らみんな、面倒なボランティア活動からエスケーp・・・脱け出したくて、わざわざじゃんけん大会までやったんだろ?」

 

 

「はぁ・・・これだからせんぱいは・・・」

 

 

なぜかジト目&特大のため息で応じた彼女は、呆れたように続けた。

 

 

「あのですね。()()()、せんぱいとふたりっきりで、お誕生日をお祝いしたかったんですよ。決まってるじゃないですか」

 

 

「へ?お誕、生日・・・?」

 

 

誰の・・・?あ、俺のか。予想外な返答に、思わず間抜けな声が漏れる。ん?でもちょっと待って・・・なんでこいつが俺の誕生日知ってんのよ?(恐怖)

 

 

「グループラインで小町ちゃんから聞いたんです。だからたぶん、()()()知ってると思いますよ」

 

 

あの馬鹿妹・・・俺の個人情報を不用意に拡散するなんて、お兄ちゃん的にポイント最低だわ・・・総武中の『夏休みのしおり』にも書いてあっただろ?お兄ちゃんの許可なく知らないひととSNSでやり取りしないようにって。(一部拡大解釈)あと、さっきから出て来てる『みんな』って、まさか葉山や戸部は入ってないよね?(戦慄)あいつらから誕生日プレゼントが届いた日には、勘違いして告白して振られるまで・・・いや、ないな。絶対。(悪寒&確信)

 

 

それよりも・・・だ。もしいまの話が本当なら、一色がじゃんけん大会に勝ったせいで、俺は戸塚からのプレゼントを貰い損ねたことになる。くそっ!こいつさえ出しゃばって来なければ、いまごろは彩加とふたり、同じ山の中。当然、何も起こらないはずもなく・・・

 

 

 

 

 

 

 

~脳内妄想劇場開始~

 

 

「もっと近くに行ってもいいかな?はちまん・・・」

 

 

「おう!普通に大歓迎なんだけど?何ならそのまま毎朝、味噌汁作ってくれ」

 

 

「んもう!はちまんったら!ボク、本気で怒るよ?」

 

 

がはぁ?!?とつ × はち、キマシタワ~!!誰か、誰かマッカンにもっと砂糖を入れてくれ!あと、ミルクも多めで頼む・・・(錯乱)

 

 

~妄想劇場終了~

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ・・・せんぱい、どれだけ戸塚先輩のことが好きなんですか?」

 

 

「余計なお世話だ!いますぐ俺の青春ラブコメを返せ!」

 

 

「私に対しても、それくらい本気になってくれたら嬉しいんですけど」ボソッ

 

 

なにやらボソボソ呟き、不満げに頬を膨らませる一色。だけど正直、この騒ぎですっかり忘れてたわ・・・何を隠そう、俺の誕生日は8月8日。つまり今日なのだ。毎年、ちょうど夏休み中なので祝ってくれる友達も居らず、長期休業ゆえの自堕落な生活サイクルで曜日感覚も麻痺し始める頃だから、自分でもしばしばその存在を忘れてしまうのである。文字通り、ステルスヒッキーのステルスバースデー・・・

 

 

 

やっぱ泣ける。

 

 

 

はい?元々友達なんてひとりも居ないし、夜更かし朝寝坊な自堕落生活はいつものことじゃないかって?やめて!そんな図星を突かれたら、はちまん泣いちゃうよ?(ノД`) だけど、マイスイート小町だけはこれまで毎年欠かさず祝ってくれてるから、何も問題はない。今年はまだ何も言って来ないけど、たぶん大丈夫・・・だよな?まさか、知らぬ間に兄離れとかしてないよね?(こみ上げる不安)

 

 

「え?まさかせんぱい・・・自分の誕生日、忘れてたんですか?いったい、どんな黒歴史の数々を越えてきたんです?」

 

 

一方、俺の反応で全てを察したらしい後輩。やっぱエスパーなの?君のような勘のいい後輩(ガキ)は嫌いだよ・・・

 

 

なにやら憐れみの視線を向けてきた彼女は、取り繕うように言った。

 

 

「で、でも、今年は大丈夫ですよ。なんせ、私みたいに超可愛い後輩美少女が、マンツーマンでお祝いして上げるんですから。お誕生日プレゼントも、ちゃ~んと用意してありますし。震えて待て」

 

 

・・・どうして後輩の女子に、こんな上から目線でお祝いされなきゃならんの?はちまん、全然嬉しくない・・・いや、本当はちょっとだけ嬉しい、カモ?(捻デレ)

 

 

「じゃあ、クイズです。第1問!私からのお誕生日プレゼントはなんでしょう?もし答えを間違えたら、なんにもあげませんからね?」

 

 

・・・こいつ、どんどん調子に乗りやがって・・・よし!ここらでガツンと言っておかないとな。先輩の実力、侮るなよ?

 

 

「さあな、どうせ『私自身がプレゼントでした!』とか言うオチなんだろ?知らんけど」

 

 

戸塚自身がプレゼントなら、泣いて喜ぶ俺ガイル・・・てか、どうだ!切れ味抜群の返し技。もはやぐうの音も出まい。(誤用)俺だって、やる時はやるんだぜ?!(内弁慶)

 

 

 

 

 

だがしかし。

 

 

 

 

 

「へっ・・・?せ、せんぱい、そんな目で私のこと見てたんですか・・・?」

 

 

みるみる真っ赤になり、しどろもどろで言葉を継ぐいろはさん。あれれ?なんか反応が普通の純情女子高生なんですけど?これじゃ俺がまるで、初心(うぶ)な後輩女子を弄ぶクズのセクハラ先輩みたいじゃねえか!罪悪感半端ないから、早くいつものいろはす節プリーズ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、一色からのお誕生日プレゼントは、お盆休みにららぽーとへ一緒に買いに行く約束をさせられた・・・自分でも何を言っているのか全然理解できない。それどころか、あまりに発想が斬新すぎて、なにも言えないまである・・・

 

 

その後、ささやかなお菓子パーティーで腹ごしらえも終え、夏の夜は更けてゆき・・・あとは寝るだけとなった。体力温存のためにも、ここは休むに限る。明るくなってからネットの繋がる場所に出れば、救助も呼べるしな。さっさと一色を寝かしつけて、こちとら不寝番を頑張るとしますか。はちまん、夜更かしは数少ない得意技だし・・・(不健全)

 

 

だが、このあと全世界を揺るがす大問題が生じることを、俺たちはまだ知らなかった。(誇大表現)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「せんぱい、えっと・・・トイレ行きたいです」

 

 

俺のTシャツの裾をちょびっと掴み、恥ずかしそうに小声で訴える一色。そう、人間誰しも避けては通れない生理現象である。たとえそれが、可憐な上目遣いの美少女であったとしても。え?じゃあ俺はどうしてたのか、だって?まぁ、適当にその辺りで・・・(本当はダメ!絶対!)そう言えば映画や小説の登場人物って、みんなお腹は減るし疲れて眠くもなるけれど、おトイレだけは催さないよね?それでも俺は本物(の描写)が欲しい・・・(錯乱)

 

 

「ああ、そこらへんの草むらでやるしかないな。ほれ」

 

 

だがこんな時、いたずらに騒ぎ立てるのはお子様の証拠。俺はもう大人だから、この手の話題はさらりとスマートに処理するだけだ。一色にポケットティッシュとビニール袋を差し出しつつ、近くの暗がりを目で示す。もちろん、こんな気の利いたグッズ、俺が用意出来るはずがない。小町が持たせてくれたものだ。山歩きには邪魔なだけと思っていたんだが、まさかこんな形で役に立つとは・・・お兄ちゃん的にも、超ポイント高い。

 

 

ところが一色はなおも座り込んだまま、意味ありげな視線で訴えかけてくるばかり・・・なに?これじゃ紙が足りないとか、まさかいろはさん、大きい方なのかな??(大爆発)さすがにそれは、お兄ちゃん的にちょっとポイント低いかも。

 

 

「あの・・・足首がこれなんで、ひとりじゃちょっと・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だぁぁぁ!そうだったぁぁぁぁぁ~~~!!(愕然3割+狂喜7割=HENTAI(HACHIMAN)




次回最終話『責任、取って下さいね?』


はい、このあとは皆さんご想像通り、お約束の展開です。どうぞお楽しみに・・・って私のどんな姿態を想像したんですかやっぱり変態さんなんですね出直してきて下さいごめんなさい。
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