ちなみに話内にてゴジラの呼称が出ますが、裏話としてゆかりが命名したという事情があります。
グアム島では、四脚の怪獣二体…MUTOの夫婦が巣を作り卵を産み付け始めようとしていた。
その巣の中心部には数発の核弾頭が存在していた。
この核弾頭は択捉島の核弾頭貯蔵庫に備蓄されていた物であり、先日発覚した貯蔵庫襲撃の際にMUTOの雄がほとんど食い荒らしたが、その中でメガトン級の弾頭数発を食わずに生まれてくるであろう子供の為にグアム島に持ってきていたのだ。
このままではルルーシュ皇帝派とシュナイゼル派との戦いになる前に世界が文字通りの大惨事大戦…ではなく、怪獣大戦争状態になりかねない。
そこに‥‥
<ギュアアアアアアアアア!!>
ゴジラが乗り込んできた。
ゴジラは背後に多数の戦艦や航空機を引き連れるような光景で‥‥。
一応明記しておくが、ゴジラが日本皇国軍を引き連れるような光景で現れたのは全くの偶然である。
ゴジラは乗り込むと同時にMUTOの雌に殴りかかり、さらに雌を守ろうとした雄を叩き落した。
とはいえMUTO側も黙ってやられているわけではなく、ひるむことなく立ち向かっていた。
そんな中、日本皇国陸海空軍はただ手をこまねいていたわけでない。
『S.H.A.R.K.S』や『H.I.D.E.404』等の特殊部隊は船上にて待機しているのは無論のこと、旧九州解放戦線の戦術機部隊も即応体制を取っていた。
グアム島には危険を顧みずにウダロイⅡ級駆逐艦の「カリュプソ」「エウノミア」「アパイア」の三隻が接近し、時折、MUTOへの砲撃を行っていた。
当初はゴジラに攻撃を加える予定であったのだが、『三体の巨大怪獣を同時に相手に出来るか!?』と現場から悲鳴のような苦情が出たことや、明確な危害を加えてきたのはMUTOだけであったので、ゴジラは二体の怪獣に対しては確実に敵意を示していることから『触らぬ神に祟りなし』ということでゴジラは後回しということになったのだ。
要は、基本的に片方の怪獣にもう片方を倒してもらってから残った方への対応を後で考えるという感じである。
とはいえ、如何に覚悟が決まっているとはいえ怪獣大戦争のど真ん中に飛び込むのは無茶でしかないので、旧九州解放戦線派閥内でも過激な羽黒や長波隊でも勇んで突撃はしなかった。
しかし、そんな地獄絵図なグアム島内によそ者がいた。
「よし、やるぞ!」
『おう!!』
グアム島沖 《獣封》作戦司令艦 ブルー・リッジ級揚陸指揮艦『仁淀』
「いやぁ‥‥。まさに怪獣大戦争って感じだねぇ?」
「まったくだなぁ?」
弦巻マキと霧雨魔理沙は沿岸から砲撃を行っているウダロイⅡ級駆逐艦『エウノミア』が送ってくる映像経由で島内の観測を行っていたが、その戦いのすさまじさに引いていた。
ゴジラがMUTOを投げ飛ばし、MUTOは飛び掛かるし、観測用に忍び込ませていた無人戦車は下敷きになるし…。
《ヘラクレスを参加させなかったのは正解だったかも…》と思い始めてきていた。
なんせただでさえカオスな状況だ。
これ以上状況を引っ掻き回されたらたまったものではない。
「そういや、ゆかり元帥閣下はまた?」
「うん。下痢を起こしてトイレに籠ってる」( ̄▽ ̄;)
今回の作戦はゆかりが陣頭指揮をするために揚陸指揮艦の仁淀を引っ張りだしてきたのだが、ストレス過多が祟ったのか、戦闘が始まってからずっとトイレにこもりっぱなしなのだ。
おかげで艦隊指揮をマキとあかり、魔理沙が代行している始末だ。
「いや、マジでゆかりの奴の業務を分散させろよ!あれじゃあゴタゴタが片付く前にゆかりの奴が過労死するぞ!!」
「一応、かな~り仕事量は減ったんだよ?多分これまでのぶり返しじゃない?」
「あ~~。なるほど??日本奪還までのストレスが一気に来たと?」
「多分ね?」
んじゃあ仕方ないか…と魔理沙は納得した。
というかゆかりは日本奪還までほぼ休まずに戦ってきたといっても過言ではないので、その分の疲労が日本再独立によって一気に来てもおかしくはなかった。
※ちなみに宮中や大本営からもゆかりには休んでほしいという声が出ていたのだが、ゆかりが無視して前線指揮にこだわった結果が今である。
「弦巻大将!魔理沙大将!島内を監視していた『カリュプソ』より緊急です!!」
「ん?どったの??」
「『島内よりゴジラ及び四脚怪獣二体に攻撃を加える集団が出現!!』」
「「はぁ!?」」
次回 若き暴走
『ちいさな魔女』様よりアベンジャーズのヘリキャリア案が出たので、アイガイオンとかと絡ませて出そうかな~と思ってたりしてます。