今回は少し劇場版パトレイバー第一作のネタバレがあるかもですのでご注意ください!!
帆場暎一というOS開発者を今回の事態の犯人として捜索が決まった矢先、予想外の報告が来た。
「はい?それは本当ですか!?」
「ああ、帆場暎一は二日ほど前に第四方舟の屋上から‥‥な」
なんと彼は二日前にHOSの運用状況の確認の為に第四方舟に派遣された際に第四方舟の屋上から東京湾へ身を投げてしまったのだ。
捜索は一応行われたらしいが、見つからなかったそうで現在も捜査中と言われたのだ。
その為、カヤは404小隊や『S.H.A.R.K.S』の面々にかつて帆場が務めていた篠原重工の八王子レイバー工場に派遣して捜査を命じた。
また、そこに特車二課第二小隊隊員であり、篠原重工の御曹司である篠原遊馬や特車二課整備班班長の榊清太郎も派遣された。
篠原重工 八王子工場
「お待たせしました!ここの工場長をやっております実山と申します」
「おう。蒼海マコだ」
「クルカイよ。話は聞いているわね?」
「はっはい。おっしゃられたように帆場暎一君についての資料を探しなおしたんですが‥‥」
実山は昨日突然、東北財閥のトップである東北イタコから『帆場暎一についての資料をまとめておきなさいな、至急!!!』と言われたので慌てて社員たちと共に資料を探したのだが…。
「…ちょっと待ちなさい!何よこれ!!戦前の東京都出身なのはまだいいとしても、推定年齢30才、本籍不明、経歴不明、係累不明、身長約170センチ、病歴を含むその他の身体的特徴不明って何!?ここの社員だったんでしょう!?」
「は、はい!そうなのですが、いくら調べてもこれしか出ず…」
「こりゃハッキングやら何やらでデータを消しやがったな…」
クルカイが実山を問い詰めてもどうにもならない。実山たちも必死に調べたのにこれしか出なかったせいで慌てたくらいだ。
「あとは、一時期神聖ブリタニア帝国に留学していたという話を社員が聞いたくらいですが…」
「「は?」」
一方、篠原遊馬や榊清太郎、『S.H.A.R.K.S』でデータ管理等を担当している煤染オセア、404小隊でハッキング系に得意なリヴァがデータ管理室で様々なデータをコピー&確認をしていたのだが‥‥。
「ん?これって…」
「篠原?どうした??」
「HOSのマスターコピーだなこりゃ…。調べてみっか!!」
なんとHOSのコピーを見つけたのだ。調べようとすると…。
「まぁ、パスコードがいるわよね」
「とりあえず帆場の名前でも入れてみてはどうでしょうか?」
リヴァはパスコードが必要なのは当然かと納得し、オセアは帆場の名前をイニシャルで、苗字はローマ字で打ってみてはと提案したので、遊馬は榊と共に打ち込んでみたら…
『BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL BABEL』
突然、赤文字でBABELと表示され始めたのだ。
「ちょ!ナニコレ!?」
「ウイルスですかね?しかし、これは…!?」
「おい、まずいぞこれは…」
篠原八王子工場 管制室
「はい!どんどんBABELと表示されていきます!!制御も効きません!!はぁ!?いやしかし、んなことをしたら!!」
『いいからヤレ!!まずは工場のメイン電源を切ってこれ以上の拡大を防ぐんだ!!』
なんとデータ管理室から始まったBABELの表示が工場全体に広がっていったのだ。
要はHOSには強力なプログラムが仕込んであったのだ。
これには実山も慌てて工場のメイン電源はもとより非常用電源も切って、プログラム拡散を防ごうと必死だ。
クルカイやマコも隊員たちを総動員して対処に当たる他、無かった。
半日後に工場の混乱は収まったが、HOSの危険性が早めにつかめたことは幸いであった。
おまけに帆場暎一が神聖ブリタニア帝国の機械系の大学に留学していた過去が社員の証言から取れた関係から彼は神聖ブリタニア帝国の工作員に成り下がっていたのかもしれない疑惑が浮上。
第四方舟の機能を緊急停止させるとともに、HOSをネットワークにつながっていないコンピューターで解析する必要が出てきた。
「でも、第四方舟で整備していたレイバーやロボットの暴走事案はどう説明しましょう?あれらは整備していただけでHOSのインストールはされていないはずですが…」
「ん?整備って第四方舟のシステムに接続します??」
「え?ま、まぁしますが…」
「それだ‥‥」
東北財閥のレイバー・ロボット技師たちは何故、暴走事案が増加しているのか調べていくうちに第四方舟での整備の際にシステムに接続して点検を行っていたことからそこで感染したのではないかという疑惑を持つ。
また、特車二課でも…
次回 台風