ちなみに第四方舟の外見は機動警察パトレイバー劇場版第一作に登場した方舟そのままです。
メリークリスマス!
事ここに至り、日本皇国大本営は手段を問わなかった。
DG同盟やゾンダーへの始末はどう考えても警察にも皇国軍にも手に余る。
その為、ヘラクレスに協力を要請(ほぼ命令であったが…)した。
ヘラクレス側もDG同盟やゾンダーを見過ごすことはできなかったことから承諾した。
その際にある方針が定められた。特車二課は制御室に直行して洋上に存在する第四方舟の構造物を収容されているレイバーやロボットごと解体して基礎構造物のみにする。
ヘラクレス側にはその護衛と地下に潜伏しているであろうゾンダーやどこにいるかは不明であるが、DG同盟の排除を要請することとなった。
第四方舟の内部は敵性勢力以外は完全に無人であるので…
『第四方舟の内部は敵勢力以外は完全に無人だ!遠慮はいらん!!思う存分暴れてこい!!』
という訓示が出る始末だ。
これには日本皇国側が引け目になっていることも関係している。
実はゾンダーが第四方舟に入り込んでいるのではないかという疑惑は以前からヘラクレスに参加しているGGGから言われていたのだ。
※しかし、当時はどこ経由できた情報なのか伝えられていなかったことで『信用度に欠ける』という姿勢を崩さずに無視していたので再調査で潜伏していることが発覚した事実から『それ見たことか…』と言われるのを恐れていたという裏話もあったりする…。
DG同盟に関しては勇者特急隊と警察の一部による捜査に一任していた事から報告が上がらない限り知りえないし、情報省や軍情報部も暇ではないので仕方ないが、ゾンダーに関しては上記の理由から引け目を感じており、
『多少の損害は気にせずに行わせなさい。これが市民に漏れる方が問題なんです。ヘラクレス側との融和姿勢に向かうにしても多少の譲歩を見せるにせよ、市民感情が政府への不信に満ちる方が今は問題なんです』
という情報省トップにして軍情報部トップでもある東北純子とその補佐をしている十六夜咲夜からの指示もあったこともある。
まぁ、第四方舟の構造自体はコードもしくは最上階にある非常用爆砕ボルトを起爆すれば簡単に洋上に存在している構造体が分解されるので、地下以外は問題にはならない。
とはいえ、沿岸部にあるレイバーやビル群にて運用されているレイバーやロボットが間に合わずに暴走する可能性もあるので、皇国軍や特車二課第一小隊、機動隊レイバー隊、HOSに関係の無い機体を中心に総動員されることになった。
その上、軍も復興の途上。非常に情けない話であるが、ヘラクレス側に第四方舟の破壊に向かう特車二課第一小隊の援護を任せ、軍は沿岸部やHOSに接触した疑惑のあるレイバーやロボットの対処を行わざるを得なくなった。
「まぁ、超兵器群にインストールしていなかったことがせめてもの救いですがね…。そういえば凄乃皇・三型を破壊した不届き者の捜査の進展があったそうですね?」
「ああ…。そういえばそうだったね?そう言えばゆかりんは見てないんだっけ?はい、沿岸部のバビロンプロジェクト工事エリア内の軍事拠点になる予定の場所に設置されていた監視カメラに一瞬だけ映ってた箇所を切り取って現像した写真」
「マキさん、ありがとうございます。どれどれ…。こいつは…」
ゆかりはゆかりで、何かしらの対処をしていたようだ。
その写真には長い金髪で若い外見をした美青年が映っていたが、ゆかりには何か因縁があるようで苦虫を嚙み潰したような顔をしていた。
次回 台風上陸・HOS暴走