週に二回更新が現在の目安ですが、もう少し増やせるように頑張ります!!
第四方舟の制圧を開始した特車二課とヘラクレス一行であったが、トラブルが起きた。
そもそも、現在の第四方舟は人の手から離れたような状況下である上に撤収時に作業員たちが律儀に警備プログラムを作動させてから撤収した為に警備用ロボット(別名ガードロボ)である。
BEL-2018 カルディア
が起動していたのだ。
対人用の警備ロボットで、一部銀行の敷地警備や施設警備に多数が動員され始めたある意味で最新機種である。
武装はスタンガンのみであり、一~五機程度なら脅威ではないがそもそも方舟はある意味で企業機密や国家事業の塊ともいえる場所だ。
百機を優に超える数が配備されているせいで、制御室に向かうだけでも一苦労である。
最も、日本皇国政府から
『損害度外視で第四方舟を制圧もしくは破壊せよ!!』
と言われているので第二小隊もヘラクレスも遠慮なく破壊しつくして進んでいったわけであるが…
律儀に警備をしていたロボットたちを何とか蹴散らした後、第二小隊の面々とヘラクレスのホシノ・ルリは制御室に侵入…したのだが‥‥。
「どうなってんだ!?制御を受け付けないぞ!!」
「あ、遊馬さん!これ!!」
篠原遊馬と進士幹泰が方舟制御室にて解体コードを送ろうとしたのだが、制御を受け付けなかったのだ。
遊馬はどうなっているのか分からずに何度もコードを送信するが、効果が無い。
その時、進士が悲鳴をあげた為に遊馬とルリはその画面を見ると‥‥。
「ちょっと待ってください。なんで屋上に反応が?」
「地下以外は全員無人なのを確認済みのはずだぞ?」
何故か屋上に人の反応があった。
おまけに…
「う、うわぁああ!?なんで整備中で放置してあったレイバーが!?」
とうとう、方舟内部に配備されていたレイバーがHOSによって暴走を始めた。
「屋上の方は先に行かせた野明とヘラクレスのIS隊に任せるしかねえか…!」
一方、そのIS隊はかなりピンチであった。
「どわああああああ!?」
「一夏さん!!」
織斑一夏は必死に攻撃を避けていた。
なんと屋上に待機状態で簡易格納庫内に放置されていた13式戦術歩行強襲攻撃機『海神』が野明が爆砕ボルトへ通じる部屋に入った瞬間に起動。
IS隊に照準を定めたのだ。
※ちなみに、地下階層出入口に配置されていた残りの四機はエンブリヲ関係なしに感染しており、稼働済み。DG同盟やゾンダーは無論の事であるが、ヘラクレスのMS隊にも攻撃を開始し始めていた。
元々が敵前への強襲上陸作戦用に設計された機体だ。
120mm滑腔砲2門・ミサイルランチャー6基・36mmチェーンガン12門という大火力は脅威的である。
いくらISに絶対防御が搭載され、多種多様な攻撃が可能・機動性が高いといってもこの暴風雨の中で空中機動戦は難がある上に…。
ガキィン!!
セリシア・オルコットのブルー・ティアーズが使用するレーザーライフルの『スターライトmkIII』やシャルロットの『ラファール』が使用するレーザーライフルを対レーザー装甲で跳ね返し…
ギギギギギ!!!
ラウラ・ボーデヴィッヒのシュヴァルツェア・レーゲンの特殊機構であるAIC(アクティブ・イナーシャル・キャンセラー)による慣性停止能力もその大出力で無理やり突破しようとするし‥‥
グラ…ウィィィン!!
凰鈴音の甲龍のよる龍咆(りゅうほう)が放つ衝撃砲にも姿勢がぐらつく程度…
一夏の白式は近接戦用なので大火力の弾幕を浴びせてくる海神にはなかなか近づけない。
※ちなみに更識姉妹は野明の護衛として一度、野明と一緒に最上階管制室を見て大量の鳥に驚いたものの、その後に爆砕ボルト室へ向かうのに同行しており居ない。
「足が遅いのが救いだけど全然近づけないね…」
シャルロットは苦虫を嚙み潰したような顔をしつつそうぼやく。
確かに性能が素晴らしいが、奪われた際の想定をしていなかったのかと設計者を問い詰めたい気分のようだ。
そもそも、海神はその足の遅さから上陸作戦以外では沿岸警戒・拠点防衛ぐらいにしか使われていない上にそう言った想定しかされていない機体だ。
その為、この現状は設計思想の優秀さを現すものであるので設計者が聞いたら冥利に尽きると言うだろうが、その苛烈な弾幕を受ける身としてはたまったものではない。
野明が爆砕ボルトを発破すれば階層ごと海に落ちるだろうが、海神は水陸両用の機体。
ここで破壊しなければ後々面倒になるので『起動していたら絶対に破壊せよ』と要望されていたのだ。
一夏たちIS隊は対処方を考えながらも海神を観察していた…。
次回 一方、地下では…