スーパーロボット大戦 未知なる宇宙ヘ   作:島田愛里寿

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第百二十五話

さて、地下に視点を移そう。

 

DG同盟とゾンダーに対し、勇者特急隊やMS部隊を主軸とするヘラクレスは交戦を開始していたが、その始まりはなんとも言えない形であった。

 

 

そもそも、DG同盟としてはさっさと逃げ出そうとしていたのだが、撤収時に大きな音を立てすぎた結果、ゾンダーに見つかり逃亡。

 

その行く手にヘラクレスがいたためにばったりと鉢合わせ。

 

 

何とか突破しようとしていた矢先にゾンダーが追いついてきて三つ巴に‥‥。

 

 

なんともまぁ、DG同盟の三大幹部である『カトリーヌ・ビトン』『ショーグン・ミフネ』『ウォルフガング』にとっては可哀そうとしか言いようのない事態であった。

 

 

そして泣きっ面に蜂‥‥いや、泣きっ面に鮫と言わんばかりに‥‥

 

 

 

ギュイイイン!!!

 

 

 

HOSに感染した海神四機と多数の水中作業用レイバー軍団が殴り込んできたのだ。

 

 

 

東北財閥傘下企業である菱井インダストリー・四菱製の『セルキーH10』や四菱造船(旧三菱造船)製の『フロッグマン』、欧州連合にある企業のシャフト・エンタープライズ製の『TYPE SL-8 サイレン』及び同機の改良型である『セイレーン1』『セイレーン2』が地下階層へと続く坑道や通路内にて整備点検を行っていた上に方舟建設や海底清掃作業・沈没した艦艇の引き上げ作業に用いる観点から多数配備されていたのだ。

 

 

海神以外は数に物を言わせて向かってくるだけなので、普段ならヘラクレスの面々はもとより実力はある程度持っているDG同盟の構成員やトップ達でもどうとでもなるが、ここは狭い海底の通路な上に下手に爆発を起こせば天井に穴が開いて海水が流入してくるという有様。

 

 

※実際問題、DG同盟がゾンダーから逃げる際に天井を破壊したせいで数ブロックが完全に水没して自動隔壁が起動して封鎖された。

 

 

幸いと言っていいのか分からないが、HOS暴走機体はゾンダーにも攻撃を行っており特に海神の大火力はゾンダーロボのバリアーを少し時間が掛かるものの、容易に突破してゾンダーコアごと蜂の巣にしており、棚から牡丹餅的な貴重な戦闘データが得られた。

 

 

 

 

MS部隊もゾンダー相手に奮戦しつつ、多数のレイバーを近接戦で対処せねばならず思いのほか苦戦した。

 

 

特にソレスタルビーイングのメンバーは容易に蹴散らしていたが、海神相手には苦戦していた。

 

 

なんせ、対神聖ブリタニア帝国軍を想定して設計されていたはずの海神であるが、ブリタニア軍がビーム兵器を配備していると言う情報しか持っていなかったせいでその威力を過度に警戒していた状態で設計されたのだ。

 

 

余りにも高貫徹力のビーム兵器だと誤認して設計された対ビーム装甲はMSが使用するビーム兵器すら容易に無効化したのだ。

 

 

 

※最も、無効化したというのは見た目だけであり、機体内部にはある程度の損傷が発生していた。

 

 

その為、物理攻撃を繰り返して破壊するしかなかったようである。

 

 

 

各方面共に奮戦し、優勢なところもあるが方舟を破壊しなければ混乱は拡大するばかりである。

 

 

 

命運は特車二課第二小隊一号機パイロットの泉野明に託されていたのだった。




次回 方舟崩壊
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