スーパーロボット大戦 未知なる宇宙ヘ   作:島田愛里寿

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第十七話

アッシュフォード学園に最初に突入し、制圧したのは日本民族解放戦線歩兵部隊であった。

 

 

とはいえ最初に決まっていた交戦規定で避難指定区域にいる者達への攻撃は厳禁とされいたことや、アッシュフォード学園生徒会長にしてアッシュフォード学園の管理しているアッシュフォード家のミレイ・アッシュフォードの必死の説得に感心した現地指揮官の判断で監視下に置くものの、保護という扱いになった。

 

 

 

ところが揉め事が起きたのはその直後であった。

 

 

 

 

なんと遅れてきた黒の騎士団が突入してきて制圧すると言ってきたのだ。

 

 

 

「いい加減にしろ!!この場は既に我が日本民族解放戦線が制圧している!!貴様らは別の場所に行け!!」

 

 

「しかし!我々はゼロからの指示でこの学園の制圧を指示されているんだ!!」

 

 

「んなこと知ったことかぁ!!!」

 

 

 

「はぁ‥‥」

 

 

そして今現在、日本民族解放戦線陸軍所属の習志野戦車連隊第一中隊長の『玉田環』と黒の騎士団の扇が口論を続けており、それを背に連隊長の『辻つづじ』は頭を抱えていた。

 

 

「辻隊長、大丈夫ですか?」

 

 

そう言って駆け寄ってきたのは副官にして次期連隊長確実と言われている西絹代と彼女の補佐にして参謀格の『福田はる』であった。

 

 

 

「まいったよ…。まさか黒の騎士団もこの学園を制圧しにくるとはな…」

 

 

「先に来ていた普通科の隊長はまいってしまいましたしね…」(^^;

 

 

 

そう。日本民族解放戦線としてはあくまでも避難指定区域にいる市民は戦闘が終わるまで保護し、東京解放後にブリタニアとの交渉材料の一環にする予定であった。

 

 

しかし黒の騎士団は市民のことなど何も考えておらず、下手をすると射殺しかねなかった事や東京解放への方向性の違いから揉めに揉めたのだ。

 

 

 

おかげで司令部にお伺いを立てねばならず、司令部も国際法を建前上であっても守る方針であったので市民を無視にはできなかった。

 

 

なので市民保護の観点から『黒の騎士団に管轄権を渡すな!!』という厳命が下ったのだった。

 

 

 

 

 

 

「まったく‥‥!!いったいどうしたものやら‥‥」

 

 

 

「れ、連隊長!!」

 

 

「なんだ?今、私は憂鬱な気分なんだ。何があっても驚かんぞ??」

 

 

そこに第二中隊長の細見静子が慌てて駆け寄って来た。

 

 

「至近距離に白兜を確認!!学園に向かってきます!!!」

 

 

「「はぁ!?」」

 

 

「っ!?直ちに10式戦車を展開させろ!!」

 

 

「いや!無理がありますよ!!戦術機部隊が相手にしても追い返すのがやっとの相手でありますよ!?」

 

 

 

「うるさい!!やるしかないんだ!!!!」

 

 

 

 

 

その後、結局10式戦車が30両出撃して制圧を試みたが返り討ちにされた。

 

 

※幸い戦死者は出なかったが重軽症者多数となった。

 

最終的に黒の騎士団が生徒を人質に取りやがったのに動揺した一瞬の隙をついて黒の騎士団のゲフィオンディスターバーで拘束された。

 

 

そしてパイロットを捕虜にしようとしたのだが‥‥

 

「な~にをやっているんだ貴様はぁ!!!市民を人質にするなど軍人として言語道断だぞ!!!」

 

 

「へっ!!こうでもしねぇとあいつは止められなかっただろうが!それにお前らも役に立ってねえだろ」

 

 

「なんだと貴様ぁ!!!!」

 

 

市民を人質にする行為を撃破されたものの頭を負傷する程度で済んだ玉田が問い詰めていたが玉城のケンカを売るような発言に激高し、殴りかかろうとして部下の『名倉節子』と『浜田紀代』に制止されていた。

 

 

「まったく…。ん?どうした久保田」

 

 

「は、どうも地下にKMFらしき反応がありまして…」

 

 

「なんだと?まぁ確認して稼働可能状態であれば止めてこい」

 

 

「は!!」

 

 

辻はその光景に頭を抱えて『どう司令部に報告したものか…』と悩んでいたのだが、部下の久保田からの報告を受けて地下探索に向かわせた。

 

 

 

 

数十分後‥‥

 

 

 

ニーナ・アインシュタインがKMFを持ち出して核爆弾らしきものを使用しようとしたり特派の飛空艦が襲来して結局民間人を引き渡す羽目になったりと学園制圧を担当した日本民族解放戦線にとっては気の休まることがなかったと明記しておこう。

 

 

※扇を撃ったヴィレッタに関しては拘束しようと追撃したが戦闘区画に逃げ込んだので逃すこととなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

それから数時間後、

 

 

 

黒の騎士団の総帥ともいうべきゼロが消息を絶ち、黒の騎士団が瓦解し始めた隙をついて日本民族解放戦線は一気呵成に進撃を開始した。

 

 

 

ブリタニア側の戦力も壊滅状態であったので日本民族解放戦線各部隊は『政庁を制圧する栄誉は我が隊の物だ!!』と我先に政庁を目指して進撃をしたのだ。

 

 

 

アリウス連隊が

 

 

特殊作戦群が

 

 

第一空挺団が

 

 

近衞連隊が

 

 

ローゼンリッター戦術機甲連隊が

 

 

スティングレイ隊が

 

 

普通科各連隊が

 

 

 

 

 

日本民族解放戦線の名だたる各部隊が我先にと政庁に突入していった。

 

 

 

そして、政庁の屋上に旭日旗を掲げることに成功した部隊によって旭日旗が掲げられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

この日、本来の歴史ではブラックリベリオンとして敗北の記録が記されていたであろうが‥‥。

 

 

 

 

この世界では日本民族解放戦線による東京奪還の栄誉が記されることとなったのだ。




次回 東京解放、しかし‥‥?


明日の午前八時にネタ系の閑話を投稿しますのでお楽しみに!!

トウキョウ租界政庁に旭日旗を掲げた部隊は?

  • アリウス連隊
  • ローゼンリッター戦術機甲連隊
  • 第一空挺団
  • 特殊作戦群
  • スティングレイ上陸戦隊
  • 習志野戦車連隊
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