スーパーロボット大戦 未知なる宇宙ヘ   作:島田愛里寿

30 / 137
先日の感想にて『スパロボ主人公勢力アンチをやりたいが為に、主人公側じゃないスパロボ勢をアホにしている感が凄い』というご意見を頂きました。

こちらとしてはそういった意図はなかったのですが、申し訳ございません。

力量不足からそう言った裏側の事情をうまく表現できておらず‥‥。


ヘラクレス内の会議も何とか書いてみます!














あ、鋼鉄の咆哮からもドイツ系の超兵器だそうかな?グロース・シュトラールとかシュトゥルムヴィントとか…


クロスアンジュ編
第二十六話


択捉島から出航した日本民族解放戦線海軍の艦隊は道中にて樺太から出航してきたEU太平洋艦隊の艦隊と合流し、一路エナストリア皇国へと進んでいた。

 

 

しかしこの航海は前途多難なものとなってしまった。

 

 

道中、どうしてもブリタニアのハワイに寄港しなければならなかったが、両艦隊共にブリタニアの世話になりたくないと沖合で洋上補給を行って進むことになったが、補給に手間取り一日で終わらせるはずが翌日の朝まで作業をする羽目になった。

 

 

 

おまけにエナストリア皇国への航海の際には、気を付けなければならない地点がある。

 

 

 

 

ハワイ諸島から真南の位置にエナストリア皇国はあるのだが、始祖連合国もほぼ同じ位置にある関係上、下手な操舵をすれば領海侵犯しかねないのだ。

 

 

 

 

おまけにこの海域は何故か謎の高出力電磁波が発生しているせいで日本民族解放戦線が打ち上げたGPS衛星も機能せず、海もこの国境線ともいえる海域も時折大荒れになるせいで操舵手や航海長はピリピリしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

更に最悪だったのは今世紀最大級ともいえる超巨大台風が航路上に突如として発生しており、両艦隊はこの台風を突っ切る羽目になったのだった。

 

 

 

 

 

 

・超戦艦天照 第一艦橋

 

 

『どわぁぁぁ!?』

 

 

『お、落ちる!落ちる~~~!!』

 

 

 

『絶対に手を放すなよ!!おい!下の連中になんとか足の方から回収できないか問い合わせろ!!!』

 

 

天照の艦橋内は大惨事であった。

 

 

あまりの大荒れの海や今世紀最大の台風のど真ん中を突っ切る航路なせいで艦が上下左右に揺られて艦内でまともに立っていることさえも難しい。

 

 

そのせいで防空指揮所にいた対空警戒要員が防空指揮所から落下しかけており、第一艦橋内の面々が回収する羽目になった。

 

 

「おっとととと!!ふぅ、各艦の状況は!?」

 

 

「大和型及び赤城型は全艦なんとかついてきています!しかし護衛艦『むらさめ』にて艦内の資材が崩落!重軽症者多数とのことです!」

 

 

「巡洋艦『ケープ・セント・ジョージ』より通信!大波を受け後部マスト損傷!衛星通信システムに異常発生!!」

 

 

「EU太平洋艦隊旗艦『ヒンデンブルク』より発光信号!『我が艦隊被害多数!本艦副舵損傷!シャルンホルスト第三砲塔旋回装置損傷!ザクゼン艦首にて浸水発生!!』」

 

 

 

まさに戦場の如くであった。

 

 

 

 

 

それから数時間後‥‥

 

 

 

日本民族解放戦線海軍とEU太平洋艦隊は何とか荒波を潜り抜けてエナストリア皇国領海に入ることが出来た。

 

 

 

しかし、各艦共に大小様々な損害が発生しており乗組員たちの八割が行動不能となっていた。

 

 

 

理由は簡単、

 

 

 

 

いやまぁ?無論負傷もあったのだが‥‥

 

 

 

 

 

 

う、ウップ!!

 

 

 

 

 

 

船になれない人や大嵐の後の海を踏破した人が経験する‥‥

 

 

 

 

 

オェ~~~!

 

 

 

 

 

 

船酔いである。

 

 

艦の各所で大半の乗組員たちが海に上半身を乗り出して…処理中であり、艦内のトイレもすべてが使用中となっていた。

 

 

 

 

 

『あれだけの超大型台風を突破しただけでも偉業と言ってもいいのだが、死者さえも出さなかった点は評価されることです』

 

 

『それに比べたら船酔いなどなんのことはない』

 

 

そうゆかりはマキとあかりにそう言って激励した。

 

 

 

 

 

‥‥ゆかり自身も船酔いでマキやあかり共々デッキに倒れかかってている点を除けばかっこよかったのだが‥…。

 

 

 

 

 

 

 

 

結局、艦隊は台風が過ぎ去って穏やかになった洋上で一日過ごし、翌日になってエナストリア皇国の港に入港した。

 

 

 

 

 

「はぁ~、まったくまさかあんな大しけの海を踏破する羽目になるとは‥‥」

 

 

 

さらに翌日の早朝、ゆかりはエナストリア皇国の港町の埠頭を歩いていた。

 

 

ここ数年はあまりにも忙しかった。

 

 

 

ふと海の水平線を穏やかな心境でみる余裕もないほどに、

 

 

 

 

そんなゆかりにとっては数時間程度であっても自由にかつ穏やかな朝は天国のようであった。

 

 

 

 

「ふぅ~」

 

 

 

 

「こんな朝から、しかも君のような少女がお酒をたしなむのは感心しないな?」

 

 

「‥‥これは酒ではないですよ?ただの水です。冗談もいい加減にしてください」

 

 

 

「はっはっは!すまないね、‥‥‥‥‥‥今は腹を割って話せるかい??」

 

 

 

「まぁ構いませんよ?大河長官??」

 

 

 

 

彼女の隣に立っているのはGGG長官の大河幸太郎であった。

 

 

 

「それで何の御用ですか?」

 

 

「‥‥君たちの想いは私は理解できる。しかし、ゾンダーが出現した際の完全な拒絶は困ったよ」

 

 

「‥‥仕方ないでしょうに、いかなる理由があろうとも我々日本民族解放戦線にとってはあなた方は日本民族を裏切ったのですから」

 

 

実はゆかりと大河はある程度の話し合いができる程度のパイプを持っていた。

 

 

 

GGGの存在と意義はゆかりはイタコ経由で知らされており、ブリタニアが手を付けなかった事からある程度はマシな組織であると判断して対話のためのパイプとして活用していた。

 

 

なにより宇宙から飛来する謎の超大型機械など初期の日本民族解放戦線には対処困難であったことも起因する。

 

 

その為、幾度が通信で話すうちに互いに信頼とまではいかないが『信用できるかも?』という雰囲気を作ることが出来ていた。

 

 

 

 

 

もっともそれは日本民族解放戦線内において総司令部や一部幹部陣のみであり、一般隊員や市民からすればどう言いつくろうとブリタニアに媚びを売って存続を図った組織としか見られていなかったことから情報公開は差し控えられていた。

 

 

実際、一度ゾンダーが日本民族解放戦線の領域内で発生した際にGGGがガオガイガーを出動させようとしたことがあったが、それに付随する形でブリタニア軍が来たらたまったものではないし、市民からの反発感情が相当なものであると判断したゆかりの指示で出動を完全拒絶。

 

 

戦術機屠龍や戦術機陽炎をフル動員した上に超極秘のメーサー戦車まで投入することで何とか自前で討伐したのだった。

 

 

 

「ヘラクレス内では君たちの組織を危険視する動きがある。最もブリタニア寄りの者達の意見やブリタニア出身の者、ブリタニア軍から派遣されてきた者達が大半だが何分声が大きくてね?」

 

 

「別に構いませんよ」

 

 

 

大河の申し訳なさそうな発言にゆかりは動じなかった。

 

 

 

ブリタニアがヘラクレス内に人員を送り込んで発言権を増していることはゆかりも予測していた。

 

 

 

 

そもそもここ最近のヘラクレスの動きはブリタニアに利する動きが目立っていた。

 

 

んなことは十分に予測できたことであった。

 

 

「まぁ先日の北海道での一件でユインシエル皇女も流石に怒ったようでな。ブリタニア系で強行的であったり特定の組織・勢力に加担するような人材を追放処分にして組織を再編している最中なんだ」

 

 

 

「遅すぎるとうちの面々は言いそうですが‥‥。まぁ、対応してくださっただけでも良しとしますか」

 

 

 

 

 

そうぼやきながら情報交換をしてから解散した。

 

 

 

なぉその後に一人で歩き回ったことをあかりに怒られたのは言うまでもない。




次回 隣国の騒動

アーム・スレイブ(AS)とレイバーが戦うシーンを今後書く予定なのですが、M9ガーンズバックや傭兵のASと善戦するレイバーはどれがいいでしょうか?

  • 99式空挺レイバー ヘルダイバー
  • HAL-X10
  • AV-0 ピースメーカー
  • AV-X0 零式
  • クラブマン・ハイレッグ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。