返信出来ておりませんが、感想は読ませていただいております!
カヤの掲げた二つの作戦。
『FOX小隊回収作戦』と『連邦生徒会制圧作戦』であるが、そもそもカヤが何故こんな作戦を立案したのか?
FOX小隊に関してはかつて手駒の如くこき使った引け目や負い目があったことや実力は確かなので桜乃そらの下で徹底的に教育を施せば優秀な特殊部隊員に成ると考えたからである。
一方、連邦生徒会の件については完全にカヤの自己満足を含めた作戦であった。
一応、ゆかりにお伺いを立てて許可を得ており、ゆかりとしてもカヤのクーデター騒ぎの件は連邦生徒会にもある程度責任はあると考えており、カヤも悪いが喧嘩両成敗的な考えであった。
しかし、実際にはカヤのみ悪いという感じで連邦生徒会側はおとがめなしだったとのことで、意趣返し的な作戦を許可したのだった。
そもそもカヤがいた防衛室はその実態は閑職に近く、連邦生徒会長が失踪した後にカヤが何か対策をしようとしてもすべてが遅く、連邦生徒会長が失踪するまでヴァルキューレ警察学校を指揮する機会を得られず、クーデターで政権を掌握するまでテロやハイジャックが日常茶飯事だったことさえも知りえなかったのだ。
こんな閑職でヴァルキューレ警察学校の統率を取り切れるかと言えばはっきり言って無理だし、他の行政委員会と比べてもぞんざいな扱いであるのは明らかだ。
そもそも連邦生徒会長の独裁体制下にあったキヴォトスにおいて、後継者を指名していない状況で連邦生徒会長がいなくなれば遅かれ早かれクーデターは起きていたはずで、避けられない事案だとゆかりは考えていた。
※これに関しては軍事独裁政権に近い日本民族解放戦線においても他人ごとではないのでゆかりは後継者育成にも力を入れることにしたのは言うまでもない。
とはいえクーデターという罪はカヤが負うべきことではあるが、責任は後継者を指名せずに失踪した連邦生徒会長やその連邦生徒会長から全権を預かった先生に帰するべきであり、カヤが全責任を負うべきではないとゆかりは考えていた。
まぁそんなことを今議論しても仕方がない。
というか、カヤとしては最早キヴォトスに愛着もないし、崩壊するなら勝手にやってろ的な感情であるが、不満や復讐心が無いわけでもないし、一発何かかましてやりたいという思いがあったのだ。
そこで、この作戦を立案したというわけだ。
既にカヤやアリウス連隊の下には元SRTの面々が現在所属している組織や団体からあれこれ理由を付けて抜け出して集まっており、契約書の内容の説明を行っているのだ。
カヤの姿を見て多くの元SRT生徒たちは驚いたが、契約内容を聞いてもっと驚いていた。
キヴォトスとは全く異なる異世界に赴き、そこでカヤやアリウス連隊が所属している軍組織の特殊部隊員となるべし。
という内容なのだ。
驚かないのも無理はない。
とはいえ、拒否する者は一人もいなかった。
キヴォトスの為にと厳しい審査や試験を潜り抜け、地獄のような訓練を受け続けて社会貢献してきたはずなのに、最高責任者の連邦生徒会長が失踪したとたんに防衛室や人材資源室以外の各行政委員会がここぞとばかりにSRTの廃止に動いて廃校にさせられた。
廃校後はヴァルキューレ警察学校に自動編入されたが、ヴァルキューレ上層部に煙たがれてぞんざいに扱われていたことから連邦生徒会やキヴォトスに完全に失望していたのだ。
おまけにRABBIT小隊についてはこの場に集った元SRTメンバー全会一致で、『SRTの恥さらし』と断じたのだ。
これにはカヤも想定外で『いや、本当にいいのですか!?』と士官教育と特殊作戦教育を受けてからそうそう見せなかった動揺を見せつつ聞いたが、元SRTで先生が接触するのはいまだに公園を占拠して生活しているRABBIT小隊か、矯正局入りしているFOX小隊のみだ。
他の元SRTのことは全く聞こうとすらしていないので、先生側についているRABBIT小隊は置いていっていいと判断していたのだ。
これには意趣返しが出来ればいいと考えていたカヤも唖然とし、
『あのクーデターの際にFOX小隊だけではなく。RABBIT小隊を除いた全SRTを掌握していれば先生に後れを取ることもなかった可能性もあるのでは??』
と過去の自分の傲慢さと油断・慢心を恥じていた。
さて、時系列と視点を前話のFOX小隊に移そう。
矯正局内の牢から連れ出されたFOX小隊は矯正局に停めてあった囚人護送車に乗せられた。
「皆さん、これを」
「ん?」
「これって‥‥!?」
FOX小隊は自分たちにある服を渡され、驚いた。
それはかつて自分たちが着ていたSRT特殊学園の制服だったからだ。
「生憎と、その制服しかないんだけどね…」( ̄ー ̄)ニヤリ
そう言ったある生徒*1は、専用無線機で別の場所と無線のやり取りをしつつそう言った。
FOX小隊を乗せた装甲車は、矯正局にて起きた爆発音を背にしつつ護衛車両を率いて夜のD.U.市街を爆走していた。
「この車列でヴァルキューレと矯正局の非常線を突破する。車両が止まって後ろのドアが開いたらヘリが駐機しているから、飛び乗ってください」
「うんしょ…っと…おまえがこの騒動を主導した指揮官か?どこの生徒だ?誰の指揮下にいる?何故私達だけを回収した??」
ユキノは制服を渡してきた謎の生徒にそう問いかけるが、
「‥‥‥‥…」ニッコリ
その生徒は怪しげにほほ笑むだけであった。
その後、この車列はカンナから周囲一帯の封鎖を命じられていたコノカ率いるヴァルキューレ警察学校公安局の部隊が行っていた非常線を突破。
追撃してきたパトカーすべてをグレネードランチャーで瞬殺し、とある廃立体駐車場の屋上に乗り込んだ。
キキィ!!!
バン!!!
「走れ!ヘリまで!早く!!!」
「くっ!!」
「FOX2!早く!!」
「わわわっ!?」
「いよっと!!」
「急げ!!」
ダダダダダダダダダダッ!ダダダダダ!!!
FOX小隊の面々は服を渡してきた謎の生徒に連れられて駐機していた重武装ヘリに飛び乗らされた。
周囲にはガスマスクを着けて謎の校章*2が書かれた白いフードを着た生徒らが追撃してきたヴァルキューレ警察学校生徒を瞬殺しており、FOX小隊の面々は今逃走を図ってもすぐに叩きつぶされると踏み、指示に従うしかなかった。
FOX小隊の面々と応戦していた謎の武装生徒・矯正局を襲撃した生徒らを全員回収した重武装ヘリ*3は護送車が到着してからわずか五分で離陸した。
そして眼下で強奪した護送車と護衛車両が廃立体駐車場ごと大爆発しているのをFOX小隊の面々が見ている傍ら、FOX小隊の面々に服を渡した生徒が‥‥
「こちら死神、狐四匹を檻から出して籠に入れました。これより、ヤギ小屋への合流地点へと向かいます」
『了解しました。ご苦労様です』
と無線で報告をしており、その無線機から聞こえた声にユキノは聞き覚えがあった。
(今の声って…。まさかカヤか?)
次回 連邦生徒会と先生の対応
アーム・スレイブ(AS)とレイバーが戦うシーンを今後書く予定なのですが、M9ガーンズバックや傭兵のASと善戦するレイバーはどれがいいでしょうか?
-
99式空挺レイバー ヘルダイバー
-
HAL-X10
-
AV-0 ピースメーカー
-
AV-X0 零式
-
クラブマン・ハイレッグ