前話から数週間後…
『我々はここに正式なる独立主権国家『日本』の再興を宣言する』
『フクオカ基地を占拠したグループの首謀者『澤崎敦』は旧日本政府第二次枢木政権時代に官房長官を務めていた男であり、中華連邦に亡命していましたが黒の騎士団や日本民族解放戦線の活動に伴う内情不安に付け込んだものと思われ~』
日本民族解放戦線 五稜郭 御前会議室
『なおこの件に日本民族解放戦線や黒の騎士団が関わっているのかは調査中ですが、先日のレーダー基地襲撃やサイタマエリア占領等疑わしき点は多く…』
「何を言ってるんや!!」
「茜さん、テレビに当たっても意味ないですよ」
琴葉茜は冤罪を吹っ掛けられた感覚に陥り御前会議の場であるにもかかわらずコップをテレビに叩きつけてしまい、それを不知火カヤに諭されていた。
「ふむ…キョウトと黒の騎士団は何か?」
「いえ、何も。ただキョウトに対して通告があったようで『九州地方で産出されるサクラダイトの採掘権は我らにあり』と一方的に…」
現天皇である煌武院悠陽はこの事態に外交を担当している宮舞モカに問いただすとなんとも一方的な通告があったということが判明する。
「結月総司令官」
「は!!」
「これは中華連邦による日本国に対する間接的な侵略行為と言わざるを得ません。動員可能な戦力を動員して殲滅を、可能であれば九州解放を成してください。できますか?」
「はい…。九州地方全土の解放に関していえば正直言って困難であると言わざるを得ません」
ゆかりは悠陽からの要望に対してまず、九州全土の解放はまだ無理だと答えた。
理由は単純、距離の問題である。
日本民族解放戦線は現在北海道・東北一帯と関東地方北部三県・埼玉と新潟を解放することに成功しているが、そこから九州へとなると陸路では近畿・中部・中国地方をどう頑張っても突破せねばならず、そこにいるブリタニア軍との交戦の可能性が高いことは明らかである。
現状、陸上兵力は埼玉解放戦で即応可能・予備戦力双方共に損耗している関係上、ブリタニア軍とにらみ合っている各地の県境の部隊を無理やり進撃させるわけにはいかなかったのだ。
北海道の予備部隊なら動員可能だが、最大の難関はどうやって輸送するかである。
An-225ムリーヤとC-2輸送機を用いて日本海周りで空輸して空挺降下させるだけなら展開可能と言えるが補給が困難であるのだ。
艦隊を派遣することで解決すると思えるが、日本海には有力な艦隊戦力が一個艦隊しかおらず、下手すると戦力を損耗されて日本海側の海上防衛が手薄になりかねない。
そのため、海上・航空の両補給路の心配から九州全土の奪還は不可能であるのだ。
「なるほど…では澤崎派のレジスタンスと中華連邦のコソ泥を攻撃することだけに絞れば可能だと?」
「は、はいそうです‥‥」
ゆかりは怒りからか口調が荒くなる悠陽の威圧感に冷や汗を流しつつ、そう答える。
「弦巻さん、名指揮官として名高いあなたとしてはどれほどの戦力を投入すればよいと判断しますか?」
「はっはい!!首都防衛師団の戦術機二個大隊は投入可能ですが撤収の問題があるので爆撃機隊による猛爆撃と海軍の戦艦部隊による艦砲射撃ならば可能だと判断します!」
「宗谷さん」
「は!!」
「結月さんと弦巻さんとよく話し合って至急作戦を立案、そののちに私に報告してください。それを持って世間に私の意思を示します。以上解散」
悠陽は途中からゆかりやマキのことを『さん』付けで呼んでいたが、これは彼女が相当お怒りであるということの表れであり、ゆかりとマキ、そして会議に参加していた宗谷真雪、琴葉姉妹、水奈瀬、伊織らは大至急作戦会議を開く羽目になった。
それから数時間後…
北海道の札幌航空基地より多数の『Tu-95MS-16J ベア』『An-71MD 大型戦略重爆撃機』『Tu-70KD 大型戦略重攻撃機』『B-52J ストラトフォートレス』『B-1B ランサー』が全力爆装をした状態で出撃し、さらに虎の子の『アークバード』の進路を変更させて援護要員として動員、そして『惑星封鎖機構大型武装ヘリ ルビコプター』も投入することとした。
同時に日本海側に展開していた戦艦『大和』『武蔵』及び護衛艦『ふそう』『やましろ』『まや』『はぐろ』『もがみ』『やはぎ』『すずづき』、巡洋艦『キーロフ』『スラヴァ』『シャイロー』『レイク・エリー』に動員令がかかり、進路を変更。
九州地方へと進路を取った。
時を同じくして悠陽は世界に対して『日本民族として九州にて日本国を自称する者達を日本国であるとは決して認めず、賊軍と判断する』と簡潔に意向を表明した。
日本民族解放戦線 大本営
「ふぅ…やっと終わりましたか‥‥」
「やれやれ、相変わらずの思い切りの良さだよねぇ」(-_-;)
「ですね~」
ゆかりとマキ、あかりの三人は大本営会議室でばてていた。
大本営は元々陸海空三軍を統括管理したり広報報道をする際に名前を使うためだけの施設で作戦指揮を行ったりする最高総司令部とは別の施設(と言っても建物数軒をはさんだ距離なのだが…)なので作戦の指揮のために最高総司令部に向かわなければならないのだが、作戦立案に手古摺ったのでばててしまったのだ。
「あ、あとは現場部隊に任せましょう。…あ、『ヘラクレス』が介入してきそうな気がしてきましたが大丈夫でしょうか」(;´・ω・)
「「あ‥‥‥‥」」(;゚Д゚)
次回 絨毯爆撃・『ヘラクレス』との接触
ようやっと次回スーパーロボット大戦要素が出てきます(^^;
明日の午前八時ごろに更新しますので!!
アーム・スレイブ(AS)とレイバーが戦うシーンを今後書く予定なのですが、M9ガーンズバックや傭兵のASと善戦するレイバーはどれがいいでしょうか?
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99式空挺レイバー ヘルダイバー
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HAL-X10
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AV-0 ピースメーカー
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AV-X0 零式
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クラブマン・ハイレッグ