天元山付近に発生したパンドラゲートに突入したガンタンク部隊であったが、面倒な事態に発展した。
なんと転移先がよりにもよって天元山麓ではなく、横須賀の国連軍基地であったのだ。
相手からしたら基地のど真ん中に巨大な戦車が突如出現したのだ。
そりゃ慌てる。
『なんだこいつら!?』
『分からん!とりあえず制圧だ!!』
と言って特殊任務部隊A-01が制圧に向かってきたのだ。
ガンタンク部隊としても全長13.7mのガンタンクB型でも全長18mの不知火相手には苦戦は必至。
警告や威嚇する暇もないと判断し、コックピットに当てないように応戦した。
その結果、A-01の戦術機三機を撃破*1したものの、履帯を切られたりして行動不能となったので双方が落ち着いたタイミングで通信を行った。
国連や日本帝国政府、米国政府は異世界との門が開いた事実に驚愕し疑ったが、ガンタンクを見て即座に交渉の席を寄越せと言ってきたのだ。
ゆかりとしては戦術機の修理費と謝罪くらいはするつもりだったが、変な要求をされないか不安であった。
その予感が的中するとは予想していなかったが、
『というわけで我々はBETAという異星起源種に苦しめられているのだ。よってほしい物資は…』
「いや、まちなさい!まちなさい!!まちなさい!!!!」
ゆかりはオンライン会議でアメリカ代表の言い分に対して即座にまったをかけた。
国連と日本への謝罪と戦術機の修理に関してはまあいいとしてもアメリカの態度には不満しかない。
「なんでこっちが支援する前提で話を進めているんですか!?」
同席していた京町セイカ*2も待ったをかけた。
『何を言っている。人類存亡の危機なのだぞ?それとも貴様らは人類が滅んでもいいと言うのか?』
「いやそっちこそ何を勘違いしているんですか!?今回の会談は日本帝国政府と国連部隊への謝罪!第三者の貴国が首を突っ込んできていること自体がこっちとしては疑問ですし、支援を行うとは一言も言っていませんよ!!」
セイカの言い分は大いに正しい。
ゆかりとしてはまずは謝罪と交流を兼ねた話し合い。そこから支援をするか否かを討論する予定だったのにアメリカが不遜な態度を取るので面倒な事態に陥ったのだ。
(はぁ~。この後に九州で新しく結成された新興レジスタンスの九州解放戦線との会談の予定が入っているのに何やってくれてるんですかね?アメリカは…)
ゆかりは内心そう考えつつ会議をまとめようとしていた。
その後、会議はアメリカの傲岸不遜な態度に遅れてきたあかりやマキもブチ切れて会議は混沌。
予定時間を大幅に超えていた上、待たされていた九州解放戦線幹部四人姉妹の一人である島津羽黒が酒を飲んで待っていたのだが、酒で性格が変わる彼女である。待ちぼうけにされていることにキレて軍刀片手に乗り込んできたので余計に面倒なことに‥‥。
結局、パンドラゲート閉鎖の目途が立つまでの間のみではあるが、日本民族解放戦線から生鮮食品や自然食品を支援することと戦術機部隊及び歩行戦車隊を何個か貸し出すこととなった。
食品に関しては代替食品として合成食品を食べている日本帝国としては大いに助かったようだが、日本民族解放戦線からしてみればブリタニアとの決戦が近いこの時期に余計な出費である。
とはいえ日本民族解放戦線からも技術開示を要求したり、展開地は国連横須賀基地と日本帝国領土内のみとして機密漏洩防止を徹底させたりもした上で、日本人の避難に関しては検討すると流した結果なのでこれでもアメリカ相手に頑張った方なのだが‥‥(;´・ω・)
次回 国連軍との交流
R2編にて合衆国日本に対抗して日本民族解放戦線も国家としての名称を名乗る予定なのですが、どれがいいでしょうか?
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大日本帝国
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日本皇国
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日本国