スーパーロボット大戦 未知なる宇宙ヘ   作:島田愛里寿

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我が日本民族解放戦線は九州に上陸した国賊と中華共、そして未だに日本民族を奴隷のごとく扱い、九州の利権を再び奪取しようと企むブリタニアへの報復攻撃を行うこととなった。

今回の作戦に際し、我が軍は多数の爆撃機と海軍艦艇による無差別絨毯爆撃と艦砲射撃を実施する。

これはあくまでも敵軍を殲滅するための行動であるが、ブリタニア軍に対する威圧や組織的抵抗を多少なりとも削ぐことにもつながる。

そして今回の作戦はあくまでも日本列島、そして日本国は日本民族のための国家であるということを世界に示す意思表示にもつながり、この勝利は祖国の解放にもつながるだろう。


大本営は九州北部からの吉報を期待している!是非、期待に答えてもらいたい!!


日本民族解放戦線航空戦略軍 爆撃隊総隊長 京町セイカより作戦参加の全部隊への無線による訓示内容記録


第四話

九州北部に上陸した自称日本国(中華連邦軍&雑魚レジスタンス)とブリタニア軍の交戦はブリタニア側が不利であると言えた。

 

九州と中国地方・四国地方を結ぶ連絡橋は既に物理的に破壊された為に陸路で進行が出来ず、やむなくブリタニア軍は海路を使った。

 

 

しかしブリタニア軍にとっては運悪く、ちょうど台風が直撃したために海が荒れて上陸が出来ず、おまけに対艦ミサイルの弾雨によって多数の艦艇が沈没した。

 

 

その為、特派のランスロットを投入すると共に最近創設された中立組織『ヘラクレス』に治安回復を依頼。

 

 

 

 

そしてそれを承諾した『ヘラクレス』所属の宇宙戦艦ナデシコとその搭載機、ソレスタルビーイングのMS隊、インフィニットストラトス世界のIS隊、旋風寺コンツェルンの勇者特急隊等が参戦、さらには不当な侵略者の敵を自称する黒の騎士団のゼロがKMFで参戦してきた。

 

 

 

これによって侵攻してきた中華連邦軍は半壊。

 

 

ようやく沿岸部に上陸したコーネリアは自軍の不甲斐無さに歯ぎしりしたが、何とか飲み込むことにした。

 

 

 

そんな矢先‥‥

 

 

「た、大変です!!」

 

 

「ハーリー君、どうしました?」

 

 

ナデシコ副長補佐のマキビ・ハリことハーリーの悲鳴のような言葉にホシノ・ルリは報告するように言う。

 

 

「上空から多数の爆撃機らしき反応が接近!さらに洋上にも多数の艦艇が!!」

 

 

 

 

 

 

「なんだって!?」

 

IS世界から迷い込んだ人物の一人である織斑一夏はその知らせに愕然とする。

 

 

それと同時に彼は空にある光景を見た。

 

 

巨大な爆撃機が多数向かってきており、謎の編隊を組んで謎の威圧感を放ちながら接近してきていたのだ。

 

 

日本民族解放戦線航空戦略軍 爆撃隊編隊長機 An-71MD 大型戦略重爆撃機 機内

 

 

「全機コンバットボックス*1への陣形組み換え完了!!」

 

 

「目標エリアを捕捉次第各機爆撃を開始します!!」

 

 

 

「よしよし、作戦通りですね♪」

 

 

部下からの報告を聞いてご機嫌で一升瓶を開けてラッパ飲みしだしたのは日本民族解放戦線航空戦略軍にて爆撃隊の総隊長をしている京町セイカである。

 

 

「しかし総隊長。大丈夫でしょうか?」

 

 

「ん?何がですか??」

 

 

「いえ、どうも例の『ヘラクレス』も参戦しているようでして…。外交問題になるのではないかと…」

 

 

「そんなことですか?心配いりませんよ」

 

 

セイカは部下からの心配に無問題と言った。

 

 

「そもそも今回の作戦は日本に間接的な侵攻を行った中華連邦軍への懲罰作戦です。それにブリタニア軍が巻き込まれようが知ったこっちゃないですしいい戦果稼ぎになります。それにあちらは中立組織と言いながらブリタニア側に付き従う形で日本人を攻撃しているんですよ?ならば同罪です」

 

 

「は、はぁ」(;゚Д゚)

 

 

セイカの暴論に近い理論に部下は冷や汗を流しつつも必死に機体を操縦して爆撃進路に乗せた。

 

 

「まもなく全機が爆撃進路に入ります!」

 

 

「結構、下にいる目標の情報は?」

 

 

「は!中華連邦軍残存部隊と自称日本政府、現地レジスタンスが確認されています。さらにブリタニアの『白兜』と黒の騎士団所属と思わるKMFが一機、そして『ヘラクレス』所属の謎の機体が複数確認しているとのことです!」

 

 

「う~ん…」

 

 

セイカは部下から目標地点の敵情報を聞いて少々困った様子だ。

 

 

先程部下に暴論を言い放った彼女だが、実際のところは判断に困っていた。

 

 

異世界の者達もいる『ヘラクレス』にも猛爆撃を行った場合、十中八九面倒なことになるからである。

 

 

「ま、どうにかなりますよね!!爆撃開始ー!!」

 

 

「てぇ!!」

 

 

 

セイカの乗る機体から超大型殲滅爆弾GBU-120/Bが投下されると同時に全爆撃機から多数の無誘導爆弾や大型徹甲対艦ミサイル・巡洋ミサイルが発射された。

 

 

まず最初に地獄を見たのは沿岸部に逆上陸を開始したブリタニア軍であった。

 

 

突如としてクラスター爆弾と通常の高威力爆弾を合わせた超大型殲滅爆弾GBU-120/Bとナパーム弾、巡洋ミサイルが降り注いだのだ。

 

ほとんどのKMFや地上部隊・兵士は自分が死んだと自覚する前に消し飛んだ。

 

 

いくらかの兵士は運よく生き延びたが…いや、一瞬で消し飛んだ方が幸せだったかもしれない。

 

 

沿岸部にはさらに遅れて到着した戦艦大和以下日本民族解放戦線海軍の艦隊からの苛烈な艦砲射撃が行われた結果、徹底的に破壊されつくされたからだ。

 

 

ブリタニア軍でこの攻撃から生き延びたのは沿岸部を先んじて突破し、中華連邦軍本陣を目指していたコーネリアとその側近・直属部隊と撤退用にわざと見逃された艦艇数隻のみであった。

 

 

 

次に標的となったのは中華連邦軍と自称日本国軍であり、澤崎敦は中華連邦軍の曹将軍と共に混乱に乗じて脱出を図っていたがB-52が投下した誘導爆弾が脱出用のヘリに直撃し、ヘリ諸共吹き飛ぶこととなった。

 

中華連邦艦隊も展開してきた日本民族解放戦線海軍のキーロフとスラヴァによる対艦ミサイル飽和攻撃によって半壊、追撃のタイコンデロガ級シャイローとレイク・エリーのトマホーク巡航ミサイルとハープーン対艦ミサイルで殲滅されることとなった。

 

 

既に作戦目的は達成したと言え、『ヘラクレス』にもいくらか無誘導爆弾が降ってしまった。

 

 

とはいえ下手に問題を起こすのはやはり得策ではないとセイカは酔っぱらった状態でもそう考え、撤収準備を指示した。

 

 

しかし、彼らがこのような惨劇を見逃すわけがなかった。

*1
迎撃機からの防御手段としての編隊で爆撃機が10機以上密集した状態のこと




次回 撤収戦

次回は明日の午前八時更新を予定しています!

アーム・スレイブ(AS)とレイバーが戦うシーンを今後書く予定なのですが、M9ガーンズバックや傭兵のASと善戦するレイバーはどれがいいでしょうか?

  • 99式空挺レイバー ヘルダイバー
  • HAL-X10
  • AV-0 ピースメーカー
  • AV-X0 零式
  • クラブマン・ハイレッグ
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