スーパーロボット大戦 未知なる宇宙ヘ   作:島田愛里寿

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次回は12.5事件を予定しています!



今回はマブラヴ世界に少し厳しめです。


第六十二話

マブラヴ世界との会談の結果、食料支援と人員支援を行うこととなった日本民族解放戦線は、ちょうど会談の場に殴り込んできた九州解放戦線にも参加しないかと誘った。

 

 

 

九州解放戦線としても実戦経験をさらに積みたいというバーサーカー気質から誘いにノリノリで乗って来たので、同行させることとした。

 

 

 

 

マブラヴ オルタナティブ世界 国連軍横須賀基地 司令室

 

 

「というわけで、よろしく」

 

 

 

「あ、ああ。よろしく頼む」

 

 

横須賀国連軍基地司令のパウル・ラダビノッドは日本民族解放戦線の代表者に困惑していた。

 

 

どう見ても少女なのであるから。

 

 

 

 

 

 

一方、基地敷地内では‥‥

 

 

「オーライ!オーライ!!」

 

 

「よ~し、そのままゆっくりだ!」

 

 

日本民族解放戦線と九州解放戦線からの支援物資が運び込まれていた。

 

 

 

とはいえ‥‥

 

 

「けっ!なんで私らの貴重な食料と弾薬を異世界の連中に渡さなきゃいけないんだよ…」

 

 

「まぁまぁ長波…」

 

 

九州解放戦線から派遣された部隊の副司令官である長波は不満であった。

 

※九州解放戦線からに派遣部隊の指揮官は羽黒であり、長波をなだめているのは野分。

 

 

九州解放戦線は戦力的には大国の部隊とも互角以上に渡り合えると自他ともに認められているが、資源が心もとなく日本民族解放戦線との会談の際にロシア経由で欧州連合の穀物や食料の輸入交渉を、そして日本民族解放戦線から武器弾薬のさらなる供与を依頼する予定だったのだ。

 

 

それがマブラヴ世界のアメリカからの横暴な要求によって頓挫。

 

 

おまけに九州解放戦線の貴重な部隊を派遣せざるを得なくなったのだった。

 

 

そりゃ不満が出る。

 

 

 

 

 

そこに‥‥

 

 

 

「諸君が異世界の日本から来た者達か?支援に感謝する」

 

 

御剣冥夜(マブラヴ世界)と白銀武ら207小隊の面々がやって来た。

 

 

感謝の意を伝えようとしてきたのだが、日本民族解放戦線と九州解放戦線の面々から不満そうな目を向けられて困惑していた。

 

 

 

「おお、お前らが情けなくも私らに泣きついてきた腰抜け部隊か?」

 

 

「ちょ!?長波!?」

 

 

不満がたまっていた者の筆頭格であった長波は彼女たちに早速喧嘩を吹っ掛けた。

 

 

「な、なによ?」

 

榊千鶴は困惑してそう返すが…

 

 

「異星起源種だっけか?そいつらに追い込まれているのに米帝野郎の言いなりになった挙句に日本国民を見捨てるような作戦を取りまくる上に異世界の日本からこれ以上物資を寄越せって言ってくる野郎どもを腰抜けって言って何が悪いんだよ?」

 

 

「はぁ!?」

 

 

長波の暴言に鎧衣美琴は怒ったが、

 

 

 

「何か間違ってっか?さっき指揮官から聞いたけどお前らは一度も実戦を経験せずにこの安全な後方にふんぞり返ってんだろ?政治がどうとか私はよくわからねえが、祖国の為に前線で必死に戦っている仲間を背にしてだらけているような連中に私らの血を流したくはねえし、必死に作った食料を渡したくはねえよ」

 

 

長波はそう言い放った。

 

 

これには流石に思うところがあるのか御剣冥夜は視線を逸らす。

 

 

「ふざけんなよ!俺たちは人類の為に戦ってるんだ!実際に見ていない奴が好き勝手言うんじゃねぇ!!」

 

 

白銀武はそう反論した。

 

 

「んだと?対人戦の地獄を見てねぇボンクラがなまいきに…」

 

 

 

「何をしているの?」

 

 

 

 

長波がさらに反論しようとしたが、そこにある人物がやって来た。

 

 

「長波、貴方の気持ちは私も同じだけど下手に問題を起こさないでくれる?」

 

 

「鈴木の姉御…ちっ、しゃあねえか」

 

 

 

日本民族解放戦線からの派遣部隊の代表に任命されて派遣されてきた鈴木つづみ大佐であった。

 

 

佐藤ささら少将の下で働いていたのだが、今回の派遣に際し手の空いているつづみを派遣したのだった。

 

 

 

「うちの部下がすみませんね?しかしこちらの気持ちも理解していただきたい」

 

 

つづみは長波の暴言を謝罪しつつも理解を求めた。

 

 

「こちらは日本全土が一時占領され、何年もかけてようやく本土の半分を奪還した所だったのです。物資も余裕がなく人員にも余裕がない。にもかかわらずそちらの国連の実質的な支配者国家のアメリカの横暴で部隊と物資を送るざるを得なくなったのです。本来であれば日本解放に使う物資と人員を派遣させられて下士官兵を中心に不満がたまっているのよ」

 

 

そう言って去っていった。

 

 

 

そう。日本民族解放戦線も九州解放戦線も不満があったのだ。

 

 

確かにBETAという異星起源種に攻め込まれているのは同情するし、何か手助けしてやりたいという気持ちにはなる。

 

 

とはいえ出来ることと出来ないことがある。

 

 

 

物資も人員も余裕がないのにこの二つを無理やり供出させられたことは『日本をなめているのではないか?』と兵士たちが思うのも無理はなかった。

 

 

 

 

 

 

これが後々、面倒な事態になるのだがマブラヴ世界側は支援されて当然という考えだったので理解していなかった。

 

 

 

※ちなみに、岩手の違法薬物の原材料製造村は火炎放射器で植物を焼き払った上で住民全員を拘束&中毒患者用の施設へ強制入院。

 

 

『カギ爪の男』の幹部たちが襲ってきたが、ヘラクレスに押し付けて処理部隊はさっさと帰ったそうである。




次回 12.5事件


N2兵器はどうしよ…

R2編にて合衆国日本に対抗して日本民族解放戦線も国家としての名称を名乗る予定なのですが、どれがいいでしょうか?

  • 大日本帝国
  • 日本皇国
  • 日本国
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