スーパーロボット大戦 未知なる宇宙ヘ   作:島田愛里寿

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大変長らくお待たせいたしました!!

今回は札幌です。


ドーラドルヒさんご提案ありがとうございます!!


第六十四話

マブラヴ世界でゴタゴタが発生していた頃。

 

 

 

 

日本民族解放戦線は札幌制圧戦に突入しようとしていた。

 

 

 

今回の作戦の指揮官は不知火カヤ。

 

 

 

キヴォトス人への対処では一番詳しいというのもあるが、今回の事態の後始末という意味合いもあっての人選である。

 

 

 

どうも以前の作戦(工作)で転移装置の破壊が完全ではなかった可能性が出てきており、それが今回の事態に発展したのではないかという結論に参謀本部が至ったのだ。

 

 

その責任もあって指揮官になったのだ。

 

 

カヤは大慌てで機動隊や特車二課等のレイバー隊、キヴォトス出身者で構成された部隊を編成。

 

 

鎮圧に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現場をカヤに任せたゆかりはとある地下施設へと向かった。

 

 

 

なんでも防諜部隊が工作員らしき人物を拘束したというのだ。

 

 

 

 

その為、札幌市近郊にある地下施設に赴いたのだ。

 

 

 

 

 

「遅れました」

 

 

「いえいえ、構いませんよ。ちょうど今尋問を始めたところです」

 

 

ゆかりは遅れたことを謝罪したが、ずん子は問題ないと答えた。

 

 

マジックミラーで区切られた尋問室ではメイド服のような服装をした銀髪の女性が尋問官の前に座っていた。

 

 

『では質問を始めます。あなたの所属と名前は?』

 

 

『十六夜咲夜です。日本民族解放戦線の防諜は少し温かったですよ?』

 

 

『はい?』

 

 

十六夜咲夜と名乗った女性は尋問官をからかうように話す。

 

 

『私が日本民族解放戦線の領域で諜報活動を始めたのは数週間前からです。ICBM基地の所在もつかみましたし、メカゴジラシティでしたっけ?そこの詳細な情報も入手しました』

 

『は!?』

 

 

尋問官は動揺する。完全に最上級機密事項の基地や施設の存在がこうも簡単に暴かれたのだ。

 

 

『それにキヴォトスとかいう世界出身の生徒たちのことも大変詳しく知ることが出来ましたね』

 

 

『ちょ、ちょっと待ちなさい!!一体どうやって!?』

 

 

尋問官は大慌てである。

 

 

彼女も一応ずん子の下で働いている諜報部門の隊員だ。

 

 

防諜関係にも関わっているし、機密事項もある程度熟知している。

 

 

 

機密指定の事柄がここまで露呈しているのは大問題だ。

 

 

『簡単なことでしたよ。ああ、それと軌道エレベーターのアクセスコードもいただきましたし、日本民族解放戦線海軍の主要艦艇の停泊地や母校、航海データもいただきました。ああ、あと航空戦略軍が開発中の新型機の設計図ももらいましたよ?』

 

 

『‥‥( ゚д゚)』(茫然)

 

 

 

尋問官はもう唖然とするしかない。

 

 

 

 

 

 

 

 

これにはマジックミラー越しに見ていたずん子も大慌てだ。

 

 

機密指定の事柄のほとんどが露呈。

 

 

嘘の可能性もあったが、咲夜が出してきた書類は数日前に紛失したと秘密裏に連絡があって極秘調査中だった資料ばかり。

 

信じるしかない。

 

 

 

「な、なんてことですか…」

 

 

ずん子は怒りと無念さから動揺した顔を隠せずにいた。

 

 

 

 

それと対照的にゆかりは落ち着いている。

 

 

(これほどの諜報員であれば、見つからずに脱出することも用意だったはず…。にもかかわらず、すぐに見つかるような行動をとった。これはこちらに接触する為?‥‥ということは)

 

 

ゆかりはそう考え、尋問室のドアを開けて単身、入っていった。

 

 

 

 

「尋問官お疲れ様です。後は私が聞きます」

 

 

「げっ元帥閣下!?わ、分かりました」

 

 

「あなたの責任ではないですから落ち着いて」

 

 

ゆかりは責任を問われると感じていた尋問官をなだめて退室させた。

 

 

 

「では改めまして。日本民族解放戦線最高総司令官であり、天皇陛下より征夷大将軍を拝命している結月ゆかりです」

 

 

「‥‥結月ゆかり元帥閣下。お会い出来て光栄です」

 

 

ゆかりが挨拶すると咲夜は先ほどまでの他人をからかうような態度から一変。

 

 

要人と話すような礼儀正しい態度となった。

 

 

「それで?もしかしてとは思いましたけど今回これほど大胆に行動して捕まったのは私たちに接触する為ですか?」

 

 

「‥‥流石ですね」

 

 

 

「いやこれくらい子供でも分かりますよ」

 

 

 

ゆかりの問いに笑って答えた咲夜だったが、ゆかりとしてはこれほど大胆に動かれてようやく拘束出来たことから防諜体制の強化の必要性を再度迫られた。

 

 

「では改めまして、私は大和解放軍に所属しております十六夜咲夜と申します」

 

 

「…大和解放軍?」

 

 

「はい。表向きは中国・四国地方のブリタニア軍の下で行動している日本人部隊ですが、実態はレジスタンス組織として機能しています」

 

 

咲夜は自らが所属している組織について説明する。

 

 

なお、部屋の外の監視室ではずん子が部下とともにメモを取りつつ諜報データの再確認をさせていた。

 

 

 

「今回このような騒動を起こしたのはあなたに手紙を届けるためです」

 

 

「手紙?」

 

 

「はい。こちらを」

 

 

そう言って咲夜は隠していた封筒を差し出した。

 

 

そこには『日本民族解放戦線最高司令官 結月ゆかり元帥閣下へ』と書かれていた。

 

 

ゆかりは咲夜の態度から罠ではないと直感的に感じて封筒を開封。

 

 

入っていた手紙にはこう書かれていた。

 

 

『日本民族解放戦線司令官結月ゆかり殿、このような形での邂合となった事、誠に申し訳なく思う。我々は現在、水面下で反攻作戦の準備を完了させており、そちらの攻勢に応じて中国地方にて反攻作戦を開始する。作戦説明はそちらにいる咲夜が行う。貴官の奮励努力に期待する。

 

大和解放軍総統 博霊霊夢』

 

 

 




次回 札幌鎮圧

R2編にて合衆国日本に対抗して日本民族解放戦線も国家としての名称を名乗る予定なのですが、どれがいいでしょうか?

  • 大日本帝国
  • 日本皇国
  • 日本国
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