スーパーロボット大戦 未知なる宇宙ヘ   作:島田愛里寿

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札幌鎮圧戦です!


第六十五話

ゆかりが地下施設にて大和解放軍の十六夜咲夜と対話の席を持っていた頃。

 

 

札幌鎮圧作戦は始まっていた。

 

 

カヤの指揮の下、アリウス連隊の主力と元SRT生徒を中心とした部隊を主力として機動隊は催涙弾を用いての初期対応並びに周囲の包囲、レイバー隊は機動隊の初期対応の支援及び万が一の場合の切り札として待機していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁぁぁぁぁぁぁぁ‥‥」

 

 

前線指揮所*1にてカヤはため息をついていた。

 

 

「どうしたのよカヤ」

 

 

それを見てクルカイは聞く。

 

 

現在、カヤは作戦指揮の為に前線近くに設営された前線指揮所にいるのだが、現状の報告を受けて気分が落ち込んでいたのだ。

 

 

それを見て、前線指揮所警護の任務に就いていた404小隊小隊長のクルカイは気になって声をかけたのだった。

 

 

「いえねぇ…。今回の事態が私の失態が原因である可能性が高いじゃないですか?あの先生相手に今の私の指揮能力で太刀打ちできるのかどうか‥‥」

 

 

カヤは先生相手に太刀打ちできるのかが不安であったのだ。

 

 

 

「あぁ…」

 

 

それはクルカイも同意であるようだ。

 

 

いかに日本民族解放戦線の警視庁機動隊やレイバー隊、さらに軍特殊部隊訓練を受けたアリウス連隊・元SRTが精鋭であるとはいえ、あの先生相手に勝てるかはキヴォトスに住んでいた者としては不安なのだった。

 

 

 

 

 

さて、現状を確認しよう。

 

 

先生たちキヴォトスのシャーレやシャーレに協力した各学校の生徒たちの目的は『悪い大人に騙されて退学していった生徒たちの救出』であった。

 

 

 

これにはカヤがリンに退学届けを叩きつけた時の不手際や、キヴォトス特有の世紀末的な考えがある。

 

 

カヤが叩きつけた際にはあくまでカヤは各生徒の代理と言う形で連邦生徒会会長代行に送ったのであって、処理する立場に一応いる先生は『生徒本人の意思であると確認していないから受け取らない』と言い切れる感じになってしまったのだ。

 

 

おまけにキヴォトスでは大人に騙されて犯罪に加担してしまう生徒の例が多かったこともあってか退学届けを本当に生徒の意思だと受け取れなかったのもあった。

 

 

その為、『生徒の意思を尊重する』と普段言っている先生であるが、今回は『カヤを含めて多くの生徒が異世界の悪い大人にいいように騙された』と感じて行動を起こしたというのが正しい。

 

 

 

シャーレ&各学校の態度は以上である。

 

 

ちなみにさらにカイザーコーポレーションの部隊もいるが、彼らは別口で発見した転移装置を稼働させたら偶々札幌に来ただけで、利益重視で開拓しようとした矢先にシャーレと遭遇。

 

戦闘になったが、そこに初期対応でやって来た日本民族解放戦線警視庁機動隊第四機動隊と交戦。

 

 

敵対状態となったのである。

 

 

 

 

『繰り返します!市民諸君は警官と軍の指示に従い、焦らず進んでください!!』

 

 

現在、封鎖エリア近郊の橋では最後の避難誘導が行われていた。

 

 

『現在、札幌市の一部は戒厳令下にあり、無断で外出した場合や検問での監査を受けない場合は法的な処罰を受けることになります!』

 

 

 

 

 

それから数時間後‥‥

 

 

 

避難は終了したと判断したカヤの指示の下、鎮圧が開始された。

 

 

『催涙弾撃てぇ!!!』

 

 

ポポポポポポン!!!!

 

 

機動隊は正義実現委員会の生徒相手に催涙弾を撃つが、キヴォトス人相手に我々の世界基準の常人相手に使用することを前提の催涙弾は効果が薄かった。

 

 

「ま、マジか…(;´・ω・)」

 

『第六機動隊各員は警戒ラインまで後退』

 

 

ジュギョン!ジュギョン!!

 

 

そこに警視庁特車二課第一小隊で使用されいて、現在は装備更新によって機動隊に管轄が移った機体である『MPL-14S パイソン』がやって来た。

 

 

パイソン隊は防盾を構えつつ現実世界の『M320A1 グレネードランチャー』に似た武器を指向し‥‥

 

 

 

『撃ぇ!!』

 

 

バム!バム!バム!!!

 

 

 

「うわぁ!?」

 

 

「ゲホゲホ!?」

 

威力過剰であるとしてお蔵入りされていたレイバーサイズの催涙弾によってさすがのキヴォトス出身の生徒たちもひるんだ。

 

 

『アリウス連隊各員、対ガス装備にて突入を開始。制圧検挙せよ!!』

 

 

「了解。行くぞ!!」

 

 

錠前サオリの指示の下、アリウス連隊は突入を開始した。

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、別の道では元SRTや元ヘルメット団・元スケバン・元風紀委員・元ヴァルキューレ系の元生徒達中心の部隊が展開していたが‥‥

 

 

 

『うわぁ!?風紀委員長だ!!』

 

 

『オイ馬鹿!逃げるなぁ!!』

 

 

 

空崎ヒナや聖園ミカ、剣先ツルギ等を主力とするネームド系の生徒達を指揮する先生の指揮能力もあって一進一退の状況であった。

 

おまけにカイザー部隊とも戦っているので混戦寸前である。

 

 

 

※とはいえカイザー相手には優勢そのものであるが‥‥

 

 

 

 

 

 

 

この時点においてカヤの判断は決して誤りではない。

 

 

一方に主力を投入して注意を引き、もう一方から攻勢をかける。

 

 

教科書通りと言えよう。

 

 

 

しかし、先生の即応力によってシャーレの主力とかち合ってしまい、すでに投入したレイバーである『スタンダード』三機がオシャカになってしまった。

 

 

 

この時、カヤを含めて誰もが気づいていなかった。

 

 

 

シロコ*テラーやアビドス組と先生の姿が見当たらないことに‥‥

 

 

 

そして十六夜咲夜の話を詳しく聞くために地下施設から十六夜咲夜やずん子らとともに大本営に移動したゆかりが先生なる人物と対話することになるなど‥‥。

*1
前線指揮所とは言いつつ大本営も札幌にあるので大本営の作戦会議室に前線指揮所が置かれている




次回 対話

スパロボYにてゴジラS.P.が参戦するようですが、本作で登場予定のゴジラはどんなデザインが良いでしょうか?

  • ゴジラS.P.
  • GODZILLA-ゴジラ-
  • GODZILLA -怪獣惑星-
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