スーパーロボット大戦 未知なる宇宙ヘ   作:島田愛里寿

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マブラヴの12.5事件最中の決起部隊が国連軍部隊を追いかけて米軍が合流したあたりです。


第六十七話

さて、札幌のゴタゴタが収束した頃。

 

 

マブラヴ世界の派遣部隊もゴタゴタに巻き込まれていた。

 

 

護衛支援の名目で同行した日本民族解放戦線と九州解放戦線の戦術機部隊は国連軍戦術機部隊に付き合わされる形で理由も説明されずに逃避行に同行。

 

 

米陸軍第66戦術機甲大隊と共に富士見台突破に付き合わされたが、何かあったのか一時的な休息になった。

 

 

 

その間に米軍指揮官のウォーケン少佐が白銀訓練生機に何かを指示し揉めていたが日本民族解放戦線及び九州解放戦線部隊は説明すらされていなかったので触らぬ神に祟りなしと言わんばかりに周辺警戒に終始していた。

 

 

 

 

しかし、直後に日本民族解放戦線でも使用しているAn225『ムリーヤ』多数が飛来し、94式戦術歩行戦闘機『不知火』による空挺降下作戦を実施。

 

 

これには同行していた羽黒や長波、野分は無論のこと『鈴木つづみ』も舌を巻いた。

 

 

 

「実行可能な戦法として日本民族解放戦線でも検討はされていましたがまさか実施するとは…。これは帰還後に報告しなければなりませんね」

 

 

とつづみは言ったという。

 

 

 

 

 

 

 

その後、決起部隊指揮官の狭霧尚哉大尉からの申し出によって30分の休戦が決まった。

 

 

 

その隙に日本民族解放戦線と九州解放戦線の指揮官は国連軍訓練部隊指揮官と米軍指揮官に問い詰めに向かった。

 

 

 

 

「いい加減にこちらにも話していただけませんかね?一体何を護送しているのですか?」

 

 

「説明もなしにいきなり横須賀に護送するから同行しろと言われたっきり何も言いませんしね?」

 

 

つづみも羽黒も部下をこれ以上危険に晒させるなら説明責任を果たせと言いたいのだ。

 

 

 

まりもやウォーケン少佐はその威圧感に押されたがだんまりを決め込もうとしていた。

 

 

そこに…

 

 

「鈴木つづみ様、島津羽黒様、少々よろしいでしょうか?」

 

 

帝国斯衛軍第19独立警備小隊の神代巽がやって来た。

 

 

「どうかしましたか?」

 

 

「はい。お二人と…いえ、よろしければ派遣部隊全員と対談したいととあるお方が申されていますのでご同行願います」

 

 

「「??」」

 

 

その言葉につづみも羽黒も頭を傾げたが、これ以上揉めるのもどうかと思い、部下を束ねて同行した。

 

 

 

数分後‥‥

 

 

 

「鈴木つづみ大佐及び島田羽黒様、そして部下の皆様を御連れしました。殿下」

 

 

「ご苦労です。神代」

 

 

 

「「っ!!!!????」」

 

 

神代が敬礼した相手を見て謁見の経験があるつづみや日本民族解放戦線の面々は驚愕し、派遣前の会談前に三人の姉と共に謁見が叶い、そのお顔を覚えていた羽黒や付き添いで謁見に参列した長波と野分は驚愕した。

 

 

 

なんと日本民族解放戦線にて最高権力者であり、日本人にとって象徴ともいえる天皇家の今上陛下。

 

 

第126代天皇 煌武院悠陽

 

 

外見も声もそっくりそのままで本人にしか思えなかったのだ。

 

 

 

「「っ!!きぉつけぇ!!!」」

 

 

つづみと羽黒はすぐさま声を張り上げ、部下たちの姿勢を正させ、

 

 

 

 

 

 

第126代現天皇煌武院悠陽陛下に敬礼!!!!」

 

 

 

 

と大声で言いながら敬礼した。

 

 

その姿は一糸乱れぬものであった。

 

 

 

 

「‥‥はい?」

 

 

 

敬礼を受けた当の本人は護衛の者達共々困惑していたが…

 

 

 

 

 

 

 

その後、ここが異世界だと思い出したつづみは敬礼を解かせ、彼女たちの天皇に似た人物の前に立って謝罪した。

 

 

 

「た、大変失礼いたしました」

 

 

「いえ、構いません。お呼びしたのは私ですので…」

 

 

そう言いながらこの世界において日本帝国の現政威大将軍の煌武院悠陽はつづみを真剣な目で見る。

 

 

「この度は大変なご迷惑をおかけしました。どうも私のことを知らされずに同行してくださっていたとお聞きしました」

 

 

「…い、いえ。陛下のような身分の高い御方の護送ともなれば秘密保持は鉄則。問題ありません」

 

 

つづみは悠陽にそう返す。

 

 

 

「では改めまして。私は皇帝陛下より政威大将軍の任を預かっております。煌武院悠陽と申します」

 

 

 

「日本民族解放戦線大佐 鈴木つづみです」

 

 

「九州解放戦線 島津羽黒です」

 

 

つづみと羽黒は悠陽に促される形で正座して対面し、自己紹介をする。

 

 

※ちなみに部下たちは後ろで立って待機している。気おつけした状態で

 

 

 

「それと…陛下と言うのはどういうことでしょうか?私は殿下という立場なのですが‥‥」

 

 

「それについてはご説明させていただきます」

 

 

つづみは悠陽や護衛の帝国斯衛軍第19独立警備小隊、さらに騒ぎを聞いて集まって来た国連軍部隊や米軍に対して説明を始めた。

 

 

「へい…失礼、殿下はこの世界においては征夷大将軍…いや、『政威大将軍』という任を預かっておられるとお聞きしましたが、私たちの世界では異なります」

 

 

「異なる…といいますと、私があなた方の世界にもいると居ると言うことでしょうか?」

 

 

「御推察の通りです。我々の世界の殿下は第126代現天皇陛下…この世界では皇帝の地位におられます」

 

 

 

「な!?」

 

 

つづみの説明に帝国斯衛軍第19独立警備小隊隊長の月詠真那は驚いた。

 

 

 

「…というと」

 

 

「はい。日本民族解放戦線の最高総司令官の結月ゆかり元帥は天皇陛下より『征夷大将軍』の地位を賜り、政府権限を代行しておりますが、政治・軍事両面において実質的な最高指導者でもあられます」

 

 

 

この説明にマブラヴ世界の面々が驚いたのは言うまでもない。

 

 

 

 

 

その後、狭霧尚哉大尉との面会騒動や米軍機の発砲によって戦闘に展開。

 

 

 

 

とはいえ、日本民族解放戦線と九州解放戦線の派遣部隊は将軍と共に離脱していたので巻き込まれなかったが………。

 

 

 

 

 

結局、決起は首謀者の狭霧尚哉大尉の戦死によって収束したが裏に米国やオルタネイティブ5推進派がかかわっていたのは明確であるとつづみは報告書に記載した。

 

 

 

さらに

 

 

 

『煌武院悠陽将軍殿下は我々の世界の煌武院悠陽今上陛下とお会いしたという意向である』

 

 

 

とも書き加えた。




次回 佐渡島奪還作戦への参加検討とヘラクレス押し付け計画

スパロボYにてゴジラS.P.が参戦するようですが、本作で登場予定のゴジラはどんなデザインが良いでしょうか?

  • ゴジラS.P.
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  • GODZILLA -怪獣惑星-
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