スーパーロボット大戦 未知なる宇宙ヘ   作:島田愛里寿

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第五話

猛烈な爆撃によって中華連邦軍とブリタニア軍は壊滅状態に陥った。

 

 

おまけに沿岸部は艦砲射撃で見るも無残な有様である。

 

 

これには流石の『ヘラクレス』も黙ってみているわけにはいかない。

 

 

『総員!あの爆撃隊を何としてでも止めろ!!』

 

 

ナデシコに乗艦してIS隊の指揮をとっていた千冬からの命令にまず動いたのはラウラ・ボーデヴィッヒであった。

 

 

彼女は自身のISである『シュヴァルツェア・レーゲン』のAIC(アクティブ・イナーシャル・キャンセラー)<停止結界>を展開させ、自分たち目掛けて降ってきていた多数の無誘導爆弾を空中で制止せしめた。

 

 

「くっ!まさか警告無しで攻撃を加えてくるとは!!」

 

 

『おそらくだが日本民族解放戦線としては我々は今回ブリタニアと行動を共にしていたから我々もこの世界の日本侵略に加担したと思われたのだろう』

 

 

「いい迷惑ですわね!」

 

 

ラウラの言葉に千冬が予測を立てるが、いまだに多数の爆撃機から大量の爆弾が投下され続けている。

 

 

これに憤ったセシリア・オルコットはIS『ブルー・ティアーズ』の〔ブルー・ティアーズ〕というビット型武器で爆撃機のうちの一機の撃墜を試みた。

 

※どこのファンネルだよ…( ̄▽ ̄;)

 

 

しかし…

 

 

バァン!

 

 

「「「「なっ!!」」」」

 

 

攻撃を受けた超大型の爆撃機から突然半透明のバリアが展開された。

 

 

 

そのバリアはIS<インフィニットストラトス>を使用している者達にはなじみ深い物であった。

 

 

「ぜ、絶対防御!?」

 

 

「そんな!!なんで爆撃機なんかに!それも異世界の爆撃機が装備しているんだ!?」

 

 

 

 

日本民族解放戦線航空戦略軍 爆撃隊編隊長機 An-71MD 大型戦略重爆撃機 機内

 

 

「おおう!一体何事ですか!?」

 

 

「敵からの攻撃が直撃したようです!幸い絶対防御システムが作動し、撃墜には至りませんでした!」

 

 

「そ、それは何よりです。いや~束博士に感謝ですね~」

 

 

そう、セリシアが攻撃したのは日本民族解放戦線航空戦略軍爆撃隊隊長機であり、セイカ搭乗機でもあったのだ。

 

 

ちなみにネタバレをするとこの爆撃機に搭載されている絶対防御システムはISの技術を応用した緊急防御用バリアシステムで篠ノ之束が開発・搭載していたのだ。

 

 

しかし、このシステムを搭載していたのはAn-71MD 大型戦略重爆撃機のような大型機のみであり‥‥。

 

 

 

『ひでぶっ!?』

 

 

『ああ!!B-52隊の4番機がやられたぞ!!』

 

 

『Tu-95隊!後部銃座からの弾幕を張るんだ!!』

 

 

『な、なんだあのひk…』

 

 

『っておい!!Tu-70KD数機が黒いKMFからのビーム攻撃で吹き飛んだぞ!!』

 

 

結構な損害が発生していた。

 

 

 

「あーもー!!全機!最後っ屁をぶちかましなさい!!最高速度で突っ切って逃げ切ります!!」

 

 

「了解!!各員!衝撃に備えろ!!」

 

 

ヒュッゥゴ!!バキュゥゥーーン!!

 

 

 

日本民族解放戦線航空戦略軍所有の各爆撃機には緊急時用にロケット推進装置を追加装備していた。

 

 

これによって過荷重状態での離陸を容易にし、敵機からの追撃を躱すという意図があったがそれが必要な状況下が今なのであった。

 

 

 

セイカ搭乗機を皮切りに全爆撃機隊は『ヘラクレス』やランスロット・ガウェインからの追尾を何とか躱すことに成功し、海上の艦隊も十分な打撃を与えられたと判断し、帰還していった。

 

 

ブリタニア軍は追撃を図ったが突如として降って来た空からのレーザー攻撃を受けて這う這うの体になったところで中断した。

 

 

「日本民族解放戦線…まさかあいつがいるのか?」

 

 

ナデシコの艦内で織斑千冬はそうつぶやき、艦長のルリに通信装置の使用許可をもらうために走った。

 

 

 

 

 

 

日本民族解放戦線 北海道 札幌航空基地

 

爆撃機隊が帰還したとの報告を受けたゆかりはマキとあかりを引き連れて札幌航空基地にやって来たのだが‥‥。

 

 

 

「なんてこった‥‥」

 

 

「まさか…ここまでの被害とは‥‥」

 

 

「大変申し訳ありません!!!」

 

 

マキとゆかりはそのあまりの損害に頭を抱え、指揮官であったセイカは土下座する勢いで頭を下げた。

 

 

なんせ超大型機の『An-71MD 大型戦略重爆撃機』と『惑星封鎖機構大型武装ヘリ ルビコプター』は無傷で済んだが、それ以外の機体は散々な状態だったからだ。

 

 

『B-52J ストラトスフォートレス』に関しては作戦参加機のうち四分の一が被撃墜・損傷し、『Tu-70KD 大型戦略重攻撃機』『B-1B ランサー』の二機種は半数近くが損傷。『Tu-95MS-16J ベア』に至っては速度が他の機体よりも遅かったのも相まって作戦参加機の八割が損傷し、損傷機の約半数が廃棄処分、さらに二割が被撃墜されるという大惨事であった。

 

 

これについてはセイカに非はない。

 

 

元々損害を覚悟した上での強行爆撃であったので日本民族解放戦線上層部も覚悟はしていたが、まさかここまでの損害を被ることになるとは想定していなかったのだ。

 

 

幸い、撃墜判定となった機体の大半はブリタニア領域内では無理やり飛行を続けていたが、結局損傷が祟って、日本民族解放戦線の領域内に不時着・着水したので人的被害は最小限度にとどまったが‥‥。

 

 

 

「それで一体何があったんですか!?」

 

 

「は、はい…。『ヘラクレス』所属の機体からの攻撃を受けまして…」

 

 

その頃、日本民族解放戦線司令部では因縁のある面々による通信が行われていようとしていた。




次回 因縁

明日の午前八時頃の更新を予定しております!

アーム・スレイブ(AS)とレイバーが戦うシーンを今後書く予定なのですが、M9ガーンズバックや傭兵のASと善戦するレイバーはどれがいいでしょうか?

  • 99式空挺レイバー ヘルダイバー
  • HAL-X10
  • AV-0 ピースメーカー
  • AV-X0 零式
  • クラブマン・ハイレッグ
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