スーパーロボット大戦 未知なる宇宙ヘ   作:島田愛里寿

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今回はみょうこうさんからのご提案で、ARMORED COREⅥの惑星封鎖機構残存執行艦隊&政府宇宙軍です!!


第九十一話

先日、軍の醜態を世界にさらした三大レジスタンス連合は未だ何のアクションも起こさないブリタニアに警戒しつつ、軍の再編と復旧を急いでいた。

 

 

 

そんな時‥‥

 

 

 

 

軌道上 装甲駆逐艦『宗谷』

 

 

軌道艦隊の中で数少ない生き残りである装甲駆逐艦『宗谷』は衛星軌道上に散らばったデブリの撤去がてら宙域の哨戒に当たっていた。

 

 

 

 

「はぁぁああああ…。先日の軍の失態…恥ずかしいことこの上ないですねぇ‥‥」

 

 

 

「言うな。考えないようにしているんだから‥‥」

 

 

そう言いながら宗谷の乗組員たちは哨戒を続ける。

 

 

 

なんせ先日要塞を過激派に占拠された挙句に、無関係の国にまでICBMを放たれそうになるなんて醜態を世間に攫えしたのだ。

 

 

同じ軍人として恥ずかしい。

 

 

 

おまけに当人たちは発射にはゆかり・マキ・あかりの三人しか持っていない発射キーが必要だと知らずに発射しようとしていたのだから聞いて呆れる。

 

 

 

※ちなみにキー無で発射する方法は無いことはないが、指紋認証システムがある上に足立レイに警告が送られる。おまけに無理に発射しようとすればシステムが停止する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな時、哨戒を続けていた宗谷の近くで再びパンドラゲートが発生した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道 大本営 (現在、日本民族解放戦線…もとい、三大レジスタンス連合総司令部として使用中)

 

 

 

「はぁ?また異世界からですか??」

 

 

『はい。しかも今度は宇宙艦隊です!』

 

 

「う、宇宙艦隊ぃ!?…はぁ、面倒ごとが増えますね。それでどのくらいの規模ですか?」

 

 

 

 

『二個勢力のようです!しかし、大半の艦が大破状態であり、健在な艦艇は合計で12隻です!』

 

 

 

 

 

 

 

 

日本民族解放戦線航空戦略軍管轄 軌道エレベーター軌道港

 

 

アロウズ艦隊によって放たれたフレイヤの被害から、ある程度復旧した軌道港では、襲撃の際に偶々哨戒に出ていて生き残っていた装甲駆逐艦を総動員して、異世界から来た艦隊のうち健在な艦を港内に曳航。

 

 

ハッチを工具で切断しながらヨルハ部隊とヘルダイバーズが共に生存者救助を行っていた。

 

 

 

 

さらに残骸となっていた艦艇も次々と運び込まれており、三大レジスタンス連合の各研究部門の人員が軌道エレベーターで続々と送られていた。

 

 

 

 

 

 

 

漂流艦 推定戦艦級 旗艦クラス 艦内

 

 

 

ジジジジジジジジジジジジ!

 

 

 

『まだか?』

 

 

 

『もう少しです!』

 

 

 

ヨルハ部隊の女性アンドロイドたちはバーナーで隔壁を切り開こうとする工員に進捗状況を聞いた。

 

 

作業中の工員はもう少しだと言うが、そう言ってからすでに十分が経過している。

 

 

 

どうもただの素材で作られた隔壁ではないようで、手間取っているのだ。

 

 

『よう。大丈夫か?』

 

 

 

そう言ってきたのは、『S.H.A.R.K.S』のリーダーである蒼海マコであった。

 

 

 

ゆかりからお願いされて軌道エレベーターで部隊の部下と共に地上からいの一番に上がって来たのだ。

 

 

 

『ああ!マコさん!!現在、工員が作業をやってくれていますが、なかなかうまくいっておらず…』

 

 

 

ヨルハ部隊の一名がそう説明する。

 

 

『そうか‥‥。んで向こう側には空気があるんだよな?』

 

 

『は?はい、それは確認済みですが…?』

 

 

 

マコはヨルハ部隊員に何故かそう聞いた。

 

 

 

確かに向こう側にも空気があるし、生命反応もあった。

 

 

 

これはヨルハ部隊の調査で確認済みであるし、この通路も一応は空気が残っている。

 

 

 

しかし、隔壁の向こう側のことを今聞いてどうすると言うのか…?

 

 

 

『そうかそうか。それなら都合がいい。おい、シロナ。やれ』

 

 

 

『まったく…』

 

 

 

そう言うマコに呆れながら前に出てきたのは、赤狩場(あかかりば)シロナ

 

 

『S.H.A.R.K.S』随一の盾役である。

 

 

 

シロナは自身の仕事道具でもある大盾を構えると、

 

 

 

ドッガッシャアアアアアン!!!

 

 

 

 

『『『どわあああああああ!?』』』

 

 

 

 

キヴォトス人自慢の身体能力を駆使して一気に隔壁に盾ごとぶち当たった。

 

 

 

それを見た工員やヨルハ隊員、ヘルダイバーズ隊員達は驚愕した。

 

 

 

 

なんせぶち当たった衝撃で、隔壁に大穴が開いたからだ。

 

 

 

 

 

『ほら通れるだろ。さっさと行くぞ』

 

 

 

そう言いながらマコは各壁内に入っていった。

 

 

 

 

そこには、白髪の少女と黒髪の少女を筆頭に多数の人員が気絶していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大本営

 

 

 

「ほうほう、では各艦の機関部を徹底的に調査してください。もしかしたら宇宙艦隊の再編が叶うかもしれません」

 

 

ゆかりは電話先にそう言いながら各所に指示を出し続けている。

 

 

 

 

なんせ、先日起きた要塞イントレランスの事件でヘラクレスに頭を下げて感謝しなければならなかったが、他国から見たらそうも言っていれれなかった。

 

 

 

特にアドルフ・ゲッペルス率いるEU(欧州連合)はヘラクレスの再編を強く求めた。

 

 

 

当人たちに自覚が無かったとしても、どうしてもブリタニア帝国に組していると他所から見たらそう見えてしまう。

 

 

 

 

三大レジスタンス連合としても先日の件は自分たちの醜態が原因なので、どうこう言えないが、流石に組織再編を第三の勢力の監視の下で行ってほしかったのだ。

 

 

この機会に真に中立になるように圧を掛けることにしたのだ。

 

 

 

 

それにエナストリアとの外交や、核攻撃以降、静かになっている神聖ブリタニア帝国への警戒も必要である。

 

 

 

 

 

そのあたりの要求の為に外交調整や、ブリタニアへの警戒の指示で大忙しであった。

 

 

 

 

 

 

 

この拾得物が革命を起こすとはこの時、誰も知らなかった。





今回登場した白髪の少女と黒髪の少女は、「CoeFont」の公式キャラクター『アリアル』と『ミリアル』をイメージしてください!


次回 妖………?



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