魔法科高校の劣等生~魔王と剣士の血を引きし天災~(現在一時凍結中) 作:B.Raven
今回と次回はオリジナルです。
今回は少し短いですが、どうぞ
「今日は疲れたな~」
「そんなこと言って稽古サボらないでよね、由烏虎の稽古を見たいって言う門下生も多いんだから」
「どっちかって言うと稽古をつけてほしいって人の方が多いんだろうけどな」
「ハハハ、それは言えてるわね」
「笑い事じゃねえぞ、只でさえ今日の俺は仕事や挨拶で忙しいんだから」
「ハイハイ悪かったわよ、アタシだって一緒に挨拶しなきゃいけないんだから気にしないの」
「まぁ、そうなんだけどさ……っと着いたな」
そんな会話をしているうちに千葉家に着いたので由烏虎は家へ入る。エリカも少し遅れて入り、
「今からどうするの?」
「そうだな、夕方にアイツから道場に通話が入るだろうからそれまで稽古をするよ。母上と叔母上への連絡は飯食って胴着に着替えてからにするから、そのときに居てくれれば良いよ」
「うん、分かった。それまでにアタシも準備は終わらせとくね」
「すまんな、わざわざ
「気にしなくても良いよ、アタシは由烏虎と一緒に居られるならそれで良いし」
「そうか、じゃあ後で」
「あっ、ちょっと待って」
「ん、どうかした?」
「達也君から聞いたんだけどさ、由烏虎の婚約者ってアタシの他にもまだいるんだってね?」
「あっ、それは、そのですね……」
「説明してくれるよね、由烏虎さん?」
「……はい、分かりました」
エリカの笑顔(但し目は笑ってない)に勝てる由烏虎ではないので、自分の婚約者が4人いること、その事を知らない婚約者はエリカとUSNA にいる子だけだったことなど、色々な情報をエリカに白状した。エリカはこんなにも大切な事を隠していた罰として、一週間ずっと学校で一緒に過ごすようにと言ったが、由烏虎はこれぐらいで許してもらえるならと快諾した。
「じゃあ、聞きたいことも聞けたし、また後でね~」
「あぁ、また後でな」
由烏虎とエリカは同じ『千葉』の名字ではあるが、家族構成が両方ともややこしいこともあり、道場以外ではほとんど一緒に居られない。
由烏虎はそれに加えて『四葉』、『第一○一旅団、独立魔装大隊』という立場もあり、それが原因でもあるのだが。
由烏虎は手っ取り早く飯を食べ終わり、胴着に着替えて居間へと入る。ちょうど同じタイミングでエリカも入ってきたので、『四葉家本邸』の四葉家当にして由烏虎の母、四葉 真夜へ回線を繋ぎ、エリカを少し後ろ側へ下がらせる。何コールか後に相手が出た。
『久し振り、になるのかしらね。由烏虎さん、あなたが立派に育ってくれて私も嬉しいわ』
「お久し振りです、母上。何日も家を空けることになってしまって申し訳ありません」
『いえ、気になさらないで大丈夫ですよ。軍の方のお仕事というのは聞いていましたからね。それで、今日は何かありましたか?』
「今日は、母上と叔母上に入学のご報告を、と思いまして。達也と深雪、そしてエリカにも会えましたから」
と言って、エリカを隣に立たせる。
「ご無沙汰しております、お義母様」
『えぇ、お久し振りです、エリカさん。由烏虎さん、少し待ってくださいね。そろそろ深夜が来ると思いますから』
それから2,3分後に由烏虎の叔母、四葉 深夜が到着した。真夜は結婚し、夫婦で由烏虎を育てているが、深夜は司波 龍郎と結婚したが、3年前に離婚し、妹夫婦や穂波と共に達也と深雪を育てている。
『遅れて申し訳ありませんね、由烏虎さん、エリカさん』
「いえ、お気になさらないでください、自分の子供を優先するのは当たり前のことですから」
『そう言ってもらえると助かります』
「叔母上、達也さんと深雪さんの第一高校入学おめでとうございます」
『ありがとうございます。そちらもご入学おめでとうございます』
「「ありがとうございます」」
「では、母上、叔母上、自分達は稽古がありますのでこの辺で」
『あっ、そういえば、また
「ご忠告ありがとうございます。それでは」
『えぇ、それでは』
そうあいさつを済ませ、通話を切る
「さて、じゃあ稽古しに行こうか」
「ご指導よろしくお願いしますよ、『天災』様?」
二人はふざけあいながらも道場へ足を進めていった
─────to be continued─────
中途半端と思われるかもしれませんが、今回はここまでになります。
次回は稽古の様子を書いていきたいと思っていますのでよろしくお願いします。