盛りすぎた少女のヒーローアカデミア   作:YY:10-0-1-2

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 基本的に第三者目線なので初投稿です。


私の個性の強さは……53万です

 

 御園の手には一週間前に全てを破壊し尽くした(色んな意味で)はずの雄英の合否通知が。

 

 案の定、筆記試験は問題無し。実技の方ではなんとほぼ全ての敵を倒してしまったので問答無用の合格だ。

 

 救助活動(レスキュー)ポイント? そんなもの浜で死んだよ。

 

 「さぁて、ヨユーで合格したって訳だけど……何しよっか! うーん……誰かと会う訳でもないしなぁ…」

 

 だが、御園はなんでも出来るが故に暇であった。

 正直自分は絶対に受かるという自信があったからだ。

 

 「まぁ、そりゃ『ノーマン』とか『カーズ』とか『L』とかのIQ詰め込んだら何でも解けるわな。許さんぞ天才ども…」

 

 彼女の個性故、何でも出来てしまうのだ。

 

 個性名【オタクパワー】

 

 名前ふざけてんだろと思ったそこのあなた。これはチートと呼ばれるものです。

 

 個性の詳細は『自身が好きだと思う作品全般、及び好きな物やYouTubeの全てを出現させられる』というもの。

 つまりは、漫画、アニメ、ゲーム、挙句の果てに特撮モノやVTuberなるものまで全てが思いのままに出せるのだ。

 

 チートだよチート。

 

 「まぁ、中学生の時に虐められてたのは伊達じゃないよね」

 

 そのせいで虐められていたが、考えるのが面倒くさくなって虐め返したのは内緒だと本人は語る。

 

 「さぁて、そんなら宇宙に飛んでフォーゼ*1でもしようかな……」

 

 フォーゼを動詞にするな。(憤慨)

 すると、家のチャイムが鳴り響く。

 

 「これは……寿司だな? まぁ、そろそろ寿司食わないと死ぬ予定だったし結構だな」

 

 そう言って扉を開ける。

 そこには、ボブカットの少女が立っていた。

 

 「あっ、やだ……まだメイクしてない…」

 「ん?」

 

 少女は要らなくない? と首を傾げる。

 すると、御園はその少女の肩に手を置く。

 

 「あのね。女子にはメイクって必要不可欠なんだよ。知らないのゆーちゃん?」

 

 

 ゆーちゃんと呼ばれた少女は首を横に振る。

 ゆーちゃん……基、小大唯は部屋へと入って手に持っていた寿司を置く。

 

 「ん(あげる)」

 「やった! ゆーちゃんも食べなよ! 食べなかったら死ぬぜ! 食べたら大丈夫だ。問題ない」

 「ん(相変わらず何言ってるか分からないね)」

 

 圧縮言語にも程があるだろとは言わないお約束だ。

 そして唯にすら何言ってるか分からないと言われる始末。

 

 「そりゃ、脳みその歯車がひゅーとやってひょいして出来たのが魚なんだから仕方がないよな」

 「ん…?(魚…?)」

 「そ。レイトウ本マグロ」

 

 それモンハンだろ。

 なんで脳みその歯車がレイトウ本マグロになるのかは意味不明だが、とにかくそういう事なんだろう。(語彙力の消失)

 

 「それで、ゆーちゃんは受かったの?」

 「ん!(受かったよ!)」

 「おおっ! 私も私も! やっぱり私たちには切っても切れない縁があるんだよ」

 

 唯は縁……? と首を傾げる。

 

 「えー!? 酷い……目と目があったから縁が出来たんでしょ?」

 「ん(そうだった)」

 

 出会い方と縁の作り方ドンブラザーズかよ。

 ツッコミを入れたくなるが大人しくしてよう。

 

 「あぁ、懐かしい……あの時はまだ私たちは小さかった…。故にこの世界の見えなかったものが見えてきたのだよ…」

 「ん……?(そんなことあった……?)」

 

 おい唯を困らせてどうすんだ。

 どんどんと自我か強くなってくるものの、ツッコミを入れずに入れない。

 

 そんな御園は目をカッと開ける。

 

 「一緒のクラスに! なれるといいね!! もう一度仲間と呼んでくれますか!?」

 「ん(当たり前でしょ)」

 

 あら優しいとお口に手を当てる御園。

 ちなみに言っておくが唯は終始この調子の御園の事をマジで親友だと思っている。わぁ怖いね。

 

 「くそ! 私が男だったら唯のことブチおかs…」

 「ん?(それはそうと個性の方はどう?)」

 

 危うく18禁みたいなことを言い出しかけた御園の言葉をズバッと切り裂く唯。

 気を取り直した御園は首を横に振る。

 

 「めっちゃダメ」

 「ん(ダメかぁ)」

 「うん。色んなアニメとか見てないとあんまり使いようがないってのが欠点かな」

 

 こんなチート個性でも弱点はある。

 それは『ハマらなかったら使えない』ということである。

 

 例えば面白いアニメがあったとしよう。そこに出てくる技を使いたいと思えば使えるというまさに夢のような個性だ。

 だが、彼女自身がその作品にハマらない限り、使えない。

 

 とどのつまり、彼女がオタクだったから使えてるだけで、そうじゃなかった場合速攻ではずれ組になるという欠点を抱えてる。

 なので、彼女はある意味個性伸ばしをしている。

 

 「唯の個性は出来るんだけどね〜」

 

 と言いつつ箸を大きくしたり小さくしたりする。

 そう、ヒーローオタクになることにしたのだ。

 

 ヒーローオタクなんかよりもアニメやゲームやってた方がいい?

 そりゃそうだが、そんなのつまらないだろうし、アニメやゲームを見続けたり、やり込むのも酷である。 

 

 ならば、憧れのヒーローや敵などを見ればいいのでは? 飽きないだろうし。となった訳だ。

 

 その第1号が唯な訳だが。

 

 「ヒーローオタクな子いないかな〜話し合いたい」

 「ん(そんな都合よくいるかな?)」

 

 います。*2

 

 「ま、寿司食べようよ。私腹ぺっこぺこぺこーらでさ」

 「ん?(また新しい語録?)」

 「いや、これは私がついさっき考えた言葉。商標登録する気だけど、ゆーちゃんは無料で使っていいよ」

 「ん!(やった!)」

 

 ……御園のせいで唯も唯でかなりぶっ飛んでいたことをここに記しておく。

*1
月面で遊ぶこと。何言ってんだこいつ

*2
???「ハックション」





 前回の個人的に好きなセリフ。
 「トトロ! あなた戸愚呂っていうのね!」

 無我夢中で書いててこれ出てきた時爆笑してた。今思うとあの時はどうかしてたんだろうなぁと思う。
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